咎の伝記

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第3章 亡霊達の花束

#20『巡る魂』

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めぐたましい



《デルカダール地方ちほう――アディむら

正門せいもん
デューイ「5人ごにんとか意味いみわかんないし」
スッ

デューイ『串刺くしざし』

ズッ…
リリ「!」
デューイ「ほら、どこからるかすら予想出来よそうできない」
リリ「…」
デューイ「そんなおまえのどこにてる未来みらいがあるんだよ!!」
リリ「たしかにわたしはおまえはなはり姿すがたえないが」
ダダッ
デューイ「!」
リリ「せいっ!!!」
ドゴッッ
デューイ「――っは…!!」
ガク
リリ「仇討かたきうちなんて所詮しょせんけがれた血塗ちまみれの衝動しょうどうだよ。きなだけしてみろ。その程度ていどではわたしくっしはしない」
デューイ「げほっ…ぇほっ……っは…!!」
ググッ
リリ「くるしそうだなデューイ。見下みくだされるのがいやか?にくをしてる」
デューイ「…ッ」
リリ「だがな…だが……ッ」
ギリッ
リリ「おまえころしたあのむら人々ひとびとは…うらみなどはるかに……!!!」
ケイパン(リリさん…)
デューイ「…っはは」
パチンッ
ドスススス
リリ「!」
ボタボタ
ポン「右腕みぎうでが…!!」
デューイ「そうだな…おれたしかにあのむら人間にんげんころした」
コキッ
デューイ「でもおかげでおれはもっとつよくなれるんだ」
ニヤッ
リリ「なに…?」
バアロ「つよくなりたいからむらひとを…?」
バアロ(行動原理こうどうげんりが…何故なぜ……?)
デューイ「まれったつよさってのはさ…わらないんだよ」
ヨロッ
リリ「…」
デューイ「つよちからったやつは最初さいしょから最強さいきょうで…つよいからよわやつらの気持きもちがからなくて…だから強者きょうしゃ弱者じゃくしゃ侮蔑ぶべつする」
スッ
デューイ「おれよわくない!!つよくなれるならなんだってやるさ!!!」
リリ「…だからこのむらつみなき人達ひとたちころしたのか」
デューイ「おれつよさのかてになったんだ!!」
リリ「…ッ」
デューイ「ここにいる全員ぜんいんころしてやる!ころすさ!!おれつよくなる!!」
ケイパン「あいつ…」
バアロ「…」
リリ「だまれ!!!」
ボグッ
デューイ「ッ!!」
リリ「なにつよさだ…なに最強さいきょうだ……おまえ野望やぼうなどったことか!!!」
ゴォッ
リリ「自分じぶん野望やぼうのためにつみなきひと犠牲ぎせいにして…おまえ何故笑なぜわらえる」
ギリッ
デューイ「…っはは、だれ理解りかいされなかろうとったことかよ」
ググッ

ーーー
使つかえん。血筋汚ちすじよごしだ」
バシャッ
デューイ「――ッ」
「とっととせろ。二度にどさともん通過つうかすることをゆるさん」
デューイ「おれ…は…ッ」
はやせないか!!!失敗作しっぱいさくが!!!!!」
ーーー

デューイ「つよくなることが…おれ象徴しょうちょうなんだよ……ッ!!」
リリ「おまえ…ッ」
スッ
ガシッ
ケイパン「ってリリさん!!」
リリ「!?」
ルルカ「おにいさん…!!」
リリ「なにをするんだ!はなしてくれ!!」
ケイパン「気持きもちはかるけど…たのむ!!」
リリ「気持きもちなどかるものか!!大切たいせつ存在そんざいない日々ひび気持きもちなど誰彼全員だれかれぜんいんかるものじゃない!!!」
ケイパン「…ッ!!」
バアロ「…いいんじゃないですかね」
ケイパン「え…」
バアロ「何故止なぜとめるのですか?ケイさん」
ザッザッザッ
ケイパン「バアロ…?」
バアロ「かれむら人達ひとたちころした。それは事実じじつのはずです」
リリ「…!!」
バアロ「わたしかばてする理由りゆうつかりません」
ケイパン「でも…」
バアロ「あぁ、めてはいませんよ勿論もちろん!」
スッ
バアロ「ただおしえてしいんです…復讐ふくしゅう気持きもちをなにえろと……?」
ニコッ
ズズズ
ケイパン「それ…は…!!」
ポン「……」
リリ「…たくないならここからはなれていいよ」
バッ
ケイパン「!」
リリ「わたし気持きもちはわらない」
ザッザッザッ
ギリッ
ケイパン「……ッ!!」
ズズッ
バクゥゥゥゥゥゥゥンッッ
リリ「!?」
ポン「なにあれ…へび…!?」
ケイパン「――!!」
バアロ「……」
デューイ「…!!」
ザッザッザッ
?①「やはり真実しんじつかくすのは愚策ぐさくさ。デューイ」
ケイパン「だ、だれ…?」
デューイ「な、なんでたんだよ…約束やくそくちがうだろ!!」
?①「なんでって…まってるじゃないか」
デューイ「!」
?①「ぬことまでは約束やくそくふくめていないからね」



ミルディ「わたしそばからはなれることは許可きょかしないよ、相棒あいぼう
150歳ひゃくごじゅっさい#おんな
     :魔王まおうやみまり遇者ぐうしゃちた魔族まぞく
      デューイと行動こうどうともにしている。
      強力きょうりょく魔力まりょくわりこした悪行あくぎょうすくない。



ザッザッザッ
ミルディ「君達きみたちたたか一旦終いったんおわりだね」
ポン(このひと…なんてやみあつ……!!!)
ミルディ「!」
ニコッ
ポン「え…っ」
ミルディ「まったく!こんなに怪我けがして…わたしがどれだけ心配しんぱいしててたか!」
デューイ「やめ…ろっ!!」
バシッ
ミルディ「!」
デューイ「なんでたんだ!?すつもりか!?」
ミルディ「…そんなわけじゃ」
リリ「て」
スッ
リリ「おまえ遇者ぐうしゃか?なん目的もくてきでここへた」
ミルディ「わたしかれんでしくいんだよ。だからここにたんだ」
リリ「邪魔じゃまするなら容赦ようしゃはしないよ」
ミルディ「…そうだね」
ザッザッザッ
ミルディ「それじゃあ真実しんじつはなすよ。納得なっとくしたらさないでしい」
リリ「なに…?」
デューイ「て…勝手かってことするなよミルディ!!!」
ミルディ「わたし気持きもちもすこしくらいかってくれてもいいじゃないか」
デューイ「!」
ミルディ「きみんでしくない。そうおもうのはわるいことなの?」
デューイ「…ッ」
ケイパン「ってくれ…真実しんじつってなんの…?」
ミルディ「そのむらことだよ」
リリ「!!」
ミルディ「はなしていいかな?デューイ」
デューイ「…ちっ」
ミルディ「ありがとう!」
ポンポン
デューイ「やめろ!!」
バシッ
ミルディ「いたた…じゃあはなすよ」
リリ「…」
ミルディ「デューイの目的もくてきはあくまで強者きょうしゃとの邂逅かいごうたたかなか自分じぶんかてになるつよさをさがしてるんだ…かれ無駄むだ殺戮さつりくこのまないんだよ」
リリ「…ッ」
ギリッ
ミルディ「だからこのむらことかけてわたし提案ていあんしてくれた。そのむら廃村はいそん似通にかよ姿すがたえたら、復讐心ふくしゅうしんやした強者きょうしゃたたかえるかもしれない」
ケイパン「それってつまり…」
ミルディ「ひと私達魔族わたしたちまぞくとはちがってすぐんじゃうよね…でもだからこそたましい循環じゅんかんするしはや輪廻りんね機会きかいおとずれない」
バアロ「!!」
ゾクッ
ギュッ
ルルカ「先輩せんぱいさまさま…?」
バアロ「い、いえ…」
ミルディ「きみなにおも過去かこ背負せおっているんだね」
バアロ「…っはは、さぐるおつもりですか」
ミルディ「まさか!そんなはしないつもりだよ」
スッ
ミルディ「はなしもどすね?さっきったとおひとかられいへの輪廻りんねがそうはやくも完成かんせいするわけないんだ」

ミルディ《清らかな魂を巡る者エクソダス

ブブッ
ルルカ「ふ、ふよふよが…いっぱい……!!」
ミルディ「あれこの状態じょうたいえるの!?おさないのに君凄きみすごいんだね…」
デューイ「そのおチビちゃんは具現ぐげんするまえはりれたからな」
ミルディ「おしえてくれてありがとう!デューイ!」
ニコッ
デューイ「微笑ほほえむな!」
リリ「ま、ってくれ…それ……じゃあつまり」
ミルディ「…うん」
フヨフヨ
ミルディ「乱雑らんざつこおはしたことわりはい。村人全員むらびとぜんいんたましい肉体にくたい分離ぶんりさせてとどまらせた。れいへの輪廻りんね無理むりやりわたし魔力まりょくこしてね」
ポン「それは…んだってことじゃ……?」
ミルディ「ううん。完全かんぜんたましい輪廻りんねとはちがうから身体からだうつせば元通もとどおり」
リリ「…!!!」
ミルディ「デューイはだれころしてないよ」
リリ「メリア…きて…」
ミルディ「やったのはわたしだしむらをその惨状さんじょうえたのもわたし。デューイにわたし強制きょうせいさせる材料ざいりょうかったしたとえあってもかれはそんなことしない。つよさにたいして過剰かじょうなだけでとてもいいなんだ」
ペコッ
ミルディ「たましい返還へんかんする。それでもまなかったらきなだけわたしなぐっていいしころしたってかまわない。だからデューイにはなにもしないでくれ」
デューイ「!」
グイッ
デューイ「何言なにいってんだミルディ―」
リリ「…かった」
ミルディ「!」
リリ「たましいもどしてくれればそれでいい…やってくれるか」
ミルディ「…それでいいの?」
リリ「ひとにはひとの…個人こじん事情じじょうがある。デューイの過去かこらないが悪意あくいってやったことがいのはよくかった」
デューイ「…しんじんのかよ」
リリ「あぁ」
ミルディ「それじゃあかえすよ」
フワッ

ミルディ『廻生かいせい

パァァァァァァァァァァァァァァァ
リリ「!」
バアロ「これがむら人達全員ひとたちぜんいん…」
ミルディ「わったよ」
ケイパン「もう!?」
ミルディ「あははっ!自分じぶん魔力まりょくだからね」
デューイ「…おまえ特別とくべつだろ」
ミルディ「それってめてくれてる!?」
デューイ「鬱陶うっとうしい!!」
ミルディ「む…れないな」
ワイワイガヤガヤ
リリ「……ッ!!」
ガクッ
ルルカ「リリおねえさん…!!」
タッタッタッ
リリ「こえが…こえこえる…!!」
ミルディ「…うそとはいえもうわけないことをしたね。本当ほんとうにごめん」
ケイパン「な、なぁ」
ミルディ「?」
ケイパン「ミルディもその…遇者ぐうしゃなんだろ?魔王まおう手先てさきの」
ミルディ「うん」
ケイパン「なんか…わるいやつにえなくて」
ミルディ「そうかな?ありがとう!」
ポン「…」
ミルディ「でも遇者ぐうしゃでもわるひとばかりじゃないからさ」
ニコッ
ポン「!」
ポン(このひと…やっぱり)
ミルディ「さて、それじゃあそろそろこうかデューイ」
デューイ「……」
ザッザッザッ
バアロ「すこしおちください」
ミルディ「ん?」
バアロ「オッドアイの遇者ぐうしゃりませんか」
ミルディ「オッド…アイ……いや、からないや」
バアロ「そうですか」
ミルディ「ちからになってあげられなくてごめんよ」
バアロ「いえ、おになさらず!」
ミルディ「それじゃあまたどこかでえたらね」
ザッザッザッ
ケイパン「っちゃったな…」
バアロ「ですね」
ポン「あの…っ…バアロくん!」
バアロ「?」
ポン「えっと…はなしたいことがあって―」
ルルカ「リリおねえさん!あれ!」
ケイパン「?」
リリ「…!!」
?②「っは…っは…!!」
リリ「あぁ……あぁぁ…ッ」



メリア「リリさん…いえ、ララよね…!!」
28歳にじゅうはっさい#おんな
    :ララが研究けんきゅうながかえれないこと承知しょうちして
     ずっとかえりをつづけていた。
     夫譲おっとゆずりもあってか知識ちしき常人じょうじんより豊富ほうふ



リリ「メリア…ッ」
ダダッ
ギュッ
メリア「かった…なにこったのかわたし…!!」
リリ「あぁ…ごめんよ…いまララに」
メリア「いいの」
リリ「!」
メリア「貴方あなた大切たいせつひと…ずっとってた……いたかった…!!」
リリ「…ッ」
バアロ「…かったですね」
ニコッ
――そのよる
<民家>
モグモグ
ルルカ「はふっ…はむはむ…んぐ…っ」
バアロ「こ、こら!あまり一気いっきべるとまらせますよ!」
メリア「ふふっ!沢山たくさんあるからゆっくりべていいのよ!」
ララ「ケイもポルンも遠慮えんりょせずべてくれ。このむらもどったのはお前達まえたちちからがあったからこそだ」
ケイパン「そんな…俺達おれたちなにも」
ララ「遠慮えんりょする必要ひつようなどない。たすかったのは事実じじつだ」
メリア「本当ほんとうにありがとうございました」
ポン「それじゃあ…ありがたくいただいちゃおうか」
ケイパン「…だな」
モグッ
ルルカ「~~!!」
バアロ「す、すいません!お水頂みずいただけますかメリアさん!!」
メリア「はい!」
ケイパン「そうだ…になったんだララさん!」
ララ「ん?」
ケイパン「その…ミルディの言葉ことばさ」
ララ「あぁ」
ケイパン「なんでしんじたんだ?おれはともかく…遇者恨ぐうしゃうらんでたんだろ」
ララ「簡単かんたんはなしだ…彼女かのじょうそをつく必要ひつようがなかったからだよ」
ケイパン「え…?」
ララ「そのになれば私達わたしたちすべなくられていた。そうだろう?」
ポン「…づいてたんですね」
ララ「おそらくバアロもづいていたさ」
ケイパン「え、え?づいてなかったのおれだけ!?」
ポン「あとルルカちゃんね」
ララ「ハッキリってたたかうとなれば…絶望ぜつぼうかんじるほどあつだった」
ケイパン「……いいひとでよかった~~…!!!」



《デルカダール地方ちほう――ひがし
ミルディ「今日きょうのごはゆなににしよっか?デューイ」
デューイ「……」
ミルディ「もう!さっきから元気げんきないぞ!」
デューイ「…なんでたすけたんだよ」
ミルディ「え?」
デューイ「おまえほか遇者ぐうしゃからなんてばれてるかってるのか」
ミルディ「わたしが…?なんてばれてるんだい…?」
デューイ「わりものだよ…ッ!!」
ミルディ「!」
デューイ「おまえ超強ちょうつよいのに!!おれみたいなよえやつ一緒いっしょるから!!お前変まえかわりものって馬鹿ばかにされてんだぞ!!!」
ミルディ「…デューイ」
ムニッ
デューイ「ッ!?」
ミルディ「まわりは勝手かってだけど…きみ自分じぶんげるのはちがうだろ!!」
デューイ「…だって」
ガクッ
デューイ「つよくなりたくて…魔王様まおうさまからちからもらったのに……!!!」
ミルディ「だれだって最初さいしょからつよいわけないじゃないか」
ポンポン
ミルディ「よわくたっていいんだよ、いたっていい!おとこだもんな!」
ナデナデ
ミルディ「ただ最後さいごまでつよくなることをあきらめないで?わたしつよさを目指めざきみ姿すがた大好だいすきなんだ」
ニコッ
デューイ「う…っ」
ミルディ「うん!よく頑張がんばった!!えらいぞ~デューイ!!」
デューイ「やめ…ろよ…っ!!」
バシッ
ミルディ「あははっ!いたいたい!」
スッ
ミルディ「すこっててねデューイ」
デューイ「…?どこ行くんだ…?」
ミルディ「ちかくにものがないかさがしてくる!」
タッタッタッ
――――
ミルディ「…さて、このあたりでいいかな」
スッ

ミルディ『蛇魂スネークソウル

バグゥゥゥゥゥゥゥン
ババッ
?③「あら…気づいてたの?」
ミルディ「デューイがお腹空なかすかせてるんだ…はやかえってくれるかな」
グシャグシャ
?③「かみさわるのは苛立いらだちのあらわれ…だったかしら?」
ミルディ「……」
ギロッ



クレア「ふふっ…そうにらまなくたっていいじゃない」
160歳ひゃくろくじゅっさい#おんな
    :魔王まおうやみまり遇者ぐうしゃちた魔族まぞく
     魔力まりょく使つか沢山たくさん部下ぶかひきいているが
     同族どうぞくとしてはあつかっていない。



クレア「ね?わりもの
ミルディ「…やっぱちがうね。デューイにわれたら全然嫌ぜんぜんいやじゃないのに」
クレア「どうしてそこまでかれにこだわるの?」
ミルディ「きだからだよ」
クレア「わったおとこ趣味しゅみね」
ミルディ「あははっ!なんとでもえよ」
スッ
ズズズ
クレア「!!」
ミルディ「悪口わるぐちのがしてやるやさしさはいけどね」

ミルディ《愚なる魂を弄ぶ者アナイア

クレア「本気ほんき…!?」
ミルディ「てないことかってるならかってくるなよ」
クイッ

ミルディ『魔魂ダークソウル

ッドォォォォォォォォォォォン
シュゥゥゥ
魔族「――」
ミルディ「!」
ミルディ(偽者にせもの…どこまでも道具扱どうぐあつかいか)
スッ
ミルディ「んでる…か。なぁ、この子越こごしにこえてるんだろ?」
魔族「――」
ミルディ「次似つぎにたようなことをしてきたらかるよな。直接君ちょくせつきみころすぞ」
タッタッタッ
デューイ「おーい!ミルディ!!」
ミルディ「!!」
ギクッ
ミルディ「あ、あわわっ…えと…どうし…たの!?デューイ!!」
デューイ「なんだあわてて……っておまえ!」
ミルディ「う…っ」
デューイ「死体したいあさり……?」
ミルディ「ち、ちがうよ!そんなことするひとえるのかいきみは!!」
クワッ
デューイ「わ、わるかったって…かないでよ」
ミルディ「…うん、おはかつくってあげようデューイ」
デューイ「!?」
ミルディ「景色けしいのいいところにさ」
デューイ「…なんでおれらずの遇者ぐうしゃのために」
ミルディ「まぁまぁ!いいことめぐめぐってかえってくるよ!輪廻輪廻りんねりんね!」
グイグイ
デューイ「すなよ!」



魔界まかい



《エヴラール地方ちほう――ひがし

<シラズの入江いりえ
クレア「…ふふっ、すこしのちょっかいであんなにあつくなるなんてね」
スッ
クレア「《清らかな魂を巡る者エクソダス》と《愚なる魂を弄ぶ者アナイア》…か。ふたつの魔力まりょくっているというのに」
チャプッ
クレア「…本当ほんとうわりもの



#20『めぐたましい』“~かん~”
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