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イツメンがいない日編

最初の目標

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「分かりました…では私も、ご一緒させていただきます!」

「わーい!ばんざーい!」

取り敢えず了承したけど…これで良かったんだよね…だってこれはエボルを暗殺するまたとないチャンス

正直なところアイは楽勝で殺せると思う…

(まず手始めにチビッコを殺してそこからエボルをドン!だな!よしウォム代われ、私がやる!)

だ、駄目だよ…これは私の任務だから、私が殺さないと…

(んな事言って殺せてないのはウォムだろうが!それに…言ってしまえば私もウォムだ!私が殺しても問題ない!)

あなたはカミカゼでしょ!勝手な事言わないでよ!

「ん?ウォムちゃん…どうしたのそんな荒ぶって…」

(クネクネしててキモいんですけどぉ!)

「は!?な、なんでもないですよぉ!さーて、何して遊びますかー?」

あ、危ない危ない…カミカゼに振り回されて現実を見れていなかった…今はこの人達に乗らないと

「んー、じゃあ隠れんぼとかどうかな?」

「おぉ!良いですねエボル様!ナイスアイデアです!やりましょやりましょ!」

(隠れんぼって…ガキじゃねーんだから)

どうやらエボルには遊びのセンスがないらしい…そしてそれに従うアイも相当子供…

いやしかし、隠れんぼは実は私にとって有利な遊びだ…エボルとアイが離れていれば暗殺がバレなくて済む

「わ、私も隠れんぼで良いと思います…では私が鬼を」

「いやいやウォムちゃん!ここはジャンケンでしょ!楽しい役やらせないよ!」

ちっ、鬼の方が都合が良かったのに、そう上手くはいかないな…

でも鬼って楽しい役なの?隠れるのが醍醐味じゃ…

「よし、いくよ…勝ちが鬼ね?最初はグー!ジャンケンポン!」

私はなんとか勝とうとしたが、運には逆らえなかった

「いえーい!アイが鬼でーす!それではウォムちゃんにエボル様!隠れて下さーい!」

アイがそう言い壁に伏せて数を数えだした 

「じゃあ頑張ろうねウォム!」

エボルは私にサムズアップをして静かに走り出し、隠れ場所を探しに行った

私はエボルに気づかれないように後ろについて行く

(おいウォム!何してるんだ!さっさとあの背中を撃て!)

わ、分かってるよ…

でも、私の十八番のrs-bs43は、普通の弾丸では少なくとも誰かを殺せる程の威力は持ち合わせていない

殺すにはrs-bs43の言霊を具現化する能力を使って一撃必殺の即死弾を放つ事…そもそもの話、私はこれをレボ先輩が認めてくれたから、私は今でも革命軍としていれる

でもこの静かな状況下で「即死弾装填」とも言えば流石にバレてしまう、かと言って一度離れるとエボルがどこに隠れたのか分からなくなって計画がパーになる…

私の今1番最初の目標はどうにかして気づかれずに即死弾を装填すること
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