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ちぐはぐな二人
第11話 かぐら
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10席程度のカウンターとその向こうに2卓ほどの奥座敷といった小さな小料理屋「かぐら」。五十畑も宮木もここがたいそう気に入っており、飲みに行く機会があればまずここに向かうようにしている。酒も肴も枯れた美味さがあるのがいい。メニューにも趣向を凝らしてある。値段も悪くない。
宮木は何とも思っていないようだが、五十畑はあまり頻繁に宮木といるところをほかの社員に見られたくなかった。その点、ここはそういった見られたくない連中が来たためしが全くない。それにいつもほどよく空いていて、ひそひそと仕事の内緒話をするのにももってこいなのだ。
そして今日も2人はそのかぐらでいつものカウンター席にいた。
「おーう、おーう、五十畑ぁ。酒がうんまいなあ。」
楽しそうに何度も何度も五十畑の背中を叩く宮木。この間の仕返しではなく、酔いが回るといつもこうなのだ。その手は攻撃ではなく親しさの表れであることも五十畑はよく知っていた。痛くはない。痛くはないが宮木に触れられるたびにどうにも穏やかならざる心境になる。そして何より厄介な事に、この行動は酔いつぶれる寸前のサインでもある。
「あんたもう呑み過ぎ、お会計してもらうから」
堅実にほろ酔い程度で済ませた五十畑は呆れながら総合携帯端末(※1)をスーツから取り出そうとする。毎度毎度深酒が過ぎる。五十畑は苦虫を噛み潰したように心の中で呟く。
「まあそう言うなって。明日は火曜日じゃん。思いっきり呑もうぜ」
うんざりするような冗談を楽しそうに口にする宮木。
「いや明日火曜だから思いっきり呑みたくないんだって… 本気で言ってる?」
上半身を白木のカウンターに投げ出し腕を枕に五十畑の方を向いてぼそりと呟く宮木。
「……ぇいすがよ……」
「え?」
「Wraithがよ」
「何またその話?」
「おおう、またその話よぉ。あたしってしつこいだろお ……Wraithってよ、ありゃ結局一体何なの、何なの一体。ねえ」
「?……何って、バグ、でしょ?」
我が意を得たりというのは少し大げさすぎるほどに、屈託のない笑顔を見せ実に楽しそうなる宮木。
「そう! それ! それな! バグ! あははっ! バグなのよ! すげーと思わなーい?」
「だから何が」
酔漢に絡まれため息交じりの五十畑。
「そう! 我らがRevelation社が起死回生を狙って作り上げた渾身の脳機能、X。ところがその中で設計者の意図を超えて勝手に生成される自律行動型のバグ、Wraith。こいつがまたぞろ湧いてきやがった。まるで本当に幽霊みたいにさ。こんなとんでもないもん何で放置してんだ」
一気に喋った宮木の最後の一言は声色に妙な質量が乗っている。
「原則や抑制や自爆でどうにかなると踏んでるんでしょ」
「それ、こないだも言ってたけどさ、じゃあ実際さ、『自爆』した脳機能からWraithが検出されたケースってどんだけあるのよ」
冷やを注いだお猪口をくいっとあおる宮木。
「…うん、まあ、言いたいことはわかる」
カウンターに並ぶ魚の切り身たちに目を向けて呟くしかない五十畑。確かに自爆回路が動作した機体の脳機能からWraithが検出されたケースは2年次メンテナンスでHUGUR(※2)を使用してWraithを発見する率を明らかに下回る。つまりこれは宮木が以前指摘したようにWraithは感情プログラムを隠れ蓑に動作している事を強く示唆している。
「ここだけの話」
しばらく逡巡したのち宮木がぼそっと口を開く。肘をついてお猪口を手にしながら、酒のせいとは違う理由で目が少し座っている。いつもの聞き捨てならない情報を口にする時の口調や表情だ。
