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第1話
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「キュルルルー」
聞いたこともない鳴き声が聞こえる。鳥の声だろうか? 俺は地面に寝転がっていて、その地面は少し湿っていてる。例えるならば、雨が上がった次の日に芝生に寝転がっている感じだ……。呼吸をすると、その都度土の臭いが嗅覚を刺激する。状況を確認するべく目を開けると、そこには日差しを遮る巨大な木々が立ち並ぶ大きな森が広がっていた。
そう。普通の高校生だった俺はあの時、『蛇』になってしまったのだ。
さかのぼること一時間前……
「こないだ買ったギャルゲーめっちゃ面白かったわ~。特にあの水色の髪のさゆりちゃんが良いよなぁ……」
「今月の小遣い全部出したかいがあったぜぇ」
「よかったな田中」
俺は漆原陸。元厨二病(自称)でゲームが好きな、何処にでもいる高校生。今日もいつも道理の日常で、友人の田中と、たわいない話をしをして帰っていた。
「じゃあな! 田中」
「おう。またなー」
田中と分かれ、晩飯なに食べよっかなぁ……なんて考えながら横断歩道を歩いていた時だった。唐突な、身体がバラバラになりそうな痛みと、大きな音。その感覚を最後に俺の意識はプツリと途切れた。
「起き……く……さい。う……さん」
「起きてください! 漆原 陸さん」
透き通った高い声が聞こえる。意識がかすかに戻り、自分を呼ぶ声に気付き目を開けると、そこにはブロンド色の髪の可愛らしい美少女が座っていた。周囲を見回すがそこは、自分が座っている椅子と少女と少女が座っている椅子以外何もない。そんな空間だった。
こんな所にいる事と、あのとき感じた痛み、そしてその事が嘘のように痛みが一切ないことから、おそらく俺はあの時死んだのだろうーーとそんな風に思った。家族を既に亡くしていた俺は、心残りも無いため自分が死んだと思ってもすぐに受け入れることができた。死んでしまったのは仕方ないと。自分の状況を理解した俺は、次に目の前の彼女の事を聞こうと思った。
「えーと あなたは神様なのですか?」
「えぇ。私はあなた方が言う神様のようなもので、この世界の死者の案内をしています」
「ということは、やはり俺は死んでしまったのですね」
「短い人生でしたが、お疲れさまでした」
ふーむ。となると、気になるのはこの後のことだ。俺はこの後どうなるんだろう……。ラノベとか見たいに異世界へ転成とかてきるのか? それとも一からやり直しとかか?
少しの時間沈黙が続いたあと、沈黙を断ち切る様に
「コホん!」と女神が態とらしく咳き込んだ。
そして女神は、今後の俺の選択肢について話始めた。
「それでは、漆原 陸さん。あなたはこの後、全て忘れて生まれ変わるという選択肢と、異世界へ転成するという選択肢がありますが、どちらを希望されますか?」
んー。俺はもう厨二病ではないと思っていたが、それでも異世界へ行ってみたいと思ってしまった。
しかたないことだ、何てったって俺はまだ高一。異世界へ引かれてしまうのも無理はない。
あぁ……本当にしかたない。自分に言い訳をし、俺は転生する事に決めた。
「異世界へ転生でお願いします」
「分かりました」
「パチン!」
彼女が指をならすと、三つの巨大なルーレットが目の前に現れた。
「ではまず、このルーレットで転成する世界を決めます」
「では 一つ目のルーレットースタート!」
そう言うと彼女は右のルーレットを回した。
個人的には、ファンタジー系の世界に転成したいところだが……矢印の先は、ファンタジーと書かれたところだった。
「えーと これは、剣と魔法があるファンタジー系の異世界ですね」
よし! 希望どうりファンタジー系の世界になってよかった……と思った。
「では次に、種族を決めます」
「あのー。種族って、人間じゃないんですか?」
「はい……。えっと虫、微生物を除く、
人間 エルフなどの亜人 魔族 魔獣のどれかから次のルーレットで選ばれます」
まじかぁ……。
魔獣とかなったあかつきには、人間と接するなんてほぼ無理だろうし、絶対なりたくねえなぁ。っていうか、転生なら普通は人間にだろ!ーーと、つい心の中で思ってしまった。
「それでは 二つ目のルーレットースタート!」
矢印の先はーー、魔獣だった。
「これは、魔獣ですね」
「はぁ~。できれば、もう一度人間になりたかったですね~」
「大丈夫ですよ!
えっと、次のルーレットで細かな種族を決めるので運が良ければ人の言葉を話せたり、人に変身できるドラゴンになれるかもしれませんよ‼」
「うーん」
でもな~。確率は低いだろうしなぁ……と思いながら俺は、ため息をついた。次のルーレットは、目にも見えないくらい細かく項目が分かれていた。
「でっ、では気を取り直してルーレットースタート!」
矢印の先はーー細かすぎて俺にはよく見えなかった。
「えーと……これは、スネークですね」
「スネーク!」
はぁ……。スネーク。要するに蛇かぁ……。この先の事を考え、俺は、もう一度大きくため息をついた。
あからさまに落ち込んでいる俺を見て、女神は慌てて俺にこう言った。
「ドラゴンではありませんでしたが、スネークはドラゴンの眷族なので上手く進化すればドラゴンになることができるので……その~、頑張ってください!」
うーん。まぁ、決まったことをどうこう言ってもしかたないか。現実を受け止めた俺は、とりあえずドラゴンを目指して頑張る事を決意した。それを見た彼女は、
「パチン」と指をならした。
彼女が指をならすと、目の前に半透明の物体が現れた。
「では、最後に転成ポイント10p分のスキルを選んで頂きます。転成ポイントで選べるスキルは強力で、異世界に行った後とても役に立ちます」
やっぱりあるんだな転成特典。彼女が行ったように、おそらくこれはチート並のもので、この選択次第であっちでの生活に大きく関わってくるだろう……。ここは、慎重に選ばないとなーーと思った。
「えーと、創造物生成10p 異世界言語理解7p 鑑定6p
身体能力強化5p・・・っと結構種類があるな~」
ーー十分後
「よし。決めた。これで頼むよ」
「分かりました。えーと、鑑定 6p 経験値20%up 2p
スキル習得時間短縮 2pですね」
少女が半透明の物体をクリックすると、一瞬 青い光が俺の体を包み込んだ。
「これでスキル習得完了です。
それでは、異世界で頑張ってください! 漆原 陸さん」
「えぇ。それではまた」
その後 今度はもっと大きな光に包み込まれ、目をあけると、巨大な木々が立ち並ぶ大きな森が広がっていた。
こうして俺の、モンスター異世界生活が始まった。
聞いたこともない鳴き声が聞こえる。鳥の声だろうか? 俺は地面に寝転がっていて、その地面は少し湿っていてる。例えるならば、雨が上がった次の日に芝生に寝転がっている感じだ……。呼吸をすると、その都度土の臭いが嗅覚を刺激する。状況を確認するべく目を開けると、そこには日差しを遮る巨大な木々が立ち並ぶ大きな森が広がっていた。
そう。普通の高校生だった俺はあの時、『蛇』になってしまったのだ。
さかのぼること一時間前……
「こないだ買ったギャルゲーめっちゃ面白かったわ~。特にあの水色の髪のさゆりちゃんが良いよなぁ……」
「今月の小遣い全部出したかいがあったぜぇ」
「よかったな田中」
俺は漆原陸。元厨二病(自称)でゲームが好きな、何処にでもいる高校生。今日もいつも道理の日常で、友人の田中と、たわいない話をしをして帰っていた。
「じゃあな! 田中」
「おう。またなー」
田中と分かれ、晩飯なに食べよっかなぁ……なんて考えながら横断歩道を歩いていた時だった。唐突な、身体がバラバラになりそうな痛みと、大きな音。その感覚を最後に俺の意識はプツリと途切れた。
「起き……く……さい。う……さん」
「起きてください! 漆原 陸さん」
透き通った高い声が聞こえる。意識がかすかに戻り、自分を呼ぶ声に気付き目を開けると、そこにはブロンド色の髪の可愛らしい美少女が座っていた。周囲を見回すがそこは、自分が座っている椅子と少女と少女が座っている椅子以外何もない。そんな空間だった。
こんな所にいる事と、あのとき感じた痛み、そしてその事が嘘のように痛みが一切ないことから、おそらく俺はあの時死んだのだろうーーとそんな風に思った。家族を既に亡くしていた俺は、心残りも無いため自分が死んだと思ってもすぐに受け入れることができた。死んでしまったのは仕方ないと。自分の状況を理解した俺は、次に目の前の彼女の事を聞こうと思った。
「えーと あなたは神様なのですか?」
「えぇ。私はあなた方が言う神様のようなもので、この世界の死者の案内をしています」
「ということは、やはり俺は死んでしまったのですね」
「短い人生でしたが、お疲れさまでした」
ふーむ。となると、気になるのはこの後のことだ。俺はこの後どうなるんだろう……。ラノベとか見たいに異世界へ転成とかてきるのか? それとも一からやり直しとかか?
少しの時間沈黙が続いたあと、沈黙を断ち切る様に
「コホん!」と女神が態とらしく咳き込んだ。
そして女神は、今後の俺の選択肢について話始めた。
「それでは、漆原 陸さん。あなたはこの後、全て忘れて生まれ変わるという選択肢と、異世界へ転成するという選択肢がありますが、どちらを希望されますか?」
んー。俺はもう厨二病ではないと思っていたが、それでも異世界へ行ってみたいと思ってしまった。
しかたないことだ、何てったって俺はまだ高一。異世界へ引かれてしまうのも無理はない。
あぁ……本当にしかたない。自分に言い訳をし、俺は転生する事に決めた。
「異世界へ転生でお願いします」
「分かりました」
「パチン!」
彼女が指をならすと、三つの巨大なルーレットが目の前に現れた。
「ではまず、このルーレットで転成する世界を決めます」
「では 一つ目のルーレットースタート!」
そう言うと彼女は右のルーレットを回した。
個人的には、ファンタジー系の世界に転成したいところだが……矢印の先は、ファンタジーと書かれたところだった。
「えーと これは、剣と魔法があるファンタジー系の異世界ですね」
よし! 希望どうりファンタジー系の世界になってよかった……と思った。
「では次に、種族を決めます」
「あのー。種族って、人間じゃないんですか?」
「はい……。えっと虫、微生物を除く、
人間 エルフなどの亜人 魔族 魔獣のどれかから次のルーレットで選ばれます」
まじかぁ……。
魔獣とかなったあかつきには、人間と接するなんてほぼ無理だろうし、絶対なりたくねえなぁ。っていうか、転生なら普通は人間にだろ!ーーと、つい心の中で思ってしまった。
「それでは 二つ目のルーレットースタート!」
矢印の先はーー、魔獣だった。
「これは、魔獣ですね」
「はぁ~。できれば、もう一度人間になりたかったですね~」
「大丈夫ですよ!
えっと、次のルーレットで細かな種族を決めるので運が良ければ人の言葉を話せたり、人に変身できるドラゴンになれるかもしれませんよ‼」
「うーん」
でもな~。確率は低いだろうしなぁ……と思いながら俺は、ため息をついた。次のルーレットは、目にも見えないくらい細かく項目が分かれていた。
「でっ、では気を取り直してルーレットースタート!」
矢印の先はーー細かすぎて俺にはよく見えなかった。
「えーと……これは、スネークですね」
「スネーク!」
はぁ……。スネーク。要するに蛇かぁ……。この先の事を考え、俺は、もう一度大きくため息をついた。
あからさまに落ち込んでいる俺を見て、女神は慌てて俺にこう言った。
「ドラゴンではありませんでしたが、スネークはドラゴンの眷族なので上手く進化すればドラゴンになることができるので……その~、頑張ってください!」
うーん。まぁ、決まったことをどうこう言ってもしかたないか。現実を受け止めた俺は、とりあえずドラゴンを目指して頑張る事を決意した。それを見た彼女は、
「パチン」と指をならした。
彼女が指をならすと、目の前に半透明の物体が現れた。
「では、最後に転成ポイント10p分のスキルを選んで頂きます。転成ポイントで選べるスキルは強力で、異世界に行った後とても役に立ちます」
やっぱりあるんだな転成特典。彼女が行ったように、おそらくこれはチート並のもので、この選択次第であっちでの生活に大きく関わってくるだろう……。ここは、慎重に選ばないとなーーと思った。
「えーと、創造物生成10p 異世界言語理解7p 鑑定6p
身体能力強化5p・・・っと結構種類があるな~」
ーー十分後
「よし。決めた。これで頼むよ」
「分かりました。えーと、鑑定 6p 経験値20%up 2p
スキル習得時間短縮 2pですね」
少女が半透明の物体をクリックすると、一瞬 青い光が俺の体を包み込んだ。
「これでスキル習得完了です。
それでは、異世界で頑張ってください! 漆原 陸さん」
「えぇ。それではまた」
その後 今度はもっと大きな光に包み込まれ、目をあけると、巨大な木々が立ち並ぶ大きな森が広がっていた。
こうして俺の、モンスター異世界生活が始まった。
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