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本編
17.脱獄(*)
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性悪女の誘惑シーンと暴力シーンがあります。
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公爵家の敷地の外れにある監獄にルチアは捕らえられていた。ルチアの両親の嘆願でルチアは未だに処刑されていない。
監獄の中は、鉄格子のはまった小さな窓が高い天井のすぐ下にあるだけで、日光がほとんど入らず、1年中薄暗くてひんやりしている。今は夜なので、僅かな月明りが入る他はルチアの牢の前に灯りが1つ点いているだけでもちろん昼間より暗い。
重罪人のルチアの牢は、牢番が2人で見張っていた。
「ねえ、あんた達、いいことしない?気持ちよくさせてあげる」
ルチアは、腹が突き出ている中年の牢番達に胸をはだけて見せた。薄暗い中でも白い肌の乳房はぼうっと浮かび上がって見える。2人はちらりと見てすぐに目をそらした。ルチアは牢番達の反応を気にせず、はだけた胸を自分で揉み始めて股間にも手を伸ばす。
「ああ…」
ルチアの痴態に牢番達は、いつの間にか鼻息を荒くして鉄格子のすぐ前に陣取り、目が釘付けになっていた。
「ねえ、私といいことシよう?中に来てくれれば3人で気持ちいいことできるよ」
ルチアは自慰をしながら牢番達に向かって股を大開きにした。久しく女に触れていない牢番達は目を見開いてルチアを凝視し、自らの股間に手を伸ばす。
とうとう我慢できなくなった牢番達は、目配せし合ってルチアの牢の中に入った。2人がルチアに手を伸ばそうとした瞬間、ルチアは矢継ぎ早に2人の股間を思いきり蹴った。2人がもんどりを打って激痛に床を転げまわっているうちに両腕でそれぞれの首を挟み、腕に力を込めてギリギリと絞める。ゴキッと変な音がして牢番達の手足がダランと弛緩し、床に伸びた。
「あーあ。バカな奴ら。鼻の下を伸ばしたばっかりにね」
ルチアは、牢番の1人を裸にひん剥き、腰に付いていた鍵束を取った。
「臭い服だけど仕方ないか」
牢番のズボンのウエストはルチアには大きすぎるが、ベルトで締めて落ちないようにする。ルチアは女性としては背が高く、ずんぐりむっくりの牢番のズボンの丈はぴったりだった。
ルチアは牢番の服を全身に纏い、髪をくしゃくしゃにして牢を出た。ルチアが捕らえられていたのは重罪人用の牢で、その区画に今捕らえられているのはルチアだけだ。ルチアは牢番のいそうな場所を避けて監獄の入口にたどり着いた。そこには見張りが何人か立っており、様子のおかしい『牢番』を訝った。
「おい、交代はまだだろ?」
「交代は永遠に来ないさ」
それを合図にルチアは1人目の牢番を殴って剣を奪い、残りの牢番達をあっという間に切り伏せた。
ルチアは同じ敷地にある公爵邸へ急ぎ、とある場所で壁に張り付いてするすると登っていく。行きついたのは、マリオンの寝室のバルコニー。ルチアはバルコニーに立つと、剣の柄で窓の取っ手部分の窓ガラスを慎重に割り、中へ手を入れて窓を開けた。ガラスの割れ目に手首が触れて血が出たが、ルチアは気にしない。窓を割る時に少しパリンと音がしてもマリオンの寝室に騎士が入って来る様子はなかった。ルチアはそのまま寝室の中心に置かれている寝台に向かった。布団の膨らみに向かって剣を振りかぶったその時、布団の中から出てきた騎士が応戦した。
「チッ!」
ルチアは騎士を適当に躱してマリオンの寝室を飛び出した。
ルチアと剣を交わした騎士が合図を出したのか、公爵邸の中が騒がしくなってきた。ルチアの後ろに走る音が迫って来る。ルチアの目は、廊下の先で騎士2人が臨戦態勢で守っている部屋の扉に向いた。ルチアは電光石火で2人とも切り伏せ、部屋の中へ押し入った。
「ル、ルチア!貴女、いったいどうやって?!」
剣戟の音ですっかり目が覚めたマリオンは寝台の上で恐怖に縮こまっていた。
「あんたみたいにただ守られてる無能な女とは違うのよ!」
「黙れ!」
寝台の横で寝ずの番をしていた騎士2人がルチアに襲いかかった。
「ぐうっ!」
騎士の1人がルチアの剣に腕を切り裂かれて剣を落とした隙にルチアはとどめを刺し、もう1人と剣を打ち合い続けた。
マリオンはガタガタ震えながら寝台から這い降りて床を四つん這いになりながらそろそろと扉に向かった。
ルチアは流石に疲れが出てきて、2人目の騎士に剣を飛ばされた。
「クソッ!」
ルチアは目にもとまらぬ速さで床を這うマリオンを捕らえ、彼女の首を腕で挟んだ。
ちょうどその時、ダダダダと足音が聞こえ、大勢の騎士が部屋になだれ込んできた。
「全員、剣を捨てろ!さもなければこの女の首をへし折るぞ!」
騎士達は不安な表情で剣の構えを解いて互いに見合った。ルチアは腕に更に力を込めてマリオンの首をますます締め上げる。
「うう“…ルチア…や”…め…で…」