「なに?」
焼酎のグラスの氷をからからと回しながら何気ないふりをして横目で宮木に視線を送る五十畑。
今度はどんな話を聞かされるのか。いずれにしても五十畑が聞いたこともない内容なのは間違いないだろう。
「こないだのインシデントなんだけど。Wraithのせいで感情プログラムも全部書き換えられてたくらいイっちゃってたヤツがね、殺さないで下さい、自分の脳機能の廃棄だけはしないで下さい、って泣いて懇願したらしいよ、オーナーに。うちのサポセンが急行して外からスリープモードにして回収したって。そいつ涙腺付きだったから本当に泣いてるみたいだったてさ」
五十畑ははて、と記憶を手繰り寄せる。
「外からスリープモード… ああ、そういえば廃止されてた外部からのボタンが最近復活してたんだっけ。左耳の下?だっけ? 消費電力がほぼゼロになるあれね」
話の本筋から離れた五十畑の言葉には答えず宮木はため息を吐き出すように言葉を続ける。
「いや、トークン(※3)使ったんでしょそりゃ。でもこんなさ、お願いすれば何とかなるなんて思うくらいの穏便な性格だったらいいよ? 脱走したり最悪暴れたりしたらどうするよ。義務付けられてる人命救助装置悪用したらあれ立派な武器になっちゃうよ」
商品に関する話をする宮木の目つきとしてはこれまで見たことがないほど真剣な光を湛えている。それに加え強い悲観的な色彩が見え隠れしている。明らかに悲しんでいると言ってよいだろう。
しかし五十畑は宮木の発言とは違う事がずっと気がかりだ。以前からどうも気になって仕方なかった事がある。今の情報だって初耳だ。この内容であれば本来なら社内秘匿情報該当は間違いないだろう。
「ねえ宮木何でそんな話ばっかり知ってるの? あんたまさか」
或いは宮木は何がしかの理由で社内の内部調査を行っているのではないか。外部、例えば行政なら電機電子福祉局。あるいはもっと上の省庁か。それとも。
「まさか何? 五十畑Cdf」
ころっと表情を変え皮肉っぽい笑みで軽くいなす宮木。煙に巻こうとしているとしか思えない。ただ、この先に不用意に踏み込むのは危険だ。皮肉を湛え笑う目がそう語っているようにも見えなくもない。
「……」
さっきまで潰れかかっていたとは思えないほどしゃんとしたなりで更に冷やをあおる宮木。お猪口を白木のテーブルにたん、と置いて楽しそうな顔で五十畑を一瞥する。
「仕事ができる五十畑Cdfにだからこそ話せるんだからさ」
「……」
五十畑は一瞬にして二人の立場が逆転したような感を覚えた。実は宮木は昼行灯を決め込んでいるだけなのではないか。宮木の顔から視線を外した五十畑の表情は硬い。親しくしていた元同級生だからと何でも知ってるつもりになっていたがとんでもない食わせ者なのかもしれない。水っぽくなった焼酎のグラスをじっと見つめる。
宮木が情報収集をしている可能性は捨てきれない。なら私の部署の情報はその対象なのか。だとしたら自部署の秘匿情報はもう抜かれているのか。その場合発生するリスクは。採れる対応策、或いは予防策。それ以前に宮木そのものを社から放逐するか。だが妨害をすれば報復もあり得る。となれば応援も必要だ。
しかし、それはそれで五十畑には引っ掛かる事もある。大体うちの秘匿情報を欲しがっているなら、自分から収集した情報を披歴すしたり内部調査を行っている事を匂わすのはおかしい。まさかこうして五十畑にどうにかしろと警告しているのか。
頭の中で思考がフル回転する。いくら考えても考え足りない。とてもじゃないがもう宮木と飲む気分にはなれなかった。
「私もう帰るわ」
「えっ」
