113 / 175
あのトラウマへ
しおりを挟む
氷の壁を目眩ましに三人とも大分離れた所で振り向くと、未だに国王とその兵士の生命反応がそこに居ることに深いため息をついて、左手でこめかみを押さえてしまう。流石に馬鹿とはいえ30分くらいで気づくと思ったのに気づかないで一時間は余裕で経ってしまっているのである……ありがたいけど。気づかな過ぎてあえてそうしている罠なんじゃないかと疑ってしまう。
「本当に抜け出してるの気づいてないの!? あの馬鹿王」
「兄様はあと二時間は気づかないでしょう」
兄様とは口で言っているが、言葉の抑揚が完全に呆れ果てている。一応は擁護するように、勉学と習い事は完璧だったと言ってくれるが、与えられた情報を取得するのは得意だけどそれを使うのは下手くそだと言ってるようなもので、擁護に見えた貶しになってしまっている。結局だけど、グラスは褒めるところが見つからないと、首を振り始めた。
「俺の住んでた国の王ってこんなんだったんだな、失望というか呆れちまった……兄様!?」
「はい、死んだとされた第5番目の元王子……グラス・ペルマネンテだったものです」
「えーと、数々のご無礼を」
そういえば、ドロウ君に元王子だったことは伝えて無かったので話しの内容の兄様に強く反応して、グラスが元王子だったことを伝えると、口に手を当てて冷や汗びっしりかいたままにガタガタと震え謝罪をしようとしてきた。グラスは、少し悲しそうに目を細めて謝るドロウ君を止めようと彼に手を差し出すと。余計にドロウ君が固まってしまったので、グラスはどんどん顔が暗くして手を下げてしまった。
「大丈夫だって、元だからさ! ホラ、この通りほっぺをぷにぷにしても怒らない」
見かねた私が下げたグラスの腕を引っ張って、ドロウ君の前に突き出して見せつけるようにグラスのほっぺを右手でぷにぷにと触って見せた。呆気にとられたドロウ君の目が泳ぎ始めた頃に、グラスがぷにぷにしてた私の腕を引っ掴んだ。
「怒りませんが仕返しはしますよ」
有言実行、私の顔を片腕でハサミこんでモミモミとほっぺを堪能するグラス。真顔で女の頬を堪能するのが大分面白く感じたのか、呆気に取られてたドロウ君が腹を抱えて笑い始めた。私もグラスも最初はキョトンとしてしまうが、つられたように私とグラスもクスクスと笑う。
「あ、すいま、いやスマン。仲間だから逆に無礼だったな」
「いえ、こちらこそ数々のご無礼をカリスティア共々謝罪せねばなりませんので」
三人で思う存分笑った後に、打ち解けたドロウ君が改めてグラスに握手を求め、グラスがそれに喜んで応じた。グラスは敬語こそ外さないものの、目は明らかに柔らかいまなざしでドロウ君を見て居た。
場所も話しも一区切り付いたところで、グラスがスケイスとウィーンママに通信用水晶でコンタクトを取ってみると無事な二人の音声が聞くことができた。あの通り過ぎ事件後の詳細と、長い間二人を放置してしまっていたから本当に心配だった……無事で、よかった。
『えーっと今はウィーンはんの弟はんの所に居るんやけど、主はん達の厄災接触を許可して頂きましたんで、安心してこっちに来なはれ。アダムス入国手続きもこっちでやってくれるからのう』
「ガイコツが喋ってる……」
『おん! ブイブイ言わしてるナイスミドルガイコツやろぉ!』
『実際に言わしてるのは腰の骨のくせに』
『っさいわ! 欲求不満悪魔が』『なんですってぇぇ~骨軽男が!』
ドロウ君の驚きの声に気をよくしたスケイスが、嬉しそうに自分の事をナイスミドルガイコツと自称したあたりから僅かに遠くの方でウィーンママの鋭いツッコミの声が聞こえた。そうして始まる言い合いにこれまた呆けているドロウ君。私とグラスは顔を見合わして苦笑いしした。
「お二方相変わらず無事なようでよかったです」
「本当によかった、見ない間に大分仲良くなったね二人とも」
無事に喜んで、仲良くなったというと二人とも同時に『どこがや!!!』『どこがよ!!!』っと言うものだから、吹き出しそうになってしまう。実際に吹き出してしまうと被害がこちらに来るのでなんとか口に手を当てて耐える。グラスも微妙に口元が歪んでいるから、笑いそうになっているのを必死で堪えているのがわかる。
