上 下
5 / 204
ツンデレサキュバス編

手でしてあげるから…

しおりを挟む
僕たちは裸で極寒の洞窟を進んだ、本来こんな状況になれば興奮して、僕の魔王が暴走しちゃうけど寒さが勝っているせいかまだ正常である

「ねぇ、ローズ?」

「な、なによ?」

ローズは僕の後ろをガクガク震えながら歩いている

「こんな事言うのは失礼かもしれないんだけど、もう一度瞬間移動テレポートを使って服を取りに行くとか、炎系の呪文を使って暖を取るとかはできないの」

「・・・できない」

「え?なんで?」

「アンタが魔王になってからダラダラ生活が続いたじゃない?そうしたら体がなまっちゃって…わ、悪かったわね!」

だからあれ程こたつに入るなって言ったのに…いや、ここでローズを責めるのはやめよう、今大事なのはお互いを刺激せずに目標を達成すること。

バサァ!

「うわっ!」

「キャー!!」

突然コウモリの群れが羽ばたいてきた、襲われる訳ではないがローズはその恐怖に耐えれなくなって後ろから僕に抱きついてきた

「ロ、ローズ?」

「仕方ないじゃない!怖いんだもん!」

いや当たってますけど!?ヤバい、このままじゃ僕の魔王が本当に暴走しちゃう!

「ローズ…離れて」

「いや……怖い」

いつも僕に対してあたりが強いローズが今は凄い可愛い…まぁそのせいで僕の魔王は大魔王へと進化しちゃいましたけど

「絶対こっち見ないでね?」

「ばっかじゃないの!?なんで私があんたのお粗末な……エッチ」

見てんじゃねーかー

「し、仕方ないじゃないか!ローズ凄い可愛いし、それに…色々当たってるし」

「!?ご、ごめん!」

ローズは少しだけ密着を解いた、でももうお互いそっちに意識しちゃってもう全然喋れない

しかしその時だった

「エボル…あれじゃない?」

「ん?…あ!本当だ!あった!」

僕たちはいつの間にか最深部についていたらしく太陽のつるぎを見つけ出した

だけど

「あれ?これもしかして…氷漬けになっている?」

しかも看板には「このつるぎを欲するならば氷結を解くほどの火炎を示せ」と書いてある

「あちゃ~僕ら魔法使えないから無理だね」

「・・・」

「一回帰ろっか?……ローズ?」

ローズは僕の後ろで黙りこんでいる、しかし、次の瞬間、彼女は驚きの事を口にした

「あんた、私の種族覚えてる?」

「えっと…確か、サキュバス?…は!?」

思い出した、この世界のサキュバスは男の精力を体内に取り込む事によって力や魔法力がアップするんだった

「ま、まさか?」

「し、仕方ないじゃない!これも目標の為よ、ほら手でしてあげるから…こっち向きなさい…」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活

SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。 クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。 これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~

三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】 人間を洗脳し、意のままに操るスキル。 非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。 「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」 禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。 商人を操って富を得たり、 領主を操って権力を手にしたり、 貴族の女を操って、次々子を産ませたり。 リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』 王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。 邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!

漫画の寝取り竿役に転生して真面目に生きようとしたのに、なぜかエッチな巨乳ヒロインがぐいぐい攻めてくるんだけど?

みずがめ
恋愛
目が覚めたら読んだことのあるエロ漫画の最低寝取り野郎になっていた。 なんでよりによってこんな悪役に転生してしまったんだ。最初はそう落ち込んだが、よく考えれば若いチートボディを手に入れて学生時代をやり直せる。 身体の持ち主が悪人なら意識を乗っ取ったことに心を痛める必要はない。俺がヒロインを寝取りさえしなければ、主人公は精神崩壊することなくハッピーエンドを迎えるだろう。 一時の快楽に身を委ねて他人の人生を狂わせるだなんて、そんな責任を負いたくはない。ここが現実である以上、NTRする気にはなれなかった。メインヒロインとは適切な距離を保っていこう。俺自身がお天道様の下で青春を送るために、そう固く決意した。 ……なのになぜ、俺はヒロインに誘惑されているんだ? ※他サイトでも掲載しています。 ※表紙や作中イラストは、AIイラストレーターのおしつじさん(https://twitter.com/your_shitsuji)に外注契約を通して作成していただきました。おしつじさんのAIイラストはすべて商用利用が認められたものを使用しており、また「小説活動に関する利用許諾」を許可していただいています。

【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜

墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。 主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。 異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……? 召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。 明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

18禁NTR鬱ゲーの裏ボス最強悪役貴族に転生したのでスローライフを楽しんでいたら、ヒロイン達が奴隷としてやって来たので幸せにすることにした

田中又雄
ファンタジー
『異世界少女を歪ませたい』はエロゲー+MMORPGの要素も入った神ゲーであった。 しかし、NTR鬱ゲーであるためENDはいつも目を覆いたくなるものばかりであった。 そんなある日、裏ボスの悪役貴族として転生したわけだが...俺は悪役貴族として動く気はない。 そう思っていたのに、そこに奴隷として現れたのは今作のヒロイン達。 なので、酷い目にあってきた彼女達を精一杯愛し、幸せなトゥルーエンドに導くことに決めた。 あらすじを読んでいただきありがとうございます。 併せて、本作品についてはYouTubeで動画を投稿しております。 より、作品に没入できるようつくっているものですので、よければ見ていただければ幸いです!

処理中です...