8 / 31
07話 薬屋の専属とトラブル
しおりを挟む
朝は食事は作らず、通り道にある店で好きなパンを買い食いするのが習慣となっている。
一番好きなのはオレンジピールが生地に練りこまているパン。程よく甘く、苦い感じがたまらないのだ。
これ以上語り続けると、永遠に続きそうだったので頭の中で切り替える。
「今日の予定は薬を売りに行くことか。道具とか素材とかを買ったところで売ったら怪しまれるから、他の薬屋で売ることにするか」
前に行った薬屋に行き、回復薬を売りつけたりしたら怪しまれるのは明白だ。
熟練の薬師でも難しいというのに、駆け出しの薬師がどうしたら作ることが出来るのか聞かれるだろう。『はい! 薬のお陰です!』と言い返したりしたら、ますます怪しまれるのは間違いない。
そんな面倒ごとから遠ざけるためにも、他の薬屋で売ることにするのだ。
と言っても、こんな若い人が回復薬を作れるのかと怪しまれることから逃れることは出来ないので、そこはしっかりと考えておかなければいけない。
実に面倒だ。
昨日作り置きしておいた回復薬を数個リュックの中に入れ、目的地の薬屋へ向かう。
当然朝食のオレンジピール入りのパンを途中で買ってだ。
行き付けのお店に着くと、俺がしゃべる前に店主の方から話しかけてくる。
毎日、何度もお店に顔を出していたらか、自然と店主も顔を覚えてくれていたのだろう。
「よお! 今日もいつものだろう? ほれ、3個で2個はおまけだ」
いつもオレンジピール入りのパンを買っていたことを店主は覚えてくれており、サービスとして2個おまけしてくれたのだ。
何ともありがたい。3食に1つずつ食べることが出来る。ってことは明日も……まぁ無駄な期待はしないでおこう。
「ありがとうございます。これ本当においしいんですよね。ハマってしまいました」
「それは嬉しいことだな! これからもよろしくな! 来たらおまけを付けてやるよ」
「ありがとうございます。また来ます」
「おうよ!」
約束と友情を交わした後、パンを食べ歩きしながら薬屋に着いた。
この前行った薬屋より一回り大きな建物で少し見える内装は豪華なものに見える。
人気店なのか、冒険者や薬師の出入りが激しい。
店前で棒立ちしていると、奥に居る店員らしき人と目が合ってしまい、『来るなら来い』と言っているような視線を送られる。
『行くしかないのか……よし! 行ってみよう!』
店の中に足を踏み入れると、何故か一斉に視線を集めた。
それもそうだろう。
冒険者にしては体つきは良くなく、薬師にしては道具や薬草を持っていないので目立っている。しかも視線の中には一般人、村人からも向けられ、冒険者でもない薬師でもない村人でも無い様な空気感に包まれているので、不思議に思い視線を向けているのだろう。
背中がチクチクするような錯覚を覚えながら、何とか店員がいる所まで着いた。
「今日は何の用だい?」
「薬を売りに来ました」
「ほう? 見たところ君は新人だね? どれ薬を見せてみよ」
「はい。これです」
俺は店員に言われるままにリュックから薬が入っているビンを取り出し、台に置く。
置いたのは回復薬5個。
リュックの中にはまだ3個あったが、いきなり大量の回復薬を売りに来たとなれば、ある意味で目立ってしまう。今も目立っているのに。
それに今回お試しも兼ねて売りに来ているので、大量に売りつける必要も無いのだ。
「おお! これ回復薬!? しかも質も良い! 君! うちの店の専属にならないか!」
これ意外な答えであった。
想定していた中では『何故君が回復薬を作れるのだ?』や『怪しい……盗みか?』と色々考えていたが、店員が発した言葉は想定してなく、予想外であった。
しかもその内容が専属になってくれ、ということだ。
別に専属になるのは悪くない話しだと思っている。
しかし、その場合冒険者からの注文が入って自分の時間を作ることが出来なくなったり、オリジナルの薬の制作方法などが他者に伝わってしまう可能性がある。その為手を出したくても出せない状況でもあるのだ。
それに店員が専属にならないか? と言った瞬間から店内がざわつき始めている。あちこちから『滅多に誘わないあいつが誘ったという事は、余程の才能の持ち主なんだろう』という声が聞こえるので、この店は他の薬屋より薬師のレベルも薬の質も高いのだろう。
相手が焦っている様子から考えて、相当他には渡したくない人材なんだろう。
目は見開き充血している。そして鼻息が荒くなっている。ちょっと怖い。
ということは! だ。こちら側が条件を提示すればそれを飲んでくれるのではないか!
