死ぬほど愛してやる

月蛍縁

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好きと自覚  *要注意

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二人にキスをされて以来
俺は恋を自覚し始めていた
胸糞悪りぃな
と思いつつ
二人を見ると胸が高鳴る
ウゼェはずなのに
あの時の顔が浮かぶ
「糞が」
ガンと壁を殴るが隆に怒られ止める
「寝るか~」
俺はそう言い空室に入ろうとした
その時
押し込まれる
「!?」
すぐ転びそうになっていた状態から着地した
「あんだよ!」
俺が睨む先にいるのは
「左京右京!!」
二人だ
「「寝るんでしょ?」」
二人は綺麗に微笑み俺の頬を撫でる
ゾワリとした
俺が逃げようとすると首を噛まれる
「アァ!?」
倒れ込む俺を抱き寄せる二人
俺は暴れる

首に噛み付いたままの力が強くなる
「ッゥ!!」
シャランとピアスが揺れた
それをみた右京が笑う
「ねぇ,確かピアスってつけている人耳弱いって聞くよね?左京」
左京は噛み付いたまま返答
「ふん,ほぉはへ」
「辞めろ!触っ!?」
耳が犯される
ヤバイ
俺は震える身体を叩く
両手を絡みとられる
「やだ!止めろよ!」
「ん,ふ」
耳の中から聞こえる音が俺をおかしくしていく
「あは,濡れてる?」
「てめぇら「「殺す」」!?」
俺に勝ちはないこの勝負
俺は押し倒されていた
「俺………やだ!」
反抗しようとした俺を見つめる二人
「少し痛いけど,ゆっくりする」
何を!?
「ね?駄目?」
耳に息が掛かる
「頼むから………俺怖ん!?」
「ハ、お願い」
「限界」
二人が好き
と言うことは
こいつらのどちらかを?
無理だ
「俺はどちらも」
「「良いよ」」
ピタリと動きを止める
「俺達が好きなんだ?」
「っ」
顔が赤くなった
「二人がいいんだよね?俺たちも夜空がいいの」
悪魔の囁きが耳に届いた
俺は怖いはずなのに頷く
「かーわい」
「優しくして愛してあげる」
二人の顔は赤くなっていた
ゆっくりと下に行く手を俺は止めようとしたが両手を絡みとられる以上出来ない
音がなる
嫌だ
恥ずい
「ん!」
何!?
中に入る何か
「やだぁ!抜け!」
指が中で動く
嫌だ
怖い
変になる
「ひくひくしてる」
「温かいね」
上に押される感触に身体が跳ねる
!?
何今の
ピリリって
「?,?,!!」
ヒクヒクとなる身体
「良いところかな?」
ゴリゴリと押される
「あぅ⁉︎」
口を抑え声を出さない様にすると
左京が俺の胸を揉む
「んん」
「俺こっちももーらお」
俺の胸に吸い付く左京
「んんんぁ!」
ビクビクんとはねた
「はー,はー,」
息を必死に吸う
二人も息が荒い
俺はトロンとしているはずの顔を二人に向けた
二人は自分の自身を取り出し
「やだぁ!入らない!」
「大丈夫」
「痛くしない」
ズゥと入る二つに息ができなくなる
「カ、ハ」
お腹がえぐれる
掻き回される
嫌だ
怖い
「きついね」
「でも受け入れようとしてる」
「うきょ,さ,きょう」
二人がこちら見て嬉しそうに笑う
「これで」
「俺達の夜空だね」
あぁ,神様
二人を壊してしまったのは
俺のせいですか?
そして今
俺も壊されたのは
貴方のせいですか?
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