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大人の魅力編

母さん

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「僕のお母さんって…誰なんですか?」

僕は母さんを知らない、物心ついた時には僕は父さんに育てられてきた

母さんはもとからいない…なんて事は考えられないし…死んだのか、どこかに行ったのか…それすらも分からない

それに可能性だけで言ったらアロマさんが僕の母さんってのも…

「そんな事よりエボルちゃん、またお尻に挿れてみたくない?」

「話しをそらさないでください!アロマさんは知ってますよね?僕の母さんの事」

「エボルちゃんのお母さんね…」

アロマさんは僕の頭を撫でながらポツリと言った

だけど、その続きは言ってくれない

「教えてくださいよ!アロマさん!」

僕はアロマさんの首元の床をドンと叩いて顔を近づけた

その後アロマさんは観念したかのようにため息をつく

「そんな真剣な顔で詰め寄られたら…答えるしかないわよね…でも」

「うっ!?ア…ロマさん…」

僕はアロマさんから出てきたツルに気づかず首をグッと締められた

「ごめんなさいエボルちゃん…口止めされてるの…貴方のお母さんから…だから今はまだ…」

「そ…んな…」

僕はアロマさんの悲しそうな顔を見つめながら気を失った…最後に優しく抱きしめてくれたのは覚えている

目が覚めると、僕は自分の部屋にいた…何時間寝ていんたんだろう

服は多分アロマさんが着させてくれたんだろう…ほっぺたにキスマークまで…

それと手紙が置いてあった、これで3枚目かな

内容としては教えなかった事の謝罪と…また欲しくなったらいつでも…とのこと

次はいつにしようか…じゃなくて…口止めされてるって…どういう事なんだ

それに…今はまだって…

駄目だ、頭が追いつかない…考えるのはよそう

「・・・ていうか!今日はレボ君の所へ行く予定だったじゃん!?」

僕は急いでウォムの所へ向かう為に扉を開け走り出そうとした

だけど

「きゃっ…あらあら、大胆ね」

僕は扉の先にアロマがいた事に気づかず、胸に突っ込んでしまった

「アロマさん!?」

「手紙で済ませるつもりだったけど、やっぱり心残りでね、入っていいかしら」

・・・ごめんレボ君、今日は行けそうにないや

まぁ別に約束してる訳でもないけど

僕はアロマさんを部屋にいれた

「色々話したい事はあるけど…まずはごめんなさい…エボルちゃんのお母さんについては…どうしても言えないの」

アロマさんは僕のベッドに座り、僕もその隣に座った

「それは、母さんのお願いなんですか?」

「・・・そうね」

「じゃあ母さんは生きているんですか?」

「・・・えぇ」

そっか…そっか…取り敢えず、今は安心できた

それが聞けただけでも、大きな収穫だ
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