がたっと勢いよく立ち上がった五十畑を見て宮木はきょとんとしている。酒冷器から取り出したぐい飲みを手にお猪口に酒を注ごうとした手が止まる。五十畑は硬い表情で小洒落た長財布を取り出す。そそくさと何枚かのお札を抜き出す。とにかく今は宮木と飲みながらWraithの話題や緩い会話などしたくない。
「少し酔ったみたい。はいお会計。キャッシュだけど。おつりは明日よろしくね。」
とても酒が過ぎたとは思えないしっかりした、それよりも気の張りつめた表情で宮木にかなり多めの札を渡す。
「いやいやいや、まだまだ飲もうよお、まだ月曜日じゃん」
五十畑よりもはるかに酔った声で訴える宮木に五十畑はぴしゃりと言ってのけた
「いや月曜日だから早く帰るんだってばっ、あんたも奥さん泣かすような真似しちゃだめよ。子供だっているのにっ」
「なんだよー、つれないじゃないかー」
しつこく食い下がる宮木を五十畑がきっと睨む。
「そう言うのは隠し事なしにしてからにして」
すると宮木も要領を得ない顔をしながらも少し真顔で返す。
「隠し事なんかしてないって」
五十畑は宮木から目を離し、
「そ。そう言うんならいいわ。じゃ」
と一言残しスーツを翻して颯爽と店を出て行った。残された宮木の何だかよく分らない呻き声が店内に響くばかりだった。
「ええぇぇ……」
店内にまた静けさが戻ってくる。板さんは黙って鰆の柚庵焼きを焼いている。
「なんだよ、振られちゃったのかな、あたし」
と宮木がぐい飲みに問うても答えなど返ってくるはずもない。そのまままた一杯お猪口に注いで一人冷やをあおる。
▼用語
※1 総合携帯端末:
スマートフォンにほぼ同じ。所有者が個人番号と紐づけられていたり、3D画像を投影出来たり、更には現代の製品より通信範囲や電池容量の著しい向上が見られる。
※2 HUGUR:
アイスランド語で「心眼」の意。アンドロイドの脳機能のバグチェックに使われる機器でWraithをはじめ大概のバグを発見できる。
※3 トークン:
一言でいえばアンドロイド用のリモコン。オレンジ色で涙滴型。ヒューマンモードや観察モード、スリープモード、オーナーガードモード、クッキングモード、人命救助モードなど様々なモードをボタン一つで命令できる。
宮木は何とも思っていないようだが、五十畑はあまり頻繁に宮木といるところをほかの社員に見られたくなかった。その点、ここはそういった見られたくない連中が来たためしが全くない。それにいつもほどよく空いていて、ひそひそと仕事の内緒話をするのにももってこいなのだ。
そして今日も2人はそのかぐらでいつものカウンター席にいた。
「おーう、おーう、五十畑ぁ。酒がうんまいなあ。」
楽しそうに何度も何度も五十畑の背中を叩く宮木。この間の仕返しではなく、酔いが回るといつもこうなのだ。その手は攻撃ではなく親しさの表れであることも五十畑はよく知っていた。痛くはない。痛くはないが宮木に触れられるたびにどうにも穏やかならざる心境になる。そして何より厄介な事に、この行動は酔いつぶれる寸前のサインでもある。
「あんたもう呑み過ぎ、お会計してもらうから」
堅実にほろ酔い程度で済ませた五十畑は呆れながら総合携帯端末(※1)をスーツから取り出そうとする。毎度毎度深酒が過ぎる。五十畑は苦虫を噛み潰したように心の中で呟く。
「まあそう言うなって。明日は火曜日じゃん。思いっきり呑もうぜ」
うんざりするような冗談を楽しそうに口にする宮木。
「いや明日火曜だから思いっきり呑みたくないんだって… 本気で言ってる?」
上半身を白木のカウンターに投げ出し腕を枕に五十畑の方を向いてぼそりと呟く宮木。
「……ぇいすがよ……」
「え?」
「Wraithがよ」
「何またその話?」
「おおう、またその話よぉ。あたしってしつこいだろお ……Wraithってよ、ありゃ結局一体何なの、何なの一体。ねえ」
「?……何って、バグ、でしょ?」
我が意を得たりというのは少し大げさすぎるほどに、屈託のない笑顔を見せ実に楽しそうなる宮木。
「そう! それ! それな! バグ! あははっ! バグなのよ! すげーと思わなーい?」
「だから何が」
酔漢に絡まれため息交じりの五十畑。
「そう! 我らがRevelation社が起死回生を狙って作り上げた渾身の脳機能、X。ところがその中で設計者の意図を超えて勝手に生成される自律行動型のバグ、Wraith。こいつがまたぞろ湧いてきやがった。まるで本当に幽霊みたいにさ。こんなとんでもないもん何で放置してんだ」
一気に喋った宮木の最後の一言は声色に妙な質量が乗っている。
「原則や抑制や自爆でどうにかなると踏んでるんでしょ」
「それ、こないだも言ってたけどさ、じゃあ実際さ、『自爆』した脳機能からWraithが検出されたケースってどんだけあるのよ」
冷やを注いだお猪口をくいっとあおる宮木。
「…うん、まあ、言いたいことはわかる」
カウンターに並ぶ魚の切り身たちに目を向けて呟くしかない五十畑。確かに自爆回路が動作した機体の脳機能からWraithが検出されたケースは2年次メンテナンスでHUGUR(※2)を使用してWraithを発見する率を明らかに下回る。つまりこれは宮木が以前指摘したようにWraithは感情プログラムを隠れ蓑に動作している事を強く示唆している。
「ここだけの話」
しばらく逡巡したのち宮木がぼそっと口を開く。肘をついてお猪口を手にしながら、酒のせいとは違う理由で目が少し座っている。いつもの聞き捨てならない情報を口にする時の口調や表情だ。
「なに?」
焼酎のグラスの氷をからからと回しながら何気ないふりをして横目で宮木に視線を送る五十畑。
今度はどんな話を聞かされるのか。いずれにしても五十畑が聞いたこともない内容なのは間違いないだろう。
「こないだのインシデントなんだけど。Wraithのせいで感情プログラムも全部書き換えられてたくらいイっちゃってたヤツがね、殺さないで下さい、自分の脳機能の廃棄だけはしないで下さい、って泣いて懇願したらしいよ、オーナーに。うちのサポセンが急行して外からスリープモードにして回収したって。そいつ涙腺付きだったから本当に泣いてるみたいだったてさ」
五十畑ははて、と記憶を手繰り寄せる。
「外からスリープモード… ああ、そういえば廃止されてた外部からのボタンが最近復活してたんだっけ。左耳の下?だっけ? 消費電力がほぼゼロになるあれね」
話の本筋から離れた五十畑の言葉には答えず宮木はため息を吐き出すように言葉を続ける。
「いや、トークン(※3)使ったんでしょそりゃ。でもこんなさ、お願いすれば何とかなるなんて思うくらいの穏便な性格だったらいいよ? 脱走したり最悪暴れたりしたらどうするよ。義務付けられてる人命救助装置悪用したらあれ立派な武器になっちゃうよ」
商品に関する話をする宮木の目つきとしてはこれまで見たことがないほど真剣な光を湛えている。それに加え強い悲観的な色彩が見え隠れしている。明らかに悲しんでいると言ってよいだろう。
しかし五十畑は宮木の発言とは違う事がずっと気がかりだ。以前からどうも気になって仕方なかった事がある。今の情報だって初耳だ。この内容であれば本来なら社内秘匿情報該当は間違いないだろう。
「ねえ宮木何でそんな話ばっかり知ってるの? あんたまさか」
或いは宮木は何がしかの理由で社内の内部調査を行っているのではないか。外部、例えば行政なら電機電子福祉局。あるいはもっと上の省庁か。それとも。
「まさか何? 五十畑Cdf」
ころっと表情を変え皮肉っぽい笑みで軽くいなす宮木。煙に巻こうとしているとしか思えない。ただ、この先に不用意に踏み込むのは危険だ。皮肉を湛え笑う目がそう語っているようにも見えなくもない。
