242 / 304
「242話」
しおりを挟む
生首と食事をとり始めたその翌日。
朝からどんぶり飯三杯食う生首にげんなりしながらも、食事を終えてリビングで休んでいると大塚さんから電話がきた。
「許可下りたんですか、ありがとうございます!」
内容はあれだ、中村のお土産の件だね。
かなりあっさり許可がでて、うれしい限りだ。
「ほんと助かりました! それでは生首の件もよろしくお願いします。はい、では失礼します」
一応生首のことも伝えておいた。
アマツの知り合いで、ダンジョン創ろうとしている奴がいる。お偉いさん型の夢枕に立つといっているので、伝えておいてほしい、と。
見た目がちょっとあれだけど、ダンジョンに関してはまともな気がしなくもないので安心してほしいってね。
「……思ってたより早かったなあ。中村は会社だろうから、夕方以降届けにいくか」
中村の家にいけば、家族がいるかも知れないけど、こんな刃物が大量な荷物を渡すのはちょっとねえ。
これが休日であれば問題なかったのだけど、あいにく今日は平日である。
中村も今頃会社できりきり働いているところだろう。たぶん。
業務中にメッセージ送るのもあれだし、定時過ぎたあたりで送ろうっと。
「許可出たからお土産わたすー。家にもっていけばいい? 送信っと」
夕方になって、もう大丈夫だろうと中村にメッセージを送ると、すぐに返信がくる。
「ん? 会社に届けてほしいと……いいけど、住所教えてちょっと」
どうも定時で上りではないらしい?
まだ会社にいるらしく、わりいけど荷物を会社まで持ってきてくれんか? ってことなので持っていくことにした。
別に、家からだと会社も中村の家も大した距離変わらんしなっ。
んじゃ、クロにちょっとお土産渡してくると一言残して出発だーっと。
生首? ゲームやってるから放置してきたよっ。
10分かそこらで中村の会社に到着した。
時間帯的に混むかなーって思ったけど、そうでもなくて割とスムーズにこられたね。
さて、中村についたぞーってメッセージでも……と思ったら入口にいるな。
「……ん? 中村とほかにも居るな」
近づいて分かったけど、中村以外にも何人かいるね。
まあ、会社の人らだけど……ふむん。
「おまたー」
「こっちこっち、中入って止めちゃってー」
「あいよ」
とりあえず中村に誘導されるがままに会社の敷地内に車を入れる俺。
ええんかな? まあ、みんな止めないし良いのだろうけど。
「これ? っとぉ!? 結構あるなー」
車を止めて、後ろのトランクから刃物をつまった箱を取り出し、中村にほいっと手渡す。
中身は金属ぎっしりなので、見た目よりだいぶ重かったりする。
俺はダンジョンの影響やらで筋力アップしてるから問題なく持てるけど、普通の人だとこれ腰とか色々痛めそうな重さだな。
中村もしっかり持てるあたり、ダンジョンの影響結構出てるよね。
「会社で使うことにしたんだ?」
「ああ、俺用に何本か確保してあとは研究用にしようと思ってな。てかこんな大量に家に置いとけねえべ」
「たしかに」
家の中、刃物だらけになっちゃうね!
中村は刃物の詰まった箱を、「じゃ、たのんます」と言って会社の人に手渡す。
すると彼らはこちらに礼をいって、二人掛かりで会社の中へと箱を運んでいく……あり? 中村は入らんのか、残業だよな? もしかして俺がいるからと気を使って貰ってしまったのだろうか。
「これから残業?」
「うんにゃ、もう上がり」
それならいつまでも話している訳にはいかないし、と聞いてみると中村はパタパタと手を振り否定する。
なるほど受け取って、会社の人に渡すためだけに残ってたのか。
そういうことならこの後、飯なりなんなり……と思ったところで、中村から話を振られる。
「このあと時間ある? ちょっと飯食いながら話したい事あんだけどさ」
「いいよ。あ、一応クロに聞くからちょいまってね」
「おう」
クロに「中村に飯誘われたから、ちょい食ってから帰るねー。そんな遅くならないと思うけど、お留守番お願いしても良いー?」とメッセージを送る。
するとすぐに返信が……なんかキーボード打つの早くなってね?
