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第一章 コードネーム”ゼノス”
第3話
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「〝自分の役割を全うするために。〟……っと」
手元の原稿用紙に文字を書き込み終えると、確かな満足感が瀬野陽太を襲った。
謀ったように〝キーンコーンカーンコーン〟と午後六時半を知らせるチャイムが鳴り響いた。
下校を知らせるお馴染みな鐘の音は、原稿用紙に書き記していた妄想世界の自分から現実に帰ってくるには充分だった。
「もうそんな時間か……」
部活動を終了し、速やかに帰宅するようにという教師側からの合図でもあるあのチャイム。
野球部やサッカー部などの練習熱心な部活や吹奏楽部などの片付けが必要な部活に所属しているのであれば、今から撤収作業を始めなければならないため更に帰りが遅くなるのだろうが、陽太の所属する〝空想研究会〟は、練習が必要というわけでもなく、何かを用意する必要があるわけでもない。
事実、今陽太の目の前に広がっているのは、一人で理想の自分をモデルにして物語を欲望のままに書き殴った原稿用紙が数枚広がっているだけ。
片付ける手間も、疲労感もない。
強いて言うならば、〝悪者が出てくるためのテレポート〟という設定にした黒い球体からどんな悪役を登場させようか、というごく小さな悩みがあるくらいのものだった。
「先輩達がいたときはもっと楽しい時間だったんだけどなぁ」
誰が聴いているわけでもなく、散乱した紙たちを束ねながら陽太は独り言を呟いた。
元々、この空想研究会は三年生が三人、二年生が陽太一人という歪な構成であり、サークルと呼んだ方が適切なのではないかと勘ぐるほどの弱小部だ。
活動内容は、空想の世界に対する見識を深めること、と銘打っているが、それらしいことはしておらず、ただ毎日ラノベやゲームのことを駄弁るだけ。
特に発表会をするわけでもなく、寒い日は暖房を、今日のように六月の終わりで蒸し暑い日でも、クーラーをガンガンに効かせてぐうたらするだけの毎日。
これまでは、そんなぐうたらな活動内容でも、人数だけはいたため部活としての体裁を保ててはいたが、就職や進学等など各々の道に進むために三年生は梅雨入りと同時に引退し、最早サークルといっても過言ではない状況だ。
一人で部室を占領するのは悪い気分ではないが、そんな楽園の存在を学校側が許してくれるわけがない。
生徒会連中や教師陣にせっつかれるのも時間の問題だ。
――早めに帰ろ。
さながら追っ手から逃げる盗人のような気分で陽太は部室を出た。
温く、湿度のせいで重く感じる夏独特の空気が三時間ぶりに陽太を襲う。
「あっちーな……」
早速額に滲んできた汗を拭いながら、陽太は廊下を見渡した。
部室は校内でも外れの場所。
近くの部屋は物置がほとんどで、ちまたでは〝離れ〟と呼ばれるほど孤独な場所だ。
もちろん、人なんか滅多に来ることは無く、今日も閑古鳥が鳴いている――筈だった。
「やっ、久しぶり」
丁度死角になっていたところから突然声をかけられ、不意を突かれる形になった陽太は「おわっ⁉」と情けない声を漏らしてしまう。
妄想の中の自分とは大違いだな、と自らを皮肉りながら恐る恐る振り返ると、背後に立っていたのは、白い制服に二年生だという証である青いスカーフをした女子生徒だった。
彼女は、クラスメイトでもあり、幼なじみでもあり、さきほどまで書いていた小説の中でヒロインのモデルでもある、現実世界での双葉奏音だ。
久しぶり、と奏音が言った通り、実際にこうして話すのは四年ぶりとなる。
幼いころはよく遊んだものだったが、中学校が別々になったことで疎遠に。
もう会うことはないだろうと思っていた彼女が同じ高校にいると知ったのは、生徒会役員を決める際に立候補していたからだった。
ただ、同じ学校にいるということを知っていたということを悟られたくなかった陽太は「もしかして、双葉?」と臭い芝居を打ってしまった。
そんな陽太の様子を気にすることなく奏音は「やっほ」と屈託のない笑顔を見せた。
幼いころから変わらない彼女の笑顔は幼少のころ、ともに遊んだ記憶を思い返させる。
ゼノスのように、〝奏音ちゃん〟とあの頃のように言えていたらもう少し会話も弾みそうな雰囲気になっていたのかなと思いながら、陽太は「……何の用?」と構えた。
「いやぁ、実はさ、私この間、副会長になって」
知ってるよ、とは言えず。言葉にならない返事をすると「部活の一覧を見てたら、ヨウ……瀬野くんの名前を見つけてさ。もしかしたらと思って」と変わらぬ笑顔で続けた。
名前ではなく名字に言い直したのは、自分だけ下の名前で呼ばない方が良いという彼女なりの配慮だろう。
特に深く聞く必要はないが、どこかちくりと心が痛むのを感じながら「部活一覧?」と陽太は話題を逸らした。
「そっ。生徒が引退する時期が近づくと、人数が少なくなる部活あるだろうな、ってリストがあってさ。それを調べてたら……偶然、ね」
眉間に眉を寄せながら話す。
昔から面倒見が良く、ことある毎にもめ事に顔を突っ込んでいた奏音が、まあまあと喧嘩両成敗を促すときや、逆上している人を落ち着かせるための言葉を探っているときに良く見せていた表情だ。
隣で、凄いなと思いながら見ていた顔が、今は真っ直ぐ自分に向けられている。
その意味を、陽太は言われずとも理解していた。
「……廃部?」
「まだ決まったわけじゃないけどね」
決まったわけじゃない。裏を返せば、もう検討段階には入っているということになる。当然の決断だ。
「……抵抗しないの?」
一人納得していると、奏音が訝しげに顔を覗いてきた。
まつげ、長――などという雑念から逃れるように視線を逸らすと「自分自身がよくわかってるよ」と言葉を吐き捨てた。
「なんで? 活動の内容とか、部員の数が揃えば見直すことだって――」
存続の可能性をほのめかす彼女に、無駄だよ、という意味合いを込めて陽太は大きなため息を溢しながら鞄を弄った。
「今は六月の終わり。部員を増やそうっていってもこの時期じゃみんな何かしらの部活に所属してるし、部活の掛け持ちは禁止だし。それに、来週には期末試験だってあるしで、新しい部活に入る余裕なんてないでしょ? それに、活動内容はこんなんだし」
と鞄から原稿用紙を取り出して、奏音に見せつけた。
「何これ?」
「やることがなさ過ぎて、部活の時間が暇でさ。今、小説書いてるんだ」
「活動してるじゃない」
「こんなの、部活にならないよ。文学部だってやってるけど、僕は賞にも出さないし、紙に刷って配ることもしないし、誰かに見せるわけでもない。完全な趣味。つまるところ、ただの暇つぶししかしてないんだよ」
つらつらと話していると、すっかり呆れた様子で奏音は「……改めて聞くとひっどいね」とため息を溢した。
確かにこの部活がなくなるのは悲しくはあるが、致し方ない――ネガティブさと諦めの早さ、そして久々に会った幼なじみに強がりの一つも言えない情けなさに呆れていると、
「じゃあ、やっぱり無い方がいいのかもしれないな」
唐突に、男の声に遮られた。
誰だ、と尋ねようとする前に、陽太の目に右腕に付けられた腕章が入ってきた。
赤い腕章に、白い文字で〝生徒会〟と書かれていた。
校内でただ一人、生徒会長だけが付けることを許されている腕章だ。
手元の原稿用紙に文字を書き込み終えると、確かな満足感が瀬野陽太を襲った。
謀ったように〝キーンコーンカーンコーン〟と午後六時半を知らせるチャイムが鳴り響いた。
下校を知らせるお馴染みな鐘の音は、原稿用紙に書き記していた妄想世界の自分から現実に帰ってくるには充分だった。
「もうそんな時間か……」
部活動を終了し、速やかに帰宅するようにという教師側からの合図でもあるあのチャイム。
野球部やサッカー部などの練習熱心な部活や吹奏楽部などの片付けが必要な部活に所属しているのであれば、今から撤収作業を始めなければならないため更に帰りが遅くなるのだろうが、陽太の所属する〝空想研究会〟は、練習が必要というわけでもなく、何かを用意する必要があるわけでもない。
事実、今陽太の目の前に広がっているのは、一人で理想の自分をモデルにして物語を欲望のままに書き殴った原稿用紙が数枚広がっているだけ。
片付ける手間も、疲労感もない。
強いて言うならば、〝悪者が出てくるためのテレポート〟という設定にした黒い球体からどんな悪役を登場させようか、というごく小さな悩みがあるくらいのものだった。
「先輩達がいたときはもっと楽しい時間だったんだけどなぁ」
誰が聴いているわけでもなく、散乱した紙たちを束ねながら陽太は独り言を呟いた。
元々、この空想研究会は三年生が三人、二年生が陽太一人という歪な構成であり、サークルと呼んだ方が適切なのではないかと勘ぐるほどの弱小部だ。
活動内容は、空想の世界に対する見識を深めること、と銘打っているが、それらしいことはしておらず、ただ毎日ラノベやゲームのことを駄弁るだけ。
特に発表会をするわけでもなく、寒い日は暖房を、今日のように六月の終わりで蒸し暑い日でも、クーラーをガンガンに効かせてぐうたらするだけの毎日。
これまでは、そんなぐうたらな活動内容でも、人数だけはいたため部活としての体裁を保ててはいたが、就職や進学等など各々の道に進むために三年生は梅雨入りと同時に引退し、最早サークルといっても過言ではない状況だ。
一人で部室を占領するのは悪い気分ではないが、そんな楽園の存在を学校側が許してくれるわけがない。
生徒会連中や教師陣にせっつかれるのも時間の問題だ。
――早めに帰ろ。
さながら追っ手から逃げる盗人のような気分で陽太は部室を出た。
温く、湿度のせいで重く感じる夏独特の空気が三時間ぶりに陽太を襲う。
「あっちーな……」
早速額に滲んできた汗を拭いながら、陽太は廊下を見渡した。
部室は校内でも外れの場所。
近くの部屋は物置がほとんどで、ちまたでは〝離れ〟と呼ばれるほど孤独な場所だ。
もちろん、人なんか滅多に来ることは無く、今日も閑古鳥が鳴いている――筈だった。
「やっ、久しぶり」
丁度死角になっていたところから突然声をかけられ、不意を突かれる形になった陽太は「おわっ⁉」と情けない声を漏らしてしまう。
妄想の中の自分とは大違いだな、と自らを皮肉りながら恐る恐る振り返ると、背後に立っていたのは、白い制服に二年生だという証である青いスカーフをした女子生徒だった。
彼女は、クラスメイトでもあり、幼なじみでもあり、さきほどまで書いていた小説の中でヒロインのモデルでもある、現実世界での双葉奏音だ。
久しぶり、と奏音が言った通り、実際にこうして話すのは四年ぶりとなる。
幼いころはよく遊んだものだったが、中学校が別々になったことで疎遠に。
もう会うことはないだろうと思っていた彼女が同じ高校にいると知ったのは、生徒会役員を決める際に立候補していたからだった。
ただ、同じ学校にいるということを知っていたということを悟られたくなかった陽太は「もしかして、双葉?」と臭い芝居を打ってしまった。
そんな陽太の様子を気にすることなく奏音は「やっほ」と屈託のない笑顔を見せた。
幼いころから変わらない彼女の笑顔は幼少のころ、ともに遊んだ記憶を思い返させる。
ゼノスのように、〝奏音ちゃん〟とあの頃のように言えていたらもう少し会話も弾みそうな雰囲気になっていたのかなと思いながら、陽太は「……何の用?」と構えた。
「いやぁ、実はさ、私この間、副会長になって」
知ってるよ、とは言えず。言葉にならない返事をすると「部活の一覧を見てたら、ヨウ……瀬野くんの名前を見つけてさ。もしかしたらと思って」と変わらぬ笑顔で続けた。
名前ではなく名字に言い直したのは、自分だけ下の名前で呼ばない方が良いという彼女なりの配慮だろう。
特に深く聞く必要はないが、どこかちくりと心が痛むのを感じながら「部活一覧?」と陽太は話題を逸らした。
「そっ。生徒が引退する時期が近づくと、人数が少なくなる部活あるだろうな、ってリストがあってさ。それを調べてたら……偶然、ね」
眉間に眉を寄せながら話す。
昔から面倒見が良く、ことある毎にもめ事に顔を突っ込んでいた奏音が、まあまあと喧嘩両成敗を促すときや、逆上している人を落ち着かせるための言葉を探っているときに良く見せていた表情だ。
隣で、凄いなと思いながら見ていた顔が、今は真っ直ぐ自分に向けられている。
その意味を、陽太は言われずとも理解していた。
「……廃部?」
「まだ決まったわけじゃないけどね」
決まったわけじゃない。裏を返せば、もう検討段階には入っているということになる。当然の決断だ。
「……抵抗しないの?」
一人納得していると、奏音が訝しげに顔を覗いてきた。
まつげ、長――などという雑念から逃れるように視線を逸らすと「自分自身がよくわかってるよ」と言葉を吐き捨てた。
「なんで? 活動の内容とか、部員の数が揃えば見直すことだって――」
存続の可能性をほのめかす彼女に、無駄だよ、という意味合いを込めて陽太は大きなため息を溢しながら鞄を弄った。
「今は六月の終わり。部員を増やそうっていってもこの時期じゃみんな何かしらの部活に所属してるし、部活の掛け持ちは禁止だし。それに、来週には期末試験だってあるしで、新しい部活に入る余裕なんてないでしょ? それに、活動内容はこんなんだし」
と鞄から原稿用紙を取り出して、奏音に見せつけた。
「何これ?」
「やることがなさ過ぎて、部活の時間が暇でさ。今、小説書いてるんだ」
「活動してるじゃない」
「こんなの、部活にならないよ。文学部だってやってるけど、僕は賞にも出さないし、紙に刷って配ることもしないし、誰かに見せるわけでもない。完全な趣味。つまるところ、ただの暇つぶししかしてないんだよ」
つらつらと話していると、すっかり呆れた様子で奏音は「……改めて聞くとひっどいね」とため息を溢した。
確かにこの部活がなくなるのは悲しくはあるが、致し方ない――ネガティブさと諦めの早さ、そして久々に会った幼なじみに強がりの一つも言えない情けなさに呆れていると、
「じゃあ、やっぱり無い方がいいのかもしれないな」
唐突に、男の声に遮られた。
誰だ、と尋ねようとする前に、陽太の目に右腕に付けられた腕章が入ってきた。
赤い腕章に、白い文字で〝生徒会〟と書かれていた。
校内でただ一人、生徒会長だけが付けることを許されている腕章だ。
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