333 / 396
第四章 絢爛のスクールフェスタ
第333話 露店エリアの賑わい
しおりを挟む
露店エリアを進むにつれ、賑わいが増していくのを実感する。まだ昼時には早いということもあって、訪れた人々はまずはスイーツや飲み物を目当てに列を成している。
特にリゼルとグーテンブルク坊やが呼んだ綿飴屋は、本物の果物を使った色とりどりな見た目も相まって、早くも黒山の人だかりが出来ていた。
「すごい人気だね~」
「あれではどこに何があるかわかったものではないぞ。わらわが迷子ではないことが、これでわかったであろう?」
額に手を水平に当てて声を上げるアルフェの横で、ハーディアが不機嫌そうに腕組みをしている。出会った時に手にしていたアイスクリームは、歩いているうちにいつの間にか食べ終えたようだ。
「ちょっと並ばないとだね。ハーディアちゃん、大丈夫?」
学園の生徒だけではなく、外部の一般客も入っているため、かなり待つことが予想される。日差しが強いと思われるエリアにはあらかじめ大きな日除けを渡してあるのだが、綿飴の列の最後尾は既にそこからはみ出してしまっている。
「せっかくわらわが直々に食べに来てやったというのに、並ばされるとはな……。まあいい、空いているうちに他を案内してもらおうか。お前たち、詳しいのじゃろう?」
そう言ってぷいと綿飴の露店に背を向けるハーディアは、どうやら並んだり待ったりするのが苦手のようだ。
「元からそのつもりだったし、もちろんいいよ」
アルフェが優しく応え、僕とホムも頷いた。僕としても貴重な時間を綿飴の列に並ぶことに費やすよりは、F組のクラスメイトや他の生徒たちの露店を見て回った方が良いと思っていたので、助かった。
「ではあの、射的とやらを見せてもらおうか」
「射的?」
ハーディアが指差す方を見ると、店先に立つアイザックの姿が目に入った。
「ああ、そういえば機兵を景品にしたゲームを行うという話だったね」
「ワタシたちの機兵もあるんだよね。行こ!」
アルフェが笑顔で僕とハーディアの手を引き、ホムがその後ろに続く。
「アルタードもあると聞いたのですが、どうも箱にしか見えませんが……」
最も視力の良いホムが遠くから露店の様子を窺いながら不安そうに呟く。機兵そのものの展示を打診されていたのだが、少なくともここにはないらしく、あるのは景品のミニチュアだけだ。
「そのままだと、射的とやらで落とした時に壊れてしまうからじゃないかな?」
見れば、初等部の少年とその保護者がゲームを楽しんでいるところだ。射的という名前からも推測出来るように、どうやら模擬の小型魔導砲を使って景品の的を狙い、撃ち落とすことが出来れば自分のものになるというルールらしい。
「あ! でも、あっちにホムちゃんのアルタードが飾ってあるみたいだよ」
アルフェが示した先には、会計を担当するロメオの姿があり、レジの隣に塗装されたアルタードが飾られている。その隣には、アルタードの前身であるナイルの機体も並んでいた。
「ほうほう。子供の玩具にしては上等上等。なかなかのものじゃな」
ハーディアが腕を組み、感心したように小さな機兵に目を細める。
「おお、誰かと思えばリーフ殿!」
僕たちの姿に気づいたアイザックが、嬉しそうに尻尾を振りながら駆け寄ってくる。
「……おや? そこのご令嬢は……?」
「ご令嬢ではない、わらわにはハーディアという名があるぞ」
ハーディアはアイザックの問いかけに、ふんと鼻息を吐くとロメオの方を指差した。
「おい、そこのお前。わらわはその格好いいやつを所望する」
「こ、これは売り物じゃなくて……。景品はあっち……」
いきなりハーディアに指をさされたロメオが、動揺を隠せない様子で階段上の台に並べられた箱の景品を指差す。
「ほうほう。箱の中に入っているのじゃな?」
「あ……えっと……、話せば長くなるのでござるが、ちょっと手を入れる必要があるでござる」
テーブルの上の模擬魔導砲を手に取ろうとするハーディアを慌てて制しながら、アイザックがもごもごと口を動かす。
「簡潔に説明しろ。わらわは、あれと同じものがほしいと言っておるのじゃぞ?」
「つ、つまりこういうことでござる!」
険しく眉を寄せるハーディアに、アイザックが箱の蓋を開けて中身を示す。
「なんじゃこれは!?」
