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47.バザール
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大工さんのところへ行っていたレオンさんとスノウは昼頃帰ってきた。レオンさんも私の身体を心配してくれたが、大丈夫だという事で午後はギルドへ。依頼達成の報告をし、ワイバーンや他の魔物の買い取りを頼んでカウンターの方へ戻ってきた時後ろから声をかけられた。
「キラ」
「はい?」
返事しながら振り向くと、そこにいたのはサブマスターのエルブさんだった。相変わらず相手を圧迫するような巨体と無表情の彼は、口を開きかけたままストップする。
「…」
あれ…停止しちゃった。何か用があるんじゃないのかな?はるか上にある彼の顔を見て聞いてみる。
「あの、何でしょう?」
「………お前…強い………」
「…はい?」
その立派な体躯に似合わない小さな声、そして待ってみても続かない言葉。何が言いたいのか分からなくて目上の相手に若干失礼な返しをしてしまった。練習試合で詠唱した時はもっと迫力があったのに、普段はこうなのだろうか?
「………また…試合したい」
「え…」
「……あんな負け方…久しぶりだった……おれ…訓練場にいること多い…いつでも…声かけろ」
「あの、でも…」
とてもゆっくり話したエルブさんは、戸惑う私を見てほんの微かに口角を上げる。そして答えも聞かずに、ズシーン、ズシーン、という効果音が付きそうな歩き方で去っていった。私たちを見ていた周囲の冒険者や受付嬢さわさわと驚きの声を上げている。
「…行っちゃった…返事してないのに…」
「…珍しいな、あの人が笑うなんて」
「ホント…それにあんなに長く話してるのも初めて聞いたよ」
呆然として呟くと、2人が私の肩を抱く。
えっ…エルブさん笑ったの?いつ?…もしかして、あのちょびっと口が動いたやつ?
「エルブさんっていつもあんな感じの話し方?」
「いつもだいたい首の動きだけで返事する。話しても一言二言だな」
「問題を起こした冒険者に尋問する時とか、エルブさんがやるんだよ。正直に白状するまで、無言無表情で攻めるんだ。怖いよ~?」
「へ、へえ…」
「ぴぴっ」(わるいひとじゃないの)
外では定位置になりつつあるレオンさんの頭の上でスノウが鳴く。スノウの持つ真眼スキルは相手の悪意を探れるらしいのだ。さすが幻獣。
「まあ、統括に気に入られてサブマスターに昇進した人だしな」
「そうなんだ…」
「心配しなくても大丈夫だよ、キラ」
「そうだぜ。要するに、お前が強かったって言いに来たんだろ。帰ろうぜ」
「…うん。ありがとう」
正直いうとあまり試合はしたくない。私は心配を感じ取ってくれた2人の言葉に安心した。
「ぴっぴぴ!」(かえってごはんなの!)
話が終わるのを待っていたようにスノウが鳴く。…まだ夕飯には早いよ。
■
その日の夕食後、エヴァさんが相談があるんだけど、と話を切り出した。
「バザールのことなんだけど、今年こそ出店しろってギルドから責付かれてるんだよね」
「ああ、もうそんな時期か」
「バザール?」
「ばざーる?」
私が首をかしげると胸の谷間に埋まっているスノウもマネする。可愛い。
こちらを見たエヴァさんがフフッ、と笑って説明してくれた。
バザールとは、年に一回5月末に5日間開催される商業祭の事。ヴェスタにある店はもちろん、旅商人や他の街の商人、他国の店までが中央広場などの各会場に出店する一大イベントである。このバザールを目当てに大勢の人がヴェスタを訪れるため、街は一年で一番の稼ぎどきだ。
一見あまり関係ないように思う冒険者ギルドも例外ではなく、期間中は様々な箇所から依頼が舞い込む。緊急を除く討伐依頼などは隅に追いやられ、冒険者達も街に留まっている者が多い。
ヴェスタに店を構えている者は毎年出店出来る訳ではない。いくらこの街が広いといっても会場には限界があるし、外から来た出店者の枠は確保しておかなくてはならないからだ。それでも全ての店は3年に1回、長くても5年に1回は出店するようギルドから勧められる。参加費もかかるし品物の価格設定が低いのが定石となっているが、その分数が出るし新規の客を得られる可能性も高い。結果的には経営のプラスになり、街の経済も潤うという訳だ。
「オレは冒険者メインだし、不定期営業だから今までずっと辞退してたんだけど…毎年この時期になると色々煩くてさ。ここらで一度出ておこうかと思って」
「そんなイベントがあるんだ…面白そう。私お手伝いしたいな」
お店にも憧れがあったんだよね。自分では経営なんて出来る気しないけどお手伝いならしたい。
「ありがとうキラ」
「ま、そろそろ潮時かもな。去年なんか俺の所にまでエヴァを説得しろって商業ギルドの奴が来たしな」
「あれ、その話は初耳だな」
「ああ、ちょいと睨んだら半泣きで逃げたからな」
「フフ、そうだったんだ」
しれっとして言ってますけど…ギルドの人って大人だよね?大人の男が半泣きで帰るって…相当怖かったって事じゃ…?でもまあ、そういう手段はレオンさんには逆効果だよね。
「で?出店って何を出すんだ?酒は夕方からだろ?」
バザールのオープン時間は10時~20時まで。飲食店での酒類の提供は16時からとなっている。
「そこなんだけどさ、昼はコーヒーをメインにして、夕方からお酒メインにしようと思うんだ」
「なるほどな…」
「わ、コーヒーショップ?それ素敵!」
思わず声を上げるとエヴァさんがにっこりと笑って言う。
「そう言ってくれると思ってたよ。そこでキラに頼みがあるんだ」
「頼み?」
「うん、コーヒーに合うお菓子を作ってくれないかな?」
「えっ」
「コーヒーメインならお菓子も欲しいんだけど、キラは最近スノウのオヤツ用にお菓子作ってるでしょ?どれも美味しくて見た目も綺麗だし、お願いできないかな?」
「…」
私のお菓子で大丈夫かな…作るのは好きだけど売り物となるとあまり自信がない。迷っているとレオンさんが背中を押してくれる。
「キラ、お前の作るもんは美味い。これはマジだ。別に自分の女だからって贔屓目にみてる訳じゃねえ。俺もエヴァも、いつも正直に感想言ってるだろ?」
確かにそうだ。彼らは私の作ったもの全てを美味しいと言ってはいない。レオンさんは苦手ならはっきりそう言うし、エヴァさんはもう少しこうした方が良いかも、とアドバイスをくれたりする。
「キラ、心配ないよ。店に出せるかどうかはきちんと査定するから」
「…うん、分かった。お店の役に立てるように頑張る」
「フフ…そんなに硬く考えないで良いよ。オレの淹れたコーヒーにキラの作ったお菓子、それを人に食べてもらえるって何だかワクワクしない?」
グッと拳を握って気合いを入れるとエヴァさんが肩を抱いて言う。するとレオンさんも腰を抱く。
「俺は店に関しちゃ出来る事少ねえからな、ま、用心棒でもするぜ」
「スノウはあじみのかかりなの!」
「スノウ、それはダメ」
私とエヴァさんが食事を作ってるのを見ていて、味見というものを覚えたスノウがそう宣言するがエヴァさんに却下される。
「え~!なんで?なの」
「太るから」
「…」
ぶーぶー文句を言うが一言で抑え込む。さすがです。私はスノウの可愛さにやられて甘くなりがちなのでエヴァさんが注意してくれるのだ。
「ねえレオン、用心棒もだけど他にも頼みがあるんだ」
「何だ?」
「あのさ…」
抱いた腰や肩を撫でつつ話す2人の会話に耳を傾けながら、ちょっとヘコんでしまったスノウを撫でた。
「キラ」
「はい?」
返事しながら振り向くと、そこにいたのはサブマスターのエルブさんだった。相変わらず相手を圧迫するような巨体と無表情の彼は、口を開きかけたままストップする。
「…」
あれ…停止しちゃった。何か用があるんじゃないのかな?はるか上にある彼の顔を見て聞いてみる。
「あの、何でしょう?」
「………お前…強い………」
「…はい?」
その立派な体躯に似合わない小さな声、そして待ってみても続かない言葉。何が言いたいのか分からなくて目上の相手に若干失礼な返しをしてしまった。練習試合で詠唱した時はもっと迫力があったのに、普段はこうなのだろうか?
「………また…試合したい」
「え…」
「……あんな負け方…久しぶりだった……おれ…訓練場にいること多い…いつでも…声かけろ」
「あの、でも…」
とてもゆっくり話したエルブさんは、戸惑う私を見てほんの微かに口角を上げる。そして答えも聞かずに、ズシーン、ズシーン、という効果音が付きそうな歩き方で去っていった。私たちを見ていた周囲の冒険者や受付嬢さわさわと驚きの声を上げている。
「…行っちゃった…返事してないのに…」
「…珍しいな、あの人が笑うなんて」
「ホント…それにあんなに長く話してるのも初めて聞いたよ」
呆然として呟くと、2人が私の肩を抱く。
えっ…エルブさん笑ったの?いつ?…もしかして、あのちょびっと口が動いたやつ?
「エルブさんっていつもあんな感じの話し方?」
「いつもだいたい首の動きだけで返事する。話しても一言二言だな」
「問題を起こした冒険者に尋問する時とか、エルブさんがやるんだよ。正直に白状するまで、無言無表情で攻めるんだ。怖いよ~?」
「へ、へえ…」
「ぴぴっ」(わるいひとじゃないの)
外では定位置になりつつあるレオンさんの頭の上でスノウが鳴く。スノウの持つ真眼スキルは相手の悪意を探れるらしいのだ。さすが幻獣。
「まあ、統括に気に入られてサブマスターに昇進した人だしな」
「そうなんだ…」
「心配しなくても大丈夫だよ、キラ」
「そうだぜ。要するに、お前が強かったって言いに来たんだろ。帰ろうぜ」
「…うん。ありがとう」
正直いうとあまり試合はしたくない。私は心配を感じ取ってくれた2人の言葉に安心した。
「ぴっぴぴ!」(かえってごはんなの!)
話が終わるのを待っていたようにスノウが鳴く。…まだ夕飯には早いよ。
■
その日の夕食後、エヴァさんが相談があるんだけど、と話を切り出した。
「バザールのことなんだけど、今年こそ出店しろってギルドから責付かれてるんだよね」
「ああ、もうそんな時期か」
「バザール?」
「ばざーる?」
私が首をかしげると胸の谷間に埋まっているスノウもマネする。可愛い。
こちらを見たエヴァさんがフフッ、と笑って説明してくれた。
バザールとは、年に一回5月末に5日間開催される商業祭の事。ヴェスタにある店はもちろん、旅商人や他の街の商人、他国の店までが中央広場などの各会場に出店する一大イベントである。このバザールを目当てに大勢の人がヴェスタを訪れるため、街は一年で一番の稼ぎどきだ。
一見あまり関係ないように思う冒険者ギルドも例外ではなく、期間中は様々な箇所から依頼が舞い込む。緊急を除く討伐依頼などは隅に追いやられ、冒険者達も街に留まっている者が多い。
ヴェスタに店を構えている者は毎年出店出来る訳ではない。いくらこの街が広いといっても会場には限界があるし、外から来た出店者の枠は確保しておかなくてはならないからだ。それでも全ての店は3年に1回、長くても5年に1回は出店するようギルドから勧められる。参加費もかかるし品物の価格設定が低いのが定石となっているが、その分数が出るし新規の客を得られる可能性も高い。結果的には経営のプラスになり、街の経済も潤うという訳だ。
「オレは冒険者メインだし、不定期営業だから今までずっと辞退してたんだけど…毎年この時期になると色々煩くてさ。ここらで一度出ておこうかと思って」
「そんなイベントがあるんだ…面白そう。私お手伝いしたいな」
お店にも憧れがあったんだよね。自分では経営なんて出来る気しないけどお手伝いならしたい。
「ありがとうキラ」
「ま、そろそろ潮時かもな。去年なんか俺の所にまでエヴァを説得しろって商業ギルドの奴が来たしな」
「あれ、その話は初耳だな」
「ああ、ちょいと睨んだら半泣きで逃げたからな」
「フフ、そうだったんだ」
しれっとして言ってますけど…ギルドの人って大人だよね?大人の男が半泣きで帰るって…相当怖かったって事じゃ…?でもまあ、そういう手段はレオンさんには逆効果だよね。
「で?出店って何を出すんだ?酒は夕方からだろ?」
バザールのオープン時間は10時~20時まで。飲食店での酒類の提供は16時からとなっている。
「そこなんだけどさ、昼はコーヒーをメインにして、夕方からお酒メインにしようと思うんだ」
「なるほどな…」
「わ、コーヒーショップ?それ素敵!」
思わず声を上げるとエヴァさんがにっこりと笑って言う。
「そう言ってくれると思ってたよ。そこでキラに頼みがあるんだ」
「頼み?」
「うん、コーヒーに合うお菓子を作ってくれないかな?」
「えっ」
「コーヒーメインならお菓子も欲しいんだけど、キラは最近スノウのオヤツ用にお菓子作ってるでしょ?どれも美味しくて見た目も綺麗だし、お願いできないかな?」
「…」
私のお菓子で大丈夫かな…作るのは好きだけど売り物となるとあまり自信がない。迷っているとレオンさんが背中を押してくれる。
「キラ、お前の作るもんは美味い。これはマジだ。別に自分の女だからって贔屓目にみてる訳じゃねえ。俺もエヴァも、いつも正直に感想言ってるだろ?」
確かにそうだ。彼らは私の作ったもの全てを美味しいと言ってはいない。レオンさんは苦手ならはっきりそう言うし、エヴァさんはもう少しこうした方が良いかも、とアドバイスをくれたりする。
「キラ、心配ないよ。店に出せるかどうかはきちんと査定するから」
「…うん、分かった。お店の役に立てるように頑張る」
「フフ…そんなに硬く考えないで良いよ。オレの淹れたコーヒーにキラの作ったお菓子、それを人に食べてもらえるって何だかワクワクしない?」
グッと拳を握って気合いを入れるとエヴァさんが肩を抱いて言う。するとレオンさんも腰を抱く。
「俺は店に関しちゃ出来る事少ねえからな、ま、用心棒でもするぜ」
「スノウはあじみのかかりなの!」
「スノウ、それはダメ」
私とエヴァさんが食事を作ってるのを見ていて、味見というものを覚えたスノウがそう宣言するがエヴァさんに却下される。
「え~!なんで?なの」
「太るから」
「…」
ぶーぶー文句を言うが一言で抑え込む。さすがです。私はスノウの可愛さにやられて甘くなりがちなのでエヴァさんが注意してくれるのだ。
「ねえレオン、用心棒もだけど他にも頼みがあるんだ」
「何だ?」
「あのさ…」
抱いた腰や肩を撫でつつ話す2人の会話に耳を傾けながら、ちょっとヘコんでしまったスノウを撫でた。
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