『予知でグラスはんが血まみれの主はん抱えて王様八つ裂きにしている予知が見えたから、原因の一つである厄災接触の罪を、合法でもみ消しに言ったんや。それにのう……回避してもペルマネンテでお尋ね者として指名手配されるのがわて見えてしもうてな~心配だから、はよ来てや』
確かにあのときは私もグラスが王様八つ裂きにするんじゃないかと思って居た。けど、グラスの強い思いというか理性というか……で、思いとどまった為にその予知は実現しなくてよかった。「合法的に八つ裂きにできるのならば今からでもやります」っと水晶越しでもスケイスとウィーンママの沈黙の重たさが感じ取れるほどに、殺気が籠もった言葉を頂きました。本当にとどまってくれてよかった。空気を変えるために私がパンパン! リセットするように柏手をうった。
「わかったよ。こっちも話したとおりだから多少休んでから行くから待ってて」
『気いつけてな~』
すぐに皆のフリーズが溶けて、何事もなかったかのように通信は切られる。だけど、私の表情は浮かないものだった。何故なら……ここからならどう足掻いても、私のトラウマの場所へ行くことになるからだ。瞼に移るのは遠い過去の花の雨と、猛吹雪、何が悲しいのか当時の私の魔力で作れる防寒具をことごとく無にしたあげくに、結局のところ使いたくない魔力をたんまりと使って難を逃れることとなったあの場所……。
思い出すだけで吐き気と、顔の血の気がさらさらと引いてくる。ドロウ君がどうした! なんてギョッとした顔でワタワタし始めるが、大丈夫と言って落ち着いてもらう。グラスは私の顔が青くなっている理由を知っているので、縋るように天に祈りを捧げ始める私の肩に、左手を置いて声なき声で言った……諦めなさいと。
「カリスティア、今の魔力でしたら完全防寒の衣服を作れますね」
「作れるよ……。ドロウ君これに着替えて」
「え、おう。なんだコレ」
「寒さ完全カット無効を具現化したコート……着ないと死ぬよ、灼熱と極寒にズタズタに翻弄されながら……ね」
今の魔力だったら作れるっちゃ作れるし、足りなくても周りの自然の者から魔力を頂戴すればいい。けどトラウマはトラウマなので心底嫌だ。無駄に綺麗な吹雪と無駄に綺麗な花の雨のデタラメ気候が頭に思い浮かんでは心にザックザックと切り傷を付けてえぐってくる。
ポーションで治したはずの身体の傷が疼くような気がした。厨二病と笑えればどれほどよかっただろうか、笑えないし、泣きたい、身体は勝手にトラウマを避けて逆方向に身体を向けるも、グラスにより肩を掴まれ無理矢理にトラウマの場所の方角へと身体の向きを直された。
「もう、奥ゆかしい処刑場通るの嫌だったのに……。はぁぁぁぁ…………」
普通の人間じゃなくともお陀仏の仏になりそうなほどのデタラメ気候のあの場所へ泣く泣く足を進めるのであった。
・
・
「いつまで待たせるのだ……愚弟とその小娘は」
予想通りに、二時間掛けてやっと気づくとか気づかないとかの王様を置いて
「本当に抜け出してるの気づいてないの!? あの馬鹿王」
「兄様はあと二時間は気づかないでしょう」
兄様とは口で言っているが、言葉の抑揚が完全に呆れ果てている。一応は擁護するように、勉学と習い事は完璧だったと言ってくれるが、与えられた情報を取得するのは得意だけどそれを使うのは下手くそだと言ってるようなもので、擁護に見えた貶しになってしまっている。結局だけど、グラスは褒めるところが見つからないと、首を振り始めた。
「俺の住んでた国の王ってこんなんだったんだな、失望というか呆れちまった……兄様!?」
「はい、死んだとされた第5番目の元王子……グラス・ペルマネンテだったものです」
「えーと、数々のご無礼を」
そういえば、ドロウ君に元王子だったことは伝えて無かったので話しの内容の兄様に強く反応して、グラスが元王子だったことを伝えると、口に手を当てて冷や汗びっしりかいたままにガタガタと震え謝罪をしようとしてきた。グラスは、少し悲しそうに目を細めて謝るドロウ君を止めようと彼に手を差し出すと。余計にドロウ君が固まってしまったので、グラスはどんどん顔が暗くして手を下げてしまった。
「大丈夫だって、元だからさ! ホラ、この通りほっぺをぷにぷにしても怒らない」
