332 / 396
第四章 絢爛のスクールフェスタ
第332話 謎の少女ハーディア
しおりを挟む
建国祭当日。僕とアルフェ、ホムはヴァナベルとリゼルたちの計らいで、夜のライブステージの前まで、自由時間を過ごせることになった。
一般来場者を受け入れる午前十時までは、不測の事態に備えて生徒会の本部テントに控えてはいたものの、前日からの入念な準備もあって、特に問題なく一般来場者を迎えることができた。
「さあさあ、いらっしゃいませ、いらっしゃいませぇ! カナルフォード学園が総力を挙げて建国祭を盛り上げますわよぉ~!」
来賓や同じ学園の初等学部や大学部だけでなく、カナルフォード学園に住む一般市民らが次々と露店エリアへと向かってくる。マリーの合図で昼花火が数発上がると、来場者の中からもたくさんの拍手が沸き起こった。
「露店エリアは大盛況ね。リーフたちもそろそろ行ってきたら?」
「そーそー。来年のために、見識を深めないとだし、楽しんで!」
本部テントに控えているエステアとメルアに促され、僕たちはアルダ・ミローネを模した露店へと向かってゆっくりと歩き出した。
「これ、ワタシたちみーんなで作ったお祭りなんだよね。すごいなぁ」
駆け出して、お祭りの中に飛び込みたくなるような高揚感を抑えているのか、アルフェが頬を薔薇色に染めて息を弾ませている。日が差して温かい陽気ではあるが、その中でも薄く白く濁るくらいにアルフェの吐息が熱くなっているのがわかる。
「そうだね。メルアのあの口調だと、来年も僕たちでやりたがっているようだし、しっかり学んで吸収しないとね」
「来年もエステアを助けてくださるのですか、マスター?」
僕の発言が少し意外だったのか、ホムが立ち止まって改まった口調で訊ねる。
「エステアがそのつもりならね」
僕としても支えると決めた以上は、出来ることを続けたい。それが仮に生徒会でなくても、生徒会であっても僕としては同じことだ。もしかすると、Re:bertyとしての活動も今後も続いていくかもしれないし、僕たちの関係が今期の生徒会で終わりということではないだろう。
「……きっと、きっとそのつもりです。マスターがそばにいてくだされば、どんなに心強いことか……」
感激した様子でホムが胸に手を当てている。その隣でアルフェも大きく頷くと、笑顔で僕の腕に自分の腕を絡ませた。
「リーフはなんでも出来ちゃうし、すごいもんね。ワタシも置いて行かれないように頑張らなくちゃ」
「アルフェは充分頑張っているよ。それに、僕が置いていくことなんてないから安心して」
敢えてそう口にしなければと思ったのは、僕の進路のことをまだアルフェに話していないからだ。アルフェのことだから、自分の目指す道を曲げても僕についてくると言うかもしれない。だけど、学ぶ場所が変わったところで、僕のアルフェへの気持ちは変わらないのだから、アルフェにはアルフェの道を進んでもらいたいものだが……。
けれど、もしかすると勘の良いアルフェのことだから、僕の進路のことも薄々気がついているのかもしれないな。だからこそ、言わなくても伝わると甘えるのではなく、きちんと言葉にして伝えなければ。
「うん。そうだよね。リーフは優しいもん」
僕の言葉に安心したのか、アルフェが身体を寄せながら声を弾ませる。
「いつだって――」
だが、その言葉は不自然なところで途切れ、アルフェは突然歩みを止めてしまった。
「……アルフェ?」
一体どうしたのかとアルフェを見上げると、アルフェは浄眼を煌めかせて人混みに目を凝らしている。
「まさかイグニス――」
「いえ、違います」
僕の最大の懸念を真っ先に払拭してくれたのは、ホムの声だった。アルフェもホムの言葉に同意を示すように首を縦に振り、訪れた沢山の人で賑わう露店エリアの一角を指差した。
