あのDVDのように

#2 回想～小学生時代

　………僕の性癖は生まれながらのものだったと思う。今でも時々小学生時代の体験を思い出す。あれは小学校６年のときだったか。友達の勉強部屋で僕は両手を後ろ手にきつく縛り上げられていた………。

　忍者ごっこと称して、誰か一人を縛り上げ、縄抜けさせるのだ。友達が３、４人もがく僕の周りで囃はやしたてていた。

　勉強机の上に置かれている砂時計の砂がさらさらと下に落ちていく。砂時計一回の時間で縄抜けできなかったら、罰としてズボンを脱がされ、更にもう一回でも駄目ならば、パンツも取り上げられ、皆の前で下半身を曝け出さなければならないのだ。

　既に僕は砂時計一回の時間を使い終えていた。当然ながらズボンは脱がされ、皆の前に白いブリーフを曝している。

　縄抜けくらい簡単さ。強がりを言ったものだから、皆はぎちぎちに僕を縛り上げた。縄はもがけばもがく程、体に喰い込んでくる感じで到底ほどけそうにはない。砂時計の砂は後少しで下に落ち切る。

　パンツを脱がしたら、外に放っぽり出そうよ。油汗を流す僕のそばで友達の一人がそんな提案をし、皆はどっと笑い転げる。そしてついに砂が落ち切った。

　お願い、許して。そんな僕の哀願は当然ながら無視され、全員が僕のブリーフのウエストに手をかけると掛け声と同時に一気に足首まで引きずり下ろした。

　あっ、こいつおっ勃たてている。一人が声を上げ、皆が僕の前に回り、幼い怒張を観察する。またもや湧き起こる笑い声。僕はどうすることもできず、ただ顔を真っ赤にしてうつむくだけだ。

　ここも括っちまおうぜ。一人が細引きを持って僕の急所を摘まみあげた。激しく腰を揺する僕を他の皆が抑えつける。友達の笑い声は絶えない………