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第三章 奈落のマリオネット
06 一時間前
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ペトス、金城、緑川の三名は問題なく到着し、簡単な打ち合わせを行い。現在、控え室にいる。ペトスは秘書とボディーガードを連れてきており、こちらの警護は不要と言われた。
銀次郎は緑川の控え室に一緒に居たところ、外から賑やかな面子が入ってくる。
「失礼します」
「お邪魔しまーす! 遊びに来ちゃいました」
小雪が引率して、高校生三人組が顔を出した。
「げぇ! 親父」
恵は何でここにいるんだよという顔した。
「お前らよく入れたな」
「控え室の方には行けないって、警備員さんに止められたけど、小雪さんが居てくれたから大丈夫だったよ」
小雪様々である。小雪たちは簡単に挨拶を済ませて収録スタジオに向かった。
その頃スタジオでは、スタッフが忙しく飛び回っていた。
「昭島、サプライズ準備OK?」遠くで、昭島は中神に向かって手で丸を作る。
「中神またお前、何か仕込んでるなぁ?」
そう言う、プロデューサーの羽村も楽しそうであった。
収録前、皆がドタバタと忙しく動く中、作業着を着た男が一人、警備員に通行証を見せ入っていく。
そして、男子トイレの中に入りまたすぐ出て行った。使用禁止の看板はそのままにして。
「……キラキラ光る……お空の星よ……」
どこからか鼻歌が聞こえたような気がした。
銀次郎は緑川の控え室に一緒に居たところ、外から賑やかな面子が入ってくる。
「失礼します」
「お邪魔しまーす! 遊びに来ちゃいました」
小雪が引率して、高校生三人組が顔を出した。
「げぇ! 親父」
恵は何でここにいるんだよという顔した。
「お前らよく入れたな」
「控え室の方には行けないって、警備員さんに止められたけど、小雪さんが居てくれたから大丈夫だったよ」
小雪様々である。小雪たちは簡単に挨拶を済ませて収録スタジオに向かった。
その頃スタジオでは、スタッフが忙しく飛び回っていた。
「昭島、サプライズ準備OK?」遠くで、昭島は中神に向かって手で丸を作る。
「中神またお前、何か仕込んでるなぁ?」
そう言う、プロデューサーの羽村も楽しそうであった。
収録前、皆がドタバタと忙しく動く中、作業着を着た男が一人、警備員に通行証を見せ入っていく。
そして、男子トイレの中に入りまたすぐ出て行った。使用禁止の看板はそのままにして。
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