土曜日の部室

くねひと

文字の大きさ
上 下
11 / 13

#11 再び部室の中で…

しおりを挟む
「フフフ、乳首に一つずつ。そして急所にも付けて上げますからね」
 亨が手にしている玉子型のバイブレーターの内、一つはバイブに幅2㎝程のプラスチックベルトが付いていた。えた北山の肉筒を摘まみ上げると、亨は手際良くベルトをはめ込んだ。

「じゃ、スイッチを入れますよ」
 胸に回した縄にリモコンが三つ差し込まれている。亨はその内、二つのリモコンのダイヤルを捻った。くぐもったモーターの音と共に両乳首にガムテープで留められたバイブが振動を始める。

「……う、うう…」
 北山の意識が覚醒する。
「なかなか感度がいいですね。それじゃあこっちもスイッチを入れますか」
「はあ……ああ……」

 バイブの振動に伴い、北山の肉筒が少しずつ硬化していく……怒張の膨張はプラスチックのベルトで押さえつけられ……そしてぴったりとベルトが肉筒に食い込むことにより、バイブの振動はより確実に急所を責め上げることとなる。いつしか北山は甘いため息を漏らし始めた……。

「お尻の穴にクリームを塗りましょう」
 不意に亨の指先が尻の割れ目に沿って菊花に忍び込もうとし、北山は反射的に両腿を閉じ合わせる。下級生に自分の秘所を嬲られることのつらさ、惨めさ……不意にそんな感情が湧き上がり、思わず反発してしまうのであった。

「フフフ、すっかり従順になったと思ったのに」
 亨が急所のバイブのダイヤルを一気に最大にした。
「あああああ」
 一気に悦楽の頂上に北山を押し上げる激しい振動………。
 このままでは、亨の眼前で白い牡精を噴き散らしてしまう……無様な様は晒したくはない……しかし自制心は瞬間、頭をよぎっただけで、すぐに欲情の流れの中に埋没していった。

 ……昇り詰めたい……。
 無意識の内に北山は腰を揺すり始めていた。そんな北山を亨は冷静に観察している。過去、何度かのプレイで亨は北山の限界を知り尽くしていた。……あと少し……というところで亨は無情にもバイブを弱めたのだ。

「お預けですよ、先輩」
 噴出の機会を意地悪く制されて、北山は歯噛みして身悶える。亨のなぶり責めの始まりだった。北山の高まりが静まりかけた頃、再び亨はバイブのダイヤルを最大にする。
「ううう……」
 たまらず声を漏らす北山。しかしそれもつかの間、自失する寸前に亨はバイブを弱めるのだった。

 何回となくそんなバイブ責めが繰り返され、いつしか北山は忍び泣くような嗚咽おえつを漏らし始めていた。あと一歩というところで放出できないもどかしさ、やるせなさ………。
 両手を後ろ手に縛り上げられていなければ、きっと北山は自分の手で砲身をしごき上げていたに違いない。狂ったように腰を前後に動かしても、怒張はただいたずらに空を突くばかりなのだ。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】王子妃になりたくないと願ったら純潔を散らされました

ユユ
恋愛
毎夜天使が私を犯す。 それは王家から婚約の打診があったときから 始まった。 体の弱い父を領地で支えながら暮らす母。 2人は私の異変に気付くこともない。 こんなこと誰にも言えない。 彼の支配から逃れなくてはならないのに 侯爵家のキングは私を放さない。 * 作り話です

異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~

水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート! ***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!

別れた婚約者が「俺のこと、まだ好きなんだろう?」と復縁せまってきて気持ち悪いんですが

リオール
恋愛
婚約破棄して別れたはずなのに、なぜか元婚約者に復縁迫られてるんですけど!? ※ご都合主義展開 ※全7話  

【完結】愛されなかった私が幸せになるまで 〜旦那様には大切な幼馴染がいる〜

高瀬船
恋愛
2年前に婚約し、婚姻式を終えた夜。 フィファナはドキドキと逸る鼓動を落ち着かせるため、夫婦の寝室で夫を待っていた。 湯上りで温まった体が夜の冷たい空気に冷えて来た頃やってきた夫、ヨードはベッドにぽつりと所在なさげに座り、待っていたフィファナを嫌悪感の籠った瞳で一瞥し呆れたように「まだ起きていたのか」と吐き捨てた。 夫婦になるつもりはないと冷たく告げて寝室を去っていくヨードの後ろ姿を見ながら、フィファナは悲しげに唇を噛み締めたのだった。

男の俺が痴漢されてイッちゃうなんて…!

藤咲レン
BL
【毎日朝7:00に更新します】 高校1年生のミナトが、サッカー部の練習帰りの電車の中で痴漢をされてしまう。これまで恋愛を一度もしたことのないミナトは、理性と快楽の間で頭が混乱し、次第に正体不明の手の持ち主に操られはじめ、快楽が頭を支配してゆく。 2人が大人になってからのストーリー編も連載中です。 ■登場人物 矢野ミナト ・身長170cm ・ノンケ(ストレート) ・年齢=彼女いない歴(童貞) ・色白だけど細マッチョ ・明るい性格 佐藤タカシ ・身長180cm ・初体験済(女性) ・サッカーレベル超うまい ・色黒でガッシリ体型 ・ミナトのことが気になり、自分がゲイかどうか悩んでいる ・責任感の強い性格、真面目

婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた

cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。 お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。 婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。 過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。 ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。 婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。 明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。 「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。 そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。 茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。 幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。 「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?! ★↑例の如く恐ろしく省略してます。 ★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。 ★コメントの返信は遅いです。 ★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。 ♡注意事項~この話を読む前に~♡ ※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。 ※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。 ※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。 ※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。 ※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません

没落した元名門貴族の令嬢は、馬鹿にしてきた人たちを見返すため王子の騎士を目指します!

日之影ソラ
ファンタジー
 かつては騎士の名門と呼ばれたブレイブ公爵家は、代々王族の専属護衛を任されていた。 しかし数世代前から優秀な騎士が生まれず、ついに専属護衛の任を解かれてしまう。それ以降も目立った活躍はなく、貴族としての地位や立場は薄れて行く。  ブレイブ家の長女として生まれたミスティアは、才能がないながらも剣士として研鑽をつみ、騎士となった父の背中を見て育った。彼女は父を尊敬していたが、周囲の目は冷ややかであり、落ちぶれた騎士の一族と馬鹿にされてしまう。  そんなある日、父が戦場で命を落としてしまった。残されたのは母も病に倒れ、ついにはミスティア一人になってしまう。土地、お金、人、多くを失ってしまったミスティアは、亡き両親の想いを受け継ぎ、再びブレイブ家を最高の騎士の名家にするため、第一王子の護衛騎士になることを決意する。 こちらの作品の連載版です。 https://ncode.syosetu.com/n8177jc/

淫獄桃太郎

煮卵
BL
鬼を退治しにきた桃太郎が鬼に捕らえられて性奴隷にされてしまう話。 何も考えないエロい話です。

処理中です...