ハーディアが叫んだのも無理はない。中に入っていたのは、塗装もされていないうす灰色の細かなパーツの寄せ集めだったからだ。
「これが欲しいと言っているのに、こっちを寄越すのか!? なぜバラバラにしている? さっさと組み立てればいいものを!」
意味がわからないと言いたげにまくし立てるハーディアに、アイザックとロメオは顔を見合わせ、それから思い直したように堂々と口を開いた。
「これを組み立てること……。すなわち自分の手でこのアルタードを始めとした機兵を組み立てること、それこそが浪漫なのでござる」
「そう。機兵なんて早々自分で組み立てることは出来ない。けれど、僕たちが考えたこのパーツを組み合わせれば、自分で機兵を完成させる喜びを味わうことができるんだよ!」
ああ、なるほど。言われて良く見てみれば、設計図に記したパーツと似たような部品が沢山あるな。本物の機兵を自分で製造するような機会に恵まれることは、皆無といってもいいぐらいだが、こうして趣味のものとして小型・軽量化されていればその楽しみだけを享受することが出来る。
「ははん。なるほどな。その浪漫とやらでこの作業すら楽しめるというわけか……。わらわには理解できぬが、お前たちが心から好いてやっていることぐらいはわかるぞ」
「おお、わかってくれるでござるか、ハーディア殿」
少女ハーディアからの理解が得られたのがよほど嬉しかったのか、アイザックとロメオが嬉しそうに肩を抱き合う。
「しかも、どうやらここもリーフたちと強い関わりがあるようだ。お前たちもせいぜい励め。その励みを楽しみにさせてもらおう」
ハーディアがそう言って微笑むと、その場の空気がさらに温かく和やかなものに変化した。
「あ……ありがとう……」
ロメオがアイザックと揃って頭を垂れ、ハーディアを見送る。ハーディアは二人の見送りに片手を挙げて応じると、遠巻きに射的屋を見ていた少年たちに目で何かを伝えた。
「……ありがとう、お姉ちゃん!」
「すげー! アルタードとレムレスがある!」
「ねえねえ、エーテル遮断ローブは~!?」
遠巻きに見ていた少年たちは、どうやら僕たちに遠慮していたようだ。ハーディアの目配せを合図に、わっとアイザックとロメオに駆け寄った。
「もちろんあるでござるよ~! エーテル遮断ローブは数が用意出来なかったので、早い者勝ちでござる!」
「セレームサリフもあるから、是非狙ってよ」
「うぉー、すげー!」
会話の内容から、かなりの機兵好きの少年たちということが僕にもわかる。アイザックとロメオは未来の同志とばかりに、彼らを手厚くもてなしている。少年たちは目をキラキラさせ、射的そっちのけで機兵談義に花を咲かせはじめた。
「なんだなんだ? 楽しそうだな」
通りすがりの一般客がその様子を見て、集まっていく。最初は空いていた射的屋は、瞬く間にたくさんの人だかりが出来た。
「ありがとう、ハーディアちゃん。みんなを案内してくれて」
「そわそわと話したそうにしていたから、チャンスをやっただけだ」
「素晴らしい観察眼とお見受けします」
アルフェとホムに褒められたハーディアは、少し得意気な笑みを浮かべ、僕をちらりと見遣った。
「このくらい出来ねば、わらわの仕事は務まらぬのじゃ。さて、そろそろ腹が減ってきたぞ。なにか旨いものを喰わせてくれ」
ハーディアが尻尾を揺らしながら、辺りをぐるりと見回す。ちょうど、またしょっぱいもの系を出す青のストライプが目印の露店エリアに差し掛かっていた。
「それじゃあ、ヴァナベルちゃんたちのカオス焼きにしようよ。ちょうど今、空いてるみたいだし」
「わたくしもそれが良いと思っていました。一走りして参ります」
アルフェの提案にホムが頷き、露店へと駆け出して行く。露店の中では、ヴァナベルとヌメリンが忙しそうにカオス焼きを焼いている姿が見えるが、客は疎らだ。
「なんだ? そのカオス焼きというのは?」
「出汁の利いた小麦粉の生地の中に、いろんな具材が混じって入ってるの。たくさんの味が楽しめるし、何が入っているかはお楽しみだし、とっても楽しいんだよ」
アルフェの説明にハーディアは首を左右に傾げ、不思議そうに空を仰いだ。
「それで混沌か……。よくわからぬが、あの綿飴の生みの親であるお前たちが言うのであれば、まずくはないのだろう。どれ、喰ってやろう」
ハーディアが露店の近くにあったベンチに腰かけ、催促するように手を出す。その手には、あまり見たことのない古い硬貨が乗せられていた。
特にリゼルとグーテンブルク坊やが呼んだ綿飴屋は、本物の果物を使った色とりどりな見た目も相まって、早くも黒山の人だかりが出来ていた。
「すごい人気だね~」
「あれではどこに何があるかわかったものではないぞ。わらわが迷子ではないことが、これでわかったであろう?」
額に手を水平に当てて声を上げるアルフェの横で、ハーディアが不機嫌そうに腕組みをしている。出会った時に手にしていたアイスクリームは、歩いているうちにいつの間にか食べ終えたようだ。
「ちょっと並ばないとだね。ハーディアちゃん、大丈夫?」
学園の生徒だけではなく、外部の一般客も入っているため、かなり待つことが予想される。日差しが強いと思われるエリアにはあらかじめ大きな日除けを渡してあるのだが、綿飴の列の最後尾は既にそこからはみ出してしまっている。
「せっかくわらわが直々に食べに来てやったというのに、並ばされるとはな……。まあいい、空いているうちに他を案内してもらおうか。お前たち、詳しいのじゃろう?」
そう言ってぷいと綿飴の露店に背を向けるハーディアは、どうやら並んだり待ったりするのが苦手のようだ。
「元からそのつもりだったし、もちろんいいよ」
アルフェが優しく応え、僕とホムも頷いた。僕としても貴重な時間を綿飴の列に並ぶことに費やすよりは、F組のクラスメイトや他の生徒たちの露店を見て回った方が良いと思っていたので、助かった。
「ではあの、射的とやらを見せてもらおうか」
「射的?」
ハーディアが指差す方を見ると、店先に立つアイザックの姿が目に入った。
「ああ、そういえば機兵を景品にしたゲームを行うという話だったね」
「ワタシたちの機兵もあるんだよね。行こ!」
アルフェが笑顔で僕とハーディアの手を引き、ホムがその後ろに続く。
「アルタードもあると聞いたのですが、どうも箱にしか見えませんが……」
最も視力の良いホムが遠くから露店の様子を窺いながら不安そうに呟く。機兵そのものの展示を打診されていたのだが、少なくともここにはないらしく、あるのは景品のミニチュアだけだ。
「そのままだと、射的とやらで落とした時に壊れてしまうからじゃないかな?」
見れば、初等部の少年とその保護者がゲームを楽しんでいるところだ。射的という名前からも推測出来るように、どうやら模擬の小型魔導砲を使って景品の的を狙い、撃ち落とすことが出来れば自分のものになるというルールらしい。
「あ! でも、あっちにホムちゃんのアルタードが飾ってあるみたいだよ」
アルフェが示した先には、会計を担当するロメオの姿があり、レジの隣に塗装されたアルタードが飾られている。その隣には、アルタードの前身であるナイルの機体も並んでいた。
「ほうほう。子供の玩具にしては上等上等。なかなかのものじゃな」
ハーディアが腕を組み、感心したように小さな機兵に目を細める。
「おお、誰かと思えばリーフ殿!」
僕たちの姿に気づいたアイザックが、嬉しそうに尻尾を振りながら駆け寄ってくる。
「……おや? そこのご令嬢は……?」
「ご令嬢ではない、わらわにはハーディアという名があるぞ」
ハーディアはアイザックの問いかけに、ふんと鼻息を吐くとロメオの方を指差した。
「おい、そこのお前。わらわはその格好いいやつを所望する」
「こ、これは売り物じゃなくて……。景品はあっち……」
いきなりハーディアに指をさされたロメオが、動揺を隠せない様子で階段上の台に並べられた箱の景品を指差す。
「ほうほう。箱の中に入っているのじゃな?」
「あ……えっと……、話せば長くなるのでござるが、ちょっと手を入れる必要があるでござる」
テーブルの上の模擬魔導砲を手に取ろうとするハーディアを慌てて制しながら、アイザックがもごもごと口を動かす。
「簡潔に説明しろ。わらわは、あれと同じものがほしいと言っておるのじゃぞ?」
「つ、つまりこういうことでござる!」
険しく眉を寄せるハーディアに、アイザックが箱の蓋を開けて中身を示す。
「なんじゃこれは!?」
ハーディアが叫んだのも無理はない。中に入っていたのは、塗装もされていないうす灰色の細かなパーツの寄せ集めだったからだ。
「これが欲しいと言っているのに、こっちを寄越すのか!? なぜバラバラにしている? さっさと組み立てればいいものを!」
意味がわからないと言いたげにまくし立てるハーディアに、アイザックとロメオは顔を見合わせ、それから思い直したように堂々と口を開いた。
「これを組み立てること……。すなわち自分の手でこのアルタードを始めとした機兵を組み立てること、それこそが浪漫なのでござる」
「そう。機兵なんて早々自分で組み立てることは出来ない。けれど、僕たちが考えたこのパーツを組み合わせれば、自分で機兵を完成させる喜びを味わうことができるんだよ!」
ああ、なるほど。言われて良く見てみれば、設計図に記したパーツと似たような部品が沢山あるな。本物の機兵を自分で製造するような機会に恵まれることは、皆無といってもいいぐらいだが、こうして趣味のものとして小型・軽量化されていればその楽しみだけを享受することが出来る。
「ははん。なるほどな。その浪漫とやらでこの作業すら楽しめるというわけか……。わらわには理解できぬが、お前たちが心から好いてやっていることぐらいはわかるぞ」
「おお、わかってくれるでござるか、ハーディア殿」
少女ハーディアからの理解が得られたのがよほど嬉しかったのか、アイザックとロメオが嬉しそうに肩を抱き合う。
「しかも、どうやらここもリーフたちと強い関わりがあるようだ。お前たちもせいぜい励め。その励みを楽しみにさせてもらおう」
ハーディアがそう言って微笑むと、その場の空気がさらに温かく和やかなものに変化した。
「あ……ありがとう……」
ロメオがアイザックと揃って頭を垂れ、ハーディアを見送る。ハーディアは二人の見送りに片手を挙げて応じると、遠巻きに射的屋を見ていた少年たちに目で何かを伝えた。
「……ありがとう、お姉ちゃん!」
「すげー! アルタードとレムレスがある!」
「ねえねえ、エーテル遮断ローブは~!?」
遠巻きに見ていた少年たちは、どうやら僕たちに遠慮していたようだ。ハーディアの目配せを合図に、わっとアイザックとロメオに駆け寄った。
「もちろんあるでござるよ~! エーテル遮断ローブは数が用意出来なかったので、早い者勝ちでござる!」
「セレームサリフもあるから、是非狙ってよ」
「うぉー、すげー!」
会話の内容から、かなりの機兵好きの少年たちということが僕にもわかる。アイザックとロメオは未来の同志とばかりに、彼らを手厚くもてなしている。少年たちは目をキラキラさせ、射的そっちのけで機兵談義に花を咲かせはじめた。
「なんだなんだ? 楽しそうだな」
通りすがりの一般客がその様子を見て、集まっていく。最初は空いていた射的屋は、瞬く間にたくさんの人だかりが出来た。
「ありがとう、ハーディアちゃん。みんなを案内してくれて」
「そわそわと話したそうにしていたから、チャンスをやっただけだ」
「素晴らしい観察眼とお見受けします」
アルフェとホムに褒められたハーディアは、少し得意気な笑みを浮かべ、僕をちらりと見遣った。
「このくらい出来ねば、わらわの仕事は務まらぬのじゃ。さて、そろそろ腹が減ってきたぞ。なにか旨いものを喰わせてくれ」
ハーディアが尻尾を揺らしながら、辺りをぐるりと見回す。ちょうど、またしょっぱいもの系を出す青のストライプが目印の露店エリアに差し掛かっていた。
「それじゃあ、ヴァナベルちゃんたちのカオス焼きにしようよ。ちょうど今、空いてるみたいだし」
「わたくしもそれが良いと思っていました。一走りして参ります」
アルフェの提案にホムが頷き、露店へと駆け出して行く。露店の中では、ヴァナベルとヌメリンが忙しそうにカオス焼きを焼いている姿が見えるが、客は疎らだ。
「なんだ? そのカオス焼きというのは?」
「出汁の利いた小麦粉の生地の中に、いろんな具材が混じって入ってるの。たくさんの味が楽しめるし、何が入っているかはお楽しみだし、とっても楽しいんだよ」
アルフェの説明にハーディアは首を左右に傾げ、不思議そうに空を仰いだ。
「それで混沌か……。よくわからぬが、あの綿飴の生みの親であるお前たちが言うのであれば、まずくはないのだろう。どれ、喰ってやろう」
ハーディアが露店の近くにあったベンチに腰かけ、催促するように手を出す。その手には、あまり見たことのない古い硬貨が乗せられていた。
0
お気に入りに追加
793
あなたにおすすめの小説
引きこもり転生エルフ、仕方なく旅に出る
Greis
ファンタジー
旧題:引きこもり転生エルフ、強制的に旅に出される
・2021/10/29 第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞 こちらの賞をアルファポリス様から頂く事が出来ました。
実家暮らし、25歳のぽっちゃり会社員の俺は、日ごろの不摂生がたたり、読書中に死亡。転生先は、剣と魔法の世界の一種族、エルフだ。一分一秒も無駄にできない前世に比べると、だいぶのんびりしている今世の生活の方が、自分に合っていた。次第に、兄や姉、友人などが、見分のために外に出ていくのを見送る俺を、心配しだす両親や師匠たち。そしてついに、(強制的に)旅に出ることになりました。
※のんびり進むので、戦闘に関しては、話数が進んでからになりますので、ご注意ください。
異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか
片上尚
ファンタジー
海の事故で命を落とした山田陽子は、女神ロミア様に頼まれて魔法がある世界のとある国、ファルメディアの第三王女アリスティアに転生!
悠々自適の贅沢王女生活やイケメン王子との結婚、もしくは現代知識で無双チートを夢見て目覚めてみると、待っていたのは3食草粥生活でした…
アリスティアは現代知識を使って自国を豊かにできるのか?
痩せっぽっちの王女様奮闘記。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
秘密多め令嬢の自由でデンジャラスな生活〜魔力0、超虚弱体質、たまに白い獣で大冒険して、溺愛されてる話
嵐華子
ファンタジー
【旧題】秘密の多い魔力0令嬢の自由ライフ。
【あらすじ】
イケメン魔術師一家の超虚弱体質養女は史上3人目の魔力0人間。
しかし本人はもちろん、通称、魔王と悪魔兄弟(義理家族達)は気にしない。
ついでに魔王と悪魔兄弟は王子達への雷撃も、国王と宰相の頭を燃やしても、凍らせても気にしない。
そんな一家はむしろ互いに愛情過多。
あてられた周りだけ食傷気味。
「でも魔力0だから魔法が使えないって誰が決めたの?」
なんて養女は言う。
今の所、魔法を使った事ないんですけどね。
ただし時々白い獣になって何かしらやらかしている模様。
僕呼びも含めて養女には色々秘密があるけど、令嬢の成長と共に少しずつ明らかになっていく。
一家の望みは表舞台に出る事なく家族でスローライフ……無理じゃないだろうか。
生活にも困らず、むしろ養女はやりたい事をやりたいように、自由に生きているだけで懐が潤いまくり、慰謝料も魔王達がガッポリ回収しては手渡すからか、懐は潤っている。
でもスローなライフは無理っぽい。
__そんなお話。
※お気に入り登録、コメント、その他色々ありがとうございます。
※他サイトでも掲載中。
※1話1600〜2000文字くらいの、下スクロールでサクサク読めるように句読点改行しています。
※主人公は溺愛されまくりですが、一部を除いて恋愛要素は今のところ無い模様。
※サブも含めてタイトルのセンスは壊滅的にありません(自分的にしっくりくるまでちょくちょく変更すると思います)。
神に異世界へ転生させられたので……自由に生きていく
霜月 祈叶 (霜月藍)
ファンタジー
小説漫画アニメではお馴染みの神の失敗で死んだ。
だから異世界で自由に生きていこうと決めた鈴村茉莉。
どう足掻いても異世界のせいかテンプレ発生。ゴブリン、オーク……盗賊。
でも目立ちたくない。目指せフリーダムライフ!
公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)
音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。
魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。
だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。
見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。
「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる