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四天王審査編
氷城にて
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「ヤマタノオロチ!!!零!!出てこい!!」
ディーネはカリーナを想いどうにか氷城を壊そうとする…しかし未だに氷城に傷をつける事ができない
その後ディーネはカリーナから太陽のつるぎを奪い氷城に刺す、だが、それでも突破できない
「くそっ!!卑怯だぞ!出てこいよ!!」
四天王達3人の攻撃と声は氷城の中の零には届かなかった
零はアイとはまた別の部屋で自分の脳内に語りかけていた相手に連絡を取る
「こちら零です…どうしましたか…」
「リョー、そしてムクロが死んだそうですね…残念です」
女性の声は冷たく、とても悲しんでいるとは思えない声だった
「・・・申し訳ございません…ですが、それ程四天王や革命軍の力があったということです」
そう言いながら零はカリーナ達との再戦の為体力を回復している
「ですが安心を…必ず勝ちます」
「いいえ零、四天王、及び革命軍の戦闘データは十分に取れました、貴方はリタイアしなさい」
零の決心を削ぐように女は言った、零は少し戸惑いながらも頷いた
「・・・分かりました、アイはどうしますか…、リョーが死んだせいで能力も元の雑魚に戻ったし、何より今のアイにはコードネームナイツのプライドも…貴方への忠誠心はあるとは思えません」
零はそう言いながらアイがいる部屋の近くを通り、氷河の剣を構える
「いいえ、アイには望み通り四天王にさせてあげましょう…」
「・・・そうですか」
(運が良かったね、僕は君みたいな誰かに守ってもらうだけのクズは嫌いだけど…)
零は残念そうに氷河の剣を元の氷の欠片に戻す
「こちらでアイが持つ私に関する記憶を消しておきます…あなたはリタイアをして、こちらに戻って来なさい」
こうして零の言うあの人の通信は終わった
零ははぁとため息をつきアイの部屋の扉を開く
「あれ~?零のやつどこいったのよ、使えないわね~…しかも四天王のやつら必死になって壊そうとしてくるし…アイが四天王になれなかったらどうするの……って零!?」
氷城の窓を眺めグチを言い続ける…数秒した後に零の存在に気づく
「もー零!アイ心配してたんだよ!零にもしもの事があったらアイ…泣いちゃう」
(あっぶな~!もう少しでバレるところだった…いやぁしっかし、零って本当アイの事好きだよね~まじうける)
アイは焦って再びキャラを作り零に抱きつく、勿論それは零にはバレバレである
「・・・はあ、まぁもうどうでもいいけど…四天王でもせいぜい頑張ってくれ、これは僕からの餞別だ、付けろ」
零はアイに雪の結晶の形をした髪飾りを渡す
(そこには元々僕が貸していた君の分と、ムクロの分の力が入っている、それさえ付けていれば四天王でもやっていけるだろう)
零はそう言いながらアイから姿を消す
「え?…ありがとう…うん…」
(こんなプレゼントくれるなんて、やっぱり零はアイの事好きなんだ…ってか何その言い方…アイツは四天王にならないの?)
アイは不思議に思いながら髪飾りを付け四天王審査が終わるまで氷城で隠れ続ける
ディーネはカリーナを想いどうにか氷城を壊そうとする…しかし未だに氷城に傷をつける事ができない
その後ディーネはカリーナから太陽のつるぎを奪い氷城に刺す、だが、それでも突破できない
「くそっ!!卑怯だぞ!出てこいよ!!」
四天王達3人の攻撃と声は氷城の中の零には届かなかった
零はアイとはまた別の部屋で自分の脳内に語りかけていた相手に連絡を取る
「こちら零です…どうしましたか…」
「リョー、そしてムクロが死んだそうですね…残念です」
女性の声は冷たく、とても悲しんでいるとは思えない声だった
「・・・申し訳ございません…ですが、それ程四天王や革命軍の力があったということです」
そう言いながら零はカリーナ達との再戦の為体力を回復している
「ですが安心を…必ず勝ちます」
「いいえ零、四天王、及び革命軍の戦闘データは十分に取れました、貴方はリタイアしなさい」
零の決心を削ぐように女は言った、零は少し戸惑いながらも頷いた
「・・・分かりました、アイはどうしますか…、リョーが死んだせいで能力も元の雑魚に戻ったし、何より今のアイにはコードネームナイツのプライドも…貴方への忠誠心はあるとは思えません」
零はそう言いながらアイがいる部屋の近くを通り、氷河の剣を構える
「いいえ、アイには望み通り四天王にさせてあげましょう…」
「・・・そうですか」
(運が良かったね、僕は君みたいな誰かに守ってもらうだけのクズは嫌いだけど…)
零は残念そうに氷河の剣を元の氷の欠片に戻す
「こちらでアイが持つ私に関する記憶を消しておきます…あなたはリタイアをして、こちらに戻って来なさい」
こうして零の言うあの人の通信は終わった
零ははぁとため息をつきアイの部屋の扉を開く
「あれ~?零のやつどこいったのよ、使えないわね~…しかも四天王のやつら必死になって壊そうとしてくるし…アイが四天王になれなかったらどうするの……って零!?」
氷城の窓を眺めグチを言い続ける…数秒した後に零の存在に気づく
「もー零!アイ心配してたんだよ!零にもしもの事があったらアイ…泣いちゃう」
(あっぶな~!もう少しでバレるところだった…いやぁしっかし、零って本当アイの事好きだよね~まじうける)
アイは焦って再びキャラを作り零に抱きつく、勿論それは零にはバレバレである
「・・・はあ、まぁもうどうでもいいけど…四天王でもせいぜい頑張ってくれ、これは僕からの餞別だ、付けろ」
零はアイに雪の結晶の形をした髪飾りを渡す
(そこには元々僕が貸していた君の分と、ムクロの分の力が入っている、それさえ付けていれば四天王でもやっていけるだろう)
零はそう言いながらアイから姿を消す
「え?…ありがとう…うん…」
(こんなプレゼントくれるなんて、やっぱり零はアイの事好きなんだ…ってか何その言い方…アイツは四天王にならないの?)
アイは不思議に思いながら髪飾りを付け四天王審査が終わるまで氷城で隠れ続ける
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