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星純の槍
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咄嗟に飛び退く形で良ければ目元のすぐ下が刃で切り裂かれる。隙を見せないように、空中で体勢を立て直して刃物が振られた方向を見ると、見覚えのある槍を持ったお母様が居た。
「いきなり目元から下を切りつけるなんて……やってくれるね。お母様」
何でこんな所に、なんて心では焦りながらも。動揺を悟らせずにニッコリとレミリス仕立ての勝ち気な笑みを向けてやるとお母様は悲しそうに涙をこぼした。呆気に取られそうになるけど、相手は正気ではないことを理由に顔を引き締めて泣き始めるお母様を観察した。
「本当は目から上の脳みそを切り離すつもりだったのだけど……。ごめんなさい、余計に貴方を苦しめてしまって。やっぱり、私ってダメなママね」
「日本語なのに日本語じゃないって、感じの話の通じなさ」
泣きながら娘に向けてなんつーこと言ってのけるんだ! とツッコミを入れそうになった。確かに産んだ責任として幸せにしてやると言わないあたり、確かにダメママだけど。これは……少し常軌を逸している。
フリアエの手首には血が滴る重苦しい鉄の鎖と、それを際立たせるふわりとした肌触りの良い素材の薄い白のドレス。目元はくっきり隈が現れていて、目はうつろだ。水も満足に飲んでいないのか、形のいい唇はひび割れているし、髪の毛も血でベタベタだ。そうして、観察している間に、フリアエはこちらに向けて首をちょこんと傾げた。
「ニホンゴ?」
「こっちの……」
言い切らないうちに、無属性の筋力補助を無詠唱で足にかけて、瞬間移動に近い素早さでフリアエの間合いに入って剣を振り上げた。
「話しッッ!」
自分の背丈くらいの長い槍で、渾身の一撃を受け止めたフリアエは一旦槍を手放した。予想外の行動に目を見開いて固まった所を……フリアエは。
【ホーリーランス】
「無に帰す」
「遅いわ」
詠唱破棄で光属性の中級魔法を放った。それを、威力妨害の詠唱を少しでも被せて弾速を遅くした。遅くなったランスを間一髪で身体をひねる形で避けたのだが、すぐにフリアエの蹴りを肩に一撃お見舞いされて身体が宙へ舞った。
「っぺ。ごほ、げほ」
「唾を吐き捨てるだなんて、女王として品がないわ」
「生憎だけど、品では食べていけない蛮族の女王なんで。今更よ」
地面に数度顔から転がったせいで、口の中に土が入った。ご丁寧に水で口内を清めている暇はないから、唾もろとも地面に吐き捨てた。それを見たお母様が口元に手を当ててドン引きしていたけど。構わずに開き直った。
さて、互いに間合いから外れた所でどうするかと、剣を構えた。
フリアエの持っているあの槍は【星純の槍】代々アンドールの血筋の中に息づく魔法の槍。あの槍は現在のアンドールの血が混じっている中から適正のある物だけに現れるという槍。クロージスが……テニクを打ち倒すハッピーエンドルートに入った時に現れる槍だ。私は発現しなかったし、できればどうでもいい奴に発現すればいいのにな程度に思ってたのに。まさかまさかのお母様が発現するなんて……。世界はそんなに私を殺したいのか! 私が前世で何をした!? 派遣しかしてねぇよ!