見かねた私が下げたグラスの腕を引っ張って、ドロウ君の前に突き出して見せつけるようにグラスのほっぺを右手でぷにぷにと触って見せた。呆気にとられたドロウ君の目が泳ぎ始めた頃に、グラスがぷにぷにしてた私の腕を引っ掴んだ。
「怒りませんが仕返しはしますよ」
有言実行、私の顔を片腕でハサミこんでモミモミとほっぺを堪能するグラス。真顔で女の頬を堪能するのが大分面白く感じたのか、呆気に取られてたドロウ君が腹を抱えて笑い始めた。私もグラスも最初はキョトンとしてしまうが、つられたように私とグラスもクスクスと笑う。
「あ、すいま、いやスマン。仲間だから逆に無礼だったな」
「いえ、こちらこそ数々のご無礼をカリスティア共々謝罪せねばなりませんので」
三人で思う存分笑った後に、打ち解けたドロウ君が改めてグラスに握手を求め、グラスがそれに喜んで応じた。グラスは敬語こそ外さないものの、目は明らかに柔らかいまなざしでドロウ君を見て居た。
場所も話しも一区切り付いたところで、グラスがスケイスとウィーンママに通信用水晶でコンタクトを取ってみると無事な二人の音声が聞くことができた。あの通り過ぎ事件後の詳細と、長い間二人を放置してしまっていたから本当に心配だった……無事で、よかった。
『えーっと今はウィーンはんの弟はんの所に居るんやけど、主はん達の厄災接触を許可して頂きましたんで、安心してこっちに来なはれ。アダムス入国手続きもこっちでやってくれるからのう』
「ガイコツが喋ってる……」
『おん! ブイブイ言わしてるナイスミドルガイコツやろぉ!』
『実際に言わしてるのは腰の骨のくせに』
『っさいわ! 欲求不満悪魔が』『なんですってぇぇ~骨軽男が!』
ドロウ君の驚きの声に気をよくしたスケイスが、嬉しそうに自分の事をナイスミドルガイコツと自称したあたりから僅かに遠くの方でウィーンママの鋭いツッコミの声が聞こえた。そうして始まる言い合いにこれまた呆けているドロウ君。私とグラスは顔を見合わして苦笑いしした。
「お二方相変わらず無事なようでよかったです」
「本当によかった、見ない間に大分仲良くなったね二人とも」
無事に喜んで、仲良くなったというと二人とも同時に『どこがや!!!』『どこがよ!!!』っと言うものだから、吹き出しそうになってしまう。実際に吹き出してしまうと被害がこちらに来るのでなんとか口に手を当てて耐える。グラスも微妙に口元が歪んでいるから、笑いそうになっているのを必死で堪えているのがわかる。
『予知でグラスはんが血まみれの主はん抱えて王様八つ裂きにしている予知が見えたから、原因の一つである厄災接触の罪を、合法でもみ消しに言ったんや。それにのう……回避してもペルマネンテでお尋ね者として指名手配されるのがわて見えてしもうてな~心配だから、はよ来てや』
確かにあのときは私もグラスが王様八つ裂きにするんじゃないかと思って居た。けど、グラスの強い思いというか理性というか……で、思いとどまった為にその予知は実現しなくてよかった。「合法的に八つ裂きにできるのならば今からでもやります」っと水晶越しでもスケイスとウィーンママの沈黙の重たさが感じ取れるほどに、殺気が籠もった言葉を頂きました。本当にとどまってくれてよかった。空気を変えるために私がパンパン! リセットするように柏手をうった。
「わかったよ。こっちも話したとおりだから多少休んでから行くから待ってて」
『気いつけてな~』
すぐに皆のフリーズが溶けて、何事もなかったかのように通信は切られる。だけど、私の表情は浮かないものだった。何故なら……ここからならどう足掻いても、私のトラウマの場所へ行くことになるからだ。瞼に移るのは遠い過去の花の雨と、猛吹雪、何が悲しいのか当時の私の魔力で作れる防寒具をことごとく無にしたあげくに、結局のところ使いたくない魔力をたんまりと使って難を逃れることとなったあの場所……。
思い出すだけで吐き気と、顔の血の気がさらさらと引いてくる。ドロウ君がどうした! なんてギョッとした顔でワタワタし始めるが、大丈夫と言って落ち着いてもらう。グラスは私の顔が青くなっている理由を知っているので、縋るように天に祈りを捧げ始める私の肩に、左手を置いて声なき声で言った……諦めなさいと。
「カリスティア、今の魔力でしたら完全防寒の衣服を作れますね」
「作れるよ……。ドロウ君これに着替えて」
「え、おう。なんだコレ」
「寒さ完全カット無効を具現化したコート……着ないと死ぬよ、灼熱と極寒にズタズタに翻弄されながら……ね」
今の魔力だったら作れるっちゃ作れるし、足りなくても周りの自然の者から魔力を頂戴すればいい。けどトラウマはトラウマなので心底嫌だ。無駄に綺麗な吹雪と無駄に綺麗な花の雨のデタラメ気候が頭に思い浮かんでは心にザックザックと切り傷を付けてえぐってくる。
ポーションで治したはずの身体の傷が疼くような気がした。厨二病と笑えればどれほどよかっただろうか、笑えないし、泣きたい、身体は勝手にトラウマを避けて逆方向に身体を向けるも、グラスにより肩を掴まれ無理矢理にトラウマの場所の方角へと身体の向きを直された。
「もう、奥ゆかしい処刑場通るの嫌だったのに……。はぁぁぁぁ…………」
普通の人間じゃなくともお陀仏の仏になりそうなほどのデタラメ気候のあの場所へ泣く泣く足を進めるのであった。
・
・
「いつまで待たせるのだ……愚弟とその小娘は」
予想通りに、二時間掛けてやっと気づくとか気づかないとかの王様を置いて
0
お気に入りに追加
410
あなたにおすすめの小説
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
転生幼女は幸せを得る。
泡沫 ウィルベル
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−
異世界に転生した社畜は調合師としてのんびりと生きていく。~ただの生産職だと思っていたら、結構ヤバい職でした~
夢宮
ファンタジー
台風が接近していて避難勧告が出されているにも関わらず出勤させられていた社畜──渡部与一《わたべよいち》。
雨で視界が悪いなか、信号無視をした車との接触事故で命を落としてしまう。
女神に即断即決で異世界転生を決められ、パパっと送り出されてしまうのだが、幸いなことに女神の気遣いによって職業とスキルを手に入れる──生産職の『調合師』という職業とそのスキルを。
異世界に転生してからふたりの少女に助けられ、港町へと向かい、物語は動き始める。
調合師としての立場を知り、それを利用しようとする者に悩まされながらも生きていく。
そんな与一ののんびりしたくてものんびりできない異世界生活が今、始まる。
※2話から登場人物の描写に入りますので、のんびりと読んでいただけたらなと思います。
※サブタイトル追加しました。
ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
転生貴族のスローライフ
マツユキ
ファンタジー
現代の日本で、病気により若くして死んでしまった主人公。気づいたら異世界で貴族の三男として転生していた
しかし、生まれた家は力主義を掲げる辺境伯家。自分の力を上手く使えない主人公は、追放されてしまう事に。しかも、追放先は誰も足を踏み入れようとはしない場所だった
これは、転生者である主人公が最凶の地で、国よりも最強の街を起こす物語である
*基本は1日空けて更新したいと思っています。連日更新をする場合もありますので、よろしくお願いします
全能で楽しく公爵家!!
山椒
ファンタジー
平凡な人生であることを自負し、それを受け入れていた二十四歳の男性が交通事故で若くして死んでしまった。
未練はあれど死を受け入れた男性は、転生できるのであれば二度目の人生も平凡でモブキャラのような人生を送りたいと思ったところ、魔神によって全能の力を与えられてしまう!
転生した先は望んだ地位とは程遠い公爵家の長男、アーサー・ランスロットとして生まれてしまった。
スローライフをしようにも公爵家でできるかどうかも怪しいが、のんびりと全能の力を発揮していく転生者の物語。
※少しだけ設定を変えているため、書き直し、設定を加えているリメイク版になっています。
※リメイク前まで投稿しているところまで書き直せたので、二章はかなりの速度で投稿していきます。
【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる