どれいのはなし

会川 明

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8ぺーじ

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その日のよる、レイはわれめからほしをみていました。

ながれぼしをずっとまっていました。

ムチやあたらしいくさりなんていりません。

きょうあったことがぜんぶなくなればいいのに、とおもいました。

だから、ずっとずっとながれぼしをまっていました。

でも、ながれません。

あのへんなどれいのいっていたことがあたまにひびきます。

「いやだ!いったいおまえになんのけんりがあるんだ!」

「おまえにそんなことをいうけんりはない!おれは自由だ!自由に生きていいんだ!」

「まちがってる!しゃかいは、一人ひとりが生きるためにあるんだ!しあわせに、生きるためにあるんだ!」

けんりとか、自由とか、しゃかいとか、いみがわかりません。

しあわせに生きるためにあるものなのかな?とかんがえました。

でも、しあわせのいみもよくわかりませんでした。
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