74 / 94
▽ 三章 ▽ 其々のカルネアDeath
3-15 Maybe True〔P2〕
しおりを挟む
side薗女
ー5分後ー
『コンコン』
「弁護士の先生がお見えになりました」
住所や名前に職業など仕方なく順番に書類を埋めていると、件の弁護士とやらがホント~にやって来た。
「はいはい」
そして声色から急に軽くなった警官は、サッと立ち上がり扉へ走る。
て言うか私みたいな若い女相手にここまで徹底してくるとかある?
そもそも取材に答えてくれりゃ良いだけの話だし、アイツマジで性格最悪なんだけど。
「どうぞ」
『ガチャ』
「あぁどうも、失礼します」
そんな風に睨み付けた忌々しい扉からは、落ち着いた雰囲気の声と同時に仕立ての良さげなスーツ姿の男性が入って来る。
「「………… 」」
てかあれ?この人って確か…
「近江さん?」
「んン⁉︎ 」
ツンツンと立てた短髪の下、眉間に筋の入る近江さんは…
「あぁ、私清夏に誘われて飲み「ゴホンッ」
私が喋り始めると瞬時に眼鏡越しの目を見開き、絶妙なタイミングで放たれる咳払いが示すのは " お前空気読めよ "。
「……………お食事会で一度お会いしたことが」
「…ぁ…と、清夏、さん?」
「斉条『バサァッ』
「OH~もい出したましたぁ~」
私の卒業たそれなりに名のあるエスカレーター式女子大名は、鋭く振りかざす腕とはためくジャケットに遮られた。
「これより和解について少し話し合いをしたいので、すみませんが彼女と二人にして頂けますか?」
「あぁ…はぁ、分かりました」
取り繕うよう眼鏡の位置を直す近江さんに、警察官は何とも言えない表情で立ち上がり部屋を後にする。
" 出したました " なんて言うてたらそうなるわ。
「……フゥ、では芳川さん」
あ、しかもこれ絶対私のこと覚えてないわ。
仕切り直しとばかりに固い表情に切り替えた近江さんだけど、そこには初めて認識する様な戸惑いが薄く隠れている。
「ご本人から許可を得ているので先に申しますと、私の依頼主は伊佐木さんです。貴女の取材に答えた後も、貴女が自宅近くに張り込んでいて大変迷惑をしていると言う事ですので」
やっぱりか~
あ~ダメだ、ドンドンイラついて来た。
「このままだと私も仕事として厳しい対応を取らざるを得ませんが、どうなされますか?ちなみに伊佐木さんは現在も連絡が付かないそうですよ?例のご友人と」
グゥ~~っこっちの目的も筒抜けか…
でもだからこそ絶対に怪しいし臭うっ
けどっ
こっちの立場や背後関係、それに目的の一切に触れて来ないこの提案は、ここが互いの分水嶺だと暗に示している。
『ギリリィッ』
並びの良い私の歯の軋みに、近江さんの肩がビクリと動く。
く…
くくっ
悔しいけど…
ここまでか~~ガクリっ
ーーー…
今回のターゲットである絹針八参を追って来て、まさかのまさかこんな所でヤツと鉢合うことになるなんて。
そんな事を思い出しつつデジカメの画像を切り替えると、あの巨大なモンスターの頭で腕を振り上げるクレイジーな男が映る。
「……、……、……、…… 」
この画像越しからも鬼気迫る迫力。
「……、…… 」
生き物を刃物で執拗に刺す異常な攻撃性。
狂人?
バーサーカー?
コイツこんな危険人物だったワケ?
「……、……、……、…… 」
でもなんでだろ?
コイツだけが何となくボヤけて見える。
とりわけ激しく動いてるにしても…
そう思い更に画像を見返すけど理由は分からない。
「ふぅーー~… 」
ま、何にしろあれ以上関わんなくて正解だったな。
…てかもしかだけどコイツがあの事件の真犯人だったりする?
男性2人をメッタ切りにする残虐な犯行も、コイツなら充分頷けるし可能だと思う。
いやでも殺された2人の過去の暴行被害者達と、彼等に接点は無かった(はず)。
そうなると根本の動機がまず無い…いや、動機で追って行くから未だ犯人にたどり着かないとしたら?
「…………ゴクリ… 」
例えば裏稼業の人間…
それで共犯の網口比呂に証拠なんかを始末させその上で逃したか、はたまた何らかしらのトラブルがあり国外へ出ようとした…とか?
もしかしてやっと…いやねーな。
希望的な想像なんてしない自分がこの状態。
「フフっ」
空からこんな所どうやって来たって言うの?