星の輝きを閉じ込めたような美しく光を放つ刃。それをもっているだけで、自身の身体は強化されて一騎当千の戦士のような強さを獲得する。毎度の如く心の中でギャンギャン騒がしく叫びながらも、冷静を保ってどうにかやり合っていこう。隙あらば逃げようと様子を見れば。
突然槍が輝きだした。それと同時にゆったりと歩いてこちらに向かってくるフリアエ。
「座興はおしまい。私の手で貴方も、カペルも、ナザルも、殺してあげる。こんな苦しい世界から解き放つ」
「苦しいなら、苦しくないように努力を」
聞く耳を持たないと、言い終わらずに槍を持って急接近するフリアエの放つ斬撃をいなして後退する。今までの数倍速くなった斬撃について行けなくなってくる。かけ算式に重くなっていく一撃に、ついには防戦一方のギリギリの状態で耐える状態。
(ヤバい、死ぬ)
その防戦も戦の疲労と、切られた目の下の出血での体力低下で身体が傷ついていく。それでもどうにか持ちこたえようと踏ん張っていると「もう終りよ」その言葉と共に、比べものにならないほどの速さと重い一撃で、自分の身体ごと剣を真っ二つに切られた。
そして、私の血が舞う空中で、お母さんの後ろから……それはそれは大きい雷の玉が。私の軍の居る方向へとゆっくりと飛んでいった。いや、実際は飛行機のように速いんだろうな。そんな、現実逃避に近いことを思いながら。
【指定撃爆雷電砲 発射】
やっぱり、何かを発射されていたんだ。綺麗な空に浮かぶ凶器の砲弾を見て、自分の嫌な予感は正しかったと思うのと、砲弾の高さと速さを計算して……。軍を通り過ぎてエヴァ王国の城下町に着弾することが……わかって。トドメとばかりに私の顔に向けて槍を振るお母様……フリアエに向けて言った。
「クソッタレ」
・
・
「何の恨みがあってきたんだよ! そうだよ! 人気だったから、人気だから作りゃうれると思って書いたんだよ! リエルは当て馬なんだよ! ソレがなんだって言うのよ!!」
私は二人に存在を否定されて産まれてきた。一人は私を産んだまま、もう一人は私を作ったお母さんに存在を否定されて来たんだ。
【作ったのに売れなかったし、最悪。やっぱヘラってる当て馬人気ないのかな。作るんじゃなかった】
【私は、私はアンタなんか産みたくなんて。作りたくなかったのよ!!】
ワタシハ フタリノ オカアサン ト ママ ニ ヒテイサレテ ウマレテキタ。
私は元の【作品】をねじ曲げられて作られた存在。物語を盛り上げるためというくだらない理由で、無属性というイレギュラーを付け足され。時間と空間……を操れ、この現代日本を見ることが出来るという忌々しい能力を付け足されたせいで。私は……
【話しの為に産んだけど、産んだお陰で売れないなんてサイテー】【産まれて欲しいなんて一回も言ってないのに】
目の前の神様……。この世界で言う二次創作の同人作家という職業のお母さんを包丁で惨殺した。
指をそぎ落として、首を滅多差しにした。子を産むとある内臓器官を重点的ににじり上げるように包丁で刺した。この能力のお陰で、サイさんもこのお母さんも見つけられた。けど、この能力がなければ、私はこんな歪んだ世界なんだってしることは無かったのに。
「作るならッ! せめて愛を……。愛を……世界を作ったお母さんに否定されたら。私の、私達の存在意義はなんなの! 作るなら、奴隷でもなんでも演じて好きにさせてあげる。けど、せめて私達に愛を……。仮初めでも、お母さんは、貴方は私達の神なのにッッッ!」
悪戯に命を 世界を 全てを 創世して作るのならば せめて愛だけは最後までください。
気がついたら目の前には肉塊になったお母さんが横たわっていた。幾度もの呪詛を吐いた口は動かない。
けど、どうしてだろう。
「あれだけ刺したのに。やっぱり私達を作った貴方の愛が欲しかったよお母さん」
あれだけ、憎いのに……私はお母さんという【創世神】の愛とママという【母】の愛が欲しい気持ちは晴れなかった。
ー小話【チョコットデー3】ー
「リエル、気持ちは充分伝わってますから……ね?」
「ぐぬぬぬ……」
レミリスとグランドがついに、リエルのチョコに耐えられずにカペルに密告した。急いで飛んできたカペルが必死にリエルをなだめているが……。次第に涙目でプルプルし出したリエル、それをさらに慌ててカペルがなだめるという他人から見たら「余所でやれバカップル」と野次をとばしたくなるような空間が……調理場でできあがっていた。
「あの、我々はそろそろ準備せねば……」
「じゃあ、アレを止めてくれ」
「無理です」
調理室長がグランドに頼もうとするが、グランドは首を振って自分でいってくれと。周りを見ずにイチャイチャが始まっている二人を指さした。それに、調理室長がため息をついて諦めた。
「え? じゃあこれも」
「美味しいですよ。気持ちだって大事な味のアクセントになりますから!」
お互いにパクパク消し炭と凶器の堅さのチョコを餌付けしあうという。微笑ましい反面。
【終わったらはよ出てけ。微笑ましいけど出てけ頼むから】
一部の独身コック達から密やかにブーイングを向けられていた。
「いきなり目元から下を切りつけるなんて……やってくれるね。お母様」
何でこんな所に、なんて心では焦りながらも。動揺を悟らせずにニッコリとレミリス仕立ての勝ち気な笑みを向けてやるとお母様は悲しそうに涙をこぼした。呆気に取られそうになるけど、相手は正気ではないことを理由に顔を引き締めて泣き始めるお母様を観察した。
「本当は目から上の脳みそを切り離すつもりだったのだけど……。ごめんなさい、余計に貴方を苦しめてしまって。やっぱり、私ってダメなママね」
「日本語なのに日本語じゃないって、感じの話の通じなさ」
泣きながら娘に向けてなんつーこと言ってのけるんだ! とツッコミを入れそうになった。確かに産んだ責任として幸せにしてやると言わないあたり、確かにダメママだけど。これは……少し常軌を逸している。
フリアエの手首には血が滴る重苦しい鉄の鎖と、それを際立たせるふわりとした肌触りの良い素材の薄い白のドレス。目元はくっきり隈が現れていて、目はうつろだ。水も満足に飲んでいないのか、形のいい唇はひび割れているし、髪の毛も血でベタベタだ。そうして、観察している間に、フリアエはこちらに向けて首をちょこんと傾げた。
「ニホンゴ?」
「こっちの……」
言い切らないうちに、無属性の筋力補助を無詠唱で足にかけて、瞬間移動に近い素早さでフリアエの間合いに入って剣を振り上げた。
「話しッッ!」
自分の背丈くらいの長い槍で、渾身の一撃を受け止めたフリアエは一旦槍を手放した。予想外の行動に目を見開いて固まった所を……フリアエは。
【ホーリーランス】
「無に帰す」
「遅いわ」
詠唱破棄で光属性の中級魔法を放った。それを、威力妨害の詠唱を少しでも被せて弾速を遅くした。遅くなったランスを間一髪で身体をひねる形で避けたのだが、すぐにフリアエの蹴りを肩に一撃お見舞いされて身体が宙へ舞った。
「っぺ。ごほ、げほ」
「唾を吐き捨てるだなんて、女王として品がないわ」
「生憎だけど、品では食べていけない蛮族の女王なんで。今更よ」
地面に数度顔から転がったせいで、口の中に土が入った。ご丁寧に水で口内を清めている暇はないから、唾もろとも地面に吐き捨てた。それを見たお母様が口元に手を当ててドン引きしていたけど。構わずに開き直った。
さて、互いに間合いから外れた所でどうするかと、剣を構えた。
フリアエの持っているあの槍は【星純の槍】代々アンドールの血筋の中に息づく魔法の槍。あの槍は現在のアンドールの血が混じっている中から適正のある物だけに現れるという槍。クロージスが……テニクを打ち倒すハッピーエンドルートに入った時に現れる槍だ。私は発現しなかったし、できればどうでもいい奴に発現すればいいのにな程度に思ってたのに。まさかまさかのお母様が発現するなんて……。世界はそんなに私を殺したいのか! 私が前世で何をした!? 派遣しかしてねぇよ!
星の輝きを閉じ込めたような美しく光を放つ刃。それをもっているだけで、自身の身体は強化されて一騎当千の戦士のような強さを獲得する。毎度の如く心の中でギャンギャン騒がしく叫びながらも、冷静を保ってどうにかやり合っていこう。隙あらば逃げようと様子を見れば。
突然槍が輝きだした。それと同時にゆったりと歩いてこちらに向かってくるフリアエ。
「座興はおしまい。私の手で貴方も、カペルも、ナザルも、殺してあげる。こんな苦しい世界から解き放つ」
「苦しいなら、苦しくないように努力を」
聞く耳を持たないと、言い終わらずに槍を持って急接近するフリアエの放つ斬撃をいなして後退する。今までの数倍速くなった斬撃について行けなくなってくる。かけ算式に重くなっていく一撃に、ついには防戦一方のギリギリの状態で耐える状態。
(ヤバい、死ぬ)
その防戦も戦の疲労と、切られた目の下の出血での体力低下で身体が傷ついていく。それでもどうにか持ちこたえようと踏ん張っていると「もう終りよ」その言葉と共に、比べものにならないほどの速さと重い一撃で、自分の身体ごと剣を真っ二つに切られた。
そして、私の血が舞う空中で、お母さんの後ろから……それはそれは大きい雷の玉が。私の軍の居る方向へとゆっくりと飛んでいった。いや、実際は飛行機のように速いんだろうな。そんな、現実逃避に近いことを思いながら。
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やっぱり、何かを発射されていたんだ。綺麗な空に浮かぶ凶器の砲弾を見て、自分の嫌な予感は正しかったと思うのと、砲弾の高さと速さを計算して……。軍を通り過ぎてエヴァ王国の城下町に着弾することが……わかって。トドメとばかりに私の顔に向けて槍を振るお母様……フリアエに向けて言った。
「クソッタレ」
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「何の恨みがあってきたんだよ! そうだよ! 人気だったから、人気だから作りゃうれると思って書いたんだよ! リエルは当て馬なんだよ! ソレがなんだって言うのよ!!」
私は二人に存在を否定されて産まれてきた。一人は私を産んだまま、もう一人は私を作ったお母さんに存在を否定されて来たんだ。
【作ったのに売れなかったし、最悪。やっぱヘラってる当て馬人気ないのかな。作るんじゃなかった】
【私は、私はアンタなんか産みたくなんて。作りたくなかったのよ!!】
ワタシハ フタリノ オカアサン ト ママ ニ ヒテイサレテ ウマレテキタ。
私は元の【作品】をねじ曲げられて作られた存在。物語を盛り上げるためというくだらない理由で、無属性というイレギュラーを付け足され。時間と空間……を操れ、この現代日本を見ることが出来るという忌々しい能力を付け足されたせいで。私は……
【話しの為に産んだけど、産んだお陰で売れないなんてサイテー】【産まれて欲しいなんて一回も言ってないのに】
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気がついたら目の前には肉塊になったお母さんが横たわっていた。幾度もの呪詛を吐いた口は動かない。
けど、どうしてだろう。
「あれだけ刺したのに。やっぱり私達を作った貴方の愛が欲しかったよお母さん」
あれだけ、憎いのに……私はお母さんという【創世神】の愛とママという【母】の愛が欲しい気持ちは晴れなかった。
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「ぐぬぬぬ……」
レミリスとグランドがついに、リエルのチョコに耐えられずにカペルに密告した。急いで飛んできたカペルが必死にリエルをなだめているが……。次第に涙目でプルプルし出したリエル、それをさらに慌ててカペルがなだめるという他人から見たら「余所でやれバカップル」と野次をとばしたくなるような空間が……調理場でできあがっていた。
「あの、我々はそろそろ準備せねば……」
「じゃあ、アレを止めてくれ」
「無理です」
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「え? じゃあこれも」
「美味しいですよ。気持ちだって大事な味のアクセントになりますから!」
お互いにパクパク消し炭と凶器の堅さのチョコを餌付けしあうという。微笑ましい反面。
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