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魔族学校編

やる気なさすぎませんか?

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「ふっ、流石エボル先輩だ、何が正しいのかを理解してらっしゃる…ウォム、部活に戻るぞ」

「は、はい!ししし、失礼しました」

そう言いながらレボ君とウォムは保健室から出ていった

「エ・ボ・ルく~ん?」

「マジで言ってんすか!?」

「うん、もう決めた事だからね」

そうなってくるともう休んでる場合じゃないな、審査基準とか作らないと

「はぁ~今だけ先輩が嫌いっす」

「私も~」

「なんだお前ら、もう1度合格すれば良いだけだろ?」

「そうだけどさ~あー!憂鬱!」

四天王達が明らかにテンション下がってる、でも僕は信じてるよ…ローズ、カリーナ、ディーネ…それと

「たっだいまー!ん?なんで魔王軍が揃い踏みなわけ?」

「久しぶりねローズちゃんもエボルちゃんも!」

「セラフィ先生、お久しぶりです!」

保健室のセラフィ先生とアロマさんが帰ってきた

「あぁ、アロマにも言わないとね、エボルが四天王審査やるってよ」

・・・

「は?」

アロマさんのそんな顔初めて見た

「四天王審査って四天王を決める審査よね?」

「そーだぞ」

「つまり、今の四天王は」

「解散っすね」

・・・

「はぁ!?」

「分かるわアロマ、私も同じ感情」

「あらあら、面白い事になったわねアロマ…大丈夫、審査落ちたら保健室で働かせてあげるわよ♡」

「余計なお世話よ!ねぇエボルちゃん、どーしてそーなっちゃたのよ」

「あぁ話すと長くなるんですけど…」

僕はアロマさんにこれまでの経緯を話した

「はぁ…面倒くさい事になったわね」

「すみません…でも、もう決めた事なので」

「・・・さぁ、忙しくなるんだし、取り敢えず帰りましょ」

「うわ、そうだね」

僕達は瞬間移動テレポートの為に手を繋いだ、なんかサイドの人達の握力が上がってる気がする…

「それじゃまたねセラフィ先生」

「えぇ、魔王城でも元気でね」

「はい…瞬間移動テレポート

シュン!

「エボルちゃん、イイ男になってたわね、美味しそう…ジュルリ」

変な悪寒を感じたけど僕達は魔王城に帰った

「よし、それじゃ僕は審査の準備する…から…皆目つき悪いよ!?」

「誰のせいだろうね~?」

「あーもー勉強やだー!!」

「魔王城、あぁ魔王城、魔王城…カリーナ辞世の句」

みんな精神が不安定になってる…

モニュ

モニュ?

「ねー?エボルちゃん?私と一緒に居たくないのぉ♡」

アロマさんが背後に回り込み胸を押し付けてきた…大きいし、良い匂いがする…

「って!駄目です!忖度はしません!」

「ちっ」

あ、危ない…危うく誘惑される所だった

「ま、まぁ皆、次も四天王になれるように頑張ろー!」

「おー……はぁ…」

うちの四天王やる気なさすぎませんか?
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