首に力を入れられてマリオンの顔が苦痛に歪んで赤くなり、手足がだらんと伸びた。
「お嬢様っ!」
騎士達は顔色を青くして叫んだ。
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公爵家の敷地の外れにある監獄にルチアは捕らえられていた。ルチアの両親の嘆願でルチアは未だに処刑されていない。
監獄の中は、鉄格子のはまった小さな窓が高い天井のすぐ下にあるだけで、日光がほとんど入らず、1年中薄暗くてひんやりしている。今は夜なので、僅かな月明りが入る他はルチアの牢の前に灯りが1つ点いているだけでもちろん昼間より暗い。
重罪人のルチアの牢は、牢番が2人で見張っていた。
「ねえ、あんた達、いいことしない?気持ちよくさせてあげる」
ルチアは、腹が突き出ている中年の牢番達に胸をはだけて見せた。薄暗い中でも白い肌の乳房はぼうっと浮かび上がって見える。2人はちらりと見てすぐに目をそらした。ルチアは牢番達の反応を気にせず、はだけた胸を自分で揉み始めて股間にも手を伸ばす。
「ああ…」
ルチアの痴態に牢番達は、いつの間にか鼻息を荒くして鉄格子のすぐ前に陣取り、目が釘付けになっていた。
「ねえ、私といいことシよう?中に来てくれれば3人で気持ちいいことできるよ」
ルチアは自慰をしながら牢番達に向かって股を大開きにした。久しく女に触れていない牢番達は目を見開いてルチアを凝視し、自らの股間に手を伸ばす。
とうとう我慢できなくなった牢番達は、目配せし合ってルチアの牢の中に入った。2人がルチアに手を伸ばそうとした瞬間、ルチアは矢継ぎ早に2人の股間を思いきり蹴った。2人がもんどりを打って激痛に床を転げまわっているうちに両腕でそれぞれの首を挟み、腕に力を込めてギリギリと絞める。ゴキッと変な音がして牢番達の手足がダランと弛緩し、床に伸びた。
「あーあ。バカな奴ら。鼻の下を伸ばしたばっかりにね」
ルチアは、牢番の1人を裸にひん剥き、腰に付いていた鍵束を取った。
「臭い服だけど仕方ないか」
牢番のズボンのウエストはルチアには大きすぎるが、ベルトで締めて落ちないようにする。ルチアは女性としては背が高く、ずんぐりむっくりの牢番のズボンの丈はぴったりだった。
ルチアは牢番の服を全身に纏い、髪をくしゃくしゃにして牢を出た。ルチアが捕らえられていたのは重罪人用の牢で、その区画に今捕らえられているのはルチアだけだ。ルチアは牢番のいそうな場所を避けて監獄の入口にたどり着いた。そこには見張りが何人か立っており、様子のおかしい『牢番』を訝った。
「おい、交代はまだだろ?」
「交代は永遠に来ないさ」
それを合図にルチアは1人目の牢番を殴って剣を奪い、残りの牢番達をあっという間に切り伏せた。
ルチアは同じ敷地にある公爵邸へ急ぎ、とある場所で壁に張り付いてするすると登っていく。行きついたのは、マリオンの寝室のバルコニー。ルチアはバルコニーに立つと、剣の柄で窓の取っ手部分の窓ガラスを慎重に割り、中へ手を入れて窓を開けた。ガラスの割れ目に手首が触れて血が出たが、ルチアは気にしない。窓を割る時に少しパリンと音がしてもマリオンの寝室に騎士が入って来る様子はなかった。ルチアはそのまま寝室の中心に置かれている寝台に向かった。布団の膨らみに向かって剣を振りかぶったその時、布団の中から出てきた騎士が応戦した。
「チッ!」
ルチアは騎士を適当に躱してマリオンの寝室を飛び出した。
ルチアと剣を交わした騎士が合図を出したのか、公爵邸の中が騒がしくなってきた。ルチアの後ろに走る音が迫って来る。ルチアの目は、廊下の先で騎士2人が臨戦態勢で守っている部屋の扉に向いた。ルチアは電光石火で2人とも切り伏せ、部屋の中へ押し入った。
「ル、ルチア!貴女、いったいどうやって?!」
剣戟の音ですっかり目が覚めたマリオンは寝台の上で恐怖に縮こまっていた。
「あんたみたいにただ守られてる無能な女とは違うのよ!」
「黙れ!」
寝台の横で寝ずの番をしていた騎士2人がルチアに襲いかかった。
「ぐうっ!」
騎士の1人がルチアの剣に腕を切り裂かれて剣を落とした隙にルチアはとどめを刺し、もう1人と剣を打ち合い続けた。
マリオンはガタガタ震えながら寝台から這い降りて床を四つん這いになりながらそろそろと扉に向かった。
ルチアは流石に疲れが出てきて、2人目の騎士に剣を飛ばされた。
「クソッ!」
ルチアは目にもとまらぬ速さで床を這うマリオンを捕らえ、彼女の首を腕で挟んだ。
ちょうどその時、ダダダダと足音が聞こえ、大勢の騎士が部屋になだれ込んできた。
「全員、剣を捨てろ!さもなければこの女の首をへし折るぞ!」
騎士達は不安な表情で剣の構えを解いて互いに見合った。ルチアは腕に更に力を込めてマリオンの首をますます締め上げる。
「うう“…ルチア…や”…め…で…」
首に力を入れられてマリオンの顔が苦痛に歪んで赤くなり、手足がだらんと伸びた。
「お嬢様っ!」
騎士達は顔色を青くして叫んだ。
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