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魔王国編
0056 魔王
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冒険者ギルドのお姉さんから貰った城内Mapを見ながら、魔王城に向かう・・・
俺たちの横を「人力車」が追い抜いていく・・・。
魔王城に着いた・・・。江戸城だった。
「なぁ、棟梁・・・。」
「なんだ、兄ちゃん?」
「300年前に何があった・・・?」
「どういう意味だ?」
「この国は300年前の俺達が住んでいる国の姿なんだよー!それにあの言葉はなんだ!日本語じゃないか!なんで異世界の魔王国が日本と同じなんだよー!」と棟梁の襟首を掴み、ゆすりながら、問い詰める。
「さ、300年前に何があったかは知らねえし、第一、俺は生まれてねぇよ。」
「怖い・・違う意味で怖い。」
「直接、魔王に聞きゃあいいじゃねーか?」
「そんな事、出来るかー!」
「あれ?先ほどの・・・」と声を掛けてきたのは冒険者ギルドのお姉さんだ。
「魔王城に行くのに迷子になったんですね!私が送って差し上げますわ!」
「え?いえ、俺は、その、違くて!」
「まぁまぁ、遠慮なさらずに」
「ここですわ!」俺達は江戸城・・・いや魔王城の一階にいる。
ギルドのお姉さんが「総合受付」と書いてあるカウンターのベルをチンと鳴らすと、「は~い、どちら様?あら?久しぶりですね。元気にしてた?」と振袖のお姉さんが奥から出てきた。
「うん、元気元気!それよりもさぁ~最近あの子があの人に告ったんですって!」
「キャー!やるわね!それでそれで?」何処の給湯室の会話だよ・・・
お姉さん達のお喋りが済むまで待っていると、「あれ?お客さん?」
ギルドのお姉さんが思い出したように、「そうそう、魔王様に会いたいんだって!」
「まぁ!それは魔王様も喜びますわ!どうぞ、こちらに!」
・・・逃げれなくなってしまった。
お姉さんが案内する奥に見慣れた扉があった。その扉の横にはスイッチらしきボタンがあって、それを押すと扉が開いた・・・。エレベーターだ!
お姉さんは最上階のボタンを押すとエレベーターは上に上がって行く。「この度は魔王城にお越し頂き、まことにありがとうございます・・・この魔王城の高さは・・・」アナウンス付き。
エレベーターを降りると、一番奥の部屋へと歩き出す。突き当りには「障子」があった。
「魔王様、お客様をお連れ致しました。」の声と同時に俺達は部屋の中に入り・・・
そこに、「魔王」がいた。
魔王という名にふさわしい、がっしりとした体格。久しぶりに見る俺より大きな背丈、頭には大きな角が二本生えている。濃い青色の肌に黄色い目は鋭い眼光を放っている。
・・・これが魔王か!
俺たちの横を「人力車」が追い抜いていく・・・。
魔王城に着いた・・・。江戸城だった。
「なぁ、棟梁・・・。」
「なんだ、兄ちゃん?」
「300年前に何があった・・・?」
「どういう意味だ?」
「この国は300年前の俺達が住んでいる国の姿なんだよー!それにあの言葉はなんだ!日本語じゃないか!なんで異世界の魔王国が日本と同じなんだよー!」と棟梁の襟首を掴み、ゆすりながら、問い詰める。
「さ、300年前に何があったかは知らねえし、第一、俺は生まれてねぇよ。」
「怖い・・違う意味で怖い。」
「直接、魔王に聞きゃあいいじゃねーか?」
「そんな事、出来るかー!」
「あれ?先ほどの・・・」と声を掛けてきたのは冒険者ギルドのお姉さんだ。
「魔王城に行くのに迷子になったんですね!私が送って差し上げますわ!」
「え?いえ、俺は、その、違くて!」
「まぁまぁ、遠慮なさらずに」
「ここですわ!」俺達は江戸城・・・いや魔王城の一階にいる。
ギルドのお姉さんが「総合受付」と書いてあるカウンターのベルをチンと鳴らすと、「は~い、どちら様?あら?久しぶりですね。元気にしてた?」と振袖のお姉さんが奥から出てきた。
「うん、元気元気!それよりもさぁ~最近あの子があの人に告ったんですって!」
「キャー!やるわね!それでそれで?」何処の給湯室の会話だよ・・・
お姉さん達のお喋りが済むまで待っていると、「あれ?お客さん?」
ギルドのお姉さんが思い出したように、「そうそう、魔王様に会いたいんだって!」
「まぁ!それは魔王様も喜びますわ!どうぞ、こちらに!」
・・・逃げれなくなってしまった。
お姉さんが案内する奥に見慣れた扉があった。その扉の横にはスイッチらしきボタンがあって、それを押すと扉が開いた・・・。エレベーターだ!
お姉さんは最上階のボタンを押すとエレベーターは上に上がって行く。「この度は魔王城にお越し頂き、まことにありがとうございます・・・この魔王城の高さは・・・」アナウンス付き。
エレベーターを降りると、一番奥の部屋へと歩き出す。突き当りには「障子」があった。
「魔王様、お客様をお連れ致しました。」の声と同時に俺達は部屋の中に入り・・・
そこに、「魔王」がいた。
魔王という名にふさわしい、がっしりとした体格。久しぶりに見る俺より大きな背丈、頭には大きな角が二本生えている。濃い青色の肌に黄色い目は鋭い眼光を放っている。
・・・これが魔王か!
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