「……」
さっきまで潰れかかっていたとは思えないほどしゃんとしたなりで更に冷やをあおる宮木。お猪口を白木のテーブルにたん、と置いて楽しそうな顔で五十畑を一瞥する。
「仕事ができる五十畑Cdfにだからこそ話せるんだからさ」
「……」
五十畑は一瞬にして二人の立場が逆転したような感を覚えた。実は宮木は昼行灯を決め込んでいるだけなのではないか。宮木の顔から視線を外した五十畑の表情は硬い。親しくしていた元同級生だからと何でも知ってるつもりになっていたがとんでもない食わせ者なのかもしれない。水っぽくなった焼酎のグラスをじっと見つめる。
宮木が情報収集をしている可能性は捨てきれない。なら私の部署の情報はその対象なのか。だとしたら自部署の秘匿情報はもう抜かれているのか。その場合発生するリスクは。採れる対応策、或いは予防策。それ以前に宮木そのものを社から放逐するか。だが妨害をすれば報復もあり得る。となれば応援も必要だ。
しかし、それはそれで五十畑には引っ掛かる事もある。大体うちの秘匿情報を欲しがっているなら、自分から収集した情報を披歴すしたり内部調査を行っている事を匂わすのはおかしい。まさかこうして五十畑にどうにかしろと警告しているのか。
頭の中で思考がフル回転する。いくら考えても考え足りない。とてもじゃないがもう宮木と飲む気分にはなれなかった。
「私もう帰るわ」
「えっ」
がたっと勢いよく立ち上がった五十畑を見て宮木はきょとんとしている。酒冷器から取り出したぐい飲みを手にお猪口に酒を注ごうとした手が止まる。五十畑は硬い表情で小洒落た長財布を取り出す。そそくさと何枚かのお札を抜き出す。とにかく今は宮木と飲みながらWraithの話題や緩い会話などしたくない。
「少し酔ったみたい。はいお会計。キャッシュだけど。おつりは明日よろしくね。」
とても酒が過ぎたとは思えないしっかりした、それよりも気の張りつめた表情で宮木にかなり多めの札を渡す。
「いやいやいや、まだまだ飲もうよお、まだ月曜日じゃん」
五十畑よりもはるかに酔った声で訴える宮木に五十畑はぴしゃりと言ってのけた
「いや月曜日だから早く帰るんだってばっ、あんたも奥さん泣かすような真似しちゃだめよ。子供だっているのにっ」
「なんだよー、つれないじゃないかー」
しつこく食い下がる宮木を五十畑がきっと睨む。
「そう言うのは隠し事なしにしてからにして」
すると宮木も要領を得ない顔をしながらも少し真顔で返す。
「隠し事なんかしてないって」
五十畑は宮木から目を離し、
「そ。そう言うんならいいわ。じゃ」
と一言残しスーツを翻して颯爽と店を出て行った。残された宮木の何だかよく分らない呻き声が店内に響くばかりだった。
「ええぇぇ……」
店内にまた静けさが戻ってくる。板さんは黙って鰆の柚庵焼きを焼いている。
「なんだよ、振られちゃったのかな、あたし」
と宮木がぐい飲みに問うても答えなど返ってくるはずもない。そのまままた一杯お猪口に注いで一人冷やをあおる。
▼用語
※1 総合携帯端末:
スマートフォンにほぼ同じ。所有者が個人番号と紐づけられていたり、3D画像を投影出来たり、更には現代の製品より通信範囲や電池容量の著しい向上が見られる。
※2 HUGUR:
アイスランド語で「心眼」の意。アンドロイドの脳機能のバグチェックに使われる機器でWraithをはじめ大概のバグを発見できる。
※3 トークン:
一言でいえばアンドロイド用のリモコン。オレンジ色で涙滴型。ヒューマンモードや観察モード、スリープモード、オーナーガードモード、クッキングモード、人命救助モードなど様々なモードをボタン一つで命令できる。
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