憧れた研究室の先輩は年下の男の子でした

「ここって幽霊研究員がいるって聞いたんですけど……本当ですか?」

王立研究所の植物再生研究室に勤めるシュリは、おしゃれに無頓着の研究者。研究室に勤めて三年目になるが、一度も姿を見たことのない先輩が一人いる。彼の名前はミハイル・ヴェルディーク。謎に包まれた彼の正体をまだシュリは知らない。
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