交渉してみるか。
「専属になっては良いですよ」
「本当ですか!?」
「ただし、条件があります」
「何でしょう? 大体のことなら聞けますけど」
「まずは、冒険者からの依頼は受け付けないことです。絶対にとは言いませんが、こちらは薬の時間が空けられないので。
そしてもう1つは私の事についてあまり調べないことです。深入りはしてほしくないので」
依頼はこの前行った薬屋の入り口に大きな木の板に『報酬1ゴル。回復薬を作れる薬師に5個作ってほしい。依頼主○○冒険者』と書かれた紙が打ち付けられているのを見たことで知り得た情報だ。どう考えても依頼と報酬が全く釣り合ってない。2ゴルは欲しいところだ。
ちなみに、これが緊急で報酬が破格の場合は即座に依頼を受けますけどね。
「分かりました! ですが少しぐらいは情報を貰わないと、こちら側も信頼関係で繋がりたいと思っているので……」
「そうですね。まだ名も名乗っていませんでしたしね」
自分の中も気持ちを切り替え、軽い自己紹介をはじめる。
名を伝えるため、辺りに聞こえる声量でだ。
「私の名前は有馬 光。職業は分かっているとは思うが薬師をやっている。年齢は今のところ16歳で、もう少しで17歳になる。基本的には何でも薬は作れる。よろしく」
伝え終わると同時に、俺は店員に手を差し出す。
興奮のあまりで、差し出している手に気づかなかったのか、慌てて手を服で拭き握手を交わす。
「私はセト。年齢は想像にお任せするよ」
『見た感じ若い』
「こう見えて店主を務めている。コウよろしくな」
セトは握手を交わしながら、自己紹介をした。
そして終わると同時に手に加わっていた力は緩んでいき、離される。
「さっきから気になっていたんですが、そのリュックの中には何が入っているのですか? まだ何か入っているようなので……あ! 言いたくなければ良いですよ」
リュックの重みで何か入っているのか聞かれてしまった……
別に隠すことでもないから良かったが、このタイプは少し間隔を空けたほうが良いな。
「自分用の回復薬が数個入っているだけだよ」
「もしかして、冒険者もしているのですか!? 薬師なのに」
セトの反応からして、この世界では冒険者と何かの職業を掛け持ちすることはないのだろう。
冒険者になれば、一般的に副業もせず討伐依頼をこなしたり、戦闘が主な仕事なる。その為か自然と副業に手を染める時間も無くなっていく。
だが俺の場合は主に冒険者として生きて、副業で薬師をやっている感じになる。薬に関しての知識は例の薬から得たので、そこら辺を考えずに冒険者を全う出来るので副業として出来ている。
簡単に言えば、俺だけがこの世界の例外。
特別な存在ということ。
「はい。冒険者兼薬師をやっています。と言っても冒険者はつい最近始めた駆け出しですけどね」
つい勢いで言ってしまった言葉に苦笑いするしかなかった。
何故かって? そりゃ回復薬を作ることが出来きる薬師兼冒険者は最近冒険者になった。それを聞いていた周りの冒険者どう行動するか。
勧誘に来る。
今はセトと会話中なので割り込んでくる可能性としては無いとは言い切れないが、低いはず。
面倒ごとを避けたいので、会話をしながら今後の行動をどうするか頭の中で考える。
――逃げる!
「では! これからもホープ薬屋をよろしくお願いします」
「こちらこそ」
「そして、遅くなりましたがこちらが回復薬5個分のお金です」
そう言い、差し出された金額は3ゴル丁度だった。
元の世界と比べたら少ないと感じてしまうが、実際はもの凄い大金を貰っている。
貰ったお金はリュックに投げ入れるように、雑に入れる。
そして、感謝の気持ちを沢山含んだ一礼。
頭を上げると同時に、俺は出口に全力疾走で向かう。1秒でも早く。外に出られれば建物の影に隠れる事が出来るので勝ったもの同然だ!
