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21. 義弟との遭遇
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次の日。
オティーリエは朝、イボンヌから明日、茶会に参加するようにと言われた。
(茶会…)
「モーニカ様を元気付ける会、とでも申しましょうか。王妃様が主催されたのです。どうやら、モーニカ様が王宮に着いたその日に予定されていたのですが、準備などいろいろとありまして明日になりました。そこで、内輪だけではありますがせっかくならとオティーリエ様もご一緒にという事となりましたので。」
「そう…モーニカ様を元気付けるという事は、元気ではないの?」
オティーリエは、元気付けると聞いてそうイボンヌに聞く。
「あ、いえ、王妃様がそのような名目で開くのですが要は、マレック様とモーニカ様との顔合わせです。」
(なるほど…マレック様は乗り気ではないと言われていたから、人数が多い方が顔合わせのようには見えないから、って事かしら。)
オティーリエはそう思い、元来の世話焼きの性分がムクムクと胸に沸き、
(フフフ。なんだか面白そうね。)
と密かに微笑んだ。
☆★
茶会は王宮の本棟の奥の、王家の居住区域で行う。
オティーリエは一足先に見れないかと聞き、侍女と一緒にならと言われ、イボンヌとニダと一緒にそちらの方へ歩いて行く。
庭園では、麦わら帽子を被った男性が一人忙しなく花の手入れをしている。明日の茶会の為最後の確認をしているのだ。
「あの人は、フーゴの師匠かしら?」
オティーリエが呟くと、イボンヌが答えた。
「はい。庭師のハッソです。」
オティーリエは声を掛けようか迷ったが、仕事の邪魔になると思い、先へ進む。
と、庭園の奥には、高くそびえる屋根の建物があった。
何処となく見たことあるような気がしたオティーリエは、またも呟く。
「あれは?」
「あちらは教会です。あの奥には、王家の墓地があります。」
(教会ね。あぁ…なるほど、そうだわ!山脈にあった教会に雰囲気が似ているのね。)
そう思ったオティーリエだが、なんだか人の言い争う声が聞こえたのでその建物に近寄ると、開いていた入り口から中が見えた。
中は吹き抜けで天井が高くなっていてとても明るい。
木製のベンチが左右に置かれており、間には赤い絨毯が真っ直ぐ正面へと伸びていた。
そして前方の右側にオルガンがあり、そこに座っている人と、その隣で立っている人がいた。
「もうやだ!明日なんて無理だよ!なんで僕にやらせるんだよ!絶対弾かないから!」
「マレック様…そんな事仰らずに。ニコレッタ様が、明日どうしてもと頼まれましたよね?」
「そうだけど!なんで僕が弾かないといけないんだ!なんでミロが断ってくれなかったんだ!僕は弾きたい時に弾く!弾けと強制されてまでやりたくない!」
「マレック様!!」
マレックとその側仕えのミロが言い争いをしていたのだ。
(オルガンの前に座っている方がマレック様ね。どうされたのかしら。)
オティーリエは、なんだか見過ごせないと思い近寄る。
「失礼致します。どうなさったのですか?」
「誰だ!?」
「あなたは…!」
マレックと側仕えのミロは、いきなり入ってきた人物に驚いたが、ミロは側仕えであるからさすがにオティーリエだと気づく。
「お初にお目にかかります。私は、テューロビンゲン国から参りましたオティーリエと申します。マレック様、お見知りおきを。」
「お、お前か!兄上と結婚するという奴は!」
マレックはそう自己紹介したオティーリエに、そう悪態を付く。兄を取られたようで若干寂しさもあるのだ。
「あら。第二王子ともあろう方が、言葉遣いもきちんと出来ませんの?」
「…!で、出来るに決まってるだろ!」
「フフフ。…ところで、マレック様はオルガンが得意でありますの?」
「な、なんだよ!それがお前と関係ないだろうが!」
「マレック様!」
マレックは機嫌の悪かったのもあり、怒りの矛先をオティーリエに向け、イライラと言葉をぶつける。それでもオティーリエは大人の対応で、話を聞こうとした。
「大きな声で言われておりましたので、少しだけ聞こえてきましたのを照らし合わせると…明日の茶会で、マレック様はオルガンを弾かれるのですか?」
「…!どうしてそれを!」
だからマレックとミロの会話から推察したのだが、とオティーリエは苦笑しながらマレックの所へツカツカと靴音を鳴らしながらさらに近寄り、マレックが座っているオルガンを弾く為に座る長椅子の隣へ座る。
「な…!お、おい!お前!隣に座るなんてはしたないぞ!」
(まぁ…!顔を赤くして。フフフ。可愛らしいわね。弟がいたら、こんな感じなのかしら。)
「弾かないなら、どいて下さる?私も久々なのだけれど、オルガンがあったら弾いてみたいもの。」
「お前、弾けるのか?」
マレックは驚きオティーリエに聞いたが、オティーリエはその答えには返さず、にっこりと微笑み、鍵盤に両手を添え、弾き始めた。
(あぁ、懐かしいわ!)
初めはゆっくり、少しすると軽やかに弾くオティーリエは、長らく弾いていないとは思えない程の出来栄えで。弾き終わった後のオティーリエは、マレック様にまたも微笑み、
「はぁ、久々!やっぱりオルガンがあったら弾きたくなるわよね!」
と爽やかな顔をしてそう言った。
それを見ていたマレックは、オティーリエから視線をオルガンに向け、恐る恐る弾き出した。
(ふうん…八歳にしてはなかなか上手い出来栄えなのね。)
「どうだ!僕だって!」
「上手いですわ!さすがですわね!それを、明日聴かせて下さるのですか?」
「…僕が弾くのをそんなに聴きたいのか?」
「え?いえ別に。マレック様は、聴きたいと言われたら弾くのですか?聴きたいと言ってくれなければ、我慢するのですか?そこにオルガンがあるのですもの、勿体ないですわよ。」
オティーリエがそう言うと、しばらくオルガンの鍵盤を見て考えていたマレックは、
「…仕方ない。明日、弾いてやるよ。」
「マレック様…!」
隣に立っていたミロが、あからさまに安堵しているのが伺えた。それを見てオティーリエは一つ頷くと、オルガンに向かって懐かしい曲を弾き出した。
オティーリエは朝、イボンヌから明日、茶会に参加するようにと言われた。
(茶会…)
「モーニカ様を元気付ける会、とでも申しましょうか。王妃様が主催されたのです。どうやら、モーニカ様が王宮に着いたその日に予定されていたのですが、準備などいろいろとありまして明日になりました。そこで、内輪だけではありますがせっかくならとオティーリエ様もご一緒にという事となりましたので。」
「そう…モーニカ様を元気付けるという事は、元気ではないの?」
オティーリエは、元気付けると聞いてそうイボンヌに聞く。
「あ、いえ、王妃様がそのような名目で開くのですが要は、マレック様とモーニカ様との顔合わせです。」
(なるほど…マレック様は乗り気ではないと言われていたから、人数が多い方が顔合わせのようには見えないから、って事かしら。)
オティーリエはそう思い、元来の世話焼きの性分がムクムクと胸に沸き、
(フフフ。なんだか面白そうね。)
と密かに微笑んだ。
☆★
茶会は王宮の本棟の奥の、王家の居住区域で行う。
オティーリエは一足先に見れないかと聞き、侍女と一緒にならと言われ、イボンヌとニダと一緒にそちらの方へ歩いて行く。
庭園では、麦わら帽子を被った男性が一人忙しなく花の手入れをしている。明日の茶会の為最後の確認をしているのだ。
「あの人は、フーゴの師匠かしら?」
オティーリエが呟くと、イボンヌが答えた。
「はい。庭師のハッソです。」
オティーリエは声を掛けようか迷ったが、仕事の邪魔になると思い、先へ進む。
と、庭園の奥には、高くそびえる屋根の建物があった。
何処となく見たことあるような気がしたオティーリエは、またも呟く。
「あれは?」
「あちらは教会です。あの奥には、王家の墓地があります。」
(教会ね。あぁ…なるほど、そうだわ!山脈にあった教会に雰囲気が似ているのね。)
そう思ったオティーリエだが、なんだか人の言い争う声が聞こえたのでその建物に近寄ると、開いていた入り口から中が見えた。
中は吹き抜けで天井が高くなっていてとても明るい。
木製のベンチが左右に置かれており、間には赤い絨毯が真っ直ぐ正面へと伸びていた。
そして前方の右側にオルガンがあり、そこに座っている人と、その隣で立っている人がいた。
「もうやだ!明日なんて無理だよ!なんで僕にやらせるんだよ!絶対弾かないから!」
「マレック様…そんな事仰らずに。ニコレッタ様が、明日どうしてもと頼まれましたよね?」
「そうだけど!なんで僕が弾かないといけないんだ!なんでミロが断ってくれなかったんだ!僕は弾きたい時に弾く!弾けと強制されてまでやりたくない!」
「マレック様!!」
マレックとその側仕えのミロが言い争いをしていたのだ。
(オルガンの前に座っている方がマレック様ね。どうされたのかしら。)
オティーリエは、なんだか見過ごせないと思い近寄る。
「失礼致します。どうなさったのですか?」
「誰だ!?」
「あなたは…!」
マレックと側仕えのミロは、いきなり入ってきた人物に驚いたが、ミロは側仕えであるからさすがにオティーリエだと気づく。
「お初にお目にかかります。私は、テューロビンゲン国から参りましたオティーリエと申します。マレック様、お見知りおきを。」
「お、お前か!兄上と結婚するという奴は!」
マレックはそう自己紹介したオティーリエに、そう悪態を付く。兄を取られたようで若干寂しさもあるのだ。
「あら。第二王子ともあろう方が、言葉遣いもきちんと出来ませんの?」
「…!で、出来るに決まってるだろ!」
「フフフ。…ところで、マレック様はオルガンが得意でありますの?」
「な、なんだよ!それがお前と関係ないだろうが!」
「マレック様!」
マレックは機嫌の悪かったのもあり、怒りの矛先をオティーリエに向け、イライラと言葉をぶつける。それでもオティーリエは大人の対応で、話を聞こうとした。
「大きな声で言われておりましたので、少しだけ聞こえてきましたのを照らし合わせると…明日の茶会で、マレック様はオルガンを弾かれるのですか?」
「…!どうしてそれを!」
だからマレックとミロの会話から推察したのだが、とオティーリエは苦笑しながらマレックの所へツカツカと靴音を鳴らしながらさらに近寄り、マレックが座っているオルガンを弾く為に座る長椅子の隣へ座る。
「な…!お、おい!お前!隣に座るなんてはしたないぞ!」
(まぁ…!顔を赤くして。フフフ。可愛らしいわね。弟がいたら、こんな感じなのかしら。)
「弾かないなら、どいて下さる?私も久々なのだけれど、オルガンがあったら弾いてみたいもの。」
「お前、弾けるのか?」
マレックは驚きオティーリエに聞いたが、オティーリエはその答えには返さず、にっこりと微笑み、鍵盤に両手を添え、弾き始めた。
(あぁ、懐かしいわ!)
初めはゆっくり、少しすると軽やかに弾くオティーリエは、長らく弾いていないとは思えない程の出来栄えで。弾き終わった後のオティーリエは、マレック様にまたも微笑み、
「はぁ、久々!やっぱりオルガンがあったら弾きたくなるわよね!」
と爽やかな顔をしてそう言った。
それを見ていたマレックは、オティーリエから視線をオルガンに向け、恐る恐る弾き出した。
(ふうん…八歳にしてはなかなか上手い出来栄えなのね。)
「どうだ!僕だって!」
「上手いですわ!さすがですわね!それを、明日聴かせて下さるのですか?」
「…僕が弾くのをそんなに聴きたいのか?」
「え?いえ別に。マレック様は、聴きたいと言われたら弾くのですか?聴きたいと言ってくれなければ、我慢するのですか?そこにオルガンがあるのですもの、勿体ないですわよ。」
オティーリエがそう言うと、しばらくオルガンの鍵盤を見て考えていたマレックは、
「…仕方ない。明日、弾いてやるよ。」
「マレック様…!」
隣に立っていたミロが、あからさまに安堵しているのが伺えた。それを見てオティーリエは一つ頷くと、オルガンに向かって懐かしい曲を弾き出した。
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