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『ただいまー』

「おかえり~遅いよ(泣)」

『お散歩してたんだもん。ね~?』

「うんうん(笑)」

『あのね?みんなと食べようと思って、これは朔弥くんと買いに行ったの。』

「そうなんだ。ありがとね。」
よしよしと頭をなでる。

「じゃぁ、食べながら相談しよっか」

『何を?』

「まだ秘密だよ。」


「はる美味しいね~。」

『うんっ』

「はる(笑)ほっぺたについてる」
そう言って、はるのほっぺたについたものをとって食べた。

それを見たメンバーが
【朔弥くん?】

「えっ?」
みんなの目線が怖かった。

『みんな怖い・・・・』
ボソッとつぶやいた。

話をそらそうと思って
「はる?明日、みんなで遊びに行こう」

『えっ?お仕事は?郁さん・・・偉い人だし』

「偉い人?」

「はる、さっき知ったんだよね。郁さんがここの社長って(笑)」

「なるほど(苦笑)」

「なんと~」

【なんと~?】

「明日は、全員休み」

【イエイ~】

『そうなの?』
目が、キラキラしてた。

「どこ行きたい?」

『うーん。みんなとだったらどこでもいいよ?』

「はるが行きたいとこじゃないと意味がないじゃん」

「はる?はるは、何が好きなの?」

『海・・・海見たりするの好きだよ』

「あとは?」

『急に言われても・・・・』
黙ってしまった。

「はる?」

『うん?』

「今まで、行った所で楽しかったとこ憶えてる?」

『うん。』

「じゃぁ、そこ行こうよ。」
郁は、はるにリストを書かせた。

『はい。書けたよ』

「ありがと。」

「さすが(笑)」

「勝てないっすね・・・」

「じゃぁ、明日楽しみにしてて?」

『うん』

「はる。あとは雑誌の取材だけだから、もうちょっと待っててな」

『分かった。』
そう言って、出て行った。

澪と一緒に待ってることになった。
「はる。ご飯ちゃんと食べてる?」

『うん。なんで?』

「いや・・・あんまり食べてるとこ見たことないしさ。ちゃんと食べてるのか心配になって(笑)」

『(笑)響ちゃんにも、ちゃんと食べろって言われてるから。食べてるよ。』

「うん」

『たまに、響ちゃんと蓮ちゃんと3人で食べてる。』

「そっか。蓮くんは料理上手いしね。」

『響ちゃんより、美味しかった(笑)あっ、響ちゃんには秘密だよ?』
舌を出して笑っていた。

「(笑)じゃぁ、今日は俺んちこない?」

『澪くんち?』

「うん。外食ばっかりも、嫌でしょ?響くんも料理は作れるんだろうけど。栄養バランスが気になる(苦笑)」

『食べてみたいな。あ、お手伝いもするよ?』

「じゃぁ、決まりね~」

『うんっ』

「響くん。今日は、二人で俺んち来て?」

「えっ?なんで・・・」

「さっき、はると話してて。今日は俺んちでご飯って」

「いいんですか?」

「もちろん。明日の打ち合わせもかねてますから(笑)郁さんも一緒ですけどね」

「分かりました。」

一度、家に戻って、響とはるは郁さんちへ。
行くと、郁さんも来てた。

『澪くん。お手伝いするっていったのに~』

「ごめんごめん(笑)でも、はるが来てからだと、ご飯も遅くなっちゃうからね。」

『じゃぁ、お片づけするね。』

「うん。」

★★

「じゃぁ、食べよっか」

『うん。いただきまーす』
はるは、結構何でも食べるみたいで好き嫌いはなさそうだった。
でも、小食だった。

「はるは、料理したりするの?」

『ううん・・・簡単なことしか出来ないよ』

「そうなんだ。今度、時間あったらなんか作ってくれない?」

『うん』

「郁さん?」

「いや、単純に食べてみたいな~って思って(笑)」

『(笑)響ちゃん、お手伝いしてくれる?』

「もちろん。って俺、不器用だけど(笑)」

「うまく作るっていうよりも、愛情こもってれば美味しいんだよ。」

『頑張る』
そんなこと言いながら、楽しくご飯が終わった。

郁と片付けして、皆で楽しく過ごして案の定寝てしまった。
「まだまだ、年齢は伴ってないみたいで(笑)寝るの早いんですよね。」

「今日はそれで助かるけどね(笑)」

「そういえば、ちいちゃんは、最近どう?蓮から何か聞いてる?」

「みんなと仲良くやってるっていってました。ちいの方が、活発みたいですね(笑)お姉さんですしね。」

「良かった。会ってみたいけど、かなわない願いだからね(苦笑)」

「そうですね。俺もあんまり会わないですから」

「今度、蓮呼ぶか・・・このメンバーだったらいいだろ?」

「分かりました。言っときます。」
俺達は、遅くまで話して明日に備えた。
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