「ん……チーカマお土産に買ってきてだって」
「おう。そんじゃ着替えてくるからちょっと待ってて」
チーカマをお土産に買うことで、OKが出た。
てかチョイスがなんか渋いなっ。
まあ、帰りにコンビニでもよって、何種類か買って帰るとしよう。
さてさて、中村と二人で食事とかいつ以来だろうな? 何たべるかなー。
なんか個室とかあるとこが良いっていうから、近くの焼き鳥屋さんになった。
4人ぐらいで入れる個室っぽいのがある焼き鳥屋さんで、味も良いし安いしでいいお店だよーとのこと。
たぶん、会社の人に連れられて何度かいってるんだろうな。
注文した品が、テーブルにずらりと並び、おっしゃ食うべ! と食い始めるが……。
「ほんで、話って?」
「ん? おお」
こやつ食うのに夢中で話あるの忘れとったなっ。
俺が話をふると、中村はそうだったそうだったと鞄からスマホを取り出しなにやら操作しはじめる。
「島津ってさ、動画サイトみる?」
「んん? ……まあ、たまには見るけど」
まあ、気が向いたら見るぐらいかな。
毎日何時間も見るってわけじゃーない。
暇なときはたいていダンジョン潜ってるしね。
「そっかそっか、じゃあ最近さこういう動画増えてるのは知ってる?」
「んー……知らないっ」
そういって中村が見せてきたのは、ダンジョンに潜る光景を撮影したやつだった。
最初にパーティーの自己紹介やらなんやらして、楽しくお喋り……これ相当浅い階層だな。
敵は無機質なタイプだね。
てか、血がどばーって出るタイプだと、たぶんBANされるだろうし、そのためだろう。
「まあでも、やるやつは出るだろうなーとは思ってたよ。そろそろダンジョン攻略も落ち着いてきて、狩ること以外にも目を付けるやつが出るだろうなーってね……要は盗撮じゃなければ良いんだし」
ダンジョンに世界中が注目してるし、再生数だってすごいだろうからね。
アホなことをすると即出禁だろうし、ほかの動画みたいなことをする奴は居なさそうだけど……。
ふむ、この動画を見せたってことはあれよね。
「んで、なに。中村も動画投稿でもすんの?」
「おう実はもう作ってある。公開はしてねーけど」
「っへー」
仕事はやいなっ。
と、俺が関心した様子を見せると、中村は満面の笑みを浮かべ、その作ったという動画を再生しだした。
「ボッチおつとか言われそう」
まあ、俺に今はじめて声かけたわけだし、わかっていたことだけど動画に移っていたのは中村一人であった。
「……」
「まさか無言になるとは思わなかった」
ちょっぴり涙目になってた。
ごめんて!
朝からどんぶり飯三杯食う生首にげんなりしながらも、食事を終えてリビングで休んでいると大塚さんから電話がきた。
「許可下りたんですか、ありがとうございます!」
内容はあれだ、中村のお土産の件だね。
かなりあっさり許可がでて、うれしい限りだ。
「ほんと助かりました! それでは生首の件もよろしくお願いします。はい、では失礼します」
一応生首のことも伝えておいた。
アマツの知り合いで、ダンジョン創ろうとしている奴がいる。お偉いさん型の夢枕に立つといっているので、伝えておいてほしい、と。
見た目がちょっとあれだけど、ダンジョンに関してはまともな気がしなくもないので安心してほしいってね。
「……思ってたより早かったなあ。中村は会社だろうから、夕方以降届けにいくか」
中村の家にいけば、家族がいるかも知れないけど、こんな刃物が大量な荷物を渡すのはちょっとねえ。
これが休日であれば問題なかったのだけど、あいにく今日は平日である。
中村も今頃会社できりきり働いているところだろう。たぶん。
業務中にメッセージ送るのもあれだし、定時過ぎたあたりで送ろうっと。
「許可出たからお土産わたすー。家にもっていけばいい? 送信っと」
夕方になって、もう大丈夫だろうと中村にメッセージを送ると、すぐに返信がくる。
「ん? 会社に届けてほしいと……いいけど、住所教えてちょっと」
どうも定時で上りではないらしい?
