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1周年!

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これは本編とは全く関係のない世界である


目が覚めたら…魔王城に備わっているパーティ会場にいた…

ま、全く記憶がない…服装も普段のと違いタキシードになってるし…誰の仕業だ?

「あ、エボル!アンタもここにいたのね」

「正装似合ってるっすよ!エボル先輩!」

ローズにカリーナ…それにディーネとアロマさんまで…四天王が全員揃ってる…しかもドレス姿

「これってエボルがやったんじゃないのか?」

「私達の寝込みを襲って服を取っ替えるなわて…大胆な事するわねエボルちゃん♡」

「僕がそんな事する訳ないでしょ!」

アロマさんはいつもの大人ジョークで僕をからかう

でも四天王達が犯人じゃないのか…本格的に分からなくなってきた…

そんな時だった

「全員揃ったわね!それじゃあ始めるわよ!」

聞き慣れない声がした後に、ドン!っと何かが爆発したような音が鳴り、辺りにスモークが発生した

「ゴホッゴホッ…前が見えないんですけど!?」

「あらやだ…侵入者かしらね…」

「待ってて下さいっす…今が煙を払うっす」

カリーナは羽を広げ風を起こし煙を払った…

視界が元に戻った矢先、僕らが目にしたのは1人の人間だった

え、人間!?

「やっほー!エイミちゃんだぞ!」

「エボル!人間だ…倒していいか?」

すぐにアムドラゴッドを呼び出すデイーネ

僕は頷き四天王の指揮を取ろうとした

「ちょっと待った!!もう…誰の為に来てやったと思ってんのよ…まずは穏便に話し合いでしょ…殺すわよ?」

一瞬で矛盾してる…滅茶苦茶だ

滅茶苦茶だけど…彼女から発せられるオーラは並の人間の物じゃないし、四天王と同等…いや、それ以上かもしれない…

「皆下がって…エイミ…だっけ?君は一体…」

僕は被害が出ないように四天王を後ろに待機させた…多分だけどこの人間も戦いに来たわけじゃないだろうし

「あー詳しい説明はしてなかったわね…私は『幼女魔王とエロすぎる仲間との関係』の主人公よりも主人公してるエイミちゃんだぞ!まぁ言っちゃえばアンタ達の先輩ね…オーホッホッホ!頭を垂れなさい!」

そう言いながらエイミはを高笑いをした

だ、駄目だ…全然頭に入ってこない…なんだ幼女魔王って…四天王達もきっと混乱してるだろう…

「ははー!!」

あれぇ!?

「よくぞ御出くださいましたエイミ様!」

「分からなかったとはいえ…先程までの御無礼お許しください!」

な…な…なんだと…四天王達が土下座してる!?魔王の僕には絶対にしないのに…正気か!?

「ほ、本当に何が起きてるのこれ…」

「エ、エボル先輩…エイミ様は自分達『うちの四天王エロすぎませんか?』の前に連載されてた作品っす」

そうなの!?つ、作り話だと思ってたのに…まさか本当に存在してたなんて

「やっと状況を分かったようねクソガキ!四天王も楽にしていいわよ…あ、これを見てる皆は『幼女魔王とエロすぎる仲間との関係』もよろしくね!」

だ、第四の壁を越えてる!?いや…そんな事はどうでもいい

「エ、エイミさん…それでどうして僕らの世界に?」

「うっそー!?まだ分かってないの?今日という日を…」

今日という日…?全然見当がつかない…

「はぁ呆れた…その鈍臭さアリスタを彷彿とさせてイライラするわね…今日はアンタ達の1周年記念なのよ!」

『おめでとー!』

エイミさんが指をパチンと鳴らすと何処からともなく、時系列や生死関係なく、今まで登場した者達が現れクラッカーを鳴らした

「み、皆もいる…」

「す、凄すぎるっすエイミ様の御力」

「さてと!今日は無礼講よ!皆ジャンジャン飲みなさい!」

『かんぱ~い!!』

唐突に始まったパーティー…飲みのも食事も全部エイミさんが用意してくれたのか…

「エイミさん…このような場を作っていただき、ありがとうございます…」

「ん?いーのいーの!3章が終わって暇してた所だしさ!アンタ達にこれからも頑張ってほしいし!」

なんて優しいんだ!人間にもこんないい人がいたなんて!

(これくらいアピールしとけば私の人気も更に爆上がりね!)

「よしじゃあ主人公のエボル君!カッコいい挨拶やっちゃって!」

エイミさんは僕にマイクを持たせ肩を叩いた

四天王達や他の皆が一斉に僕の事を見る

「え、えっと…皆のおかげで僕達は1周年を迎える事ができました…ですが、ここで止まるような僕らじゃありません…これからももっと盛り上げていきましょう!そしてゆくゆくはエイミさん達の作品よりも人気になりましょう!」

『うぉぉぉぉ!』

「いいよーエボル~!」

「カッコいいでありますぅ!」

よ、良かった…なんとか成功した…あぁ緊張したぁ

「ふん!まぁまぁね…次は四天王ね!ほらローズ!」

「え、私が最初!?べ、別に1周年ありがとうとか…思ってないんだからね!…でも、これからもよろしく…」

「1周年!めでたいっすね~後は…特に言う事ないっす!ニシシッ!」

「・・・ありがとう…はい次!」

「はぁ~いアロマです!突然だけどこのパーティー抜け出さない?もちろん2人きりで♡」

四天王達は四者四様の感謝の言葉を贈り会場は更に盛り上がった

「皆ありがとー!最後に記念撮影するわよ!並んで並んで!」

な、流れが急だなエイミさん…

「誰真ん中~?」

「もちろんエボルでしょ!」

「じゃあ自分その隣~」

「あら、じゃあ私も!」

「く、苦しいであります…」

「ハッハッハ!革命的だな!」

「元気は全てを解決するぜ!」

「君がrs-bs43の契約者か…」

「あなた…もしかして…」

「・・・あ、寝てた」

「Twitterフォローよろしく~」

「じゃーん!世界のタロット!」

「被ってるぞディラノ!」

「んだとドラシルこらぁ!?」

「切りますよ?」

「み、皆さん~喧嘩はよくないですぅぅ!」

「ちょっとうるさい!あ!アイ可愛く映る方法知ってるよ~」

「あはは~死んだ皆も笑ってるよ~」

んー、カオスだなぁ…まぁ、楽しいからいっか!

「はい撮るよ~せーの!」

『1周年ありがとー!』

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