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サイゲの森編
0036 ダンジョン攻略
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サイゲの森を西へ西へと歩みを進め、ここは森の中心地にあると思われる地帯に岩が不自然に重なり合う。
その岩陰に入り口らしき穴が口を開けている。
「ここよぉ、ご主人様ぁ~ん。」
一見、何の生物も見当たらない・・・俺たちはダンジョン内に侵入することにした。
「それにしても暗いなここは。」
「あら~ん、私には昼間と同じぐらいに見えるけどぉ?」
「私にも同じように見えます。」
「そうか・・お前らは全員、獣人族だったか?だからだな。」
「玲子、明かりを付けてくれ。」
「わかったわ。」玲子が魔法で明かりを付けると・・・スライムの群れの中だった!
「ひえー!」玲子と俺は悲鳴をあげてしまった。
スライムは無害と解っていても、こんな大軍は気持ち悪い!
もれなく全部、燃やしてやった。
ローズはクスッと笑い、「ご主人様ぁ、可愛い!私が守ってアゲル!」と腕を絡ませてきた。
「ここから地下に降りるのぉ。」
いわゆる第二階層。
「この階層には、何がいるんだ?」
「大した物はいないわよぉ。スケルトンぐらいかしら?」
「骸骨が出んのかよ!」暗闇の先から、カシャカシャと音がする。
「オウカ様、ここは私にお任せを。」とジギルが突っ込んだ瞬間に、あっけなくスケルトンの軍勢は粉みじんになっていた。
第三階層は・・・バスケットボール大のカエルが数匹いるだけ。
「なぁんだ、カエルだけかよ。これならなんでもないな。」と剣を突き刺そうとすると
「あっ、ご主人様ぁ!」・・・ローズの静止も虚しくカエルは爆発をした。
「ここのカエルは爆発や麻痺毒を出してから、ゆっくりと捕食するのぉ。」
「さっさと言え!」俺はカエルというカエルを全部「捕食」してやった。
第五・第六階層はトカゲ?ワニ?のような魔物がいて、これらは我が隠密隊が始末。
第七階層には大きな蜘蛛がいたので、燃やして終了。
「なぁ、このダンジョンは弱いモンスターしかいないのか?」
「そうねぇん。一番強いのは私たちラミア族だから、ほとんどの魔物は処分されたのかも。私が居た時は、もっと強い魔物がいたんだけどぉ。」
「あと、どれぐらい潜るんだ?」
「後、二つ位かしらぁ?」
第八階層・大きなムカデが出てきた。
「このムカデ、森にいた奴よりデカくないか?」
たぶん、10メールはある、オオムカデ。よく見るとグロい顔からは鋭い牙が見えている。
「さっき、倒したから余裕よ!」ジギルが渾身のパンチを食らわすが、全く効いていないようだ・・・
「まだまだ!」今度は顔に蹴りを入れる。ムカデは何かしたのか?と言いたげにゆっくりと近づいて来る。
「ライトニング!」玲子の雷の魔法がムカデに走る!少しだけ効いたようだ。
「ポトフ、アラン!」俺の呼びかけに応じるように二人は魔法攻撃を開始!
「ウォーターソード!」水の刃がムカデに飛ぶ!足を切り落とした!
「サンドアローショット!」土の矢がムカデの腹に刺さる!・・・が決定打ではない。
「いっちょ、やってみますか!」
俺は刀を抜き、ムカデに向かって横に一文字に切りつけた!・・・ムカデは真っ二つに切れてしまった。
「さすがはご主人様ぁ」ローズが胸を俺の顔に押し当てる!
「や、やめろ!お前の攻撃が一番怖いんだよ!」
と、みんなではしゃいでいると、洞窟の奥から声が聞こえた。
「誰だ・・・。」
その岩陰に入り口らしき穴が口を開けている。
「ここよぉ、ご主人様ぁ~ん。」
一見、何の生物も見当たらない・・・俺たちはダンジョン内に侵入することにした。
「それにしても暗いなここは。」
「あら~ん、私には昼間と同じぐらいに見えるけどぉ?」
「私にも同じように見えます。」
「そうか・・お前らは全員、獣人族だったか?だからだな。」
「玲子、明かりを付けてくれ。」
「わかったわ。」玲子が魔法で明かりを付けると・・・スライムの群れの中だった!
「ひえー!」玲子と俺は悲鳴をあげてしまった。
スライムは無害と解っていても、こんな大軍は気持ち悪い!
もれなく全部、燃やしてやった。
ローズはクスッと笑い、「ご主人様ぁ、可愛い!私が守ってアゲル!」と腕を絡ませてきた。
「ここから地下に降りるのぉ。」
いわゆる第二階層。
「この階層には、何がいるんだ?」
「大した物はいないわよぉ。スケルトンぐらいかしら?」
「骸骨が出んのかよ!」暗闇の先から、カシャカシャと音がする。
「オウカ様、ここは私にお任せを。」とジギルが突っ込んだ瞬間に、あっけなくスケルトンの軍勢は粉みじんになっていた。
第三階層は・・・バスケットボール大のカエルが数匹いるだけ。
「なぁんだ、カエルだけかよ。これならなんでもないな。」と剣を突き刺そうとすると
「あっ、ご主人様ぁ!」・・・ローズの静止も虚しくカエルは爆発をした。
「ここのカエルは爆発や麻痺毒を出してから、ゆっくりと捕食するのぉ。」
「さっさと言え!」俺はカエルというカエルを全部「捕食」してやった。
第五・第六階層はトカゲ?ワニ?のような魔物がいて、これらは我が隠密隊が始末。
第七階層には大きな蜘蛛がいたので、燃やして終了。
「なぁ、このダンジョンは弱いモンスターしかいないのか?」
「そうねぇん。一番強いのは私たちラミア族だから、ほとんどの魔物は処分されたのかも。私が居た時は、もっと強い魔物がいたんだけどぉ。」
「あと、どれぐらい潜るんだ?」
「後、二つ位かしらぁ?」
第八階層・大きなムカデが出てきた。
「このムカデ、森にいた奴よりデカくないか?」
たぶん、10メールはある、オオムカデ。よく見るとグロい顔からは鋭い牙が見えている。
「さっき、倒したから余裕よ!」ジギルが渾身のパンチを食らわすが、全く効いていないようだ・・・
「まだまだ!」今度は顔に蹴りを入れる。ムカデは何かしたのか?と言いたげにゆっくりと近づいて来る。
「ライトニング!」玲子の雷の魔法がムカデに走る!少しだけ効いたようだ。
「ポトフ、アラン!」俺の呼びかけに応じるように二人は魔法攻撃を開始!
「ウォーターソード!」水の刃がムカデに飛ぶ!足を切り落とした!
「サンドアローショット!」土の矢がムカデの腹に刺さる!・・・が決定打ではない。
「いっちょ、やってみますか!」
俺は刀を抜き、ムカデに向かって横に一文字に切りつけた!・・・ムカデは真っ二つに切れてしまった。
「さすがはご主人様ぁ」ローズが胸を俺の顔に押し当てる!
「や、やめろ!お前の攻撃が一番怖いんだよ!」
と、みんなではしゃいでいると、洞窟の奥から声が聞こえた。
「誰だ・・・。」
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