上 下
14 / 48

⑪ 社畜から家畜へ。座布団一枚。

しおりを挟む
「梨乃ちゃん。おかえり~」
「只今。ご飯何時ごろ、食べれそう?」
現役保健室勤務の妻は18時までには家に着く。
高収入、高身長、優しさの塊が歩いてるっと旦那は週3.4在宅勤務。
「うーん。18時半かな?」
21.22時まで仕事がかかることもあり。
ご飯は合間に15分くらいさっと食べることもある。

「あのさ・・・」
「何?」
「在宅勤務でデブになってん」
あ、うん。知ってる。
そのお腹、大きくなったね。
「精神衛生を考慮して、否定はしないけど。肯定もできないね」
「この度、スマートウォッチを会社から配布され。リモートで健康促進会社のリモート☆保健指導をされることになりました」
「はぁぁぁぁぉ???え?現役保健室勤務。子供、保護者、教職員に保健指導をしてる私がいるのに。他所の女から保健指導をうけるん?ふーん。もはや、浮気やな」
「・・・男かもよ?」
「ほうほう。他所の男に世話を焼いて貰うと。へぇ」

「あ、なんか。そっち系の会話に聞こえる」
「同性愛者で何が悪い?LGBT、クエスチョニング(場面により最適対象などが異なる)大いに結構」
「あ、うん」
唐揚げが大好きな旦那のためにノンオイルフライヤーを使い、油を控えたり。
梨乃は健気に努力をしているが 

結論

「よし、在宅の朝は駅まで妻を送ろう。妊活、子作りしよう」
旦那「まぁ、動くしか無いよなぁ」


会社から委託された健康管理会社より、スマートウォッチ支給。

旦那の友人とその日は街でたまたま会い。

「なぜ2個?」
当然突っ込まれ。
「デブやから。行動まで管理されてるねん」
総一郎は友人に答えると。

「やばいな。社畜から、家畜になったな」
至極笑われ、梨乃も総一郎も座布団一枚と笑い出した。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

身体の繋がりしかない関係

詩織
恋愛
会社の飲み会の帰り、たまたま同じ帰りが方向だった3つ年下の後輩。 その後勢いで身体の関係になった。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

カクヨムでアカウント抹消されました。

たかつき
エッセイ・ノンフィクション
カクヨムでアカウント抹消された話。

処理中です...