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#1 マモルの家でシャワーを浴びる僕
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マモルの家のシャワーを使うのはこれで何度目だろうか? ボディソープで泡立ったスポンジを使いながら、僕はふと考える。これで5度目だ………。それは、彼の家に泊まったことも5回目ということだし、そして………、彼とのSMプレイも今夜で5回目ということになる。
今までのプレイの幾つかを思い返しただけで僕の顔は羞ずかしさで赤らみ、シャボンに包まれた局部は熱く脈打ち始める。そして、今夜、あのDVDのように………。
いつのまにかスポンジは手から滑り落ち、その代わりに僕は硬化した局所を握りしめていた。今夜、僕とマモルは結ばれるのだ。あのDVDのように……………。
バスタオルで体を拭き終わりかけた頃、マモルが脱衣室に入ってきた。洗面台の鏡に映った彼は顔にうす笑いを浮かべ、片手には縄束を持っている。
僕達を知る人が、二人の関係を知ったらきっと驚くことだろう。同性愛の関係そのものが驚くべきことなのかもしれないが、それ以上にマモルがS、そして僕がMという役割を意外と思うに違いない。大学のゼミでも物静かで、いるのかいないのか分からない程存在感の薄いマモル。
そして、ゼミの幹事を務め、いつもみんなを率先して引っぱってきた僕。しかし周りの人がどう感じようが、僕達の関係はマモルがS、僕がMなのだ。そして過去何度かのプレイと同様、彼が縄束を持ったときから二人のプレイは始まる………。
僕はバスタオルを壁のフックに掛けると、静かに両手を背中に回して手首を交差させた。
「縛るよ…」
マモルはそう告げると、丁度縄の真ん中あたりで僕の両手首を一巻、二巻縛り上げていく。もうこれでマモルから縄を解いてもらわない限り、この縄目から逃れる術はない。
彼に縄を解いてもらう為にはこれから彼のどんな命令にも絶対服従し、彼を満足させなければならないのだ。両手首の縄が縄止めされた瞬間、Mの甘い悦びと同時に哀しみがないまぜになり、言葉では言い表しようのない感情の震えが全身に伝わっていった………。
余った縄の一方は引き絞られ、背中から二の腕を一巻し、胸に回される。マモルの縛りはプレイを重ねる毎に巧妙になり、今、胸縄の縄止めが終わった時点では、縄目はほんの少しも緩みはしなかった。高手後手の縛りが完成すると。マモルは残った縄尻を手に取る。鏡には素っ裸で全身を厳しく縛り上げられている僕と、その縄尻を持ったマモルが映し出されていた。
羞ずかしくも僕の肉筒はMの証しとして天を突く勢いを示している。しかも後ろ手に縛りあげられている為に、両手で怒張を隠すこともできず、マモルの眼前に曝け出されたままでいるしかないのだ。彼の視線が僕の股間に注がれているのが痛い程良く分かる。とても惨めだ。僕は深く首をうなだれた………。
今までのプレイの幾つかを思い返しただけで僕の顔は羞ずかしさで赤らみ、シャボンに包まれた局部は熱く脈打ち始める。そして、今夜、あのDVDのように………。
いつのまにかスポンジは手から滑り落ち、その代わりに僕は硬化した局所を握りしめていた。今夜、僕とマモルは結ばれるのだ。あのDVDのように……………。
バスタオルで体を拭き終わりかけた頃、マモルが脱衣室に入ってきた。洗面台の鏡に映った彼は顔にうす笑いを浮かべ、片手には縄束を持っている。
僕達を知る人が、二人の関係を知ったらきっと驚くことだろう。同性愛の関係そのものが驚くべきことなのかもしれないが、それ以上にマモルがS、そして僕がMという役割を意外と思うに違いない。大学のゼミでも物静かで、いるのかいないのか分からない程存在感の薄いマモル。
そして、ゼミの幹事を務め、いつもみんなを率先して引っぱってきた僕。しかし周りの人がどう感じようが、僕達の関係はマモルがS、僕がMなのだ。そして過去何度かのプレイと同様、彼が縄束を持ったときから二人のプレイは始まる………。
僕はバスタオルを壁のフックに掛けると、静かに両手を背中に回して手首を交差させた。
「縛るよ…」
マモルはそう告げると、丁度縄の真ん中あたりで僕の両手首を一巻、二巻縛り上げていく。もうこれでマモルから縄を解いてもらわない限り、この縄目から逃れる術はない。
彼に縄を解いてもらう為にはこれから彼のどんな命令にも絶対服従し、彼を満足させなければならないのだ。両手首の縄が縄止めされた瞬間、Mの甘い悦びと同時に哀しみがないまぜになり、言葉では言い表しようのない感情の震えが全身に伝わっていった………。
余った縄の一方は引き絞られ、背中から二の腕を一巻し、胸に回される。マモルの縛りはプレイを重ねる毎に巧妙になり、今、胸縄の縄止めが終わった時点では、縄目はほんの少しも緩みはしなかった。高手後手の縛りが完成すると。マモルは残った縄尻を手に取る。鏡には素っ裸で全身を厳しく縛り上げられている僕と、その縄尻を持ったマモルが映し出されていた。
羞ずかしくも僕の肉筒はMの証しとして天を突く勢いを示している。しかも後ろ手に縛りあげられている為に、両手で怒張を隠すこともできず、マモルの眼前に曝け出されたままでいるしかないのだ。彼の視線が僕の股間に注がれているのが痛い程良く分かる。とても惨めだ。僕は深く首をうなだれた………。
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