だが、相手もそう簡単には逃がしてはくれない。俺が後1歩でという時に1人の冒険者が立ちはだかった。
この際しょうがない。使いたくは無かったが、英雄薬を使おう。
服の内側に隠し持っていた薬を一口飲み、冒険者達の頭上を飛び越える。
「くっそ! あの薬師、身体能力上昇の薬を飲みやがった」
「逃すか! 追えー!」
「「「ウォォォーー!!」」」
薬屋の外を出たというのに、まだ追いかけてくる。
このままでは不味いと思い、反射神経的に足に力を入れると何故かさっきまで見ていた建物が見えなくなった。
「あれ? 足が地面に着いていない感覚……って空を飛んでる!? 少し足に力を入れただけで、こんなに飛べるのか……これも1つ学習だな」
丁度真下には冒険者がやって来ないそうな、高い建物があったので、そこに着地することにする。
普通の人間があの高さから着地したとなると、骨折以上の大怪我になる。が、俺の場合怪我一つしてないというか、痛みさえ感じない。
「これも薬の効果なのか。どうやったらこんな薬を作ることが出来たんだ? ますますあの元となった薬は謎だな。それにこの英雄薬も効果があまりにも絶大すぎている。誰にも知られてはいけないな」
一番好きなのはオレンジピールが生地に練りこまているパン。程よく甘く、苦い感じがたまらないのだ。
これ以上語り続けると、永遠に続きそうだったので頭の中で切り替える。
「今日の予定は薬を売りに行くことか。道具とか素材とかを買ったところで売ったら怪しまれるから、他の薬屋で売ることにするか」
前に行った薬屋に行き、回復薬を売りつけたりしたら怪しまれるのは明白だ。
熟練の薬師でも難しいというのに、駆け出しの薬師がどうしたら作ることが出来るのか聞かれるだろう。『はい! 薬のお陰です!』と言い返したりしたら、ますます怪しまれるのは間違いない。
そんな面倒ごとから遠ざけるためにも、他の薬屋で売ることにするのだ。
と言っても、こんな若い人が回復薬を作れるのかと怪しまれることから逃れることは出来ないので、そこはしっかりと考えておかなければいけない。
実に面倒だ。
昨日作り置きしておいた回復薬を数個リュックの中に入れ、目的地の薬屋へ向かう。
当然朝食のオレンジピール入りのパンを途中で買ってだ。
行き付けのお店に着くと、俺がしゃべる前に店主の方から話しかけてくる。
毎日、何度もお店に顔を出していたらか、自然と店主も顔を覚えてくれていたのだろう。
「よお! 今日もいつものだろう? ほれ、3個で2個はおまけだ」
いつもオレンジピール入りのパンを買っていたことを店主は覚えてくれており、サービスとして2個おまけしてくれたのだ。
何ともありがたい。3食に1つずつ食べることが出来る。ってことは明日も……まぁ無駄な期待はしないでおこう。
「ありがとうございます。これ本当においしいんですよね。ハマってしまいました」
「それは嬉しいことだな! これからもよろしくな! 来たらおまけを付けてやるよ」
「ありがとうございます。また来ます」
「おうよ!」
約束と友情を交わした後、パンを食べ歩きしながら薬屋に着いた。
この前行った薬屋より一回り大きな建物で少し見える内装は豪華なものに見える。
人気店なのか、冒険者や薬師の出入りが激しい。
店前で棒立ちしていると、奥に居る店員らしき人と目が合ってしまい、『来るなら来い』と言っているような視線を送られる。
『行くしかないのか……よし! 行ってみよう!』
店の中に足を踏み入れると、何故か一斉に視線を集めた。
それもそうだろう。
冒険者にしては体つきは良くなく、薬師にしては道具や薬草を持っていないので目立っている。しかも視線の中には一般人、村人からも向けられ、冒険者でもない薬師でもない村人でも無い様な空気感に包まれているので、不思議に思い視線を向けているのだろう。
背中がチクチクするような錯覚を覚えながら、何とか店員がいる所まで着いた。
「今日は何の用だい?」
「薬を売りに来ました」
「ほう? 見たところ君は新人だね? どれ薬を見せてみよ」
「はい。これです」
俺は店員に言われるままにリュックから薬が入っているビンを取り出し、台に置く。
置いたのは回復薬5個。
リュックの中にはまだ3個あったが、いきなり大量の回復薬を売りに来たとなれば、ある意味で目立ってしまう。今も目立っているのに。
それに今回お試しも兼ねて売りに来ているので、大量に売りつける必要も無いのだ。
「おお! これ回復薬!? しかも質も良い! 君! うちの店の専属にならないか!」
これ意外な答えであった。
想定していた中では『何故君が回復薬を作れるのだ?』や『怪しい……盗みか?』と色々考えていたが、店員が発した言葉は想定してなく、予想外であった。
しかもその内容が専属になってくれ、ということだ。
別に専属になるのは悪くない話しだと思っている。
しかし、その場合冒険者からの注文が入って自分の時間を作ることが出来なくなったり、オリジナルの薬の制作方法などが他者に伝わってしまう可能性がある。その為手を出したくても出せない状況でもあるのだ。
それに店員が専属にならないか? と言った瞬間から店内がざわつき始めている。あちこちから『滅多に誘わないあいつが誘ったという事は、余程の才能の持ち主なんだろう』という声が聞こえるので、この店は他の薬屋より薬師のレベルも薬の質も高いのだろう。
相手が焦っている様子から考えて、相当他には渡したくない人材なんだろう。
目は見開き充血している。そして鼻息が荒くなっている。ちょっと怖い。
ということは! だ。こちら側が条件を提示すればそれを飲んでくれるのではないか!
