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第二章 誠忠のホムンクルス
第86話 魔法の歴史
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週末の二日間を老師タオ・ランの元でのホムの修行に費やし、平日はセント・サライアス中学校に通う生活がはじまって、二か月が過ぎた。月曜日になってアルフェとともに進む通学路に落ちる龍樹の影も、夏の日差しですっかり濃くなっている。
「おはようございます」
木陰の脇に佇んでいた警邏中の警察官が、僕たちの姿を見留めて明るく声をかけてくれた。登下校の時間には、最低一人の警察官を見かけるようになって久しい。
街の警邏が全体的に強化されたせいか、ホムを連れ去ろうとしたあの男たちの姿は見かけていない。父からも『普通の子供』が取るべき行動も教わったとはいえ、油断は禁物だな。
「……あっ、この怖い人たち……」
黒竜教の教会の外壁に差し掛かったところで、アルフェが壁面を指差した。壁面にはあの二人組の男の似顔絵が貼り付けられている。
貼り紙を読むと、僕たちへの誘拐未遂とは別の罪で指名手配されているようだ。タオ・ランのあの攻撃を受けて無傷で済んでいるとは思えないし、どうやら組織のトカゲの尻尾切りにでも遭ったんだろう。あれから日も経っているし、差し当たっての危険は少し遠のいたようだが、次の対策を取りづらくなってしまったのが厄介だな。
* * *
この日の最後の授業は、魔法歴史学の授業だった。明日から夏休みということもあり、教室に集まった生徒たちは、いつもよりも浮き足立っている。
リゾートに行くのだと自慢げに語るグーテンブルク坊やを横目で見ながら、夏休みの過ごし方について、ふと思いを馳せた。
夏休みの宿題自体は数日で終わるとして、週末だけだったホムの修行をもう少し増やしてやってもいいな。さすがにお金は受け取ってもらえないだろうから、せめてなにか手土産になるものを持って行くようにしないと。
アルフェに相談しようとしたところで、始業の鐘が鳴ってアナイス先生が教壇に上がった。
「それでは、本日最後の授業をはじめます。明日からは夏休みですが、あと少しだけ集中してくださいね」
アナイス先生の凛とした声に、教室内のざわめきが水を打ったように静かになる。アナイス先生の授業は、やはり他の授業とはなにかが違うな。例えるならば、僕とアルフェがはじめて家を離れて、託児所に入れられた頃のような感覚だ。託児所から、家に帰ったときの安心感に似ている。
あのときは、上手く言語化出来なかったけれど、今ならばそれがよくわかる。まだ家族のことですら心のどこかで疑っていたけれど、あの家は僕の家だし、僕と両親は紛れもない家族だ。それと同じことが、この学校――特にアナイス先生とリオネル先生の授業でも言えるのだろう。
きっとアルフェとともに通って、理解ある先生たちからの教えを受けているお陰なんだろうな。そう思うといつも僕の隣にいてくれるアルフェの存在が、改めて有り難かった。
僕の視線に気がついたのか、アルフェが微笑んで目を合わせてくれる。
――リーフ。
唇を動かしてもいないのに、アルフェの声がはっきりと聞こえたような気がする。アルフェは微笑んで頷くと、教壇に立つアナイス先生へと僕の視線を誘導した。
板書を見ると授業の内容が大事なところに差し掛かっているようだ。予習はしているが、魔法の歴史については、教科書に書いてあること以上に、専門家であるアナイス先生の知見や証言が面白いので、授業に集中することにした。
「みなさんが既に親しんでいる魔法は、現代では便利に使われて私たちの生活を豊かで創造力に溢れたものにしてくれています。ですが、この魔法は元々はなんであったかを忘れてはなりません――」
共通科目であるこの魔法歴史学の授業には、僕たち二年生のみならず、単位を落としてしまった三年生も混じっている。アナイス先生のこの導入の言葉は、小学校の道徳の授業でも聞いた覚えがあった。
「魔法は、元々は戦争に使われるために生み出されました。原始の魔法は、武器であり、他者を攻撃すること、そしてその命を奪うことに重きが置かれていたのです」
その時代の話は、グラスの方が詳しいかもしれない。グラスとしての僕が生きていた今から三百年前からさらに遡った約千年前、この世界は旧人類と呼ばれる科学技術を持つ人間たちによって支配されていた。
旧人類が発見した目に見えないエネルギー資源――魔素と呼ばれる物質は、新しい資源としての活用が試みられ、魔素を活用できる新しい生命が生み出されるに到った。
自らの知と技術に溺れ、神をも越えようとした旧人類は、魔獣や人でありながら獣の特徴を持つ亜人を生み出し、遂には『新人類』と呼ばれる人間を生み出した。
新人類とは、すなわち僕たちのことだ。魔力臓器と呼ばれる体内器官を持ち、大気中に存在する魔素を体に取り入れ、魔力臓器にて魔力変換を行うことでエーテルを生み出す力を持つ。
その後、旧人類から奴隷として虐げ続けられてきた新人類は反旗を翻し、新人類対旧人類という大規模な戦争へと発展する。
「この戦争の中で、新人類――つまり、私たちの祖先が武器として編み出したものが、今日の魔法のはじまりなのです。魔法の発展は、常に戦争と隣り合わせでした。それゆえに、今では禁忌とされる魔法も数多くあります。平和な時代になった現代では、必要のないものだからです。それでも――」
アナイス先生はそこで一呼吸置き、生徒たちを見回した。
「私たちは常に、魔法の在り方ついて考える必要があるのです」
しんと静まり返った教室に、その声は切実に響いた。その言葉に思わず頷かずにはいられないほど、アナイス先生の言葉には見えない力があった。
「魔法は術者の創造力をベースとします。悪しき心の持ち主が操れば、新たな邪悪な魔法を生み出すこともあります。この学校では、適性はもちろんのこと、その危険性についても常に意識して教育に取り組んでいます。みなさんもどうか、このことを忘れずに、自分にしかできないような想像を、良い意味で膨らませてください」
小学校の道徳の授業で聞いたが、改めて聞くとその深い意味を知らされたような気持ちになる。今の話を単純に理解したならば、愚かな旧人類とそれを打倒した新人類という構図が浮かび上がるが、話の本質はそこだけに留まらない。
今のアナイス先生の話は、魔法だけではなく錬金術や魔導工学においても同じことが言えるからだ。錬金術もまた太古の時代に旧人類が発見した技術の一つであり、戦争はそれを発展させる大きな契機となった。
グラスだった僕は、人魔大戦で神人らに魔導具を提供し、真理の世界に迫ったのだ。皮肉にもそのときの魔導具である青銅の蛇が、僕の命を奪うことになったわけなのだが。
ふとホムのことが気になって、後ろの席に視線を動かす。
「お呼びでしょうか、マスター」
唇を微かに動かし、ごく微かな声でホムが反応を示す。僕は黙って首を横に振ると、まだ真っ白なノートのページにペンを走らせた。
――ホムンクルスも、元は戦争の道具だ。
どれだけ人のように見えても、どれだけこちらに忠誠を誓っていても、僕はホムを道具として見なければならない。僕はそのために、ホムを生み出したのだから。
「おはようございます」
木陰の脇に佇んでいた警邏中の警察官が、僕たちの姿を見留めて明るく声をかけてくれた。登下校の時間には、最低一人の警察官を見かけるようになって久しい。
街の警邏が全体的に強化されたせいか、ホムを連れ去ろうとしたあの男たちの姿は見かけていない。父からも『普通の子供』が取るべき行動も教わったとはいえ、油断は禁物だな。
「……あっ、この怖い人たち……」
黒竜教の教会の外壁に差し掛かったところで、アルフェが壁面を指差した。壁面にはあの二人組の男の似顔絵が貼り付けられている。
貼り紙を読むと、僕たちへの誘拐未遂とは別の罪で指名手配されているようだ。タオ・ランのあの攻撃を受けて無傷で済んでいるとは思えないし、どうやら組織のトカゲの尻尾切りにでも遭ったんだろう。あれから日も経っているし、差し当たっての危険は少し遠のいたようだが、次の対策を取りづらくなってしまったのが厄介だな。
* * *
この日の最後の授業は、魔法歴史学の授業だった。明日から夏休みということもあり、教室に集まった生徒たちは、いつもよりも浮き足立っている。
リゾートに行くのだと自慢げに語るグーテンブルク坊やを横目で見ながら、夏休みの過ごし方について、ふと思いを馳せた。
夏休みの宿題自体は数日で終わるとして、週末だけだったホムの修行をもう少し増やしてやってもいいな。さすがにお金は受け取ってもらえないだろうから、せめてなにか手土産になるものを持って行くようにしないと。
アルフェに相談しようとしたところで、始業の鐘が鳴ってアナイス先生が教壇に上がった。
「それでは、本日最後の授業をはじめます。明日からは夏休みですが、あと少しだけ集中してくださいね」
アナイス先生の凛とした声に、教室内のざわめきが水を打ったように静かになる。アナイス先生の授業は、やはり他の授業とはなにかが違うな。例えるならば、僕とアルフェがはじめて家を離れて、託児所に入れられた頃のような感覚だ。託児所から、家に帰ったときの安心感に似ている。
あのときは、上手く言語化出来なかったけれど、今ならばそれがよくわかる。まだ家族のことですら心のどこかで疑っていたけれど、あの家は僕の家だし、僕と両親は紛れもない家族だ。それと同じことが、この学校――特にアナイス先生とリオネル先生の授業でも言えるのだろう。
きっとアルフェとともに通って、理解ある先生たちからの教えを受けているお陰なんだろうな。そう思うといつも僕の隣にいてくれるアルフェの存在が、改めて有り難かった。
僕の視線に気がついたのか、アルフェが微笑んで目を合わせてくれる。
――リーフ。
唇を動かしてもいないのに、アルフェの声がはっきりと聞こえたような気がする。アルフェは微笑んで頷くと、教壇に立つアナイス先生へと僕の視線を誘導した。
板書を見ると授業の内容が大事なところに差し掛かっているようだ。予習はしているが、魔法の歴史については、教科書に書いてあること以上に、専門家であるアナイス先生の知見や証言が面白いので、授業に集中することにした。
「みなさんが既に親しんでいる魔法は、現代では便利に使われて私たちの生活を豊かで創造力に溢れたものにしてくれています。ですが、この魔法は元々はなんであったかを忘れてはなりません――」
共通科目であるこの魔法歴史学の授業には、僕たち二年生のみならず、単位を落としてしまった三年生も混じっている。アナイス先生のこの導入の言葉は、小学校の道徳の授業でも聞いた覚えがあった。
「魔法は、元々は戦争に使われるために生み出されました。原始の魔法は、武器であり、他者を攻撃すること、そしてその命を奪うことに重きが置かれていたのです」
その時代の話は、グラスの方が詳しいかもしれない。グラスとしての僕が生きていた今から三百年前からさらに遡った約千年前、この世界は旧人類と呼ばれる科学技術を持つ人間たちによって支配されていた。
旧人類が発見した目に見えないエネルギー資源――魔素と呼ばれる物質は、新しい資源としての活用が試みられ、魔素を活用できる新しい生命が生み出されるに到った。
自らの知と技術に溺れ、神をも越えようとした旧人類は、魔獣や人でありながら獣の特徴を持つ亜人を生み出し、遂には『新人類』と呼ばれる人間を生み出した。
新人類とは、すなわち僕たちのことだ。魔力臓器と呼ばれる体内器官を持ち、大気中に存在する魔素を体に取り入れ、魔力臓器にて魔力変換を行うことでエーテルを生み出す力を持つ。
その後、旧人類から奴隷として虐げ続けられてきた新人類は反旗を翻し、新人類対旧人類という大規模な戦争へと発展する。
「この戦争の中で、新人類――つまり、私たちの祖先が武器として編み出したものが、今日の魔法のはじまりなのです。魔法の発展は、常に戦争と隣り合わせでした。それゆえに、今では禁忌とされる魔法も数多くあります。平和な時代になった現代では、必要のないものだからです。それでも――」
アナイス先生はそこで一呼吸置き、生徒たちを見回した。
「私たちは常に、魔法の在り方ついて考える必要があるのです」
しんと静まり返った教室に、その声は切実に響いた。その言葉に思わず頷かずにはいられないほど、アナイス先生の言葉には見えない力があった。
「魔法は術者の創造力をベースとします。悪しき心の持ち主が操れば、新たな邪悪な魔法を生み出すこともあります。この学校では、適性はもちろんのこと、その危険性についても常に意識して教育に取り組んでいます。みなさんもどうか、このことを忘れずに、自分にしかできないような想像を、良い意味で膨らませてください」
小学校の道徳の授業で聞いたが、改めて聞くとその深い意味を知らされたような気持ちになる。今の話を単純に理解したならば、愚かな旧人類とそれを打倒した新人類という構図が浮かび上がるが、話の本質はそこだけに留まらない。
今のアナイス先生の話は、魔法だけではなく錬金術や魔導工学においても同じことが言えるからだ。錬金術もまた太古の時代に旧人類が発見した技術の一つであり、戦争はそれを発展させる大きな契機となった。
グラスだった僕は、人魔大戦で神人らに魔導具を提供し、真理の世界に迫ったのだ。皮肉にもそのときの魔導具である青銅の蛇が、僕の命を奪うことになったわけなのだが。
ふとホムのことが気になって、後ろの席に視線を動かす。
「お呼びでしょうか、マスター」
唇を微かに動かし、ごく微かな声でホムが反応を示す。僕は黙って首を横に振ると、まだ真っ白なノートのページにペンを走らせた。
――ホムンクルスも、元は戦争の道具だ。
どれだけ人のように見えても、どれだけこちらに忠誠を誓っていても、僕はホムを道具として見なければならない。僕はそのために、ホムを生み出したのだから。
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