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十
引っ越し (2)
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巧の両脇に手をついたまま私は、顔を上げる。
「どういうことだ」
旅行鞄を肩に掛け、いかにも空港から直行したという藤原晃成がそこに立っていた。
帰国は三日後のはずだったんじゃ……
巧の上で四つん這いになっている自分にハッとして、巧から離れた。
「ち、違うの、これは。バランスを崩した私を、巧が助けようとして下敷きになっただけで……」
巧と何かあったと、変な誤解を招いたかもしれない。
「そうなんだ。信じてやってくれ」
巧も肩を痛そうに抑えながら、立ち上がる。
どこか打ったんじゃないかと、「大丈夫?」と、私は巧の肩に触れた。
何気ない行為だったけど、彼の刺すような視線を感じ手を離す。
「そんなことはいい」
彼が気を鎮めるように、目を伏せた。
彼は相当怒っている。怒る理由は明らかだった。
「聞きたいのは――どうして君の親友がここにいるのか、ということだ。アパートに他の男は入れるなと言ったはずだ」
彼の声は重く静かだった。
「七瀬を責めるな。足を捻挫して、大変だったんだ。買い物に行けないだろうと、俺は食料を買って、渡しに来ただけだ」
「捻挫?」
彼が私の左足に巻かれたサポーターに視線を落とす。
「大丈夫か?」と旅行鞄を下ろすと、カウンターに手をついて体を支える私に手を貸した。
「冷蔵庫に入れるもんを入れたら、俺は帰るから」
巧が玄関に放りっぱなしにされた、スーパーの袋をキッチンに運ぶ。
袋の中の物を、冷蔵庫に入れ始めた。
「大丈夫。階段を踏み外しちゃって」
誤解が解けた、とホッとしたのも束の間。
「何故、俺に連絡しなかったんだ?」
彼が責める。
「だって、晃成は海外にいたから。今日帰ってくるとは知らなかったし……」
「向こうでの仕事が早く片付いたから、帰国する予定を早めたんだ。海外でも同じ電話番号で、連絡が取れると言ってあっただろ?」
彼の口調がいつにもなくきつい。
普段は私に優しくしてくれる彼が……
しかも、捻挫したことを、彼に知らせなかったというだけで?
私は驚きを隠せなかった。
「藤原が普段忙しくしているから、七瀬は迷惑を掛けたくなかったんじゃないか? 海外だと、電話代とか気になってしまうしな」
食料を片付け終わった巧が、私を代弁する。
「何度も言うけど、七瀬にとって俺は友達でしかない。アパートに入れたところで何も起こりようがないから、余計な心配は無用だ」
一言念を押す巧に、私も頷く。
しかしながら、それは火に油を注いだようなものだった。
「それを心底信じて、嫉妬しない奴がどこにいる?」
逆鱗に触れたように、彼が吐き捨てる。
「親友であっても男と女である以上、万が一間違いが起こってしまったら、と嫉妬に駆られるのを止められない。それは過去にも、俺だけではなかったはずだ」
彼の言葉が、私と巧に重く押しかかる。
何も言えずただ立ち竦んだ。
彼がジャケットのポケットから小さな箱を取り出し、私に渡す。
「これを君に早く渡したかった」
見覚えのある黒いベルベットのケース……
ケースを開けると、中に入っていたのはやはり、ダイアモンドを乗せた婚約指輪――
「君の親友が大切なのは分かっている。分かっているからこそ、君と彼の関係に口出しをしなかった。だが、もう限界だ」
とうとう言われてしまった。
私と巧のことで、彼に無理を強いていたのは、本当は分かっていた。
でも私は巧との関係を変えることはできなかった。
「俺と結婚するなら、君の親友とはもう会わないと約束しろ」
「――約束できなかったら?」
やっと聞き取れるような声で聞く私に、彼が宣言する。
「破局だ」
いきなり別れの言葉が出てきて、私は混乱した。
彼は私に、巧と絶縁するか、彼と破局するか、どちらかを選べと言っている?
それはすなわち。
「それは……巧か晃成か、どちらかを選べと言うこと?」
「そうだ」
彼が頷く。
「馬鹿な。友情と恋愛は別のものだ。そのどちらかを選べなんて」
巧が反論する。
「俺と充希の問題だ。黙っていてくれないか」
藤原晃成がピシャリとはねつける。
彼は本気だ。
本気で私に彼か巧を、選ばせようとしている。
「そんなにも……」
頭の中がゴチャゴチャになりながら、私は呟いた。
「そんなにも、異性の親友を持つことっていけない?」
結婚の妨げにもなるほどに?