まだ会社にいるらしく、わりいけど荷物を会社まで持ってきてくれんか? ってことなので持っていくことにした。
別に、家からだと会社も中村の家も大した距離変わらんしなっ。
んじゃ、クロにちょっとお土産渡してくると一言残して出発だーっと。
生首? ゲームやってるから放置してきたよっ。
10分かそこらで中村の会社に到着した。
時間帯的に混むかなーって思ったけど、そうでもなくて割とスムーズにこられたね。
さて、中村についたぞーってメッセージでも……と思ったら入口にいるな。
「……ん? 中村とほかにも居るな」
近づいて分かったけど、中村以外にも何人かいるね。
まあ、会社の人らだけど……ふむん。
「おまたー」
「こっちこっち、中入って止めちゃってー」
「あいよ」
とりあえず中村に誘導されるがままに会社の敷地内に車を入れる俺。
ええんかな? まあ、みんな止めないし良いのだろうけど。
「これ? っとぉ!? 結構あるなー」
車を止めて、後ろのトランクから刃物をつまった箱を取り出し、中村にほいっと手渡す。
中身は金属ぎっしりなので、見た目よりだいぶ重かったりする。
俺はダンジョンの影響やらで筋力アップしてるから問題なく持てるけど、普通の人だとこれ腰とか色々痛めそうな重さだな。
中村もしっかり持てるあたり、ダンジョンの影響結構出てるよね。
「会社で使うことにしたんだ?」
「ああ、俺用に何本か確保してあとは研究用にしようと思ってな。てかこんな大量に家に置いとけねえべ」
「たしかに」
家の中、刃物だらけになっちゃうね!
中村は刃物の詰まった箱を、「じゃ、たのんます」と言って会社の人に手渡す。
すると彼らはこちらに礼をいって、二人掛かりで会社の中へと箱を運んでいく……あり? 中村は入らんのか、残業だよな? もしかして俺がいるからと気を使って貰ってしまったのだろうか。
「これから残業?」
「うんにゃ、もう上がり」
それならいつまでも話している訳にはいかないし、と聞いてみると中村はパタパタと手を振り否定する。
なるほど受け取って、会社の人に渡すためだけに残ってたのか。
そういうことならこの後、飯なりなんなり……と思ったところで、中村から話を振られる。
「このあと時間ある? ちょっと飯食いながら話したい事あんだけどさ」
「いいよ。あ、一応クロに聞くからちょいまってね」
「おう」
クロに「中村に飯誘われたから、ちょい食ってから帰るねー。そんな遅くならないと思うけど、お留守番お願いしても良いー?」とメッセージを送る。
するとすぐに返信が……なんかキーボード打つの早くなってね?
「ん……チーカマお土産に買ってきてだって」
「おう。そんじゃ着替えてくるからちょっと待ってて」
チーカマをお土産に買うことで、OKが出た。
てかチョイスがなんか渋いなっ。
まあ、帰りにコンビニでもよって、何種類か買って帰るとしよう。
さてさて、中村と二人で食事とかいつ以来だろうな? 何たべるかなー。
なんか個室とかあるとこが良いっていうから、近くの焼き鳥屋さんになった。
4人ぐらいで入れる個室っぽいのがある焼き鳥屋さんで、味も良いし安いしでいいお店だよーとのこと。
たぶん、会社の人に連れられて何度かいってるんだろうな。
注文した品が、テーブルにずらりと並び、おっしゃ食うべ! と食い始めるが……。
「ほんで、話って?」
「ん? おお」
こやつ食うのに夢中で話あるの忘れとったなっ。
俺が話をふると、中村はそうだったそうだったと鞄からスマホを取り出しなにやら操作しはじめる。
「島津ってさ、動画サイトみる?」
「んん? ……まあ、たまには見るけど」
まあ、気が向いたら見るぐらいかな。
毎日何時間も見るってわけじゃーない。
暇なときはたいていダンジョン潜ってるしね。
「そっかそっか、じゃあ最近さこういう動画増えてるのは知ってる?」
「んー……知らないっ」
そういって中村が見せてきたのは、ダンジョンに潜る光景を撮影したやつだった。
最初にパーティーの自己紹介やらなんやらして、楽しくお喋り……これ相当浅い階層だな。
敵は無機質なタイプだね。
てか、血がどばーって出るタイプだと、たぶんBANされるだろうし、そのためだろう。
「まあでも、やるやつは出るだろうなーとは思ってたよ。そろそろダンジョン攻略も落ち着いてきて、狩ること以外にも目を付けるやつが出るだろうなーってね……要は盗撮じゃなければ良いんだし」
ダンジョンに世界中が注目してるし、再生数だってすごいだろうからね。
アホなことをすると即出禁だろうし、ほかの動画みたいなことをする奴は居なさそうだけど……。
ふむ、この動画を見せたってことはあれよね。
「んで、なに。中村も動画投稿でもすんの?」
「おう実はもう作ってある。公開はしてねーけど」
「っへー」
仕事はやいなっ。
と、俺が関心した様子を見せると、中村は満面の笑みを浮かべ、その作ったという動画を再生しだした。
「ボッチおつとか言われそう」
まあ、俺に今はじめて声かけたわけだし、わかっていたことだけど動画に移っていたのは中村一人であった。
「……」
「まさか無言になるとは思わなかった」
ちょっぴり涙目になってた。
ごめんて!
0
お気に入りに追加
933
あなたにおすすめの小説

異世界から帰ってきた勇者は既に擦り切れている。
暁月ライト
ファンタジー
魔王を倒し、邪神を滅ぼし、五年の冒険の果てに役割を終えた勇者は地球へと帰還する。 しかし、遂に帰還した地球では何故か三十年が過ぎており……しかも、何故か普通に魔術が使われており……とはいえ最強な勇者がちょっとおかしな現代日本で無双するお話です。
追放されたら無能スキルで無双する
ゆる弥
ファンタジー
無能スキルを持っていた僕は、荷物持ちとしてあるパーティーについて行っていたんだ。
見つけた宝箱にみんなで駆け寄ったら、そこはモンスタールームで。
僕はモンスターの中に蹴り飛ばされて置き去りにされた。
咄嗟に使ったスキルでスキルレベルが上がって覚醒したんだ。
僕は憧れのトップ探索者《シーカー》になる!
―異質― 邂逅の編/日本国の〝隊〟、その異世界を巡る叙事詩――《第一部完結》
EPIC
SF
日本国の混成1個中隊、そして超常的存在。異世界へ――
とある別の歴史を歩んだ世界。
その世界の日本には、日本軍とも自衛隊とも似て非なる、〝日本国隊〟という名の有事組織が存在した。
第二次世界大戦以降も幾度もの戦いを潜り抜けて来た〝日本国隊〟は、異質な未知の世界を新たな戦いの場とする事になる――
日本国陸隊の有事官、――〝制刻 自由(ぜいこく じゆう)〟。
歪で醜く禍々しい容姿と、常識外れの身体能力、そしてスタンスを持つ、隊員として非常に異質な存在である彼。
そんな隊員である制刻は、陸隊の行う大規模な演習に参加中であったが、その最中に取った一時的な休眠の途中で、不可解な空間へと導かれる。そして、そこで会った作業服と白衣姿の謎の人物からこう告げられた。
「異なる世界から我々の世界に、殴り込みを掛けようとしている奴らがいる。先手を打ちその世界に踏み込み、この企みを潰せ」――と。
そして再び目を覚ました時、制刻は――そして制刻の所属する普通科小隊を始めとする、各職種混成の約一個中隊は。剣と魔法が力の象徴とされ、モンスターが跋扈する未知の世界へと降り立っていた――。
制刻を始めとする異質な隊員等。
そして問題部隊、〝第54普通科連隊〟を始めとする各部隊。
元居た世界の常識が通用しないその異世界を、それを越える常識外れな存在が、掻き乱し始める。
〇案内と注意
1) このお話には、オリジナル及び架空設定を多数含みます。
2) 部隊規模(始めは中隊規模)での転移物となります。
3) チャプター3くらいまでは単一事件をいくつか描き、チャプター4くらいから単一事件を混ぜつつ、一つの大筋にだんだん乗っていく流れになっています。
4) 主人公を始めとする一部隊員キャラクターが、超常的な行動を取ります。ぶっ飛んでます。かなりなんでも有りです。
5) 小説家になろう、カクヨムにてすでに投稿済のものになりますが、そちらより一話当たり分量を多くして話数を減らす整理のし直しを行っています。
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。

現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。

スキル:浮遊都市 がチートすぎて使えない。
赤木 咲夜
ファンタジー
世界に30個のダンジョンができ、世界中の人が一人一つスキルを手に入れた。
そのスキルで使える能力は一つとは限らないし、そもそもそのスキルが固有であるとも限らない。
変身スキル(ドラゴン)、召喚スキル、鍛冶スキルのような異世界のようなスキルもあれば、翻訳スキル、記憶スキルのように努力すれば同じことができそうなスキルまで無数にある。
魔法スキルのように魔力とレベルに影響されるスキルもあれば、絶対切断スキルのようにレベルも魔力も関係ないスキルもある。
すべては気まぐれに決めた神の気分
新たな世界競争に翻弄される国、次々と変わる制度や法律、スキルおかげで転職でき、スキルのせいで地位を追われる。
そんななか16歳の青年は世界に一つだけしかない、超チートスキルを手に入れる。
不定期です。章が終わるまで、設定変更で細かい変更をすることがあります。

器用貧乏の底辺冒険者~俺だけ使える『ステータスボード』で最強になる!~
夢・風魔
ファンタジー
*タイトル少し変更しました。
全ての能力が平均的で、これと言って突出したところもない主人公。
適正職も見つからず、未だに見習いから職業を決められずにいる。
パーティーでは荷物持ち兼、交代要員。
全ての見習い職業の「初期スキル」を使えるがそれだけ。
ある日、新しく発見されたダンジョンにパーティーメンバーと潜るとモンスターハウスに遭遇してパーティー決壊の危機に。
パーティーリーダーの裏切りによって囮にされたロイドは、仲間たちにも見捨てられひとりダンジョン内を必死に逃げ惑う。
突然地面が陥没し、そこでロイドは『ステータスボード』を手に入れた。
ロイドのステータスはオール25。
彼にはユニークスキルが備わっていた。
ステータスが強制的に平均化される、ユニークスキルが……。
ステータスボードを手に入れてからロイドの人生は一変する。
LVUPで付与されるポイントを使ってステータスUP、スキル獲得。
不器用大富豪と蔑まれてきたロイドは、ひとりで前衛後衛支援の全てをこなす
最強の冒険者として称えられるようになる・・・かも?
【過度なざまぁはありませんが、結果的にはそうなる・・みたいな?】

私のスキルが、クエストってどういうこと?
地蔵
ファンタジー
スキルが全ての世界。
十歳になると、成人の儀を受けて、神から『スキル』を授かる。
スキルによって、今後の人生が決まる。
当然、素晴らしい『当たりスキル』もあれば『外れスキル』と呼ばれるものもある。
聞いた事の無いスキル『クエスト』を授かったリゼは、親からも見捨てられて一人で生きていく事に……。
少し人間不信気味の女の子が、スキルに振り回されながら生きて行く物語。
一話辺りは約三千文字前後にしております。
更新は、毎週日曜日の十六時予定です。
『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる