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第四章 絢爛のスクールフェスタ
第381話 メルアの隠し玉
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「いずれにしても、僕たちはイグニスを魔族と仮定して動くべきだろうね」
「じゃあすぐにでも追っかけて、エステア先輩を助けねぇと!」
「悠長に話し合ってる場合じゃないよぉ~」
話の終わりが見えたこともあり、ヴァナベルとヌメリンが足を踏み鳴らしながら声を上げる。
「理解してる。事態は一刻を争う……でも、だからこそ冷静に考えなきゃならないんだ」
「はぁ!? 急ぐのか、急がねぇのか、どっちだよ!?」
「罠である可能性が高いのです。マスターに判断を急がせるべきではありません」
声を荒らげるヴァナベルたちを制したのは、ホムだった。
「ホムさんの言う通りだ。今考えられ得る可能性に集中しなければ、判断を誤るぞ。私の意見を言わせてもらえるなら、ここに集まった全員が助けに向かうべきではないと思っている」
意外なことに助け船を出してくれたのは、リゼルだった。
「お前までなんなんだよ。まだ魔族の脅威があるってわかってビビってんのか!?」
「話を聞いてはいるが、理解はしていないといったところか……」
ヴァナベルの発言にリゼルが首を横に振りながら、あからさまな溜息を吐く。
「てめぇ、さりげなく馬鹿にしてんじゃねぇよ」
「喧嘩してる場合じゃないよ、ベル~」
今にも掴みかかりそうな勢いのヴァナベルをヌメリンが制する。それを押し切って身を乗り出すヴァナベルに、リゼルは落ち着いた口調で返した。
「いいか、よく考えろ。これが魔族の罠であるならば、次に狙われるのは間違いなくこの学校だ」
「魔族が転移門を開いて、魔界に帰ろうと思うなら手っ取り早い贄がいる場所を選ぶでしょうね」
「ついでに言えば、今は軍属の先生方はこの場所を離れ、黒竜神ハーディア様もこの地を去ってしまった。黒竜騎士団もまだ到着していない」
リゼルの考えに同意を示したのはジョストとグーテンブルク坊やだ。
「戦力を集中させるべきは、どこなのか。なにを優先させるべきかは、考えなくてはなりませんわね」
「マリー先輩のいう通りです。我々生徒会には、生徒の安全を保障する義務がある。優先されるべきは学園の生徒を守ることだ」
マリーが口を挟んだことで、ヴァナベルの勢いは衰え、リゼルが落ち着いた口調で続ける。
「そうなると、ここに残るのは俺とリゼル、ジョストは必須だな。いざとなったら機兵を動かして出撃させる」
「メカニックに応急処置を任せて正解でしたね」
グーテンブルク坊やの発言にジョストが頷く。
「ナイル先輩が重宝している理由が、身に染みてわかるな」
自身の仕事ぶりを認められたアイザックは誇らしげに背筋を伸ばしている。
「……そういうわけで、残りの戦力を振り分けよう。どうだ?」
「はっ、どうもこうも、お前らがしっかり考えてんだから、オレにはどうこう突っ込むところもありゃしねぇよ!」
リゼルの問いかけにヴァナベルが大声を上げる。
「にゃはっ! ぐぅの音も出ないって感じだな」
「うるせぇよ」
大声を上げたことが照れ隠しなのがわかっているファラが指摘すると、ヴァナベルが唇を尖らせて自分の頬を叩いた。
「……悪かったな。ビビってるとか、考えなしなこと言ってさ」
「わかってくれたなら、それで充分だ」
ヴァナベルの謝罪を受け入れたリゼルが、表情を緩める。話がまとまったところで、校舎から駆けつけたリリルルが揃って手を叩いた。
「「ならば、リリルルはリゼライに力を貸してやろう。報酬は金貨500枚にまけておいてやる」」
「流石に冗談だよな? そんなお金があったら、帝都で家が建つぞ!?」
「「豪邸から家に値引きしたのだから、当然だ」」
グーテンブルク坊やの突っ込みにリリルルが飄々と応える。
「商魂逞しいっつーか、リリルルちゃん、生徒会でもないのに凄くない!? めっちゃ戦力じゃん!」
「「リリルルはアルフェの人とはエルフ同盟を結んだ仲であり、F組とはF同盟を結んだ仲だからな」」
「リリルルちゃんと、ライルくんたちが残ってくれるなら、大丈夫だね」
リリルルと手を合わせて軽くステップを踏みながら、アルフェが笑顔で頷く。アルフェの言う通り、リゼルたちの機兵とリリルルが揃えばかなりの戦力になるだろう。デモンズアイクラスの魔物の出現可能性が低い今、魔族の残党が来たとしても充分に学校を守れるはずだ。
「わたくしはマスターと、行動を共にします」
「うん、ワタシもそうする」
ホムとアルフェの言葉に僕は頷く。二人がいてくれた方が僕としても心強い。
「私とメルアは地下通路へ参りますわ」
「オレたちも一緒にいくぜ!」
「にゃはっ! ヴァナベルの耳とあたしの魔眼があれば地下道の暗さもカバーできるだろうしな」
マリーとメルア、ヴァナベルとファラ、ヌメリンも僕たちと地下通路に入るのがいいだろう。入り組んだ地下通路を進むには、小部隊に戦力を分けるのが適切だ。
「おーい、リーフ!」
アイザックがいるというのに姿を見せないと思っていたロメオの声が、正門の方から響いてきた。見れば、アーケシウスを操縦してこちらに向かって来ている。
「地下通路に入るなら、絶対生身じゃない方がいい。アーケシウスなら中に入れるよ」
「……そんな入り口、あったでしょうか?」
ホムが首を巡らせながら問うと、アイザックがぴょんぴょんと飛び跳ねながら、赤い扉の裏側へと回り込んだ。
「それがあるのでござる! 倉庫の中に作業用従機用の入り口を見つけたでござるよ!」
ロメオが操縦するアーケシウスが、アイザックに続いて扉の裏側へと進む。その姿を横目で見ながら、マリーが不安げに口を開いた。
「生身じゃない方がいいなら、私たちは足手まといになりませんこと?」
「そーでもないと思うよ? ししょーには悪いけど、アーケシウスって盾代わりにもなるだろうし」
「そうでしょうけど、それなら尚更狙撃に特化した長銃身の宵の明星は狭い空間では取り回せませんし、見透しが悪くては狙撃にも向きませんわぁ」
「いやいや! そこで宵の明星を理由に足手まといだなんて言って欲しくないなぁ」
いつになく弱気なマリーの言葉に、メルアが顔の前で手を横に振る。
「メルアのせいではありませんわ。私の発注通りどころか、それ以上に完璧に仕上げてくれたものに文句を言ってはバチが当たりますもの」
「でも、マリーは宵の明星の弱点を残念に思ってる。そうだよね?」
メルアがマリーの顔色を窺うように覗き込みながら、問いかける。
「誤解を恐れずに言うなら、そういうことですわ。私、まどろっこしいことは苦手なんですの」
「わかってるよ~。ふふっ、ふふふふっ」
不安げなマリーとは反対に、メルアはどこか嬉しそうだ。
「ちょっとメルア、なぜ笑ってるんですの?」
「じゃーん! 見てこれ!」
マリーの問いかけにメルアはにんまりと笑うと、ポケットから三角形の細長い三色の銃身を取り出した。長さは40cmほどで、取り回しのしやすい短い銃身だ。
「なんですの!? まるで銃身のスペアのようではありますが……」
「そうなんだよ~。実は、こんなこともあろうかと~、天才美少女錬金術師メルアちゃんは、宵の明星の換装パーツを作っておいたのでした~!」
「凄いじゃないか、メルア」
予想外の展開に、思わず声に出てしまった。
「でしょでしょ!?」
僕の驚きが余程嬉しかったのか、メルアが三色の銃身を皆に見えるようにアピールする。
「ししょーの天才っぷりを前に霞んじゃってるけど、実はうちだって凄いんだ~ってところを見せたくて。で、みんなを驚かせようって用意したのが、この『三色術式銃身』ね! 使い方も簡単だよ。宵の明星に取り付け、銃身を回すことでファイアシューター、ウォーターシューター、ウィンドシューターの三種類の魔法を放つことが出来るってわけ。狙撃用の銃身と合わせればこれで四属性撃てるしね!」
なるほど、三角形の銃身を構成する板にそれぞれ違う簡易術式を書き込み銃身を回すことで瞬時に違う魔法を使えるようにしているらしい。
「うん。よく出来ているし、短銃身にしたのもマリーが色んなシチュエーションで宵の明星を扱えるように考えたんだね」
「まさに実戦向きですわぁ!」
僕が褒めたことと、マリーの喜びがことのほか嬉しかったらしく、メルアは目を潤ませながら何度も頷いた。きっとこの銃身を見せられないかもしれないと思うような瞬間が、これまでの戦いの中であったのだろう。そう思うと、こうして生きて話せていることがどんなに尊い時間なのかわかる。だからこそ、なんとしてもエステアをこの輪の中に戻さなければならないな。
「じゃあすぐにでも追っかけて、エステア先輩を助けねぇと!」
「悠長に話し合ってる場合じゃないよぉ~」
話の終わりが見えたこともあり、ヴァナベルとヌメリンが足を踏み鳴らしながら声を上げる。
「理解してる。事態は一刻を争う……でも、だからこそ冷静に考えなきゃならないんだ」
「はぁ!? 急ぐのか、急がねぇのか、どっちだよ!?」
「罠である可能性が高いのです。マスターに判断を急がせるべきではありません」
声を荒らげるヴァナベルたちを制したのは、ホムだった。
「ホムさんの言う通りだ。今考えられ得る可能性に集中しなければ、判断を誤るぞ。私の意見を言わせてもらえるなら、ここに集まった全員が助けに向かうべきではないと思っている」
意外なことに助け船を出してくれたのは、リゼルだった。
「お前までなんなんだよ。まだ魔族の脅威があるってわかってビビってんのか!?」
「話を聞いてはいるが、理解はしていないといったところか……」
ヴァナベルの発言にリゼルが首を横に振りながら、あからさまな溜息を吐く。
「てめぇ、さりげなく馬鹿にしてんじゃねぇよ」
「喧嘩してる場合じゃないよ、ベル~」
今にも掴みかかりそうな勢いのヴァナベルをヌメリンが制する。それを押し切って身を乗り出すヴァナベルに、リゼルは落ち着いた口調で返した。
「いいか、よく考えろ。これが魔族の罠であるならば、次に狙われるのは間違いなくこの学校だ」
「魔族が転移門を開いて、魔界に帰ろうと思うなら手っ取り早い贄がいる場所を選ぶでしょうね」
「ついでに言えば、今は軍属の先生方はこの場所を離れ、黒竜神ハーディア様もこの地を去ってしまった。黒竜騎士団もまだ到着していない」
リゼルの考えに同意を示したのはジョストとグーテンブルク坊やだ。
「戦力を集中させるべきは、どこなのか。なにを優先させるべきかは、考えなくてはなりませんわね」
「マリー先輩のいう通りです。我々生徒会には、生徒の安全を保障する義務がある。優先されるべきは学園の生徒を守ることだ」
マリーが口を挟んだことで、ヴァナベルの勢いは衰え、リゼルが落ち着いた口調で続ける。
「そうなると、ここに残るのは俺とリゼル、ジョストは必須だな。いざとなったら機兵を動かして出撃させる」
「メカニックに応急処置を任せて正解でしたね」
グーテンブルク坊やの発言にジョストが頷く。
「ナイル先輩が重宝している理由が、身に染みてわかるな」
自身の仕事ぶりを認められたアイザックは誇らしげに背筋を伸ばしている。
「……そういうわけで、残りの戦力を振り分けよう。どうだ?」
「はっ、どうもこうも、お前らがしっかり考えてんだから、オレにはどうこう突っ込むところもありゃしねぇよ!」
リゼルの問いかけにヴァナベルが大声を上げる。
「にゃはっ! ぐぅの音も出ないって感じだな」
「うるせぇよ」
大声を上げたことが照れ隠しなのがわかっているファラが指摘すると、ヴァナベルが唇を尖らせて自分の頬を叩いた。
「……悪かったな。ビビってるとか、考えなしなこと言ってさ」
「わかってくれたなら、それで充分だ」
ヴァナベルの謝罪を受け入れたリゼルが、表情を緩める。話がまとまったところで、校舎から駆けつけたリリルルが揃って手を叩いた。
「「ならば、リリルルはリゼライに力を貸してやろう。報酬は金貨500枚にまけておいてやる」」
「流石に冗談だよな? そんなお金があったら、帝都で家が建つぞ!?」
「「豪邸から家に値引きしたのだから、当然だ」」
グーテンブルク坊やの突っ込みにリリルルが飄々と応える。
「商魂逞しいっつーか、リリルルちゃん、生徒会でもないのに凄くない!? めっちゃ戦力じゃん!」
「「リリルルはアルフェの人とはエルフ同盟を結んだ仲であり、F組とはF同盟を結んだ仲だからな」」
「リリルルちゃんと、ライルくんたちが残ってくれるなら、大丈夫だね」
リリルルと手を合わせて軽くステップを踏みながら、アルフェが笑顔で頷く。アルフェの言う通り、リゼルたちの機兵とリリルルが揃えばかなりの戦力になるだろう。デモンズアイクラスの魔物の出現可能性が低い今、魔族の残党が来たとしても充分に学校を守れるはずだ。
「わたくしはマスターと、行動を共にします」
「うん、ワタシもそうする」
ホムとアルフェの言葉に僕は頷く。二人がいてくれた方が僕としても心強い。
「私とメルアは地下通路へ参りますわ」
「オレたちも一緒にいくぜ!」
「にゃはっ! ヴァナベルの耳とあたしの魔眼があれば地下道の暗さもカバーできるだろうしな」
マリーとメルア、ヴァナベルとファラ、ヌメリンも僕たちと地下通路に入るのがいいだろう。入り組んだ地下通路を進むには、小部隊に戦力を分けるのが適切だ。
「おーい、リーフ!」
アイザックがいるというのに姿を見せないと思っていたロメオの声が、正門の方から響いてきた。見れば、アーケシウスを操縦してこちらに向かって来ている。
「地下通路に入るなら、絶対生身じゃない方がいい。アーケシウスなら中に入れるよ」
「……そんな入り口、あったでしょうか?」
ホムが首を巡らせながら問うと、アイザックがぴょんぴょんと飛び跳ねながら、赤い扉の裏側へと回り込んだ。
「それがあるのでござる! 倉庫の中に作業用従機用の入り口を見つけたでござるよ!」
ロメオが操縦するアーケシウスが、アイザックに続いて扉の裏側へと進む。その姿を横目で見ながら、マリーが不安げに口を開いた。
「生身じゃない方がいいなら、私たちは足手まといになりませんこと?」
「そーでもないと思うよ? ししょーには悪いけど、アーケシウスって盾代わりにもなるだろうし」
「そうでしょうけど、それなら尚更狙撃に特化した長銃身の宵の明星は狭い空間では取り回せませんし、見透しが悪くては狙撃にも向きませんわぁ」
「いやいや! そこで宵の明星を理由に足手まといだなんて言って欲しくないなぁ」
いつになく弱気なマリーの言葉に、メルアが顔の前で手を横に振る。
「メルアのせいではありませんわ。私の発注通りどころか、それ以上に完璧に仕上げてくれたものに文句を言ってはバチが当たりますもの」
「でも、マリーは宵の明星の弱点を残念に思ってる。そうだよね?」
メルアがマリーの顔色を窺うように覗き込みながら、問いかける。
「誤解を恐れずに言うなら、そういうことですわ。私、まどろっこしいことは苦手なんですの」
「わかってるよ~。ふふっ、ふふふふっ」
不安げなマリーとは反対に、メルアはどこか嬉しそうだ。
「ちょっとメルア、なぜ笑ってるんですの?」
「じゃーん! 見てこれ!」
マリーの問いかけにメルアはにんまりと笑うと、ポケットから三角形の細長い三色の銃身を取り出した。長さは40cmほどで、取り回しのしやすい短い銃身だ。
「なんですの!? まるで銃身のスペアのようではありますが……」
「そうなんだよ~。実は、こんなこともあろうかと~、天才美少女錬金術師メルアちゃんは、宵の明星の換装パーツを作っておいたのでした~!」
「凄いじゃないか、メルア」
予想外の展開に、思わず声に出てしまった。
「でしょでしょ!?」
僕の驚きが余程嬉しかったのか、メルアが三色の銃身を皆に見えるようにアピールする。
「ししょーの天才っぷりを前に霞んじゃってるけど、実はうちだって凄いんだ~ってところを見せたくて。で、みんなを驚かせようって用意したのが、この『三色術式銃身』ね! 使い方も簡単だよ。宵の明星に取り付け、銃身を回すことでファイアシューター、ウォーターシューター、ウィンドシューターの三種類の魔法を放つことが出来るってわけ。狙撃用の銃身と合わせればこれで四属性撃てるしね!」
なるほど、三角形の銃身を構成する板にそれぞれ違う簡易術式を書き込み銃身を回すことで瞬時に違う魔法を使えるようにしているらしい。
「うん。よく出来ているし、短銃身にしたのもマリーが色んなシチュエーションで宵の明星を扱えるように考えたんだね」
「まさに実戦向きですわぁ!」
僕が褒めたことと、マリーの喜びがことのほか嬉しかったらしく、メルアは目を潤ませながら何度も頷いた。きっとこの銃身を見せられないかもしれないと思うような瞬間が、これまでの戦いの中であったのだろう。そう思うと、こうして生きて話せていることがどんなに尊い時間なのかわかる。だからこそ、なんとしてもエステアをこの輪の中に戻さなければならないな。
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