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二章 凝縮版

7話 おっきくする?~逃げられない

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アリスタ達が洞窟を去って2,3日がたった。

「はぁ、あの二人にも困ったものだ、まさか10歳の少年と交わうなんて・・・しかもその人間を好きになるなんて...どうかしている。いくらなんでもそりゃないだろう・・・変なように扱われなければ良いが・・・それはそうとアリスタ...どこかで聞いたことあるような...アリスタ、アリスタ、うむむ、私も歳だな、思い出せん。なにか大事な事のような気もするがまぁ私には関係ない」


「へっくし!」

「あれ?どうしたのアリスタ?風邪?」

「んーかもしんない」

「やだぁうつさないでよ!」

「そんな事言ったってー」 

「ところでアリスタ君!私たち二人の中でどっちが好き?」

「ちょ!バカ!なに聞いてるのよアネッサ!」

「良いじゃない、カリンも気になってるんでしょ?」

「それは...そうだけど...」

「どうなのアリスタ君?」

「んー」

「ほら困ってるじゃない!アリスタ別に言わなくたって」

「正直に言うとね...」

「え、言っちゃうの!?」  

「うんうん、正直に言うと?」

「二人ともエッチするための体で生活してるじゃん?」

「う、うん」

「そうね、いつでもできるようにこの体になってるわ」

「俺さ、10歳でまだちっちゃい訳じゃん、なんか惨めになっちゃってさ」

「な、なんか地雷踏んじゃった?」

「俺も二人と同じような身長とかだったら恋愛とかもできるのになぁ」

「・・・じゃあおっきくする?」

「え?」

「マジで!?できるの?」

「サキュバス属がおっきくできるのはちんちんだけじゃないのよ?」

「すげー!頼むわ!」

「おっけー!」

(これで一歩リードねカリン!)

「それで?どうやって大きくするんだ?」

「体を成長させるには成長促進魔法を使えばできるわ!」

「成長促進魔法?聞いたことないわね」

「カリンは魔法勉強の時居眠りしてたでしょ」

「だ、だけど私だって睡眠魔法と記憶改善魔法は使えるもん!」

「まぁとりあえず早くかけてくれよ!」

「分かったわ!成長促進魔法!」
 
しかしアリスタの体は変わらなかった

「あれ?もう一回、成長促進魔法!」

しかしアリスタの体は変わらなかった

「どゆこと?変わらないんだけど?」

「もしかして失敗しちゃったのかな~?」

「うーんなんでだろ...追跡魔法は使えたのに...もしかして...MP不足?」

「MP?」

「聞いたことないわね」

アリスタとカリンは揃って首をかしげた

「あんた達本当に呆れるわね...MPっていうのは"マジックパワー"つまり魔法力というもので魔法を使う度にこれを消費しなくちゃいけないの」

「つまり、今はMPがないから使えないのか」

「そゆこと~」

「んじゃあさ、MPを回復させましょ!どうやったら回復するの?」

「んー私達サキュバスの場合は人間の精気がないと...」

「はぁ!?本気で言ってるの?」

「本気よ、あんたはあまり魔法使わないから分からないだろうけど、私のようなエリートサキュバスは大変なのよ!さ!アリスタ君、私に精気を!」

「はぁ~どうするの?アリスタ?」

「ん~やめとくかな?」

「「え!?」」

「な、なんで?いつものアリスタ君だったら速攻でヤるって言ってくれるのに!」

「あんた会って二三日しかたってないじゃない!でも、どしたのアリスタ?」

「んーやっぱりさ、自分の体は大切にしたいなっていうか...正直大きくなるってなんかな...ゼオスとかと再開したらきっと驚くだろうし」

「・・・確かにそうね、人間がいきなり成長するのはおかしいわね。」

「そ、それは分かったけどエッチしましょ!MPたりないの!」

「させるか!アリスタ、さっさと冒険の続きしましょ」

「お、おう」

やっとの事で冒険が再開した。

「そういやどこ行くんだっけ?」  

「オリオの町よ、確かカジノと酒場があるのよ!」

「ほー楽しそうね!」

「じゃあまたコウモリ系の魔物でも仲間にして飛んで行こうか」

アリスタはそう言うと辺りを見回した。が、魔物の姿はなかった。

「あーいないっすね~」

「て、事は?」

「徒歩になりますね~」

「うそー!?」

「メチャクチャ遠いじゃーん!やだぁ!」 

「大丈夫、歩いてる所とかは多分カットされるから」

「こら!メタ発言するな!」

「あ、ごめん」

「えーゴホン、とりあえず気長に行きますか」

「はーい」

「ねぇねぇ!景気づけに一発ヤろうよアリスタ君!」

「アネッサ!そろそろ殺すよ?」

「ひぇ~怖い妹を持っちゃったわ~」

洞窟から出発して4日後、3人はなんやかんやあってオリオの町についた。オリオの町までの道のりに魔物は出なかった。夜になるとこの前と同様にテントを張って寝泊まりをした。アリスタが寝ている時には必ずと言って良いほどアネッサが夜這いしに来たがその都度カリンがドロップキックを放った

「いやーやっと着いた!ここがオリオの町か!」

「結局1回もできなかったなぁ残念」

「守りぬいたわ。本当にアネッサは危なっかしいんだから」

「な、なんかここで変な戦いが始まってる...とりあえず、入ろうぜ」

「ええそうね。酒場に行って仲間を探したりカジノで大儲けしたり!」

「ねーねーどこから行くの?」

「んー宿屋かな、ずっと野宿だったし」

「大賛成!私もふかふかのベッドで寝たいし!」

「私もアリスタ君と一緒に寝たいし!ながーい夜になりそうね♥️」

「アネッサはそればっかり・・・アリスタ、代わりに私は・・・どう?」

「いや、俺はどっちでも良いけど・・・」

「じゃあ決まりね!さっそく宿屋に行きましょ!」

「お、おい!引っ張るなよ」

「・・・カリンより私の方が魅力的なのに...」

「いらっしゃいませ!大人2人に子供1人ですね!お部屋にご案内します」

(俺だけ子供...)

こうして3人は部屋に案内された

「思ったより広い!」

「ささっ早く寝ましょ!アリスタ」

「え?うん」

「アネッサはカジノでも行ってなさいよ!ここは私とアリスタだけの部屋なの!」

「宿屋でなに言ってんのよ・・・分かったわよ...今回は譲ってあげるわよ」

「よっしゃ」

アネッサは部屋から出ていった

部屋から追い出されたアネッサ

「はーあカリンには困ったものよ実の姉を部屋から追い出すなんて...それよりもアリスタ君もアリスタ君よ、私の方が愛してるのにぃ」

「よぉ姉ちゃん良いからだしてるねぇ俺と一緒に楽しいことしないかい?」

「ふん、おじさんには興味ないの」

「そう言わずにさぁ俺カジノで大勝ちしたから金ならあるぜ?」

「あいにく金には...ん?」

おじさんとエッチする

お金が手に入るし、MPも回復する

アリスタにお金をプレゼントしてカリンよりも愛してもらう

(我ながら完璧のプランね。)

「いいわよ、ただしお金はたっぷりもらうからね?」

「分かってる分かってる!さぁ俺の家に来いよ」

「はーい」

こうしてアネッサは見ず知らずの男の家についてった

男の家は独り暮らし感が漂う家だったアネッサは事を早く済ませたいからまっすぐベッドに向かった

「お、ノリノリだなぁ」

「早く終わらせましょ」

そういうとアネッサは服を脱ぎ始めた、アネッサの体は日に日に豊満になっている。おそらくアリスタの影響のせいだろう

「じゃあさっそく俺のをしゃぶって貰おうかな?」

「はいはい、カプ」

ジュパジュパジュパ

アネッサは男の棒を口に含みいやらしい音をたてながら舐めまわした

「お、やっぱりうまいんだなぁ凄い気持ちいい」

(なんで金のためだからって私がこんなおっさんのを舐めなくちゃいけないのよ...早く終わんないかなぁ)

アネッサは舐めながら顔を前後に動かした

「あ、あぁ、気持ちいい、あー出そう!」

男はアネッサの口の中で射精した。

「うぅ、おえ!ゲホ!ゲホ!」

男の精液は凄い粘りけがあり、喉に引っ掛かってしまい息がしにくくなった。アネッサはたちまち口からそれを吐き出した

「あらら?飲み込んでくれると思ったのに」

「そ、そんなのどうだっていいじゃない、早く金をよこしなさいよ」

「は?ただしゃぶっただけで金を要求するのはちょっと気が早いんじゃないか?」

「・・・」

「大丈夫、お前も気持ちよくしてやるから、本番しような」

「・・・分かったわよ」

(ここでやめてしまったら全部無駄になっちゃう)

アネッサはそう思いながらも重い足取りで股を開いた

「まぁまぁ待て少し休憩して飲み物でもどうだ?暖かいコーヒーとかだすけど」

「じゃあ貰うわ」

「ほらよ、俺コーヒー作るの得意なんだよ」

男はアネッサにコーヒーを振る舞った

「・・・美味しかったわ、じゃあさっさと続きしましょ」

アネッサはもう一度股を開いた

「ひひっ、そうこなくっちゃ」

ずん!

男は指を二本アネッサの局部に突っ込んだ。しかしアネッサの表情はピクリとも変化しない。耐えているのだ。

(私をイかせれるのはアリスタ君だけなんだから)

「あれ?気持ちよくないのか?」

「えぇ、そんなんじゃね」

男は悔しく思い本数を変えたり、胸も同時に弄ったりした。

(こいつ、まだまだね)

アネッサは余裕の表情を浮かべていた

しかし

「あん!」

男の弄りにとうとう耐えきれず声が出てしまった。

(なんで!?いつもなら耐えれてるはずなのに)

「お、薬がやっと効いてきたなぁ」

「薬!?ん、どういう事よ?」

「コーヒーあったろ?そこに俺は媚薬をいれたのさ」

「な、なんですって...そういえばだんだんと体が火照ってるような」

「もうすぐお前も俺のものにしてやるよ」

(そんな、薬を盛られるなんて...ヤバい、声を抑えるので精一杯、いやそれももう時間の問題だわ)

男の弄りはさらにエスカレートしてきた。胸をしゃぶり、歯をたてた。これによりアネッサの局部はだんだんと濡れてしまった。

「あん!ん、ひゃ、もう無理!ヤバいイっちゃう!!」

アネッサは耐えきれず声を盛大に出してしまった。男はアネッサが絶頂する前に弄るのをやめた

「はぁ、はぁ、なんで?なんで、やめちゃうの?」

「ふふっ、後はお前がやりたきゃ勝手にやれよ」

そういうと男はベッドの上で仰向けになった

「べ、別に私はそこまでヤりたくないし」

「じゃあなんで、そんなに欲しそうな顔してるんだよ」

「そ、それは...ハァハァ、ちがうんだから」

アネッサは薬のせいで今までにないくらい行為がしたいと思っている。

「言っとくがその薬は時間がたてばたつほど効果が増すぞ?」

「ハァハァ、ハァハァ、フシュー、ハァハァ」

アネッサは耐えている、誘惑に負けずに耐えている。

「・・・仕方ない、やっぱり俺がやってやるか!」

「え?」

アネッサは押し倒されそのまま入れられた

「んぎひぃ!ビクンビクン」

(な、なにこれそのままイっちゃった...で、でも逃げれない...体が、言うことを聞かない...)

「お、やっぱり興奮してたんじゃねえか?これが良いんだろ?」

「ひゃ、ち、違う...」

「まだ、正直にならねえか...じゃあこっちもそろそろ動くとするか」

「え?」

(う、動かれたら本当に壊れちゃう)

「や、やめ...あぁ!」

男はアネッサの声を聞かずに獣のように腰を動かした。アネッサは人間は危険だと改めて知った。逃げようにも逃げれず、ただひたすらに快楽だけを求めている人間に体も心もボロボロになるまで突かれた。 それはもうサキュバス属のボスと同じような状況であった。

「ほ、ホントにもうやめて!」

「なにバカなこと言ってんだよ?お前だって薬のおかげで気持ちいいんだろ?」

「そ、そんなこと、あん!、や!やだ
!アリスタ君...ひゃ、ん!助け...」

男は無情にもこの行為を止める事はなかった。途中途中アネッサは気を失ってしまった。この地獄は夜が明けるまで続いた...

終わらないと思っていた時間がやっと終わった

「あー良かった良かった、久しぶりに楽しめたぜ。ありがとよお嬢ちゃん、金は置いておくから勝手に帰れ」

男がそう言ってから数十秒後、アネッサは急いで服を着て、ベッドに置かれたお金を手に取り、逃げるようにその場をさった。
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