有り得ないんだよ、どう考えたってさ。
一応遺書でも残しとくかな…
「イヤーーーーーーーーッ‼︎ 」
ビクッ
何⁉︎ 何事?
そう思った私がいつもの癖で反射的に立ち上がると、近くに居たCAが扉へと走り出していた。
・・・機外。
ザッザッザッザッザッ
「ハァハァハァハァハァッ」
元陸上部の脚でCAの背を追い掛けて行く。
すると光る地底湖の水際近くには、既に15人程の人集りが出来ていた。
ザッザっザ…
「ハァハァハァっ、梓っ何が…‼︎⁉︎ 」
立ち止まったCAは膝に手を置き、息が整うのを待たずに声を掛けた。
「……ねぇ松、何で?これ夢じゃないよね?だってやっと理想の人と出会えたのよ?」
そう言ってゆっくりと振り返った女性の瞳からは止めどない涙が溢れ、膝の上で抱きかかえられた男性はグッタリとして動かない。
ピッピッピッピッ
2人にレンズを向けシャッターを連続で押す。
びしょ濡れ…
死んでる?
けどチラホラと周りを囲む人間に、あの時みたいな危機感は感じられない。
なら殺人事件?
ピッピッピッピッ
そんな考えを過ぎらせつつ、周囲の野次馬達を一通り撮っていく。
ー~…
すぐそこに落ちている腕。
濡れた鉄錆みたいな臭い。
何人もの人達の凄惨な死を昨日見たばかりなのに、私の喉元にはそれとは違うとても陰鬱な気持ちの悪さがこみ上げて来た。
「これから式を挙げてね、色んなとこ沢山行こうって、ずっとずっと一緒って約束してたのに… 」
そう言って男性を見る女性の白いスカートが紅く染まっている。
ザっザ…
「松宮さん、状況は?」
後ろから駆け付けたのはあの勇敢なCA。
「いえ、私も…よくは分か」
ー「……っ」ーー
歩き続ける彼女は後輩の返事を後ろに2人の元へと近付いて行く。
「出血箇所は?首だけですか?意識はありますか?松宮さん直ぐに救急キットを持って来てッ」
そして取り出したハンカチを彼の首元へ伸ばそうとすると
「やめてェェッ‼︎ 」
「「「「「「~ッっ⁉︎ 」」」」」」
突然声を荒げる女性に私達はビクリとする。
「秀君もうね、冷たいの。何度呼んでもね、起きて……くれなっ…いグゥっ、ヒっ、うぐっぅぅ~~」
泣きじゃくる女性は男性へと覆い被さっている。
…けど見えてしまった。
決して普通ではない状態の顔面が。
同時に私の脳裏にはあの事件と伊佐木の姿が浮かぶけど、それはこじ付けが過ぎるだろうと思った直後に取って代わる別の顔。
「……… 」
いくらなんでも出所て来て二ヶ月足らずでやらないわよね?こんな事。
でも…
「あの、聞いてもらえますかっ」
〇〇中毒殺事件~復讐を遂げた男のその後。
そんな見出しで始めようと思っていた今回の取材は、旅客機のトラブルから見知らぬ場所に着陸し…
「実は、この飛行機には」
それから謎の生物の出現に殺人事件と、ターゲットに近付く前に思わぬ方向へと滑り落ちて行く。
「…元殺人犯が乗ってるんです」
ー5分後ー
『コンコン』
「弁護士の先生がお見えになりました」
住所や名前に職業など仕方なく順番に書類を埋めていると、件の弁護士とやらがホント~にやって来た。
「はいはい」
そして声色から急に軽くなった警官は、サッと立ち上がり扉へ走る。
て言うか私みたいな若い女相手にここまで徹底してくるとかある?
そもそも取材に答えてくれりゃ良いだけの話だし、アイツマジで性格最悪なんだけど。
「どうぞ」
『ガチャ』
「あぁどうも、失礼します」
そんな風に睨み付けた忌々しい扉からは、落ち着いた雰囲気の声と同時に仕立ての良さげなスーツ姿の男性が入って来る。
「「………… 」」
てかあれ?この人って確か…
「近江さん?」
「んン⁉︎ 」
ツンツンと立てた短髪の下、眉間に筋の入る近江さんは…
「あぁ、私清夏に誘われて飲み「ゴホンッ」
私が喋り始めると瞬時に眼鏡越しの目を見開き、絶妙なタイミングで放たれる咳払いが示すのは " お前空気読めよ "。
「……………お食事会で一度お会いしたことが」
「…ぁ…と、清夏、さん?」
「斉条『バサァッ』
「OH~もい出したましたぁ~」
私の卒業たそれなりに名のあるエスカレーター式女子大名は、鋭く振りかざす腕とはためくジャケットに遮られた。
「これより和解について少し話し合いをしたいので、すみませんが彼女と二人にして頂けますか?」
「あぁ…はぁ、分かりました」
取り繕うよう眼鏡の位置を直す近江さんに、警察官は何とも言えない表情で立ち上がり部屋を後にする。
" 出したました " なんて言うてたらそうなるわ。
「……フゥ、では芳川さん」
あ、しかもこれ絶対私のこと覚えてないわ。
仕切り直しとばかりに固い表情に切り替えた近江さんだけど、そこには初めて認識する様な戸惑いが薄く隠れている。
「ご本人から許可を得ているので先に申しますと、私の依頼主は伊佐木さんです。貴女の取材に答えた後も、貴女が自宅近くに張り込んでいて大変迷惑をしていると言う事ですので」
やっぱりか~
あ~ダメだ、ドンドンイラついて来た。
「このままだと私も仕事として厳しい対応を取らざるを得ませんが、どうなされますか?ちなみに伊佐木さんは現在も連絡が付かないそうですよ?例のご友人と」
グゥ~~っこっちの目的も筒抜けか…
でもだからこそ絶対に怪しいし臭うっ
けどっ
こっちの立場や背後関係、それに目的の一切に触れて来ないこの提案は、ここが互いの分水嶺だと暗に示している。
『ギリリィッ』
並びの良い私の歯の軋みに、近江さんの肩がビクリと動く。
く…
くくっ
悔しいけど…
ここまでか~~ガクリっ
ーーー…
今回のターゲットである絹針八参を追って来て、まさかのまさかこんな所でヤツと鉢合うことになるなんて。
そんな事を思い出しつつデジカメの画像を切り替えると、あの巨大なモンスターの頭で腕を振り上げるクレイジーな男が映る。
「……、……、……、…… 」
この画像越しからも鬼気迫る迫力。
「……、…… 」
生き物を刃物で執拗に刺す異常な攻撃性。
狂人?
バーサーカー?
コイツこんな危険人物だったワケ?
「……、……、……、…… 」
でもなんでだろ?
コイツだけが何となくボヤけて見える。
とりわけ激しく動いてるにしても…
そう思い更に画像を見返すけど理由は分からない。
「ふぅーー~… 」
ま、何にしろあれ以上関わんなくて正解だったな。
…てかもしかだけどコイツがあの事件の真犯人だったりする?
男性2人をメッタ切りにする残虐な犯行も、コイツなら充分頷けるし可能だと思う。
いやでも殺された2人の過去の暴行被害者達と、彼等に接点は無かった(はず)。
そうなると根本の動機がまず無い…いや、動機で追って行くから未だ犯人にたどり着かないとしたら?
「…………ゴクリ… 」
例えば裏稼業の人間…
それで共犯の網口比呂に証拠なんかを始末させその上で逃したか、はたまた何らかしらのトラブルがあり国外へ出ようとした…とか?
もしかしてやっと…いやねーな。
希望的な想像なんてしない自分がこの状態。
「フフっ」
空からこんな所どうやって来たって言うの?
有り得ないんだよ、どう考えたってさ。
一応遺書でも残しとくかな…
「イヤーーーーーーーーッ‼︎ 」
ビクッ
何⁉︎ 何事?
そう思った私がいつもの癖で反射的に立ち上がると、近くに居たCAが扉へと走り出していた。
・・・機外。
ザッザッザッザッザッ
「ハァハァハァハァハァッ」
元陸上部の脚でCAの背を追い掛けて行く。
すると光る地底湖の水際近くには、既に15人程の人集りが出来ていた。
ザッザっザ…
「ハァハァハァっ、梓っ何が…‼︎⁉︎ 」
立ち止まったCAは膝に手を置き、息が整うのを待たずに声を掛けた。
「……ねぇ松、何で?これ夢じゃないよね?だってやっと理想の人と出会えたのよ?」
そう言ってゆっくりと振り返った女性の瞳からは止めどない涙が溢れ、膝の上で抱きかかえられた男性はグッタリとして動かない。
ピッピッピッピッ
2人にレンズを向けシャッターを連続で押す。
びしょ濡れ…
死んでる?
けどチラホラと周りを囲む人間に、あの時みたいな危機感は感じられない。
なら殺人事件?
ピッピッピッピッ
そんな考えを過ぎらせつつ、周囲の野次馬達を一通り撮っていく。
ー~…
すぐそこに落ちている腕。
濡れた鉄錆みたいな臭い。
何人もの人達の凄惨な死を昨日見たばかりなのに、私の喉元にはそれとは違うとても陰鬱な気持ちの悪さがこみ上げて来た。
「これから式を挙げてね、色んなとこ沢山行こうって、ずっとずっと一緒って約束してたのに… 」
そう言って男性を見る女性の白いスカートが紅く染まっている。
ザっザ…
「松宮さん、状況は?」
後ろから駆け付けたのはあの勇敢なCA。
「いえ、私も…よくは分か」
ー「……っ」ーー
歩き続ける彼女は後輩の返事を後ろに2人の元へと近付いて行く。
「出血箇所は?首だけですか?意識はありますか?松宮さん直ぐに救急キットを持って来てッ」
そして取り出したハンカチを彼の首元へ伸ばそうとすると
「やめてェェッ‼︎ 」
「「「「「「~ッっ⁉︎ 」」」」」」
突然声を荒げる女性に私達はビクリとする。
「秀君もうね、冷たいの。何度呼んでもね、起きて……くれなっ…いグゥっ、ヒっ、うぐっぅぅ~~」
泣きじゃくる女性は男性へと覆い被さっている。
…けど見えてしまった。
決して普通ではない状態の顔面が。
同時に私の脳裏にはあの事件と伊佐木の姿が浮かぶけど、それはこじ付けが過ぎるだろうと思った直後に取って代わる別の顔。
「……… 」
いくらなんでも出所て来て二ヶ月足らずでやらないわよね?こんな事。
でも…
「あの、聞いてもらえますかっ」
〇〇中毒殺事件~復讐を遂げた男のその後。
そんな見出しで始めようと思っていた今回の取材は、旅客機のトラブルから見知らぬ場所に着陸し…
「実は、この飛行機には」
それから謎の生物の出現に殺人事件と、ターゲットに近付く前に思わぬ方向へと滑り落ちて行く。
「…元殺人犯が乗ってるんです」
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
なろう370000PV感謝! 遍歴の雇われ勇者は日々旅にして旅を住処とす
大森天呑
ファンタジー
〜 報酬は未定・リスクは不明? のんきな雇われ勇者は旅の日々を送る 〜
魔獣や魔物を討伐する専門のハンター『破邪』として遍歴修行の旅を続けていた青年、ライノ・クライスは、ある日ふたりの大精霊と出会った。
大精霊は、この世界を支える力の源泉であり、止まること無く世界を巡り続けている『魔力の奔流』が徐々に乱れつつあることを彼に教え、同時に、そのバランスを補正すべく『勇者』の役割を請け負うよう求める。
それも破邪の役目の延長と考え、気軽に『勇者の仕事』を引き受けたライノは、エルフの少女として顕現した大精霊の一人と共に魔力の乱れの原因を辿って旅を続けていくうちに、そこに思いも寄らぬ背景が潜んでいることに気づく・・・
ひょんなことから勇者になった青年の、ちょっと冒険っぽい旅の日々。
< 小説家になろう・カクヨム・エブリスタでも同名義、同タイトルで連載中です >
追われる身にもなってくれ!
文月つらら
ファンタジー
身に覚えがないのに指名手配犯として追われるようになった主人公。捕まれば処刑台送りの運命から逃れるべく、いつの間にか勝手に増えた仲間とともに行き当たりばったりの逃避行へ。どこかおかしい仲間と主人公のドタバタ冒険ファンタジー小説。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
サバイバル能力に全振りした男の半端仙人道
コアラ太
ファンタジー
年齢(3000歳)特技(逃げ足)趣味(採取)。半仙人やってます。
主人公は都会の生活に疲れて脱サラし、山暮らしを始めた。
こじんまりとした生活の中で、自然に触れていくと、瞑想にハマり始める。
そんなある日、森の中で見知らぬ老人から声をかけられたことがきっかけとなり、その老人に弟子入りすることになった。
修行する中で、仙人の道へ足を踏み入れるが、師匠から仙人にはなれないと言われてしまった。それでも良いやと気楽に修行を続け、正式な仙人にはなれずとも。足掛け程度は認められることになる。
それから何年も何年も何年も過ぎ、いつものように没頭していた瞑想を終えて目開けると、視界に映るのは密林。仕方なく周辺を探索していると、二足歩行の獣に捕まってしまう。言葉の通じないモフモフ達の言語から覚えなければ……。
不死になれなかった半端な仙人が起こす珍道中。
記憶力の無い男が、日記を探して旅をする。
メサメサメサ
メサ メサ
メサ メサ
メサ メサ
メサメサメサメサメサ
メ サ メ サ サ
メ サ メ サ サ サ
メ サ メ サ ササ
他サイトにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる