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魔族学校編

信じること

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四天王審査は通常なら現在の四天王メンバーが殉職したり引退したりで半数が居なくなった時に行われていた。つまり全員が揃っている状況での四天王審査など前代未聞である

「レボ君!そもそも僕はまだやるなんて1言も…」

「先輩、もう悩んでる暇はないんですよ?魔王軍は伝説のアイテムであるrs-bs43を管理しないといけない、俺達はウォムを四天王にしてほしい…利害が一致してモゴッ!」

「エボル先輩!騙されちゃ駄目っす!レボは正義語りジャステラーっていう能力であたかも自分が正しいと思わせる話術を持ってるっす!」

カリーナがレボ君の口を抑えてそう言った…それにしてもそんな能力だったのか…通りで圧が怖い訳だ

「あわわわ!レ、レボ先輩…」

口を塞がれてるレボ君が心配で今にも泣きそうなウォム、それを見てカリーナは手を緩めてしまった

「流石、四天王のカリーナさんは物知りだ…」

「だからそれは!」

「だが!俺は間違った事を言っているだろうか?」

「・・・なんすか?」

「確かに俺は正義語りジャステラーを使った、しかし!俺に間違いがあるなら言い返せるよな?してみろよ」

い、いつの間にかカリーナとレボ君の口論になっている

「ぐっ……」

「言い返せないだろ?なぜなら俺が正しいからだ」

「ふざけんなっす!そうやって私の事を!」

氷結魔法アイシクル

コツン!

「いた!」
「うぉっ」

なんと二人の頭上から小さい氷が落下してきた

「はい、ギスギスした雰囲気終わり!要はウォムちゃんさえ四天王に入れれば君は満足なんでしょ?」

「・・・まぁ」

僕には急にローズが大人に見えた

「ローズ、何か案があるのか?」

「えぇ、こういうのはどう?今ここに居ないアロマとウォムちゃんを交代するの!」

・・・

前言撤回、ローズはローズだったしアホだった

「俺はそれでも良いですけど…エボル先輩は」

「良いわけないでしょ!アロマさんが不憫すぎるよ」

「じゃ、じゃあ私が二人殺したら…四天王審査ができるんじゃ…」

・・・

ウォムこっわ…rs-bs43に性格乗っ取られたんじゃないの?

「そ、それは止めときましょっかウォムちゃん…」

「そ、そうですか…」

「どーするんだエボル?この話絶対終わんねーぞ?」

「・・・」

どうしよう、いや本当はどうしようなんて思う必要ないんだ

「よし決めた!」

今僕に1番必要なのは…

「来週末、四天王審査を行う!」

ローズ、カリーナ、ディーネ、アロマさんの実力を信じることだ

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