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吹飛魔法編
吹飛魔法
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吹飛魔法によって飛ばされた4人は洞窟からの脱出を図る
「いや~しっかし、ずっと一本道っすねぇ…」
「は、張り合いないわね!あ、あーつまんないわ!」
ローズはそう言いながらもカリーナの背中にくっついている
「なぁアロマ~」
先頭に立ち、鼻歌を歌っていたディーネは振り返りアロマに声をかける
「ん?どうしたのディーネちゃん」
「吹飛魔法についてなんか知らないか~ってアルカが言ってんだよな」
(エボル様の吹飛魔法やドラシル様の洗剤能力開放といった魔法は特殊契約魔法と呼ばれていて、決まった人、もしくはその人だけしか使えない魔法なの…アロマさんは魔王城で働いている歴が長いし、もしかしたらって思って!)
運命の腕輪の中で長々と説明するアルカに呆れながらディーネはアロマに聞いた
「んー、詳しくは知らないわ…それに私に聞くよりも魔法のエキスパートに聞いたら良いんじゃないかしら」
アロマは1番後ろを歩いているローズをまたも自分のツルで縛りディーネの前に運んだ
「ちょっ!?私が魔法を使えない事を良い事に…あんたまだ酔いが覚めてないんじゃないの!?」
「もうローズ先輩、堅いこと言わないっす!ビビってないで、せーめーて、役に立つっす」
カリーナはローズのほっぺたを指でツンツンしながら煽り散らかす
「わ、私だって知らないわよ…あんな魔法、魔族学校にいた時にも……いや、使ってたかも!1回だけ」
「なにそれ詳しく!学校でのお兄ちゃんの話聞きたい!」
ディーネはローズを縛っているツルの上に乗っかり彼女の頭をポンポン叩く
「ぐっ…重た…」
アロマは更に負荷がかかった為、プルプル震えながら耐えている
「あれは…確か実技試験で人間と戦った時の話ね」
「え!?学校って人間と戦えるのか!?」
ディーネはこの話に興味津々で身体を揺らす
「私が根っこって事忘れてないわよね…」
「ぐふっ…ふっ…ふふふ…オモロー…アハハ!」
カリーナはアロマの顔が段々苦しそうになっているのを見て若干ツボる
「いつまた人間がこの魔界に攻めてくるか分からないからね…自分の身を守るためにも魔族学校の生徒は人間との戦い方を学ぶのよ」
「へー、知らなかった!私も早く人間殺したい!あれって結構クセになるんだよな!プチッ!ギャー!ドカーン!って…うわ!」
遂に重さに耐えきれなかったアロマがツルを引っ込めローズとディーネを床に落とす
「だいぶ話が脱線したわね…今は吹飛魔法についてよ」
「いや~しっかし、ずっと一本道っすねぇ…」
「は、張り合いないわね!あ、あーつまんないわ!」
ローズはそう言いながらもカリーナの背中にくっついている
「なぁアロマ~」
先頭に立ち、鼻歌を歌っていたディーネは振り返りアロマに声をかける
「ん?どうしたのディーネちゃん」
「吹飛魔法についてなんか知らないか~ってアルカが言ってんだよな」
(エボル様の吹飛魔法やドラシル様の洗剤能力開放といった魔法は特殊契約魔法と呼ばれていて、決まった人、もしくはその人だけしか使えない魔法なの…アロマさんは魔王城で働いている歴が長いし、もしかしたらって思って!)
運命の腕輪の中で長々と説明するアルカに呆れながらディーネはアロマに聞いた
「んー、詳しくは知らないわ…それに私に聞くよりも魔法のエキスパートに聞いたら良いんじゃないかしら」
アロマは1番後ろを歩いているローズをまたも自分のツルで縛りディーネの前に運んだ
「ちょっ!?私が魔法を使えない事を良い事に…あんたまだ酔いが覚めてないんじゃないの!?」
「もうローズ先輩、堅いこと言わないっす!ビビってないで、せーめーて、役に立つっす」
カリーナはローズのほっぺたを指でツンツンしながら煽り散らかす
「わ、私だって知らないわよ…あんな魔法、魔族学校にいた時にも……いや、使ってたかも!1回だけ」
「なにそれ詳しく!学校でのお兄ちゃんの話聞きたい!」
ディーネはローズを縛っているツルの上に乗っかり彼女の頭をポンポン叩く
「ぐっ…重た…」
アロマは更に負荷がかかった為、プルプル震えながら耐えている
「あれは…確か実技試験で人間と戦った時の話ね」
「え!?学校って人間と戦えるのか!?」
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「私が根っこって事忘れてないわよね…」
「ぐふっ…ふっ…ふふふ…オモロー…アハハ!」
カリーナはアロマの顔が段々苦しそうになっているのを見て若干ツボる
「いつまた人間がこの魔界に攻めてくるか分からないからね…自分の身を守るためにも魔族学校の生徒は人間との戦い方を学ぶのよ」
「へー、知らなかった!私も早く人間殺したい!あれって結構クセになるんだよな!プチッ!ギャー!ドカーン!って…うわ!」
遂に重さに耐えきれなかったアロマがツルを引っ込めローズとディーネを床に落とす
「だいぶ話が脱線したわね…今は吹飛魔法についてよ」
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