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第一英雄編
判決
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「rs-bs43の契約が…そんな」
「・・・決まりだな、革命軍第一英雄ウォム・アディレム…」
事態を飲み込めていないウォムに追い打ちをかける様にレボは冷たい声で名を呼ぶ
「・・・はい」
恐る恐る顔をあげるウォム
「お前はもう革命軍ではない…失せろ」
発せられる言葉がギロチンの如くウォムに降りかかった
頭と体が離れた感覚、息を吸っても肺に届かず、動こうにもどう動けば良いか考えれない
ウォムは数秒間死んでいた
「私は…私は…」
「もう何も聞かない…失せろと言っている」
どうにか革命軍に残ろうと言葉を発するが虚しくもレボに呆気なく突き放される
他の英雄達もその対応には驚きを隠せなかった
「・・・私はレボ先輩が好きです」
レボの指示を無視してウォムは発言を続ける
「好き」という言葉に食いついたシャフルルはドキッとして顔を赤らめる
グランザムザは「不敬だ」と言い右腕についている偉大なる剣を手に取るがクロウズに宥められる
「私はレボ先輩が好きです…愛しています…」
段々と早口になるウォムの目の焦点は定まっておらずただ地面の一点を見つめている
何を言っても止まらないと悟ったレボは頬杖をついてその言動を不機嫌そうに見守る
「学校で…部活で出会った時、一目惚れして…ずっと一緒に居たくて…慣れない戦闘も頑張ってました」
「本当は人を殺したくなかった…まぁ殺せてないんですけど…それでも…貴方に見てほしかったから!」
「なのに…」
「なのに…」
「なのに…なんで愛してくれないんですか!私はこんなに愛しているのに!貴方は私の気持ちも知らないで他の部下を作って!」
「ネネフさんはまだ許せました…けど、こんなのあんまりです!他に優秀な人ができたらもうお払い箱なんですか?」
「私の愛しているレボ先輩はそんな事言う方じゃなかった!」
「失せろ?なにかの冗談ですよね?私の愛しているレボ先輩?貴方は私を愛してくれれば良いんです!さぁレボ先輩?」
「愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して…」
ウォムはとうとう立ち上がってレボの胸ぐらを掴み玉座に押し付ける
今まで控えめで静かだったウォムがここまで壊れてしまったのを見て英雄達は戦慄した
しかし、英雄王たるレボは表情一つ変えなかった
「さぁレボ先輩!愛している者同士キスしましょ!誓いのキスを!」
「動くな」
レボは片手で更に迫りくるウォムの頭を抑え止める、その際に正義語りを使った為、ウォムの体は硬直してしまった
「武器呼出rs-bs43…」
次元の渦から床に転がっているrs-bs43を装備した
「ほう…あっさり契約できたな…こいつも望んでたということか?」
「・・・どういうつもりですかレボ先輩?」
何故rs-bs43と契約できたのか理解が追いついていないウォムは動きを止めてしまう
「即死弾装填」
「!?…レ、レボ先輩!?」
ウォムは自分がどうなるかを悟ってしまった
逃げようにも正義語りによって体は動かない
「判決を言い渡す…死刑だ…パニッシュ!」
「ガッ!?ゴフッ…」
rs-bs43から放たれた即死弾は真っ直ぐウォムの体を貫いた
「・・・決まりだな、革命軍第一英雄ウォム・アディレム…」
事態を飲み込めていないウォムに追い打ちをかける様にレボは冷たい声で名を呼ぶ
「・・・はい」
恐る恐る顔をあげるウォム
「お前はもう革命軍ではない…失せろ」
発せられる言葉がギロチンの如くウォムに降りかかった
頭と体が離れた感覚、息を吸っても肺に届かず、動こうにもどう動けば良いか考えれない
ウォムは数秒間死んでいた
「私は…私は…」
「もう何も聞かない…失せろと言っている」
どうにか革命軍に残ろうと言葉を発するが虚しくもレボに呆気なく突き放される
他の英雄達もその対応には驚きを隠せなかった
「・・・私はレボ先輩が好きです」
レボの指示を無視してウォムは発言を続ける
「好き」という言葉に食いついたシャフルルはドキッとして顔を赤らめる
グランザムザは「不敬だ」と言い右腕についている偉大なる剣を手に取るがクロウズに宥められる
「私はレボ先輩が好きです…愛しています…」
段々と早口になるウォムの目の焦点は定まっておらずただ地面の一点を見つめている
何を言っても止まらないと悟ったレボは頬杖をついてその言動を不機嫌そうに見守る
「学校で…部活で出会った時、一目惚れして…ずっと一緒に居たくて…慣れない戦闘も頑張ってました」
「本当は人を殺したくなかった…まぁ殺せてないんですけど…それでも…貴方に見てほしかったから!」
「なのに…」
「なのに…」
「なのに…なんで愛してくれないんですか!私はこんなに愛しているのに!貴方は私の気持ちも知らないで他の部下を作って!」
「ネネフさんはまだ許せました…けど、こんなのあんまりです!他に優秀な人ができたらもうお払い箱なんですか?」
「私の愛しているレボ先輩はそんな事言う方じゃなかった!」
「失せろ?なにかの冗談ですよね?私の愛しているレボ先輩?貴方は私を愛してくれれば良いんです!さぁレボ先輩?」
「愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して…」
ウォムはとうとう立ち上がってレボの胸ぐらを掴み玉座に押し付ける
今まで控えめで静かだったウォムがここまで壊れてしまったのを見て英雄達は戦慄した
しかし、英雄王たるレボは表情一つ変えなかった
「さぁレボ先輩!愛している者同士キスしましょ!誓いのキスを!」
「動くな」
レボは片手で更に迫りくるウォムの頭を抑え止める、その際に正義語りを使った為、ウォムの体は硬直してしまった
「武器呼出rs-bs43…」
次元の渦から床に転がっているrs-bs43を装備した
「ほう…あっさり契約できたな…こいつも望んでたということか?」
「・・・どういうつもりですかレボ先輩?」
何故rs-bs43と契約できたのか理解が追いついていないウォムは動きを止めてしまう
「即死弾装填」
「!?…レ、レボ先輩!?」
ウォムは自分がどうなるかを悟ってしまった
逃げようにも正義語りによって体は動かない
「判決を言い渡す…死刑だ…パニッシュ!」
「ガッ!?ゴフッ…」
rs-bs43から放たれた即死弾は真っ直ぐウォムの体を貫いた
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