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ここで来ちゃうの龍の里編
そんな遠くからこっちの心を読まないで!?
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「……龍神様、あまり段取りを無視しないで頂けませんか?」
「あっ、ああ、興がのってしまってな済まない。続けてくれ」
とてもいい笑顔でニッコリと笑って苦言を呈すおばあちゃん。それに少し言い淀む龍神を見てなんとなく力関係が見える。
……やはり最恐。って、ヒィ!
考えを読んだようにこちらにグリンと視線を向けてニコリと笑うおばあちゃん。
やめて! そんな遠くからこっちの心を読まないで!?
「続けて、マナビーストを倒した功労者であるハクアちゃん、それに共に討伐に尽力したユエの両名は、宝物庫から一つ選んで良いそうよ」
おお、龍族の宝物庫とか心躍るワード。それにユエにもちゃんと配慮してくれたのが良い。
この辺はおばあちゃんの影響力を感じるのは間違いではないだろう。
「さてハクア。此度の件はこのようにしたが、まだなにかあるか?」
全てが終わり静まり返る現場に龍神の声が響く。
直答を許し、なおかつ望みを聞く。そんな破格とも言える待遇に会場がザワつき始める。
「なにかねぇ……」
「お前が望むのなら、そこの者らを好きにしても良いのだぞ。なんなら……ここで始末して素材として提供しても良いぞ」
ズシンと、まるで重力がいきなり増したかのようなプレッシャーが辺りを支配する。
「ほう。そりゃまたずいぶんと魅力的なご提案で……でもまあいらんよ。んでもってそのプレッシャー解いてくんない? 皆が苦しそうだから」
私の言葉に短く笑った龍神がプレッシャーを解き、辺りからホッと息を吐く音が聞こえた。隣にいたアトゥイ達にはやはり刺激が強かったようだ。
それを確認した私は改めて龍神の提案を思案する。
ぶっちゃけドラゴンコアを抜かれた今、私個人としては素材としての価値が低い。
ドラゴンコアが抜かれれば素材に宿る魔力も激減する。もちろん元がドラゴンだから、一般的には価値がない訳ではないが、やはり価値が落ちることに違いはない。
そう考えると無駄に敵を増やすだけの提案なんだよなぁ。
グルリと会場を眺める。
トリスは余計な事を言うなと目で訴えているが、皆は私が何をしでかすか楽しみで仕方ないという様子。
会場もまさかここまでの待遇を受けて、これ以上要求はないだろうといった雰囲気。
そんな毎度毎度私がなにかやらかすみたいな空気は止めて欲しい。
とはいえだ。ここはご期待に応えましょうとも。
空気を読まず、貰える物はなんでも貰えの精神でご近所さんの噂の的のハクアさん。とりあえずぶっこむことにした。
「じゃあ二つほど」
要求すらおこがましいという空気の中、二つ要求したい。その言葉に場内の空気が一気に冷えて固まった。
横のアトゥイ達など私をすごい顔で見て固まり、ミコトは呆れ、トリスは怒りに顔をひくつかせ、シーナ、ムニ&龍王達は爆笑してる。
「言ってみろ」
「それじゃあ遠慮なく。まずこいつらの扱いなんだけど、生殺与奪の権利は私にあると思っていいんだよね?」
道化共を指し示し問う。
「何故そう思う?」
「あんたが言ったんだろ。素材にしてもいいってさ、それなら生殺与奪の権利を得たと思ってもおかしくないだろ?」
「確かにそうだな。して、どうするつもりだ?」
「うん。こいつら料理人として仕込もうかと」
「「「はぁ!?」」」
これには本人達だけでなく、会場中から驚きの声が上がりザワつき始める。
しかしそのザワつきも龍神が片手を上げ制すとピタリと止んだ。
「続けろ」
「まあそのままの意味だけどね。こいつらを料理人として仕込む。私を含め、この里の周りに居る眷属達ですら、料理人として受け入れられない奴は少なくないだろ? だからそいつらの為の料理人を作るんだよ」
私が来てから料理の味を知ったこの里の住人、しかし私の料理など食べたくない。食べさせたくないと言う奴は居る。
そんな奴らの対策兼、私が楽をする為に、この里の周りの奴にも料理を仕込み料理人にしたが、それすらも受けれたくないというのは一定数存在するのだ。
そしてそいつらは、大半がアカルフェルと同じ思想を持っている者達だ。今回はその辺を切り崩そうという目的もある。
まあ、更にいえばせっかく助けたのだから、むやみやたらに死なせるつもりもないというのも本音だ。
こいつらの態度を見れば、今までどれほど血統を笠に着ていたのか想像に容易い。そしてドラゴンと言えど、結局は私達人間と同じ考えに至る者は存在する。
そうなればドラゴンコアを奪われ、同族とは思われなくなった奴らの末路など───。
「ふざけるな!」
だが、そんな中でもいまだに自分の立場がわかっていないバカも居る。
「何故、誇り高い龍族の血統である俺がそんな事をしなければいけない!」
「と、言っているが?」
……楽しそうだなおい。
道化一号の言葉に龍神は、面白そうな物を見つけた。とでも言わんばかりの顔で私に問い掛ける。
そんな龍神を無視して、私は道化共六人に近付き利点をあげる。
「いいのか。これはお前達にも利益になる提案だぞ?」
「何を───」
「どう言うことだ」
道化一号が怒鳴り声を遮り、一人が私の言葉に食いつく。
確かこいつは、怪我人に紛れ込んで壁に穴開けた奴の一人か。
「貴様、混ざり物の分際で純血の俺の言葉を遮るとは───」
「いいかよく聞けよ」
そんな言葉を無視して私は他の奴に話を続ける。
まず利点の一つは、今なら重宝されるということだ。
ドラゴンにとって強さとは何よりも勝るステータス。その証とも、根源とも言えるドラゴンコアを失った今、どんな扱いになるかなど少し考えれば分かる。
そこで料理人としての付加価値が付けば、それなりの待遇は保証され易いだろう。
しかしこれが後になれば話は違う。
一度知ってしまえば、それを求め、探求する者は現れるだろう。その時になってそれを目指しても二番煎じにしかならない。そうなれば結局、扱いは変わらないだろうと。
「……確かにな。だが、保証はあるのか?」
「ないよ」
その言葉にハッキリと告げる。
「だけどこのままなら、底辺に落ちることはあっても上がることはない。それなら試してみる価値はあるんじゃないの?」
「それでお前になんの得がある?」
「いくつかあるよ」
一つは食材の調達が出来る料理人が確保出来るということ。
里の周りの眷属に教えたが、元々この辺りのモンスターは強い。そのため、力を失ってもドラゴンの肉体があれば、食材調達はしやすいだろう。
私としてもオリジナル料理が増えれば喜ばしい。
そしてもう一つ。
「お前達なら人化も出来て飛べるからな」
将来的には信頼出来る奴に紹介して、アリスベルで調味料などを仕入れさせる予定だ。
その際の払いをドラゴンの素材にして貰えば、定期的にアリスベルはドラゴン素材が手に入る事になる。
そうなればアリスベルとフープに、ドラゴン素材で作った装備を配備出来るという訳だ。
情勢が怪しくなってる今、軍備の拡張も大事な課題だったのでちょうどいい。
そしてこれが一番大事。
この成果を手土産に、帰った際の説教を少しでも軽減出来るようにする!
まあ、これは言わないけど。
色々と端折った部分はあるがおおむね伝えたい事を伝えた私は返事を待つ。
するとその提案を受け入れる。と、私の言葉に興味を持ったムント。そして同じく戦いに参加しなかった二人が提案を受け入れた。
そして───。
「誰がそんな下働きのような事をするか!!」
「あっそ」
道化一号を含めた、戦いに参加した残りの三人は提案を蹴った。
どうやら純血とそうじゃないので別れたようだ。
まあ、手は差しのべた。それを掴まなかった時点で私のすることはもうないのだ。
「あっ、ああ、興がのってしまってな済まない。続けてくれ」
とてもいい笑顔でニッコリと笑って苦言を呈すおばあちゃん。それに少し言い淀む龍神を見てなんとなく力関係が見える。
……やはり最恐。って、ヒィ!
考えを読んだようにこちらにグリンと視線を向けてニコリと笑うおばあちゃん。
やめて! そんな遠くからこっちの心を読まないで!?
「続けて、マナビーストを倒した功労者であるハクアちゃん、それに共に討伐に尽力したユエの両名は、宝物庫から一つ選んで良いそうよ」
おお、龍族の宝物庫とか心躍るワード。それにユエにもちゃんと配慮してくれたのが良い。
この辺はおばあちゃんの影響力を感じるのは間違いではないだろう。
「さてハクア。此度の件はこのようにしたが、まだなにかあるか?」
全てが終わり静まり返る現場に龍神の声が響く。
直答を許し、なおかつ望みを聞く。そんな破格とも言える待遇に会場がザワつき始める。
「なにかねぇ……」
「お前が望むのなら、そこの者らを好きにしても良いのだぞ。なんなら……ここで始末して素材として提供しても良いぞ」
ズシンと、まるで重力がいきなり増したかのようなプレッシャーが辺りを支配する。
「ほう。そりゃまたずいぶんと魅力的なご提案で……でもまあいらんよ。んでもってそのプレッシャー解いてくんない? 皆が苦しそうだから」
私の言葉に短く笑った龍神がプレッシャーを解き、辺りからホッと息を吐く音が聞こえた。隣にいたアトゥイ達にはやはり刺激が強かったようだ。
それを確認した私は改めて龍神の提案を思案する。
ぶっちゃけドラゴンコアを抜かれた今、私個人としては素材としての価値が低い。
ドラゴンコアが抜かれれば素材に宿る魔力も激減する。もちろん元がドラゴンだから、一般的には価値がない訳ではないが、やはり価値が落ちることに違いはない。
そう考えると無駄に敵を増やすだけの提案なんだよなぁ。
グルリと会場を眺める。
トリスは余計な事を言うなと目で訴えているが、皆は私が何をしでかすか楽しみで仕方ないという様子。
会場もまさかここまでの待遇を受けて、これ以上要求はないだろうといった雰囲気。
そんな毎度毎度私がなにかやらかすみたいな空気は止めて欲しい。
とはいえだ。ここはご期待に応えましょうとも。
空気を読まず、貰える物はなんでも貰えの精神でご近所さんの噂の的のハクアさん。とりあえずぶっこむことにした。
「じゃあ二つほど」
要求すらおこがましいという空気の中、二つ要求したい。その言葉に場内の空気が一気に冷えて固まった。
横のアトゥイ達など私をすごい顔で見て固まり、ミコトは呆れ、トリスは怒りに顔をひくつかせ、シーナ、ムニ&龍王達は爆笑してる。
「言ってみろ」
「それじゃあ遠慮なく。まずこいつらの扱いなんだけど、生殺与奪の権利は私にあると思っていいんだよね?」
道化共を指し示し問う。
「何故そう思う?」
「あんたが言ったんだろ。素材にしてもいいってさ、それなら生殺与奪の権利を得たと思ってもおかしくないだろ?」
「確かにそうだな。して、どうするつもりだ?」
「うん。こいつら料理人として仕込もうかと」
「「「はぁ!?」」」
これには本人達だけでなく、会場中から驚きの声が上がりザワつき始める。
しかしそのザワつきも龍神が片手を上げ制すとピタリと止んだ。
「続けろ」
「まあそのままの意味だけどね。こいつらを料理人として仕込む。私を含め、この里の周りに居る眷属達ですら、料理人として受け入れられない奴は少なくないだろ? だからそいつらの為の料理人を作るんだよ」
私が来てから料理の味を知ったこの里の住人、しかし私の料理など食べたくない。食べさせたくないと言う奴は居る。
そんな奴らの対策兼、私が楽をする為に、この里の周りの奴にも料理を仕込み料理人にしたが、それすらも受けれたくないというのは一定数存在するのだ。
そしてそいつらは、大半がアカルフェルと同じ思想を持っている者達だ。今回はその辺を切り崩そうという目的もある。
まあ、更にいえばせっかく助けたのだから、むやみやたらに死なせるつもりもないというのも本音だ。
こいつらの態度を見れば、今までどれほど血統を笠に着ていたのか想像に容易い。そしてドラゴンと言えど、結局は私達人間と同じ考えに至る者は存在する。
そうなればドラゴンコアを奪われ、同族とは思われなくなった奴らの末路など───。
「ふざけるな!」
だが、そんな中でもいまだに自分の立場がわかっていないバカも居る。
「何故、誇り高い龍族の血統である俺がそんな事をしなければいけない!」
「と、言っているが?」
……楽しそうだなおい。
道化一号の言葉に龍神は、面白そうな物を見つけた。とでも言わんばかりの顔で私に問い掛ける。
そんな龍神を無視して、私は道化共六人に近付き利点をあげる。
「いいのか。これはお前達にも利益になる提案だぞ?」
「何を───」
「どう言うことだ」
道化一号が怒鳴り声を遮り、一人が私の言葉に食いつく。
確かこいつは、怪我人に紛れ込んで壁に穴開けた奴の一人か。
「貴様、混ざり物の分際で純血の俺の言葉を遮るとは───」
「いいかよく聞けよ」
そんな言葉を無視して私は他の奴に話を続ける。
まず利点の一つは、今なら重宝されるということだ。
ドラゴンにとって強さとは何よりも勝るステータス。その証とも、根源とも言えるドラゴンコアを失った今、どんな扱いになるかなど少し考えれば分かる。
そこで料理人としての付加価値が付けば、それなりの待遇は保証され易いだろう。
しかしこれが後になれば話は違う。
一度知ってしまえば、それを求め、探求する者は現れるだろう。その時になってそれを目指しても二番煎じにしかならない。そうなれば結局、扱いは変わらないだろうと。
「……確かにな。だが、保証はあるのか?」
「ないよ」
その言葉にハッキリと告げる。
「だけどこのままなら、底辺に落ちることはあっても上がることはない。それなら試してみる価値はあるんじゃないの?」
「それでお前になんの得がある?」
「いくつかあるよ」
一つは食材の調達が出来る料理人が確保出来るということ。
里の周りの眷属に教えたが、元々この辺りのモンスターは強い。そのため、力を失ってもドラゴンの肉体があれば、食材調達はしやすいだろう。
私としてもオリジナル料理が増えれば喜ばしい。
そしてもう一つ。
「お前達なら人化も出来て飛べるからな」
将来的には信頼出来る奴に紹介して、アリスベルで調味料などを仕入れさせる予定だ。
その際の払いをドラゴンの素材にして貰えば、定期的にアリスベルはドラゴン素材が手に入る事になる。
そうなればアリスベルとフープに、ドラゴン素材で作った装備を配備出来るという訳だ。
情勢が怪しくなってる今、軍備の拡張も大事な課題だったのでちょうどいい。
そしてこれが一番大事。
この成果を手土産に、帰った際の説教を少しでも軽減出来るようにする!
まあ、これは言わないけど。
色々と端折った部分はあるがおおむね伝えたい事を伝えた私は返事を待つ。
するとその提案を受け入れる。と、私の言葉に興味を持ったムント。そして同じく戦いに参加しなかった二人が提案を受け入れた。
そして───。
「誰がそんな下働きのような事をするか!!」
「あっそ」
道化一号を含めた、戦いに参加した残りの三人は提案を蹴った。
どうやら純血とそうじゃないので別れたようだ。
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