交渉してみるか。
「専属になっては良いですよ」
「本当ですか!?」
「ただし、条件があります」
「何でしょう? 大体のことなら聞けますけど」
「まずは、冒険者からの依頼は受け付けないことです。絶対にとは言いませんが、こちらは薬の時間が空けられないので。
そしてもう1つは私の事についてあまり調べないことです。深入りはしてほしくないので」
依頼はこの前行った薬屋の入り口に大きな木の板に『報酬1ゴル。回復薬を作れる薬師に5個作ってほしい。依頼主○○冒険者』と書かれた紙が打ち付けられているのを見たことで知り得た情報だ。どう考えても依頼と報酬が全く釣り合ってない。2ゴルは欲しいところだ。
ちなみに、これが緊急で報酬が破格の場合は即座に依頼を受けますけどね。
「分かりました! ですが少しぐらいは情報を貰わないと、こちら側も信頼関係で繋がりたいと思っているので……」
「そうですね。まだ名も名乗っていませんでしたしね」
自分の中も気持ちを切り替え、軽い自己紹介をはじめる。
名を伝えるため、辺りに聞こえる声量でだ。
「私の名前は有馬 光。職業は分かっているとは思うが薬師をやっている。年齢は今のところ16歳で、もう少しで17歳になる。基本的には何でも薬は作れる。よろしく」
伝え終わると同時に、俺は店員に手を差し出す。
興奮のあまりで、差し出している手に気づかなかったのか、慌てて手を服で拭き握手を交わす。
「私はセト。年齢は想像にお任せするよ」
『見た感じ若い』
「こう見えて店主を務めている。コウよろしくな」
セトは握手を交わしながら、自己紹介をした。
そして終わると同時に手に加わっていた力は緩んでいき、離される。
「さっきから気になっていたんですが、そのリュックの中には何が入っているのですか? まだ何か入っているようなので……あ! 言いたくなければ良いですよ」
リュックの重みで何か入っているのか聞かれてしまった……
別に隠すことでもないから良かったが、このタイプは少し間隔を空けたほうが良いな。
「自分用の回復薬が数個入っているだけだよ」
「もしかして、冒険者もしているのですか!? 薬師なのに」
セトの反応からして、この世界では冒険者と何かの職業を掛け持ちすることはないのだろう。
冒険者になれば、一般的に副業もせず討伐依頼をこなしたり、戦闘が主な仕事なる。その為か自然と副業に手を染める時間も無くなっていく。
だが俺の場合は主に冒険者として生きて、副業で薬師をやっている感じになる。薬に関しての知識は例の薬から得たので、そこら辺を考えずに冒険者を全う出来るので副業として出来ている。
簡単に言えば、俺だけがこの世界の例外。
特別な存在ということ。
「はい。冒険者兼薬師をやっています。と言っても冒険者はつい最近始めた駆け出しですけどね」
つい勢いで言ってしまった言葉に苦笑いするしかなかった。
何故かって? そりゃ回復薬を作ることが出来きる薬師兼冒険者は最近冒険者になった。それを聞いていた周りの冒険者どう行動するか。
勧誘に来る。
今はセトと会話中なので割り込んでくる可能性としては無いとは言い切れないが、低いはず。
面倒ごとを避けたいので、会話をしながら今後の行動をどうするか頭の中で考える。
――逃げる!
「では! これからもホープ薬屋をよろしくお願いします」
「こちらこそ」
「そして、遅くなりましたがこちらが回復薬5個分のお金です」
そう言い、差し出された金額は3ゴル丁度だった。
元の世界と比べたら少ないと感じてしまうが、実際はもの凄い大金を貰っている。
貰ったお金はリュックに投げ入れるように、雑に入れる。
そして、感謝の気持ちを沢山含んだ一礼。
頭を上げると同時に、俺は出口に全力疾走で向かう。1秒でも早く。外に出られれば建物の影に隠れる事が出来るので勝ったもの同然だ!