「あの子……一人で来たのかな……?」
アルフェが指差した先、青のストライプの日除けのある露店エリアの端に、アイスクリームを手にした黒い服の少女が姿を見せる。
「いえ、初等部の高学年とお見受けしますが……」
アルフェの問いかけにホムが難しい顔をする。初等部の生徒を始め、中等部に満たない生徒は迷子防止のため保護者同伴が義務づけられているのだ。
「声を掛けてみようか。迷子なら、本部テントに連れて行かないといけないし」
「うん」
アルフェが頷き、少し早足で少女へと近づく。近づいてくる僕たちの姿に気づいた少女は、不安がった様子もなく、挑発するような目で僕たちに微笑みかけた。
「ねえ、ちょっといいかな? お父さんとお母さんはどこ?」
「……なんだ? これならきちんと対価を払って買ったぞ」
アルフェの問いかけに、少し怪訝そうに少女が眉根を寄せる。
「いや、そうじゃなくて、君が迷子かどうかを確かめたいんだ。中等部の生徒ではないよね?」
「当たり前だ。子供扱いするでない。わらわを誰と心得る?」
少女は不服そうに頬を膨らませ、僕の目をじっと覗き込んできた。
「……子供というなら、お前の方がよほど子供であろうに……。ん? まあ、人を見た目で判断するなとは良く言ったものか……」
ぶつぶつと呟く声に、わけもなく背筋がぞくりとするのを感じた。意味ありげに呟かれた少女の言葉は、まるで初対面の僕がエーテル過剰生成症候群を患っていることを見抜いているようだ。
まあ、角や尻尾を着けて仮装して歩いているあたり、このお祭りを楽しみにしてきたようだし、そういうところを考えれば、子供らしさもちゃんとある。さっきのは僕の勘違いなのかも知れないな。
「……まあいい。ちょうどよかった。お前たち、わらわを案内するがいい」
尊大な口の利き方で、なにやら古めかしい一人称だ。もしかすると、僕たちの知らない何かのキャラクターの真似をしているのかも知れないな。
「案内してほしいんだね。じゃあ、一緒に行こっか。いいよね、リーフ、ホムちゃん?」
まあ、本人の話によると迷子ではないようだが、心配なので様子を見ておくのが良さそうだ。
「そうだね。放っておくわけにもいかないし、構わないよ」
アルフェの言葉に僕とホムも頷く。
「よしよし。いい心がけだ。ところで、わらわは綿飴とやらが食べたい。あれはどこにある?」
「アイスの近くにあったんだよ~。通り過ぎちゃったんだね」
今僕たちがいるのがしょっぱい系の食べ物を扱う青のストライプのエリアだ。甘い系は、ピンク色のストライプなので、ひとまず南側へ移動する必要があるだろう。
「綿飴、美味しいよね~。リーフのアイディアでいろんな味をおじさんが作ってくれて、嬉しかったなぁ~」
「ほうほう。あれはお前が考えたのか? 褒美をやらねばなるまい」
歩きながら説明するアルフェに対する少女の言葉は、なんだか不思議だった。アルフェは少女に話を合わせてか、別段気にすることもない様子で笑顔で会話を続けた。
「ありがとう。あ、リーフはこっちのお姉さんね」
「なるほど。お前の名はなんだ?」
「ワタシはアルフェ。こっちはホムちゃんだよ。あなたのお名前は?」
少女の問いかけにアルフェが自分とホムを紹介する。流れで名を聞かれた少女は、八重歯を覗かせてにっと笑った。
「わらわはハーディアじゃ」
「ハーディアちゃん? 黒竜神さまと同じ名前なんだね」
「まあな」
不思議そうに目を瞬くアルフェに、ハーディアと名乗った少女が尊大に相槌を打つ。その赤い瞳は、いつか僕がフェアリーバトルで召喚した黒竜神にどこか似ているような気がした。
一般来場者を受け入れる午前十時までは、不測の事態に備えて生徒会の本部テントに控えてはいたものの、前日からの入念な準備もあって、特に問題なく一般来場者を迎えることができた。
「さあさあ、いらっしゃいませ、いらっしゃいませぇ! カナルフォード学園が総力を挙げて建国祭を盛り上げますわよぉ~!」
来賓や同じ学園の初等学部や大学部だけでなく、カナルフォード学園に住む一般市民らが次々と露店エリアへと向かってくる。マリーの合図で昼花火が数発上がると、来場者の中からもたくさんの拍手が沸き起こった。
「露店エリアは大盛況ね。リーフたちもそろそろ行ってきたら?」
「そーそー。来年のために、見識を深めないとだし、楽しんで!」
本部テントに控えているエステアとメルアに促され、僕たちはアルダ・ミローネを模した露店へと向かってゆっくりと歩き出した。
「これ、ワタシたちみーんなで作ったお祭りなんだよね。すごいなぁ」
駆け出して、お祭りの中に飛び込みたくなるような高揚感を抑えているのか、アルフェが頬を薔薇色に染めて息を弾ませている。日が差して温かい陽気ではあるが、その中でも薄く白く濁るくらいにアルフェの吐息が熱くなっているのがわかる。
「そうだね。メルアのあの口調だと、来年も僕たちでやりたがっているようだし、しっかり学んで吸収しないとね」
「来年もエステアを助けてくださるのですか、マスター?」
僕の発言が少し意外だったのか、ホムが立ち止まって改まった口調で訊ねる。
「エステアがそのつもりならね」
僕としても支えると決めた以上は、出来ることを続けたい。それが仮に生徒会でなくても、生徒会であっても僕としては同じことだ。もしかすると、Re:bertyとしての活動も今後も続いていくかもしれないし、僕たちの関係が今期の生徒会で終わりということではないだろう。
「……きっと、きっとそのつもりです。マスターがそばにいてくだされば、どんなに心強いことか……」
感激した様子でホムが胸に手を当てている。その隣でアルフェも大きく頷くと、笑顔で僕の腕に自分の腕を絡ませた。
「リーフはなんでも出来ちゃうし、すごいもんね。ワタシも置いて行かれないように頑張らなくちゃ」
「アルフェは充分頑張っているよ。それに、僕が置いていくことなんてないから安心して」
敢えてそう口にしなければと思ったのは、僕の進路のことをまだアルフェに話していないからだ。アルフェのことだから、自分の目指す道を曲げても僕についてくると言うかもしれない。だけど、学ぶ場所が変わったところで、僕のアルフェへの気持ちは変わらないのだから、アルフェにはアルフェの道を進んでもらいたいものだが……。
けれど、もしかすると勘の良いアルフェのことだから、僕の進路のことも薄々気がついているのかもしれないな。だからこそ、言わなくても伝わると甘えるのではなく、きちんと言葉にして伝えなければ。
「うん。そうだよね。リーフは優しいもん」
僕の言葉に安心したのか、アルフェが身体を寄せながら声を弾ませる。
「いつだって――」
だが、その言葉は不自然なところで途切れ、アルフェは突然歩みを止めてしまった。
「……アルフェ?」
一体どうしたのかとアルフェを見上げると、アルフェは浄眼を煌めかせて人混みに目を凝らしている。
「まさかイグニス――」
「いえ、違います」
僕の最大の懸念を真っ先に払拭してくれたのは、ホムの声だった。アルフェもホムの言葉に同意を示すように首を縦に振り、訪れた沢山の人で賑わう露店エリアの一角を指差した。
「あの子……一人で来たのかな……?」
アルフェが指差した先、青のストライプの日除けのある露店エリアの端に、アイスクリームを手にした黒い服の少女が姿を見せる。
「いえ、初等部の高学年とお見受けしますが……」
アルフェの問いかけにホムが難しい顔をする。初等部の生徒を始め、中等部に満たない生徒は迷子防止のため保護者同伴が義務づけられているのだ。
「声を掛けてみようか。迷子なら、本部テントに連れて行かないといけないし」
「うん」
アルフェが頷き、少し早足で少女へと近づく。近づいてくる僕たちの姿に気づいた少女は、不安がった様子もなく、挑発するような目で僕たちに微笑みかけた。
「ねえ、ちょっといいかな? お父さんとお母さんはどこ?」
「……なんだ? これならきちんと対価を払って買ったぞ」
アルフェの問いかけに、少し怪訝そうに少女が眉根を寄せる。
「いや、そうじゃなくて、君が迷子かどうかを確かめたいんだ。中等部の生徒ではないよね?」
「当たり前だ。子供扱いするでない。わらわを誰と心得る?」
少女は不服そうに頬を膨らませ、僕の目をじっと覗き込んできた。
「……子供というなら、お前の方がよほど子供であろうに……。ん? まあ、人を見た目で判断するなとは良く言ったものか……」
ぶつぶつと呟く声に、わけもなく背筋がぞくりとするのを感じた。意味ありげに呟かれた少女の言葉は、まるで初対面の僕がエーテル過剰生成症候群を患っていることを見抜いているようだ。
まあ、角や尻尾を着けて仮装して歩いているあたり、このお祭りを楽しみにしてきたようだし、そういうところを考えれば、子供らしさもちゃんとある。さっきのは僕の勘違いなのかも知れないな。
「……まあいい。ちょうどよかった。お前たち、わらわを案内するがいい」
尊大な口の利き方で、なにやら古めかしい一人称だ。もしかすると、僕たちの知らない何かのキャラクターの真似をしているのかも知れないな。
「案内してほしいんだね。じゃあ、一緒に行こっか。いいよね、リーフ、ホムちゃん?」
まあ、本人の話によると迷子ではないようだが、心配なので様子を見ておくのが良さそうだ。
「そうだね。放っておくわけにもいかないし、構わないよ」
アルフェの言葉に僕とホムも頷く。
「よしよし。いい心がけだ。ところで、わらわは綿飴とやらが食べたい。あれはどこにある?」
「アイスの近くにあったんだよ~。通り過ぎちゃったんだね」
今僕たちがいるのがしょっぱい系の食べ物を扱う青のストライプのエリアだ。甘い系は、ピンク色のストライプなので、ひとまず南側へ移動する必要があるだろう。
「綿飴、美味しいよね~。リーフのアイディアでいろんな味をおじさんが作ってくれて、嬉しかったなぁ~」
「ほうほう。あれはお前が考えたのか? 褒美をやらねばなるまい」
歩きながら説明するアルフェに対する少女の言葉は、なんだか不思議だった。アルフェは少女に話を合わせてか、別段気にすることもない様子で笑顔で会話を続けた。
「ありがとう。あ、リーフはこっちのお姉さんね」
「なるほど。お前の名はなんだ?」
「ワタシはアルフェ。こっちはホムちゃんだよ。あなたのお名前は?」
少女の問いかけにアルフェが自分とホムを紹介する。流れで名を聞かれた少女は、八重歯を覗かせてにっと笑った。
「わらわはハーディアじゃ」
「ハーディアちゃん? 黒竜神さまと同じ名前なんだね」
「まあな」
不思議そうに目を瞬くアルフェに、ハーディアと名乗った少女が尊大に相槌を打つ。その赤い瞳は、いつか僕がフェアリーバトルで召喚した黒竜神にどこか似ているような気がした。
0
お気に入りに追加
793
あなたにおすすめの小説
幻想美男子蒐集鑑~夢幻月華の書~
紗吽猫
ファンタジー
ーー さぁ、世界を繋ぐ旅を綴ろう ーー
自称美男子愛好家の主人公オルメカと共に旅する好青年のソロモン。旅の目的はオルメカコレクションー夢幻月下の書に美男子達との召喚契約をすること。美男子の噂を聞きつけてはどんな街でも、時には異世界だって旅して回っている。でもどうやらこの旅、ただの逆ハーレムな旅とはいかないようでー…?
美男子を見付けることのみに特化した心眼を持つ自称美男子愛好家は出逢う美男子達を取り巻く事件を解決し、無事に魔導書を完成させることは出来るのか…!?
時に出逢い、時に闘い、時に事件を解決し…
旅の中で出逢う様々な美男子と取り巻く仲間達との複数世界を旅する物語。
※この作品はエブリスタでも連載中です。
『ラノベ作家のおっさん…異世界に転生する』
来夢
ファンタジー
『あらすじ』
心臓病を患っている、主人公である鈴也(レイヤ)は、幼少の時から見た夢を脚色しながら物語にして、ライトノベルの作品として投稿しようと書き始めた。
そんなある日…鈴也は小説を書き始めたのが切っ掛けなのか、10年振りに夢の続きを見る。
すると、今まで見た夢の中の男の子と女の子は、青年の姿に成長していて、自分の書いている物語の主人公でもあるヴェルは、理由は分からないが呪いの攻撃を受けて横たわっていた。
ジュリエッタというヒロインの聖女は「ホーリーライト!デスペル!!」と、仲間の静止を聞かず、涙を流しながら呪いを解く魔法を掛け続けるが、ついには力尽きて死んでしまった。
「へっ?そんな馬鹿な!主人公が死んだら物語の続きはどうするんだ!」
そんな後味の悪い夢から覚め、風呂に入ると心臓発作で鈴也は死んでしまう。
その後、直ぐに世界が暗転。神様に会うようなセレモニーも無く、チートスキルを授かる事もなく、ただ日本にいた記憶を残したまま赤ん坊になって、自分の書いた小説の中の世界へと転生をする。
”自分の書いた小説に抗える事が出来るのか?いや、抗わないと周りの人達が不幸になる。書いた以上責任もあるし、物語が進めば転生をしてしまった自分も青年になると死んでしまう
そう思い、自分の書いた物語に抗う事を決意する。
けだものだもの~虎になった男の異世界酔夢譚~
ちょろぎ
ファンタジー
神の悪戯か悪魔の慈悲か――
アラフォー×1社畜のサラリーマン、何故か虎男として異世界に転移?する。
何の説明も助けもないまま、手探りで人里へ向かえば、言葉は通じず石を投げられ騎兵にまで追われる有様。
試行錯誤と幾ばくかの幸運の末になんとか人里に迎えられた虎男が、無駄に高い身体能力と、現代日本の無駄知識で、他人を巻き込んだり巻き込まれたりしながら、地盤を作って異世界で生きていく、日常描写多めのそんな物語。
第13章が終了しました。
申し訳ありませんが、第14話を区切りに長期(予定数か月)の休載に入ります。
再開の暁にはまたよろしくお願いいたします。
この作品は小説家になろうさんでも掲載しています。
同名のコミック、HP、曲がありますが、それらとは一切関係はありません。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
異世界王女に転生したけど、貧乏生活から脱出できるのか
片上尚
ファンタジー
海の事故で命を落とした山田陽子は、女神ロミア様に頼まれて魔法がある世界のとある国、ファルメディアの第三王女アリスティアに転生!
悠々自適の贅沢王女生活やイケメン王子との結婚、もしくは現代知識で無双チートを夢見て目覚めてみると、待っていたのは3食草粥生活でした…
アリスティアは現代知識を使って自国を豊かにできるのか?
痩せっぽっちの王女様奮闘記。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
対人恐怖症は異世界でも下を向きがち
こう7
ファンタジー
円堂 康太(えんどう こうた)は、小学生時代のトラウマから対人恐怖症に陥っていた。学校にほとんど行かず、最大移動距離は200m先のコンビニ。
そんな彼は、とある事故をきっかけに神様と出会う。
そして、過保護な神様は異世界フィルロードで生きてもらうために多くの力を与える。
人と極力関わりたくない彼を、老若男女のフラグさん達がじわじわと近づいてくる。
容赦なく迫ってくるフラグさん。
康太は回避するのか、それとも受け入れて前へと進むのか。
なるべく間隔を空けず更新しようと思います!
よかったら、読んでください
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる