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#104 終戦編 果実6口目ー雷牙幻鳥

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『終戦編 果実6口目ー雷牙幻鳥』
――建物カルデアから少し離れた森奥
ジッ
バリリリリリリリリリリリリリィッ
鬼姫「…ッ!!」
ザッザッザッ
?「…よォ」

美嘉「私まで辿り着けたな。気分でも聞いとこうか?」
――神格者【雷神】美嘉

鬼姫「美嘉…!!」
ケイパン「アイツだったのか…!!」
キノコ「200年前…会ってるよね…」
ポイズン「雷…!!」
美嘉「カッハハ…いい緊張感だ」
スッ
バリィッ
トンッ
美嘉「始めようか」
紅姫「しま―っ」
キノコ「紅姫さん!!!」
美嘉「戦えねぇ奴は無理すんなよ」
ゴロゴロッ

?「居た」
??「え、どこ!」
?「先行く!調整頼んだわ!」
ドンッ
??「あ、ちょっ…おい!!」
スッ
??「ったくもう…!!」
パチンッ

加速かそく

ギュゥゥゥゥゥン
?「くっははHAHAHAァ…乗ってきた…ッ」
ゴォッ

破壊インパクト』ッ!!!

ッドドォォォォォォォン
美嘉「…ッ!?」
紅姫「!」
シュゥゥゥゥゥ
美嘉「不意打ち…誰だ?」
吃葉「身内だ」
ニカッ
不仁「聞いてるのはそういうことじゃないと思うけど…」
ケイパン「吃葉!?」
キノコ「不仁も…!!」
吃葉「よ」
不仁「全員無事だね…間に合ってよかった」
美嘉「加勢か…面倒くせ……」
吃葉「俺らだけじゃないけどな」
美嘉「は…?」

さくら旅路たびじ』!!!

凝固ぎょうこ血槍ちのやり』!!!

バリィッ
スタッ
美嘉「何人来んだよ…!!」
ブラッド「くそっ…かわされた…!!」
陽夏「直前まで息を殺したにも関わらず…なんという反射神経…!!」
鬼姫「陽夏…!!」
陽夏「!!」
ブンブンッ
陽夏「鬼姫殿!翡翠殿!他の皆も!!やっと会えたでござるな!!!」
翡翠「良かった…無事だったんだ…」
无名「一気に数が増えてくれたわ!」
スタッ
美嘉「もう勝った気かよ」
无名「!」
美嘉「何人相手でも…私は負けねぇぞ」
ゴロゴロ
美嘉『落雷らくらい』ッ!!!
バリィッ
ッドゴォォォォォォン
ババッ
鬼姫「全員体制を緩めるな!!奴の速度は音を超えるぞ!!!」
不仁「音って…!!」
スッ
ポンッ
美嘉「テメェの能力厄介そうだな?」
不仁「音のおの字もしなかったんですけど!?!?」
美嘉『雷閃らいせん』!!!
バリィッ
シュゥゥゥゥゥ
美嘉「!」
美嘉(ツタ…)
ケイパン「今のうちだ!離れろ不仁!」
美嘉「テメェか…!!」
トトンッ
翡翠(速度なら―私だって…!!)
翡翠『エクスモード―アナーキー』
ズドドドドド
美嘉「…ッ!!」
陽夏「おぉ…入ったでござる!!」
ジャララララララララッ
鬼姫「!?」
陽夏「どうしたでござる?鬼姫殿…」
鬼姫「今の音……」
ポイズン「音…!?」
吃葉「大丈夫か?一応リーダー」
不仁「一応ってなんだよ!」
ザッザッザッ
美嘉「…余裕そうだな」
吃葉「!」
不仁「やべ…っ」

?「もう…こんな時に何の話してるんだか」
??「凝り固まり過ぎないのも大切ですよ」
?「優しすぎだよ」
ジャララララララララッ
???「道…繋げた!」
?「ありがとう!」
??「…行きましょう」
タタンッ
ドンッ
メラッ
ボォォォォォォ

『『火拳ひけん』』ッ!!!!!