だが、相手もそう簡単には逃がしてはくれない。俺が後1歩でという時に1人の冒険者が立ちはだかった。
この際しょうがない。使いたくは無かったが、英雄薬を使おう。
服の内側に隠し持っていた薬を一口飲み、冒険者達の頭上を飛び越える。
「くっそ! あの薬師、身体能力上昇の薬を飲みやがった」
「逃すか! 追えー!」
「「「ウォォォーー!!」」」
薬屋の外を出たというのに、まだ追いかけてくる。
このままでは不味いと思い、反射神経的に足に力を入れると何故かさっきまで見ていた建物が見えなくなった。
「あれ? 足が地面に着いていない感覚……って空を飛んでる!? 少し足に力を入れただけで、こんなに飛べるのか……これも1つ学習だな」
丁度真下には冒険者がやって来ないそうな、高い建物があったので、そこに着地することにする。
普通の人間があの高さから着地したとなると、骨折以上の大怪我になる。が、俺の場合怪我一つしてないというか、痛みさえ感じない。
「これも薬の効果なのか。どうやったらこんな薬を作ることが出来たんだ? ますますあの元となった薬は謎だな。それにこの英雄薬も効果があまりにも絶大すぎている。誰にも知られてはいけないな」
0
お気に入りに追加
1,096
あなたにおすすめの小説
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
生まれる世界を間違えた俺は女神様に異世界召喚されました【リメイク版】
雪乃カナ
ファンタジー
世界が退屈でしかなかった1人の少年〝稗月倖真〟──彼は生まれつきチート級の身体能力と力を持っていた。だが同時に生まれた現代世界ではその力を持て余す退屈な日々を送っていた。
そんなある日いつものように孤児院の自室で起床し「退屈だな」と、呟いたその瞬間、突如現れた〝光の渦〟に吸い込まれてしまう!
気づくと辺りは白く光る見た事の無い部屋に!?
するとそこに女神アルテナが現れて「取り敢えず異世界で魔王を倒してきてもらえませんか♪」と頼まれる。
だが、異世界に着くと前途多難なことばかり、思わず「おい、アルテナ、聞いてないぞ!」と、叫びたくなるような事態も発覚したり──
でも、何はともあれ、女神様に異世界召喚されることになり、生まれた世界では持て余したチート級の力を使い、異世界へと魔王を倒しに行く主人公の、異世界ファンタジー物語!!
【HIDE LEVELING】転生者は咎人だと言われました〜転生者ってバレたら殺されるらしいから、実力を隠しながらレベルアップしていきます〜
久遠ノト@マクド物書き
ファンタジー
【ステータス1の最弱主人公が送るゆるやか異世界転生ライフ】✕【バレたら殺される世界でハイドレベリング】✕【異世界人達と織り成すヒューマンドラマ】
毎日更新を再開しました。
20時に更新をさせていただきます。
第四創造世界『ARCUS』は単純なファンタジーの世界、だった。
しかし、【転生者】という要素を追加してしまってから、世界のパワーバランスが崩壊をし始めていた。挙句の果てに、この世界で転生者は罪人であり、素性が知られたら殺されてしまう程憎まれているときた!
こんな世界オワコンだ! 終末までまっしぐら――と思っていたトコロ。
▽『彼』が『初期ステータス』の状態で転生をさせられてしまった!
「こんな世界で、成長物語だって? ふざけるな!」と叫びたいところですが、『彼』はめげずに順調に協力者を獲得していき、ぐんぐんと力を伸ばしていきます。
時には強敵に負け、挫折し、泣きもします。その道は決して幸せではありません。
ですが、周りの人達に支えられ、また大きく羽ばたいていくことでしょう。弱い『彼』は努力しかできないのです。
一章:少年が異世界に馴染んでいく過程の複雑な感情を描いた章
二章:冒険者として活動し、仲間と力を得ていく成長を描いた章
三章:一人の少年が世界の理不尽に立ち向かい、理解者を得る章
四章:救いを求めている一人の少女が、歪な縁で少年と出会う章
──四章後、『彼』が強敵に勝てるほど強くなり始めます──
【お知らせ】
他サイトで総合PVが20万行った作品の加筆修正版です
第一回小説大賞ファンタジー部門、一次審査突破(感謝)
【作者からのコメント】
成長系スキルにステータス全振りの最弱の主人公が【転生者であることがバレたら殺される世界】でレベルアップしていき、やがて無双ができるまでの成長過程を描いた超長編物語です。
力をつけていく過程をゆっくりと描いて行きますので「はやく強くなって!」と思われるかもしれませんが、第四章終わりまでお待ち下さい。
第四章までは主人公の成長と葛藤などをメインで描いた【ヒューマンドラマ】
第五章からは主人公が頭角を現していくバトル等がメインの【成り上がり期】
という構成でしています。
『クラディス』という少年の異世界ライフを描いた作品ですので、お付き合い頂けたら幸いです。
※ヒューマンドラマがメインのファンタジーバトル作品です。
※設定自体重めなのでシリアスな描写を含みます。
※ゆるやか異世界転生ライフですが、ストレスフルな展開があります。
※ハッピーエンドにするように頑張ります。(最終プロットまで作成済み)
※カクヨムでも更新中
もう遅いざまぁ極めたパーティ追放、外れスキルガチャ開拓スローライフ/不遇職極めた俺だけスキル獲得チートな件
RichardRoe(リチャード ロウ)
ファンタジー
迷宮攻略トップランクのパーティに所属していた付与術士ミロクは、自分の居場所がなくなったことを悟り、とうとう訪れたパーティ追放処分を甘んじて受け入れる。
「もう遅い、ざまぁねえよ。俺は才能がなくなっちまったんだ」
無理矢理に酷使してきた付与魔術の代償は――自らの才能値(スキルポイント)。
殆ど全ての才能が枯渇したミロクは、しかしある日、付与魔術の隠された使い道に気が付く。
それは、自分の成長しすぎた魂(レベル)を他人に付与できるという外法。
「もしかして俺、低レベルから何度でもやり直せる?」
・・・
低レベルから何度でもやりなおして、たくさんのスキルポイントを稼ぐミロク。
外れスキルばかり手に入るガチャの祭壇に祈りを捧げて、たくさんのスキルを集めているうちに、いつの間にか【英雄十傑】へと返り咲くことになる。
悪徳令嬢と蔑まれて貴族社会から追放されてしまった不死者の娘クロエと一緒に、ミロクはやがて、歴史に残る一つの冒険を成し遂げるのだった。
かつて仲間たちに託した夢の、その続きにある冒険の物語。
※タイトルを変更しました。
旧タイトル:【もう遅いざまぁ極めたパーティ追放、外れスキルガチャ開拓スローライフ】 〜役立たず付与術士ミロクと婚約破棄令嬢クロエの裏ダンジョン冒険記〜
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
チートスキルで無自覚無双 ~ゴミスキルばかり入手したと思ってましたが実は最強でした~
Tamaki Yoshigae
ファンタジー
北野悠人は世界に突如現れたスキルガチャを引いたが、外れスキルしか手に入らなかった……と思っていた。
が、実は彼が引いていたのは世界最強のスキルばかりだった。
災厄級魔物の討伐、その素材を用いてチートアイテムを作る錬金術、アイテムを更に規格外なものに昇華させる付与術。
何でも全て自分でできてしまう彼は、自分でも気づかないうちに圧倒的存在に成り上がってしまう。
※小説家になろうでも連載してます(最高ジャンル別1位)
最難関ダンジョンで裏切られ切り捨てられたが、スキル【神眼】によってすべてを視ることが出来るようになった冒険者はざまぁする
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
【第15回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞作】
僕のスキル【神眼】は隠しアイテムや隠し通路、隠しトラップを見破る力がある。
そんな元奴隷の僕をレオナルドたちは冒険者仲間に迎え入れてくれた。
でもダンジョン内でピンチになった時、彼らは僕を追放した。
死に追いやられた僕は世界樹の精に出会い、【神眼】のスキルを極限まで高めてもらう。
そして三年の修行を経て、僕は世界最強へと至るのだった。
異世界を【創造】【召喚】【付与】で無双します。
FREE
ファンタジー
ブラック企業へ就職して5年…今日も疲れ果て眠りにつく。
目が醒めるとそこは見慣れた部屋ではなかった。
ふと頭に直接聞こえる声。それに俺は火事で死んだことを伝えられ、異世界に転生できると言われる。
異世界、それは剣と魔法が存在するファンタジーな世界。
これは主人公、タイムが神様から選んだスキルで異世界を自由に生きる物語。
*リメイク作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる