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第三章 暴風のコロッセオ
第165話 旋煌刃
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「もっと本気で来なさい。なぜ、その手の中の魔導器を使わないのかしら?」
「生身の人間相手に使うものではありません。これは、お守りです」
イグニスと戦ったときは、それほど広くないこの円形の場に収まるように発動する必要があり、充分な威力が見込めなかったが、今は違う。僕はてっきりホムが雷鳴瞬動を切り札に使うつもりだと思っていたので、少し驚いた。
考えてみれば、飛雷針を使った雷鳴瞬動は、まだ試したことがない。ホムはそれを防具も身に着けていないエステア相手に使うことを躊躇っているのだろう。マチルダ先生のような強力な治癒魔法を使える人物がいるのなら、話は別なのだが。
「構いません。使いなさい」
エステアは自らの刀の威力を示すように、一太刀を振るった。
「壱ノ太刀、颯が崩し、疾風」
エステアが風の刃を放つと同時に、二陣の強い風がホムを襲う。ホムは武装錬成で固めた籠手で防御するが、その身体は軽々と吹き飛んだ。
「……まだわかりませんか?」
追撃はせずに、エステアが冷酷な目をホムに向けている。
「実力の差は明らかです。私は、あなたの切り札すら上回る自信がある。格下のあなたが私を心配するのは、戦士としての驕りというもの」
「わかりました。そうさせてもらいます」
ホムは頷き、飛雷針をいつでも使えるように格納している針を出す。
「やる気になってくれて嬉しいわ。でも、待ってあげるほどお人好しでもないの」
エステアはそう言って微笑むと、凛とした声で紡いだ。
「弐ノ太刀、旋風車」
エステアが刀を回転させるように振るうと同時に、彼女を中心とした風が渦を巻く。その風は見る間に竜巻のように広がり、小石や砂塵を巻き上げて加速していく。
「おい、やばいぞ、逃げろ」
魔法で結界を展開出来ない一部の生徒らが、危険を察知して後方へ下がっていく。入れ替わりに魔法科の生徒らが前列に移動し、リリルルが展開したような防御結界を施した。
「さあ、どこからでもかかってきなさい」
エステアが暴風の中から風の刃を飛ばしながら、ホムを誘っている。暴風――まさに、いつかの嵐の夜が目の前に広がっているかのようだ。エステアの剣技を一言で評するなら、『暴風』という言葉が最もしっくりくる。彼女の起こす風の刃は、全てを飲み込み、切り刻む、まさに風の暴君なのだ。
だがその太刀筋は決して乱雑ではなく、緻密に計算された状況に合わせた最適解だ。その証拠に、ホムが果敢に立ち向かったところで、嵐のような暴風の中から鋭い一撃が寸分も違わずに繰り出される。
「こんなことが、可能なのか……」
ヴァナベルが呆然とした様子で呟いている声が、妙に耳についた。生徒の中でも最も優秀とされる生徒会会長、その実力を前にホムは手も足も出ない。エステアの戦いに対するセンスは圧倒的で、まさに天賦の才としか言いようがない。秩序をもって襲い掛かってくる嵐に対して、一体どうやったら勝てるのだろうか。
武舞台の端に追いやられていくホムは、エステアとの間合いを取るのに精一杯だ。
「逃げてばっかじゃねぇか!」
「さっさと負けてしまえ!」
エステアの一方的な攻撃に焦れたのか、野次が飛び始める。だが、まだホムは諦めてはいない。攻撃のために近づけば、的確な反撃を喰らうが、遠距離からの攻撃――たとえば上空から攻めればどうだろうか。
エステアの嵐の渦の中心は、ぽっかりと穴が空いている。そこに雷鳴瞬動で飛び込めば、チャンスはまだあるのかもしれない。
「ほらほら、後がないわよ。でも、武舞台から落ちたところで負けにはしないわ」
エステアが回転を速めながら、風の刃でホムを斬り付ける。ホムは僕と同じことに気がついたのか、竜巻の上方を見上げて叫んだ。
「武装錬成!」
ホムが宙に石塊を錬成し、鋭い蹴りを浴びせて粉砕する。弾丸のように石礫が放たれ、エステアに降り注いだ。
「面白いことを考えるのね!」
エステアを包み込んでいた暴風が解ける。
「参ノ太刀、飛燕」
詠唱と共に、風の刃が膨らみ、エステアの斬撃と共に射出される。風の刃は次々とホムの放った石礫を粉砕し、ホムはそれを躱しながら武舞台の下に降り立った。
「残念だけど、私には通じないわ」
「……強い」
攻守ともに優れたエステアは、全く隙を見せない。
「にゃはー、これはあたしの魔眼でもちょっとキツイなぁ」
ホムがどう戦うべきかファラも考え倦ねていたのだろう。呟くその表情は、お手上げだと言わんばかりの苦笑に歪んでいる。
短い沈黙を破るように、貴族寮の鐘が鳴っている。おそらく、消灯前に聞こえてくる予鈴だろう。エステアは時間を気にしたのか、その音でまた表情を変えた。
「消灯時間の前に終わらせてあげる」
笑みを消したエステアが、刀を構え、ホムを真っ直ぐに見据える。
「肆ノ太刀、清龍舞」
エステアが爪先で地面を蹴り、一太刀を振るう。一撃目で放たれた風の刃をホムが躱すと、その死角からエステアが連撃を浴びせ始めた。
「まるで踊ってるみたい……」
アルフェの言う通りだ、エステアはホムを囲んで周りながら、斬撃を続けている。まるで、ホムを弄ぶように踊っているかのようだ。
ホムは巧みに躱しながら防御しているが、縦横無尽に襲ってくる風の刃に武装錬成の籠手の再生が全く追いついていない。
「武装錬成!」
籠手の再生を諦めたのか、ボロボロの籠手はそのままにホムが叫ぶ。新たに武装錬成で築かれたのは、四方を囲む壁だ。その瞬間、稲妻が閃いたのが僕には見えた。
「雷鳴瞬動!!」
壁で防御したと見せかけ、軌道を錬成したホムが、雷鳴瞬動を発動させる。
壁の内側からせり上がるように伸びた二本の鋼鉄製の軌道から、迸る電流を纏ったホムが勢い良く飛び出す。
「武装錬成!」
真上に飛んだホムは、武装錬成で錬成した足場を勢い良く蹴り、エステア目がけて急降下する。
僕がホムに贈った特製の長靴の靴底にあるウィンド・フローの簡易術式が発動し、ホムは加速しながらエステア目がけて急降下していく。
「はぁああああっ!」
だが、エステアはその不意打ちを完全に見越した様子で、冷静に唱えた。
「伍ノ太刀、空破烈風」
「!?」
エステアは自らの背に暴風を発生させ、その風を受けて跳躍する。エステアは急降下してくるホムに対して暴風を纏って接近し、擦れ違いざまに、鋭い疾風の如き太刀でホムの胴を打った。
「ホム!!!!」
暴風が吹き抜け、ホムの身体が木の葉のように吹き飛ぶ。武舞台の下にホムの身体が投げ出され、周囲が水を打ったように静かになった。
「……私の勝ちです」
エステアの声が、怖ろしく遠くで聞こえた。身体がふわふわとして、まるで現実感がない。ホムの惨敗を目の当たりにした僕は、情けないことに全く身動きが取れなくなってしまった。指先も足も全部冷たくて、身体が凍り付いてしまったみたいだ。ホムは今、一体どうなってしまったのだろう。
「心配しなくても、加減してあげたわ」
僕の青ざめた顔に微笑みかけ、エステアがポニーテールを撥ね除ける。
「……メルア、あとはお願いね」
「おっけー! うちの治癒魔法の出番だね」
エステアの呼びかけに、メルアが明るい声を出してホムに近寄り、その様子を観察し始めた。
「うぅ……」
ホムの声が聞こえて、呪縛が解けたように現実感が戻ってくる。
「ホム!」
動けるようになると同時に、僕は駆け出していた。
「……マス……ター……」
ほとんど気を失っているはずのホムが、僕の気配に弱々しく掠れた声を出している。
「ここにいるよ」
僕はホムのボロボロになった手を握りしめ、頬に押し当てた。
ああ、こんなに傷ついたホムを見るのは始めてだ。元はといえば戦わせるために生み出したはずなのに、こんな姿はもう見たくないとさえ思ってしまう。
「心配しなくても、うちがちゃちゃっと治してあげるって」
こんな状況のホムを見てもそう言えるメルアは、かなり魔法の腕に自信があるらしい。マチルダ先生並みの治癒魔法を期待しても良いのだろうか。
「うち、治癒魔法で言えばマチルダ先生よりも上等だからね」
心配が顔に出ていたのか、メルアが両目の浄眼を自慢するように煌めかせた。
「でも、まずは、ちょっと眠ってもらっちゃいましょーか」
メルアがホムに治癒魔法を施しながら、器用に次の魔法の詠唱を重ねる。
「眠りに誘う夢魔達よ。我の前へ現れ、虚ろへといざない給え。安息の眠りをもたらしたまへ。誘眠」
眠りに落ちても、ホムの表情は苦痛に歪んだままだ。僕はただ、ホムの手を握りしめることしかできなかった。
「生身の人間相手に使うものではありません。これは、お守りです」
イグニスと戦ったときは、それほど広くないこの円形の場に収まるように発動する必要があり、充分な威力が見込めなかったが、今は違う。僕はてっきりホムが雷鳴瞬動を切り札に使うつもりだと思っていたので、少し驚いた。
考えてみれば、飛雷針を使った雷鳴瞬動は、まだ試したことがない。ホムはそれを防具も身に着けていないエステア相手に使うことを躊躇っているのだろう。マチルダ先生のような強力な治癒魔法を使える人物がいるのなら、話は別なのだが。
「構いません。使いなさい」
エステアは自らの刀の威力を示すように、一太刀を振るった。
「壱ノ太刀、颯が崩し、疾風」
エステアが風の刃を放つと同時に、二陣の強い風がホムを襲う。ホムは武装錬成で固めた籠手で防御するが、その身体は軽々と吹き飛んだ。
「……まだわかりませんか?」
追撃はせずに、エステアが冷酷な目をホムに向けている。
「実力の差は明らかです。私は、あなたの切り札すら上回る自信がある。格下のあなたが私を心配するのは、戦士としての驕りというもの」
「わかりました。そうさせてもらいます」
ホムは頷き、飛雷針をいつでも使えるように格納している針を出す。
「やる気になってくれて嬉しいわ。でも、待ってあげるほどお人好しでもないの」
エステアはそう言って微笑むと、凛とした声で紡いだ。
「弐ノ太刀、旋風車」
エステアが刀を回転させるように振るうと同時に、彼女を中心とした風が渦を巻く。その風は見る間に竜巻のように広がり、小石や砂塵を巻き上げて加速していく。
「おい、やばいぞ、逃げろ」
魔法で結界を展開出来ない一部の生徒らが、危険を察知して後方へ下がっていく。入れ替わりに魔法科の生徒らが前列に移動し、リリルルが展開したような防御結界を施した。
「さあ、どこからでもかかってきなさい」
エステアが暴風の中から風の刃を飛ばしながら、ホムを誘っている。暴風――まさに、いつかの嵐の夜が目の前に広がっているかのようだ。エステアの剣技を一言で評するなら、『暴風』という言葉が最もしっくりくる。彼女の起こす風の刃は、全てを飲み込み、切り刻む、まさに風の暴君なのだ。
だがその太刀筋は決して乱雑ではなく、緻密に計算された状況に合わせた最適解だ。その証拠に、ホムが果敢に立ち向かったところで、嵐のような暴風の中から鋭い一撃が寸分も違わずに繰り出される。
「こんなことが、可能なのか……」
ヴァナベルが呆然とした様子で呟いている声が、妙に耳についた。生徒の中でも最も優秀とされる生徒会会長、その実力を前にホムは手も足も出ない。エステアの戦いに対するセンスは圧倒的で、まさに天賦の才としか言いようがない。秩序をもって襲い掛かってくる嵐に対して、一体どうやったら勝てるのだろうか。
武舞台の端に追いやられていくホムは、エステアとの間合いを取るのに精一杯だ。
「逃げてばっかじゃねぇか!」
「さっさと負けてしまえ!」
エステアの一方的な攻撃に焦れたのか、野次が飛び始める。だが、まだホムは諦めてはいない。攻撃のために近づけば、的確な反撃を喰らうが、遠距離からの攻撃――たとえば上空から攻めればどうだろうか。
エステアの嵐の渦の中心は、ぽっかりと穴が空いている。そこに雷鳴瞬動で飛び込めば、チャンスはまだあるのかもしれない。
「ほらほら、後がないわよ。でも、武舞台から落ちたところで負けにはしないわ」
エステアが回転を速めながら、風の刃でホムを斬り付ける。ホムは僕と同じことに気がついたのか、竜巻の上方を見上げて叫んだ。
「武装錬成!」
ホムが宙に石塊を錬成し、鋭い蹴りを浴びせて粉砕する。弾丸のように石礫が放たれ、エステアに降り注いだ。
「面白いことを考えるのね!」
エステアを包み込んでいた暴風が解ける。
「参ノ太刀、飛燕」
詠唱と共に、風の刃が膨らみ、エステアの斬撃と共に射出される。風の刃は次々とホムの放った石礫を粉砕し、ホムはそれを躱しながら武舞台の下に降り立った。
「残念だけど、私には通じないわ」
「……強い」
攻守ともに優れたエステアは、全く隙を見せない。
「にゃはー、これはあたしの魔眼でもちょっとキツイなぁ」
ホムがどう戦うべきかファラも考え倦ねていたのだろう。呟くその表情は、お手上げだと言わんばかりの苦笑に歪んでいる。
短い沈黙を破るように、貴族寮の鐘が鳴っている。おそらく、消灯前に聞こえてくる予鈴だろう。エステアは時間を気にしたのか、その音でまた表情を変えた。
「消灯時間の前に終わらせてあげる」
笑みを消したエステアが、刀を構え、ホムを真っ直ぐに見据える。
「肆ノ太刀、清龍舞」
エステアが爪先で地面を蹴り、一太刀を振るう。一撃目で放たれた風の刃をホムが躱すと、その死角からエステアが連撃を浴びせ始めた。
「まるで踊ってるみたい……」
アルフェの言う通りだ、エステアはホムを囲んで周りながら、斬撃を続けている。まるで、ホムを弄ぶように踊っているかのようだ。
ホムは巧みに躱しながら防御しているが、縦横無尽に襲ってくる風の刃に武装錬成の籠手の再生が全く追いついていない。
「武装錬成!」
籠手の再生を諦めたのか、ボロボロの籠手はそのままにホムが叫ぶ。新たに武装錬成で築かれたのは、四方を囲む壁だ。その瞬間、稲妻が閃いたのが僕には見えた。
「雷鳴瞬動!!」
壁で防御したと見せかけ、軌道を錬成したホムが、雷鳴瞬動を発動させる。
壁の内側からせり上がるように伸びた二本の鋼鉄製の軌道から、迸る電流を纏ったホムが勢い良く飛び出す。
「武装錬成!」
真上に飛んだホムは、武装錬成で錬成した足場を勢い良く蹴り、エステア目がけて急降下する。
僕がホムに贈った特製の長靴の靴底にあるウィンド・フローの簡易術式が発動し、ホムは加速しながらエステア目がけて急降下していく。
「はぁああああっ!」
だが、エステアはその不意打ちを完全に見越した様子で、冷静に唱えた。
「伍ノ太刀、空破烈風」
「!?」
エステアは自らの背に暴風を発生させ、その風を受けて跳躍する。エステアは急降下してくるホムに対して暴風を纏って接近し、擦れ違いざまに、鋭い疾風の如き太刀でホムの胴を打った。
「ホム!!!!」
暴風が吹き抜け、ホムの身体が木の葉のように吹き飛ぶ。武舞台の下にホムの身体が投げ出され、周囲が水を打ったように静かになった。
「……私の勝ちです」
エステアの声が、怖ろしく遠くで聞こえた。身体がふわふわとして、まるで現実感がない。ホムの惨敗を目の当たりにした僕は、情けないことに全く身動きが取れなくなってしまった。指先も足も全部冷たくて、身体が凍り付いてしまったみたいだ。ホムは今、一体どうなってしまったのだろう。
「心配しなくても、加減してあげたわ」
僕の青ざめた顔に微笑みかけ、エステアがポニーテールを撥ね除ける。
「……メルア、あとはお願いね」
「おっけー! うちの治癒魔法の出番だね」
エステアの呼びかけに、メルアが明るい声を出してホムに近寄り、その様子を観察し始めた。
「うぅ……」
ホムの声が聞こえて、呪縛が解けたように現実感が戻ってくる。
「ホム!」
動けるようになると同時に、僕は駆け出していた。
「……マス……ター……」
ほとんど気を失っているはずのホムが、僕の気配に弱々しく掠れた声を出している。
「ここにいるよ」
僕はホムのボロボロになった手を握りしめ、頬に押し当てた。
ああ、こんなに傷ついたホムを見るのは始めてだ。元はといえば戦わせるために生み出したはずなのに、こんな姿はもう見たくないとさえ思ってしまう。
「心配しなくても、うちがちゃちゃっと治してあげるって」
こんな状況のホムを見てもそう言えるメルアは、かなり魔法の腕に自信があるらしい。マチルダ先生並みの治癒魔法を期待しても良いのだろうか。
「うち、治癒魔法で言えばマチルダ先生よりも上等だからね」
心配が顔に出ていたのか、メルアが両目の浄眼を自慢するように煌めかせた。
「でも、まずは、ちょっと眠ってもらっちゃいましょーか」
メルアがホムに治癒魔法を施しながら、器用に次の魔法の詠唱を重ねる。
「眠りに誘う夢魔達よ。我の前へ現れ、虚ろへといざない給え。安息の眠りをもたらしたまへ。誘眠」
眠りに落ちても、ホムの表情は苦痛に歪んだままだ。僕はただ、ホムの手を握りしめることしかできなかった。
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