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第一章 輪廻のアルケミスト
第16話 託児所の初日
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託児所の初日は、はっきり言って酷いものだった。
酷いと一言で言っても、今の僕にとっての酷さであって、それがあったとしてもグラスとしての人生とは比べるまでもなく天国ではあるのだけれど。
それでも、僕よりも小さなアルフェを護りながら、遠慮を知らない子供たちの輪の中で一日を過ごすのはかなりのハードモードだった。
アルフェの浄眼はお人形さんみたいだと、僕たちよりもお姉さんな子供たちに人気だったし、アルフェは僕以外には拒絶反応を示して泣きじゃくるので大変だった。
最終的にジュディさんの従姉らしい託児所の職員が、僕とアルフェをバリケードの中に入れてくれて安寧を得たのだが、それまでが大変過ぎて、滅多にしない昼寝を寝落ちという不本意なかたちですることになった。
「アルフェってば、託児所でもリーフちゃんにべったりだったみたいね」
「一緒に入れて良かったわ。明日からも宜しくね、アルフェちゃん」
目が覚めた時、アルフェがしっかりと僕に抱きついていたのが印象的だったらしく、迎えに来た母親たちがしきりにその話題を口にしている。
二人きりになった後のアルフェは、いつもよりも興奮気味に遊んでいて、普段よりも僕へのスキンシップが多かった。多分彼女なりに、環境の変化に戸惑っていたのだろうな。
「それにしても大きな子もたくさんいたのね。びっくりしちゃった」
「そうなの。これから小さい赤ちゃんたちも預かる予定だから、アルフェとリーフが来てくれて従姉も色々改善点を見つけたみたいよ」
なるほど。トントン拍子に話が進んだのが気になっていたが、どうやら僕とアルフェは実験台のようだ。
「しばらくは二人だけを別室で預かって、この年齢向けに工夫してみるって」
このままでは僕の身が保たないので、是非そうしてもらいたい。
「よかったわね、リーフ」
「あー……」
母に微笑みかけられて返事をしようとしたが、間の抜けた声が漏れた。
「リーフ?」
「リーフちゃん、どうしたの?」
どうも僕の様子がおかしいらしく、母親たちが揃って顔を覗き込んでくる。その顔も涙かなにかで滲んでぼやけて見えた。
「らいよー……」
大丈夫、ちょっと疲れただけだから。そう言おうと思ったが、舌がもつれて上手くいかなかった。熱が出る予兆なのか、あるいは既に熱が出ているのか身体の末端が冷えて酷く寒い。どういうわけか眠くて仕方がなく、そのことが酷く怖かった。
◇◇◇
深い闇に落ちるような眠りだった。僕の目を覚まさせたのは、両親が話す声だった。
「――そろそろ君も休んだらどうだい、ナタル」
「いいえ。私がリーフに無理をさせてしまったの。私が責任をもって看病しなきゃ」
いつの間にか夜になったらしい。まだ熱が上がっているのか、毛布にくるまれているのに身体の震えが止まらなかった。
――ああ、嫌だな、この感覚……。
大抵の不快なものは我慢できるが、この発熱の状況だけは本能的な危機を感じて嫌だった。熱が出るという感覚は、黒石病の初期症状を彷彿とさせ、グラスとしての僕の人生との因果を想像させるからだ。
女神が転生させたこのリーフとしての命が、こんなところで終わるなんて思いたくないものだが……。
「家のことを任せきりにしていた私の責任でもある。とにかく休みなさい」
「あなたは外で大切なお仕事をしてきたのよ、ルドラ。そんなふうに言わないで」
こうして父の声を聞くのも久しぶりだ。もしかして僕の不調を聞いて駆けつけてきてくれたのかな。だったらかなり申し訳ないのだが。
「……君には頭が上がらないな。では、こうしよう。君の言う通り先に休む。ただし、起きたら君と交代だ。いいね?」
「……ええ」
父の提案に母は渋々と言った感じで了承している。僕のことが心配でならないのだろうな、と素直に思った。
「……部下も話していたが、赤ん坊の発熱なんてしょっちゅうだよ。これまで熱も出さずに過ごしてくれたリーフに感謝こそすれ、自分を責める必要はないんだ」
「……でも、私、育児から少し離れたら錬金術の仕事を――。なんて自分のことを考えてしまって」
確かに僕を託児所に預けられれば、母は自分のために時間を使える。それはなにも悪くないし普通のことだ。そう伝えたいが、僕がいきなり喋り出したら気味悪がられるだろうな。
「それは、君のためでもあり、我々家族のためでもある。気に病むことはなにもないよ」
僕の考えていることと、父の考えが偶然にも一致する。やはり、父が居た方が母も心強いのだろう、相槌を打つ声に安堵の響きが混じっていた。
「……そもそも君の錬金術がなければ、この命はなかっただろうからね。君は命の恩人でもあるんだよ、ナタル」
「私たちもあなたに日々守られているんですから、おあいこですよ」
会話の端々に両親の馴れそめが散らばっている。軍人の父と錬金術師の母の出逢いに、少しだけ興味が湧き、耳をそばだてながら身体の向きを変えた。
「そうだといいな。この先も――」
寝返りを打つ僅かな衣擦れの音に気づいたのか、父が言葉を切る。そしてそのまま、僕のベッドへと大股で歩み寄ってきた。
「リーフ、目が覚めたか?」
久しぶりに見る父の顔だった。その目は今にも泣きそうに潤んでいる。
――これ以上、心配をかけてはいけないな。
そう思って僕は笑顔を作り、父に向けて手を伸ばした。
「……おかえり」
「ははは、リーフ! パパにお帰りが言えるのか!? 凄いぞ!」
だが、逆効果だったらしい。
「本当に、リーフ……。優しい子……」
父も母も僕の手を握り、溢れる涙を隠そうともせず泣いている。やっぱり大丈夫、と伝えた方がよかったのだろうか。熱に浮かされながら自分の判断について悩んでいると、額に母が手を当てた。
「まだ少し熱が高いわ。冷やしましょうね」
そう言って、母は前掛けで涙を拭くと、手際良く新しい氷嚢を用意して頭と首の後ろに当て、氷水に浸して絞った冷たい布を額に乗せてくれた。
「できるだけ眠って、ゆっくり休んでね」
頭が冷やされたことでかなりすっきりした。あれほど酷かった寒気も引き、熱が身体に回っているような感覚がある。だが、その熱もすぐに下がりそうな予感がして、希望が持てた。
「早く熱がさがりますように」
おまじないのように唱えながら、母が額の布が温くなる前に冷たく冷やしたものに取り替えてくれる。
僕は冷たい布と氷嚢の心地良さにウトウトと目を閉じた。
そのまま細切れの眠りの中に落ちた僕は、短い覚醒で両親の存在に安堵してまた眠るのを繰り返した。
目覚めている間、頭の布は交換され、常に冷たいままだった。
あるときは母が、あるときは父が交互に世話をしていたらしい。朝になって目を覚ますと、二人が自分の傍に寄り添うようにして眠っていた。
熱はすっかり下がっている。
こんなに大事にされることは、本性を現す前の養父でさえやらなかったことだ。
――養父……。
もうすっかり忘れていたと思ったが、前世の記憶はそっくりそのまま残されているらしい。
乾いたパンと水が食料として部屋の前に置かれて、床を這いながらそれを取りに行く。声をかけられることもなく、個室に何日も放置される――。僕がグラスだった頃に唯一受けた看病だ。
両親の看病はそれとは全く違う。
――この二人は、僕にかなりの愛情を注いでくれてる。
そのことが改めて有り難く、彼らに対する信頼を強いものにしていた。だが、同時に自分はそれにどうやって応えられるのだろうか。どうやったらこの恩に報いることができるのだろうかという不安めいた問いを僕は自らに与えることになった。