ッドドォォォォォォォン
美嘉「またか…!!」
ザッザッザッ
瑠姫亜「お元気ですか?」
叶栞「もう…何聞いてるの」
吃葉「瑠姫亜!叶栞!」
不仁「あ…泣きそう」
キノコ「瑠姫亜達だ!」
ポイズン「あの鎖…間違いじゃねぇよな……」
翡翠「…ッ!!」
美嘉「…まだ奥に誰か隠れてんのか」
瑠姫亜「!」
美嘉「出てこいよ!!!」
バリィッ
翡翠「――!」
ドヒュンッ
紅姫「きゃ…っ!?」

???「!」
???(雷が…こっちに―)
スッ
???「えっ」
ギュッ
翡翠「…おかえりッ」
???「!!」
ドヒュンッ
ッドゴォォォォォォン

美嘉(…手応えがねぇ)
スタッ

心臓を貫く槍グングニル』ッ!!!

ッドドォォォォォォォン
美嘉「!」
ババッ
玉津遊「…!!」
翡翠「良かった…本当に無事でよかった…ッ」
グスッ
ギュッ
玉津遊「翡翠…!!」
美嘉「感動の再会は…その辺でいいだろ」
ドンッ
美嘉「吹き飛べ―!!」
ガキィィィィィィッ
鬼姫「もう少し浸らせても良かろう」
美嘉「…!!」
鬼姫「お主が数にケチをつけるタイプじゃなくて助かったぞ」
美嘉「嫌味か?」
スッ
バリバリバリ
美嘉「大して不利になってねぇよ」
鬼姫「どうじゃろうな」
キノコ『空飛そらと便びん』!
ギュゥゥゥゥゥン
美嘉「!」
瑠姫亜『蛍火ほたるび火達磨ひだるま』!!!
ボボォォォォォォン
キュインッ
美嘉「遅ぇ!」
キノコ「まずい追いつかれる―!」
ケイパン『天命てんめい寒冷かんれい追憶ついおく
スッ
キノコ「え?」
ケイパン「おおぉぉぉ!!!」
ビュオオオオオ
ケイパン『冬国ふゆぐに』!!!
美嘉「!」
ババッ
美嘉「ちっ…」
キノコ「まってケイパンなにそれ!」
ケイパン「天命の力だ!」
ポイズン「すげぇ…そんなこと出来たのか」
无名「感心してる場合じゃないでしょ!!!」
ゴロゴロッ
美嘉『落雷らくらい
クイッ
ズドドドドド
キノコ「わわっ!」
ポイズン「的確に落としてきやがる…!!」
ケイパン「雑談してごめんなさい!」
美嘉「分散…好き放題ばらけさせんのも得策じゃねぇか…」
スッ
ゴゴゴ
美嘉「巻き込んで潰す」
鬼姫「!!」
紅姫「雷の…槍…!?」
美嘉「1人にでも触れたら近くのモンに感電してくぞ」
不仁「…!!」
美嘉「精々当たらねぇよう―気をつけろ!!!」
美嘉『雷槍らいそう』ッ!!!
ブォンッ
陽夏「…!!」
鬼姫「全員離れろ!!!」
ブラッド「あんなでかいのくらったら全滅―」
ポンッ
ブラッド「!」

反転はんてん

クイッ
ギュゥゥゥゥゥン
バリリリリリリリリリリリリリィッ
美嘉「…ッ!?」
美嘉(雷槍が上に弾かれた…?)
バリィッ

天鎖てんさ大縄おおなわ』!!

ギュルルルルルル
美嘉「!」
タタンッ
美嘉「なんだこれ…いつの間―」
チャキッ
美嘉「!?」

月牙げつが天衝てんしょう』ッ!!!!!

ッドドォォォォォォォン
鬼姫「月牙…!!」
陽夏「鬼組も全員…揃ったでござるな…!!」
パラパラ
美嘉「…まだ居たのか」
ザッザッザッ
カウ「遅れてごめん」
ホワイト「もう好きには暴れさせないわよ!」
霞「…全員守り抜く」
美嘉「…っは」
バリィッ
スタッ
美嘉「…6…7…17か。随分大所帯になったもんだな」
叶栞「ビビりもしないんだ…!!」
美嘉「カッハハ!ビビってんのはそっちだろ」
パチンッ
ゴロゴロ
バリリリリリリリリリリリリリィッ
叶栞「…!!」
美嘉「その人数で来なきゃ私に負けると思ってんだろ?」
スッ
美嘉「状況は変わらねぇ…全員まとめて相手してやる」
ヒュッ
トンッ
美嘉「最初はテメェだ銀髪」
カウ「!」
ババッ
カウ『排掌はいしょう』ッ!!!
ガシッ
ッドドォォォォォォォン
美嘉「いい威力だが…足りねぇ」
ゴロゴロ
美嘉「1番厄介そうな能力から消すのは―定石だろ!!!」
ッドゴォォォォォォン
パラパラ
ジーーーーーーッ
美嘉「!」
カウ「ありがとう助かった…」
ケイパン「気にするな!」
美嘉「ちっ…」
ドンッ
ポイズン『ベノムハンド』!!!
バリィッ
ポイズン「…ッ!!」
キノコ『五月雨さみだれ』!!!
バリィッ
キノコ「早すぎる…!!」
美嘉「先にやってくださいで間違いねぇか?」
スッ
美嘉『雷鳥ヒノ』ッ!!!
ドゴゴゴゴゴゴゴォォォォン
キノコ「ぁぐ…ッ!!」
ポイズン「…っは…!!」
ケイパン「キノコ!ポイズン!」
叶栞「玉津遊ちゃん!ポイズンさんの方お願い!」
ビュッ
玉津遊「ん!」
ジャララララララララッ
美嘉「おい待てまだトドメ―」
バッ
ッドドォォォォォォォン
ビリビリッ
无名『MK5えむけーふぁいぶ
美嘉「…いつから肉弾戦が得意になったんだ?」
无名「アンタが下手なだけじゃないの?」
クスッ
ブラッド「離れろ无名!!」
スッ
ブラッド『凝固ぎょうこ血釜蔵ちのかまくら』!!!
ズァアアアアアアアアッ
ブラッド「頼む!」
ホワイト「任せて~…」
ホワイト『古代召喚こだいしょうかん巨人グランディオーソ』ッ!!!
ズガァァァァァァァァァン
ググッ
ホワイト「!」
美嘉「ったく次から次へと…休む暇もねぇな」
ビュッ
美嘉「いつまで私に―寄りかかってんだデカブツ!」
美嘉『鵜流牙うるきば』!!!
ッガラガラ
瑠姫亜「本当にいいんですか…?」
鬼姫「頼む!」
美嘉「…?」
瑠姫亜「…お気をつけて」
ボォォォォォォ
鬼姫「…!!」
ドンッ
鬼姫『焔裂ほむらさき』ッ!!!
メラッ
ッボォォォォォォォォォォォォォォ
ジュジュッ
美嘉「あっ…つ…!!」
ポイズン「入った!」
霞「流石…!!」
美嘉「やっぱ…強ぇな鬼姫!!!」
ッグァ
美嘉『鵜流牙うるきば』!!!
ガキキキキキキキキッ
美嘉「また戦えんのが嬉しいぜ」
鬼姫「そうか…!!」
スッ
ドムッッッ
美嘉「ッ!?」
鬼姫「なんじゃ…!?」
翡翠『気配消しゼロサイン
鬼姫「翡翠!」
美嘉「居たのかよ…!!」
翡翠「ここら辺で失礼―交代」
ビュッ
ザシュッッッッ
美嘉「!」
陽夏『向日葵ひまわり残響ざんきょう』!!!
ガシッ
美嘉「やるな侍」
陽夏「!」
美嘉「お礼参りだ―!!」
ズガァァァァァァァァァン
陽夏「かは…ッ」
美嘉『雷閃らいせん』ッ!!!
クイッ
美嘉「!」
ズドドドドド
カウ「僕を先にやりたいんじゃなかったっけ?」
美嘉「カッハハ…隠れたかと思ってなァ」
ビュッ
トンッ
美嘉「能力的には不用意に出てくるもんじゃねぇと思うが…まぁいいか」
カウ「!」
ホワイト「カウ―」
美嘉『いかづち掌底しょうてい
ドムッッッ…
カウ「―っは…!!!」
ズドォォォォォォォォォン
パラパラ
ズキッ
美嘉(多少返されたか…反射神経も高ぇのかアイツ…)
ホワイト「カウ!」
タッタッタッ
美嘉「近づかねぇ方がいいぞ」
ゴロゴロ
ホワイト「!」
ッドゴォォォォォォン
美嘉「追い討ち落雷のオマケ付きだ」
シュゥゥゥゥゥ
ホワイト『天防てんぼう・ゴムぬの
美嘉「!」
ホワイト「カウ…しっかり…」
カウ「げほっ…」
美嘉「へぇ…」
バリィッ
美嘉「!?」
ババッ
美嘉「なんだ今の……気配を消すアイツじゃねぇ…」
スッ
ゴロゴロ
美嘉「私以外に…雷…!!」
ドゴゴゴゴゴゴゴォォォォン
ザッザッザッ
叶栞「どうかな」
パラパラ
美嘉「テメェか」
バリィッ
ドヒュンッ
美嘉「まさかこの速度でやり合える奴がいるなんてな!!」
叶栞(こっちはまだ慣れてないのに…!!)
ビュンビュン
瑠姫亜「叶栞―!!」
不仁「くそっ…俺らも―」
ケイパン「不仁」
不仁「!」
ケイパン「考えた策があるんだ」
不仁「…?」
ドガガガガガガガガガガ
叶栞「…ッ!!」
美嘉「速度は良いが威力が足りてねぇぞ」
スッ
バリバリ
美嘉「雷の―使い方もだ!!」
ッドドォォォォォォォン
シュゥゥゥゥゥ
叶栞「普段から使ってないんだから当たり前だよ…!!」
スッ
叶栞『ロープマジック・うごめき』!!!
メラッ
ボォォォォォォ
美嘉「ぐ…ッ!!」
ッドドォォォォォォォン
叶栞「ッ!」
美嘉「コピー…同時に2種類の能力は無理か…雷解いて良かったのかよ」
ガシッ
叶栞「仕方ない―!」
美嘉「潔いいな」
ッドゴォォォォォォン
叶栞「――…!!」
瑠姫亜「叶栞!!」
ドドンッ
吃葉「やってくれたな…!!」
吃葉『大地破壊グランドインパクト』!!
ッドドォォォォォォォン
パラパラ
美嘉「足元…危ねぇな」
瑠姫亜『火拳ひけん』ッ!!!
ッボォォォォォォォォォォォォォォ
ビュッ
美嘉「遅ぇ!!」
グゥンッ
美嘉「!」
不仁「残念だな…お前も遅い!」
美嘉「時間操作…ッ」
不仁「隙は作った!!」
美嘉「…?」
ケイパン「行くぜ…!!」
ゴポポッ
ケイパン『天命てんめい水影みずかげ注連縄しめなわ』!!!
ドプゥゥゥゥン
美嘉「!」
ケイパン「水の中じゃ雷は使えねぇ!!」
ポイズン『毒龍ヒュドラ
ズォオオオオオオオオオオオオオッ
ポイズン(まだ…まだだ…!!)
ドプンッ
ポイズン(こんな数じゃ―足りねぇ…ッ)
ッドン
美嘉「抜け出すことくらいわけねぇぞ―」
ケイパン「お前の身体に水が付着することが重要なんだ!」
スッ
ケイパン『冬国ふゆぐに』!!!
ビュオオオオオ
美嘉「…ッ!!」
パキパキ
ケイパン「凍るスピードは倍早いぞ!!」
タタンッ
キノコ『霙舞みぞれま便びん』ッ!!!
ズドドドドド
美嘉「ッ!!」
キノコ「ポイズンには近づかせない…!!」
美嘉「面倒だな…ッ」
バリィッ
ガガッ
キノコ「う―ッ!?」
ガガッ
ケイパン「…ッ!!」
美嘉『咥吐露くわとろ晩餐ばんさん』ッ!!!
ッドドォォォォォォォン
キノコ「うあぁぁああああ…ッ!!」
ケイパン「やべ…ぇ…ッ」
美嘉「惜しかったな」
スッ
美嘉『雷閃らいせん』ッ!!!
バリリリリリリリリリリリリリィッ
ポイズン「くそ…ッ」
スッ
紅姫「――!!」
ポイズン「紅姫…!?」
ケイパン「何…やってんだ!!早く逃げろ!!!」
キノコ「紅姫さん…!!」
美嘉「戦えねぇやつに―用はねぇぞ!!!」
紅姫『THEDOLLドール』!!
スパパパパパ
ポポンッ
美嘉「!?」
美嘉(雷が…人形に変わった…!!)
ケイパン「え――!?」
紅姫「確かに私は…戦いは苦手だけど……同じ変革者として皆さんの役に立ちたい……!!」
キノコ「紅姫さん…!!」
グスッ
ポイズン「ありがとう紅姫…おかげで間に合った…ッ!!」
紅姫「!」
无名「アイツ…!!」
ポイズン(能力くらい真似しても怒るなよ…)
ニカッ
ポイズン『毒龍ヒュドラ八岐大蛇ヘレン』!!!
ズッ
ポイズン「っおおぉぉおおおおおおお!!!!!」
ッドゴォォォォォォン
シュゥゥゥゥゥ
ポイズン「…っは…っは」
ガシッ
紅姫「大丈夫…!?」
ポイズン「あぁ…!!」
鬼姫「かなりの猛攻じゃ…」
ギュゥゥゥゥゥ
バリィッ
ゴロロロロロロロロロロロッ
鬼姫「!!」
美嘉「カッハハ……こんなに押されるなんて想定外だ」
陽夏「渡り合えてるだけでも充分でござる…!!」
美嘉「そろそろ決着が欲しいところだな」
ドクンッ
鬼姫「まさか――!!」

美嘉【雷神鳥の美嘉】

ケイパン「ここに来てか…ッ!!」
玉津遊「鳥…?」
鬼姫「ただでさえ…あれほど強かったと言うのに…!!」
雷神鳥「一撃では死ぬなよ」
スッ
バサッバサッ
雷神鳥『レイジングボルト』ッ!!!
ズッ
ゴォオオオオオオオオオオオオオ
无名「何あれ…今までの落雷の何倍よ…!!」
ザッザッザッ
ヨロッ
ホワイト「待って!お願い!!」
无名「ちょっと…どうするつもり…!!」
カウ「凌げるのは…僕しか居ない」
スッ
カウ「逸らす――!!」
ジッッッッッッ
カウ「――――…ッ!!!」
ブシュッ
メキメキメキメキッ
ケイパン「カウ…!!」
不仁「無理だカウさん!!そのままだと腕が―」
カウ「全員の命とたった2つの腕なんて……天秤にかける余地もない」
ミシミシッ
ホワイト「…!!」
雷神鳥「本気で反転させるつもりか…!!」
カウ「先に脱落…ごめんね…」
ジジッッッ
カウ「勝ってくれよ―皆」
カウ『反転はんてん』ッ!!!!!
ググッ
ッドドォォォォォォォン
雷神鳥「まじか――!!」
カウ「――……」
ドサッ
ホワイト「カウ…カウ……!!」
スタッ
雷神鳥「…本当に跳ね返されるとはな」
ザッザッザッ
ホワイト「!!」
雷神鳥「脱落した奴に手は出さねぇ」
ポンッ
雷神鳥「強かったぞ…銀髪」
スッ
雷神鳥「始めようか…続きを!!」
ドンッ
バサッバサッ
ホワイト「キノコちゃん!」
キノコ「!」
ホワイト『古代召喚こだいしょうかん巨人グランディオーソ』ッ!!!!
キノコ『太古たいこかげうつ便びん』ッ!!!!
ズガァァァァァァァァァン
雷神鳥「動きが遅ぇ…的がでけぇ」
スッ
ズドドドドド
バリリリリリリリリリリリリリィッ
ホワイト「――ッ!!」
キノコ「ぁぐ…!!」
ドサッ
ブラッド「ホワイト!キノコ!」
吃葉「レベルが一気に跳ね上がった感じだ…!!」
スッ
雷神鳥「跳ね上がったんだよ」
バリィッ
吃葉「!!」
ゴォッ
吃葉『二重破壊ダブルインパクト』ッ!!!
ッドゴォォォォォォン
雷神鳥「!」
タタンッ
瑠姫亜『陽炎かげろう火柱ひばしら』!!!
不仁「駄目だ!近づきすぎるな!!」
ゴロゴロ
雷神鳥「テメェらもよく頑張ったさ…もう休め」
ビカァッ
ズッドドドドドドドドドォォォォォン
吃葉「かは…ッ」
瑠姫亜「…!!」
ドサッ
不仁「吃葉…瑠姫亜…!!」
雷神鳥「まとめて―」
ジャララララララララッ
雷神鳥「!」
玉津遊『出口のない部屋タルタロス』!!!
ズズゥゥゥゥゥン
翡翠「今のうちに皆を運ばないと―…」
クイッ
ビカァッ
ズガァァァァァァァァァン
翡翠「!?」
不仁「…!!」
ドサッ
翡翠「不仁くん!!」
玉津遊「な、なんで…囲ったのに…!!」
ビキビキッ
ッドドォォォォォォォン
雷神鳥「遠隔で落とすなんてワケねぇさ」
ブラッド「くそ…ッ」
叶栞「皆…」
无名「アンタ達すぐ離れて!!固まったら―」
雷神鳥「餌食だぞ」
雷神鳥『レイジングボルト』
ズガァァァァァァァァァン
雷神鳥「1人ずつ脱落させるのも楽じゃねぇな」
スッ
雷神鳥「動けたやつは…運があると思え…ッ!!」
バリバリバリバリバリッ
霞「なんてエネルギー…!!」
雷神鳥「広範囲に及ぶ雷の爆発…逃げ場はねぇ!!!」
雷神鳥『ボルティア』ッ!!!
ッドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン
雷神鳥「はっ…はっ…」
シィン
雷神鳥「全滅…か……少し買い被りすぎた――」
ダダッ
ズバァァァァッ
鬼姫「…ッ!!」
雷神鳥「なんだ…動けんのか…!!」
スッ
バチバチッ
雷神鳥「結局最終戦は一騎打ちか鬼姫」
鬼姫「あぁ…そのようじゃ」
ザザッ
雷神鳥「!」
クスッ
雷神鳥「カッハハ……いや違ぇらしい」
鬼姫「!?」
ヨロッ
霞「私も…戦うよ…!!」
鬼姫「霞…!!」
霞「まだ…身体が動くから…!!」
雷神鳥「…来い!」
ドンッ
鬼姫『鬼斬おにぎり』ッ!!!
雷神鳥「当たらねぇ―!!」
ドムッッッ
鬼姫「…!!」
霞『破滅天衝はめつてんしょう』ッ!!
ズッドドドドドドドドドォォォォォン
雷神鳥「威力が違うな…別タイプか」
鬼姫「霞!妾を飛ばしてくれ!」
霞「!」
雷神鳥「…?」
鬼姫『鬼喰瑠魔おにぐるま』!!!
グルンッ
ッキュイン
ズバババババッ
雷神鳥「…!!」
雷神鳥(回転しながら突っ込んでくるか普通…捨て身すぎんだろ…!!)
バリィッ
霞「鬼姫さん!!」
鬼姫「!」
雷神鳥「…落ちろ!!」
ッドドォォォォォォォン
鬼姫「げほっ…!!」
タッタッタッ
霞「大丈夫…!?」
雷神鳥「――!?」
ドクンッ
ガクッ
鬼姫「美嘉…!?」
雷神鳥(やべぇ…もうギリギリか…!!)
雷神鳥「カッハハ……あぁどーした…なん…でもねぇよ私は…!!」
霞「…!!」
ドンッ
雷神鳥(姿が戻る前に…せめて―!!)
ゴゴゴ

雷神鳥「彼の者を切り裂け爪」
雷神鳥『万雷ばんらい』ッ!!!!!

バリリリリリリリリリリリリリィッ
ッドドォォォォォォォン
シュゥゥゥゥゥ
美嘉「…っは…っは…!!」
ガクッ
美嘉「確実に…何個も雷が当たったろ……どうなってんだ…!!」
ニカッ
ググッ
鬼姫「…もう立つな!美嘉!」
霞「身体も限界を超えてる…!!」
美嘉「うっせぇ…私の自由だ…!!」
ヨロッ
美嘉(どの道死ぬ命……ここまで追い込まれると思ってなかった)
ググッ
美嘉「鬼姫…霞」
鬼姫「!」
霞「!」
美嘉「ラストだ」
バリィッ
美嘉「付き合えよ…ッ!!」
ゴゴゴゴゴ
霞「美嘉…さん…」
鬼姫「…もう止まれんか」
チャキッ
鬼姫「行こう霞」
霞「!」
鬼姫「自滅はさせん…せめて妾達で看取る」
霞「うん…こっちも揃ってもう限界点…」
美嘉「カッハハ……気のいい奴らだ」

鬼姫
霞  「身体が壊れるまで――ありったけをぶち込む!!!!!」
美嘉

霞『海色天衝みいろてんしょう』!!!
美嘉『雷閃らいせん』!!!
鬼姫『斬釘鬼徹ざんていきてつ』!!!
美嘉『いかづち掌底しょうてい』!!!
鬼姫『鬼龍牙突迅きりゅうがとつじん』!!!
霞『再來天衝さいくるてんしょう』!!!
美嘉『落雷らくらい』!!!
鬼姫『鬼喰瑠魔おにぐるま』!!!
霞『破滅天衝はめつてんしょう』!!!
鬼姫『鬼斬おにぎり』!!!
美嘉『鵜流牙うるきば』!!!
霞『氷原天衝ひょうげんてんしょつ』!!!
鬼姫『鬼咆斬きほうざん』!!!
美嘉『雷神御寿らいじんおとし』!!!
霞『炎帝天衝えんていてんしょう』!!!
鬼姫『がん鬼将打上六鳳きしょううちあげろっぽう』!!!

霞『月牙天衝げつがてんしょう』ッ!!!!!

鬼姫『断鎧縄衣だんがいじょうえ鬼時雨おにしぐれ』ッ!!!!!

美嘉『雷牙天眼らいがてんげん』ッ!!!!!

ッドドォォォォォォォン
パラパラ
ドサッ
鬼姫「はぁ…はぁ…2人共意識あるか」
ドサッ
美嘉「――適わねぇ」
ドサッ
霞「全部――出し切った」
ググッ
美嘉「…立たなくていいのかテメェら」
クスッ
美嘉「寝そべりやがって情けねぇ…」
鬼姫「羽休めも必要な時間じゃ…はぁ…はぁ」
霞「…同感」
美嘉「そーかよ…」
シュゥゥゥゥゥ
美嘉「私は…もう先逝くみてぇだ」
鬼姫「!」
霞「…ッ」
美嘉「おら!最後くらい立って見送れ!」
鬼姫「横暴じゃな…!!」
霞「本当に…!!」
フラフラッ
美嘉「そんな状態で…咲良に勝てんのかよ…?」
鬼姫「なんとかしてみせる」
美嘉「カッハハ…らしい答えだな」
ザッザッザッ
スッ
トンッ
鬼姫「!」
トンッ
霞「!」
美嘉「――…」
ゴポポッ
美嘉「勝てよ」
ニコッ
シュゥゥゥゥゥ…
霞「美嘉さん…」
鬼姫「約束する―必ず」

ーーーーーー
ドクンッ
ドクンドクンドクンッ
ドッッッ―クン
咲良「――――……」
パチッ
ーーーーーー



美嘉
VS
鬼姫 霞
――勝者 鬼姫 霞

終戦編 果実6口目―雷牙幻鳥 ~完~
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フルーツパフェ
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校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました

フルーツパフェ
大衆娯楽
 とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。  曰く、全校生徒はパンツを履くこと。  生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?  史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

GAME CHANGER 日本帝国1945からの逆襲

俊也
歴史・時代
時は1945年3月、敗色濃厚の日本軍。 今まさに沖縄に侵攻せんとする圧倒的戦力のアメリカ陸海軍を前に、日本の指導者達は若者達による航空機の自爆攻撃…特攻 で事態を打開しようとしていた。 「バカかお前ら、本当に戦争に勝つ気があるのか!?」 その男はただの学徒兵にも関わらず、平然とそう言い放ち特攻出撃を拒否した。 当初は困惑し怒り狂う日本海軍上層部であったが…!? 姉妹作「新訳 零戦戦記」共々宜しくお願い致します。 共に 第8回歴史時代小説参加しました!

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

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