世界樹とハネモノ少女 第一部

 舞台は銀河系の星の一つである「アリヒュール」。
 途方もなく大昔の話しだが、アリヒュールの世界は一本の大樹、つまり「世界樹」によって成り立っていた。
 この世界樹にはいつからか意思が芽生え、世界がある程度成長して安定期を迎えると、自ら地上を離れ天空から世界を見守る守護者となる。
 もちろん安定期とはいえ、この世界に存在する生命体の紛争は数えきれないほど起こった。
 その安定期が5000年ほど経過した頃、世界樹は突如として、世界を崩壊させる者が現れる予兆を感じ取る。
 世界を守るため、世界樹は7つの実を宿し世界各地に落としていった。
 やがて落とされた実から人の姿をした赤子が生まれ成長していく。
 世界樹の子供達の中には、他の6人と比べて明らかにハネモノ(規格外)の子供がいたのである。
 これは世界樹の特別な子であるハネモノ少女の成長と冒険を描いた壮大な物語。
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