早く成長して、その術を見いだせると良いのだが。
酷いと一言で言っても、今の僕にとっての酷さであって、それがあったとしてもグラスとしての人生とは比べるまでもなく天国ではあるのだけれど。
それでも、僕よりも小さなアルフェを護りながら、遠慮を知らない子供たちの輪の中で一日を過ごすのはかなりのハードモードだった。
アルフェの浄眼はお人形さんみたいだと、僕たちよりもお姉さんな子供たちに人気だったし、アルフェは僕以外には拒絶反応を示して泣きじゃくるので大変だった。
最終的にジュディさんの従姉らしい託児所の職員が、僕とアルフェをバリケードの中に入れてくれて安寧を得たのだが、それまでが大変過ぎて、滅多にしない昼寝を寝落ちという不本意なかたちですることになった。
「アルフェってば、託児所でもリーフちゃんにべったりだったみたいね」
「一緒に入れて良かったわ。明日からも宜しくね、アルフェちゃん」
目が覚めた時、アルフェがしっかりと僕に抱きついていたのが印象的だったらしく、迎えに来た母親たちがしきりにその話題を口にしている。
二人きりになった後のアルフェは、いつもよりも興奮気味に遊んでいて、普段よりも僕へのスキンシップが多かった。多分彼女なりに、環境の変化に戸惑っていたのだろうな。
「それにしても大きな子もたくさんいたのね。びっくりしちゃった」
「そうなの。これから小さい赤ちゃんたちも預かる予定だから、アルフェとリーフが来てくれて従姉も色々改善点を見つけたみたいよ」
なるほど。トントン拍子に話が進んだのが気になっていたが、どうやら僕とアルフェは実験台のようだ。
「しばらくは二人だけを別室で預かって、この年齢向けに工夫してみるって」
このままでは僕の身が保たないので、是非そうしてもらいたい。
「よかったわね、リーフ」
「あー……」
母に微笑みかけられて返事をしようとしたが、間の抜けた声が漏れた。
「リーフ?」
「リーフちゃん、どうしたの?」
どうも僕の様子がおかしいらしく、母親たちが揃って顔を覗き込んでくる。その顔も涙かなにかで滲んでぼやけて見えた。
「らいよー……」
大丈夫、ちょっと疲れただけだから。そう言おうと思ったが、舌がもつれて上手くいかなかった。熱が出る予兆なのか、あるいは既に熱が出ているのか身体の末端が冷えて酷く寒い。どういうわけか眠くて仕方がなく、そのことが酷く怖かった。
◇◇◇
深い闇に落ちるような眠りだった。僕の目を覚まさせたのは、両親が話す声だった。
「――そろそろ君も休んだらどうだい、ナタル」
「いいえ。私がリーフに無理をさせてしまったの。私が責任をもって看病しなきゃ」
いつの間にか夜になったらしい。まだ熱が上がっているのか、毛布にくるまれているのに身体の震えが止まらなかった。
――ああ、嫌だな、この感覚……。
大抵の不快なものは我慢できるが、この発熱の状況だけは本能的な危機を感じて嫌だった。熱が出るという感覚は、黒石病の初期症状を彷彿とさせ、グラスとしての僕の人生との因果を想像させるからだ。
女神が転生させたこのリーフとしての命が、こんなところで終わるなんて思いたくないものだが……。
「家のことを任せきりにしていた私の責任でもある。とにかく休みなさい」
「あなたは外で大切なお仕事をしてきたのよ、ルドラ。そんなふうに言わないで」
こうして父の声を聞くのも久しぶりだ。もしかして僕の不調を聞いて駆けつけてきてくれたのかな。だったらかなり申し訳ないのだが。
「……君には頭が上がらないな。では、こうしよう。君の言う通り先に休む。ただし、起きたら君と交代だ。いいね?」
「……ええ」
父の提案に母は渋々と言った感じで了承している。僕のことが心配でならないのだろうな、と素直に思った。
「……部下も話していたが、赤ん坊の発熱なんてしょっちゅうだよ。これまで熱も出さずに過ごしてくれたリーフに感謝こそすれ、自分を責める必要はないんだ」
「……でも、私、育児から少し離れたら錬金術の仕事を――。なんて自分のことを考えてしまって」
確かに僕を託児所に預けられれば、母は自分のために時間を使える。それはなにも悪くないし普通のことだ。そう伝えたいが、僕がいきなり喋り出したら気味悪がられるだろうな。
「それは、君のためでもあり、我々家族のためでもある。気に病むことはなにもないよ」
僕の考えていることと、父の考えが偶然にも一致する。やはり、父が居た方が母も心強いのだろう、相槌を打つ声に安堵の響きが混じっていた。
「……そもそも君の錬金術がなければ、この命はなかっただろうからね。君は命の恩人でもあるんだよ、ナタル」
「私たちもあなたに日々守られているんですから、おあいこですよ」
会話の端々に両親の馴れそめが散らばっている。軍人の父と錬金術師の母の出逢いに、少しだけ興味が湧き、耳をそばだてながら身体の向きを変えた。
「そうだといいな。この先も――」
寝返りを打つ僅かな衣擦れの音に気づいたのか、父が言葉を切る。そしてそのまま、僕のベッドへと大股で歩み寄ってきた。
「リーフ、目が覚めたか?」
久しぶりに見る父の顔だった。その目は今にも泣きそうに潤んでいる。
――これ以上、心配をかけてはいけないな。
そう思って僕は笑顔を作り、父に向けて手を伸ばした。
「……おかえり」
「ははは、リーフ! パパにお帰りが言えるのか!? 凄いぞ!」
だが、逆効果だったらしい。
「本当に、リーフ……。優しい子……」
父も母も僕の手を握り、溢れる涙を隠そうともせず泣いている。やっぱり大丈夫、と伝えた方がよかったのだろうか。熱に浮かされながら自分の判断について悩んでいると、額に母が手を当てた。
「まだ少し熱が高いわ。冷やしましょうね」
そう言って、母は前掛けで涙を拭くと、手際良く新しい氷嚢を用意して頭と首の後ろに当て、氷水に浸して絞った冷たい布を額に乗せてくれた。
「できるだけ眠って、ゆっくり休んでね」
頭が冷やされたことでかなりすっきりした。あれほど酷かった寒気も引き、熱が身体に回っているような感覚がある。だが、その熱もすぐに下がりそうな予感がして、希望が持てた。
「早く熱がさがりますように」
おまじないのように唱えながら、母が額の布が温くなる前に冷たく冷やしたものに取り替えてくれる。
僕は冷たい布と氷嚢の心地良さにウトウトと目を閉じた。
そのまま細切れの眠りの中に落ちた僕は、短い覚醒で両親の存在に安堵してまた眠るのを繰り返した。
目覚めている間、頭の布は交換され、常に冷たいままだった。
あるときは母が、あるときは父が交互に世話をしていたらしい。朝になって目を覚ますと、二人が自分の傍に寄り添うようにして眠っていた。
熱はすっかり下がっている。
こんなに大事にされることは、本性を現す前の養父でさえやらなかったことだ。
――養父……。
もうすっかり忘れていたと思ったが、前世の記憶はそっくりそのまま残されているらしい。
乾いたパンと水が食料として部屋の前に置かれて、床を這いながらそれを取りに行く。声をかけられることもなく、個室に何日も放置される――。僕がグラスだった頃に唯一受けた看病だ。
両親の看病はそれとは全く違う。
――この二人は、僕にかなりの愛情を注いでくれてる。
そのことが改めて有り難く、彼らに対する信頼を強いものにしていた。だが、同時に自分はそれにどうやって応えられるのだろうか。どうやったらこの恩に報いることができるのだろうかという不安めいた問いを僕は自らに与えることになった。
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