「俺の立場になって考えてみろ。答えが分かるはずだ」
彼が言う。
「晃成の親友が女性だったら……」
確かに、良くは思わない。
「良くは思わないけど、乗り越えられないとは思えない。男女の友情が成り立つことは、巧を通じて知っているから」
言いながら、私と彼の間にある決定的な亀裂を悟った。
「親友と絶縁しなければ、成り立たないような結婚なんて、私には健全だと思えない」
とにかく、私は疲れていた。
朝からろくに食べず、重い買い物袋を運びながら坂道を何往復もし、捻挫までした。
永遠に解決の見込みのない問題を言い争っているように感じ、気が遠くなった。
これ以上言い争うのは、無駄だ。もう終わりにしよう。
正常でない頭でそう判断した私は、間違いを犯した。
「――結婚の話はなかったことに」
彼が耳を疑うような表情で、私を見る。
こんなに人を好きになったことはなかった。
そして、こんなに想われたことも。
彼となら巧との関係も乗り越えられるかもしれないと、私は心の何処かで楽観的に思っていた。
「今まで、ありがとう。晃成と出会えてよかった」
彼が蒼ざめる。
「七瀬、早まるな。今、返事をすることじゃない」
背後で止める巧の声も虚しく、私は婚約指輪を箱ごと彼に返す。
「これはもらえない」
彼は受け取らなかった。
誰も口を開かず身動きもせず、息を止めたように、時だけが刻まれて行く。
「分かった」
彼がようやく返事をする。
私は彼が引き止めてくれることを、期待していたのだろうか。
彼が指輪の箱を受け取ると、突き放されたような衝撃が胸に走った。
「君が親友をそこまで大切にするなら……これまでだ」
彼の声が冷淡に宣告する。
彼が私に背を向け、アパートから出て行く。
もう後戻りは出来ない。
バタンとドアが閉まると、肩が震え涙が零れおちる。
巧がそっと私の肩に手を置いた。
「……一人にしてもらってもいい?」
私は啜り泣く声を手で押さえると、巧の慰めを断った。
「いいけど……何かあったら、いつでも連絡しろよ」
躊躇しながら、巧が出て行く。
足を引きずりながら、ソファーに横になると、惨めさが一気に襲った。
「どういうことだ」
旅行鞄を肩に掛け、いかにも空港から直行したという藤原晃成がそこに立っていた。
帰国は三日後のはずだったんじゃ……
巧の上で四つん這いになっている自分にハッとして、巧から離れた。
「ち、違うの、これは。バランスを崩した私を、巧が助けようとして下敷きになっただけで……」
巧と何かあったと、変な誤解を招いたかもしれない。
「そうなんだ。信じてやってくれ」
巧も肩を痛そうに抑えながら、立ち上がる。
どこか打ったんじゃないかと、「大丈夫?」と、私は巧の肩に触れた。
何気ない行為だったけど、彼の刺すような視線を感じ手を離す。
「そんなことはいい」
彼が気を鎮めるように、目を伏せた。
彼は相当怒っている。怒る理由は明らかだった。
「聞きたいのは――どうして君の親友がここにいるのか、ということだ。アパートに他の男は入れるなと言ったはずだ」
彼の声は重く静かだった。
「七瀬を責めるな。足を捻挫して、大変だったんだ。買い物に行けないだろうと、俺は食料を買って、渡しに来ただけだ」
「捻挫?」
彼が私の左足に巻かれたサポーターに視線を落とす。
「大丈夫か?」と旅行鞄を下ろすと、カウンターに手をついて体を支える私に手を貸した。
「冷蔵庫に入れるもんを入れたら、俺は帰るから」
巧が玄関に放りっぱなしにされた、スーパーの袋をキッチンに運ぶ。
袋の中の物を、冷蔵庫に入れ始めた。
「大丈夫。階段を踏み外しちゃって」
誤解が解けた、とホッとしたのも束の間。
「何故、俺に連絡しなかったんだ?」
彼が責める。
「だって、晃成は海外にいたから。今日帰ってくるとは知らなかったし……」
「向こうでの仕事が早く片付いたから、帰国する予定を早めたんだ。海外でも同じ電話番号で、連絡が取れると言ってあっただろ?」
彼の口調がいつにもなくきつい。
普段は私に優しくしてくれる彼が……
しかも、捻挫したことを、彼に知らせなかったというだけで?
私は驚きを隠せなかった。
「藤原が普段忙しくしているから、七瀬は迷惑を掛けたくなかったんじゃないか? 海外だと、電話代とか気になってしまうしな」
食料を片付け終わった巧が、私を代弁する。
「何度も言うけど、七瀬にとって俺は友達でしかない。アパートに入れたところで何も起こりようがないから、余計な心配は無用だ」
一言念を押す巧に、私も頷く。
しかしながら、それは火に油を注いだようなものだった。
「それを心底信じて、嫉妬しない奴がどこにいる?」
逆鱗に触れたように、彼が吐き捨てる。
「親友であっても男と女である以上、万が一間違いが起こってしまったら、と嫉妬に駆られるのを止められない。それは過去にも、俺だけではなかったはずだ」
彼の言葉が、私と巧に重く押しかかる。
何も言えずただ立ち竦んだ。
彼がジャケットのポケットから小さな箱を取り出し、私に渡す。
「これを君に早く渡したかった」
見覚えのある黒いベルベットのケース……
ケースを開けると、中に入っていたのはやはり、ダイアモンドを乗せた婚約指輪――
「君の親友が大切なのは分かっている。分かっているからこそ、君と彼の関係に口出しをしなかった。だが、もう限界だ」
とうとう言われてしまった。
私と巧のことで、彼に無理を強いていたのは、本当は分かっていた。
でも私は巧との関係を変えることはできなかった。
「俺と結婚するなら、君の親友とはもう会わないと約束しろ」
「――約束できなかったら?」
やっと聞き取れるような声で聞く私に、彼が宣言する。
「破局だ」
いきなり別れの言葉が出てきて、私は混乱した。
彼は私に、巧と絶縁するか、彼と破局するか、どちらかを選べと言っている?
それはすなわち。
「それは……巧か晃成か、どちらかを選べと言うこと?」
「そうだ」
彼が頷く。
「馬鹿な。友情と恋愛は別のものだ。そのどちらかを選べなんて」
巧が反論する。
「俺と充希の問題だ。黙っていてくれないか」
藤原晃成がピシャリとはねつける。
彼は本気だ。
本気で私に彼か巧を、選ばせようとしている。
「そんなにも……」
頭の中がゴチャゴチャになりながら、私は呟いた。
「そんなにも、異性の親友を持つことっていけない?」
結婚の妨げにもなるほどに?
「俺の立場になって考えてみろ。答えが分かるはずだ」
彼が言う。
「晃成の親友が女性だったら……」
確かに、良くは思わない。
「良くは思わないけど、乗り越えられないとは思えない。男女の友情が成り立つことは、巧を通じて知っているから」
言いながら、私と彼の間にある決定的な亀裂を悟った。
「親友と絶縁しなければ、成り立たないような結婚なんて、私には健全だと思えない」
とにかく、私は疲れていた。
朝からろくに食べず、重い買い物袋を運びながら坂道を何往復もし、捻挫までした。
永遠に解決の見込みのない問題を言い争っているように感じ、気が遠くなった。
これ以上言い争うのは、無駄だ。もう終わりにしよう。
正常でない頭でそう判断した私は、間違いを犯した。
「――結婚の話はなかったことに」
彼が耳を疑うような表情で、私を見る。
こんなに人を好きになったことはなかった。
そして、こんなに想われたことも。
彼となら巧との関係も乗り越えられるかもしれないと、私は心の何処かで楽観的に思っていた。
「今まで、ありがとう。晃成と出会えてよかった」
彼が蒼ざめる。
「七瀬、早まるな。今、返事をすることじゃない」
背後で止める巧の声も虚しく、私は婚約指輪を箱ごと彼に返す。
「これはもらえない」
彼は受け取らなかった。
誰も口を開かず身動きもせず、息を止めたように、時だけが刻まれて行く。
「分かった」
彼がようやく返事をする。
私は彼が引き止めてくれることを、期待していたのだろうか。
彼が指輪の箱を受け取ると、突き放されたような衝撃が胸に走った。
「君が親友をそこまで大切にするなら……これまでだ」
彼の声が冷淡に宣告する。
彼が私に背を向け、アパートから出て行く。
もう後戻りは出来ない。
バタンとドアが閉まると、肩が震え涙が零れおちる。
巧がそっと私の肩に手を置いた。
「……一人にしてもらってもいい?」
私は啜り泣く声を手で押さえると、巧の慰めを断った。
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