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第89話 天然温泉
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「あっ、いえ、たまたまお婆ぁ...」
「おっとぉ!何でもないんです~!それより夕飯をいただく前にお風呂に入りたいんですけど大丈夫でしょうかぁ?♪」
未桜、なぜ僕の説明を妨げる!?
まぁいいさ、僕も濡れて汚れてしまった身体で料理をいただくよりも、風呂に入って清くサッパリした状態の方がより美味しく食せるというものだ。
「あら、それは全然かまいませんよ。お二人がお風呂から上がって直ぐ料理を召し上がれるように合わせますので」
「ありがとうございます♪」
「恐縮です」
実にありがたい。
笑顔の素敵な若女将(仮)に感謝である。
あれ!?でも、この民宿のお風呂ってどんなんだったっけ?
僕は「民宿むらやど」に予約を入れる際に、ネットから情報を得たのだけれど、お風呂に関する情報をチェックするのを忘れていた。
「あのぉ、すみません。ここのお風呂ってどちらにあるのでしょう?」
若女将(仮)がニッコリとした笑顔で返事をくれる。
「お客様用のお風呂はそこの角を曲がってすぐ左手になります。でも、歩いて5分ほどの所に天然の温泉施設がありますのでそちらもお勧めしてるんですよぉ」
それを聞いた僕と未桜は目を合わせて同時に頷く。
近くに天然の温泉があることを知ったからには、ここは旅行者として堪能しない訳にはいかないだろう。
「あのう、いまからその温泉に行って来てお時間の方は大丈夫でしょうか?」
「あらぁ、八時までにお帰りになれば大丈夫ですよ」
若女将(仮)の気持ちの良い返事を頂戴した僕達は、部屋に戻って早々に着替えを準備し、汚れたままの恰好で案内を受けた温泉施設へ向かったのだった。
「おっとぉ!何でもないんです~!それより夕飯をいただく前にお風呂に入りたいんですけど大丈夫でしょうかぁ?♪」
未桜、なぜ僕の説明を妨げる!?
まぁいいさ、僕も濡れて汚れてしまった身体で料理をいただくよりも、風呂に入って清くサッパリした状態の方がより美味しく食せるというものだ。
「あら、それは全然かまいませんよ。お二人がお風呂から上がって直ぐ料理を召し上がれるように合わせますので」
「ありがとうございます♪」
「恐縮です」
実にありがたい。
笑顔の素敵な若女将(仮)に感謝である。
あれ!?でも、この民宿のお風呂ってどんなんだったっけ?
僕は「民宿むらやど」に予約を入れる際に、ネットから情報を得たのだけれど、お風呂に関する情報をチェックするのを忘れていた。
「あのぉ、すみません。ここのお風呂ってどちらにあるのでしょう?」
若女将(仮)がニッコリとした笑顔で返事をくれる。
「お客様用のお風呂はそこの角を曲がってすぐ左手になります。でも、歩いて5分ほどの所に天然の温泉施設がありますのでそちらもお勧めしてるんですよぉ」
それを聞いた僕と未桜は目を合わせて同時に頷く。
近くに天然の温泉があることを知ったからには、ここは旅行者として堪能しない訳にはいかないだろう。
「あのう、いまからその温泉に行って来てお時間の方は大丈夫でしょうか?」
「あらぁ、八時までにお帰りになれば大丈夫ですよ」
若女将(仮)の気持ちの良い返事を頂戴した僕達は、部屋に戻って早々に着替えを準備し、汚れたままの恰好で案内を受けた温泉施設へ向かったのだった。
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