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第12話
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えーと。次は……順番的に水の槍か。
「スキル名 水の槍
解説
MPを使い高圧力の水を前方に発射する。その水槍は岩をも砕く本数と水槍の大きさは、MPによって決まる。水系統の魔獣が習得していることが多い」
これかー。俺がアクアスネークに撃たれたやつ。やっぱスキルだったんだな。水槍の大きさと本数を調整できるって事は色々応用が効きそうだし、使えるな。鑑定(LV3)の時も同じこと言ったけど。よし。どんどん次に行こう! 次は……照準器だな。
「スキル名 照準器
解説
遠距離魔法及び、遠距離攻撃スキルの補助スキル。MPは消費しない。意識するだけでサークルが表示され、魔法を放つとそこのサークルに飛んでいく。なお、サークルを目標にあわせるのは手動? である」
まあ名前的にだいたい能力は予想してたけど、やっぱりこんな感じの能力か。水の槍と一緒に使う事になりそうだな。俺はあまりFPSとか得意じゃないから狙撃とか結構大変そうだな……。まあ、これを機会に上手くなればいいか。練習あるのみだ!! さてと、次は……水中呼吸。これで最後か。まあ、効果は名前通りだと思うけど一応確認しておくか。
「スキル名 水中呼吸
解説
肺呼吸の生物でも、水中の中で鰓呼吸と何ら変わり無く呼吸をする事ができるようになる。魚以外の水中に生息する魔獣が習得していることが多い」
……っとこれは、ちょっと予想してた以上だな。鰓呼吸と同じ事ができるってことは水中に潜る時間制限がないって事だし無制限に潜っていられるって事だ。てっきり某ゲームみたいに潜れる時間が少し伸びるくらいだと思ってたのにな。これは、ラッキーだ。丁度今日、湖の探索をしようと思ってた所だしな。正直言うとこないだのワイルドフィッシュでレベル上げしてる時もちょっと面倒だったんだよな……。よし、それじゃ湖探索に行きますか! そう言って、俺は目の前の湖に潜って行った。
そう言えば、何で今日は湖に虎猫が来ていなかったんだろう。俺が湖周辺に住み着いてから一度も来なかった事なんてなかったのに。寝坊でもしてるのかな……。
この時まだ俺はこのアストルの森西側に起きている異変にまだ気づいていなかった。
ーー昨夜アストルの森西側入り口付近の一つのキャンプ内
「団長少しいいですか」
「何だオースル・ヴァイン副団長」
アストルの森調査団、団長ドール・ガラスティンーー国王直属の騎士の一人。30代前半、身長約2mの大男。誠実な性格で人当たりが良く、周りからの信頼も厚い。剣と強化魔法の素晴らしい才能と絶え間ぬ努力で庶民から騎士団へ入団。その後、数々の功績を上げ国王から男爵の地位を頂いた。また、そのことをきっかけに国王から厚い信頼を受けている。
アストルの森調査団、副団長が一人オースル・ヴァインーー二十代後半、身長約180cm。団長同様誠実な性格で、冷静な判断ができる優秀な人物。爵位は子爵でドール・ガラスティンより高いが、ドールがオースルが所属する騎士団の元団長だった事もあり、団長のことを深く尊敬している。
「それがーー。調査団の進行方向へ偵察へ向かわせた偵察隊のうち2名が未だ戻って来ていません。魔物に襲われ戦闘不能もしくは死亡した可能性が高いと思われます」
「そうか……。対処不可能な魔獣には手を出さないように言ったし、隠密行動にたけた物を偵察隊に任命したつもりだったのだがな。……ねんのため見張りの数を増やし周囲への警戒を強めておけ。いくら森の入り口付近といっても、今回の原因が現れないとも限られないしな。それにアストルの森の魔獣は夜になると活動が活発になる。それと未だ戻って来ない二人の資料を持って来てくれ」
「了解しました」
オースルがキャンプからでた後、ドールは原因となった魔獣に対する怒りと無事に生きている事お祈って拳を強く握った。
「スキル名 水の槍
解説
MPを使い高圧力の水を前方に発射する。その水槍は岩をも砕く本数と水槍の大きさは、MPによって決まる。水系統の魔獣が習得していることが多い」
これかー。俺がアクアスネークに撃たれたやつ。やっぱスキルだったんだな。水槍の大きさと本数を調整できるって事は色々応用が効きそうだし、使えるな。鑑定(LV3)の時も同じこと言ったけど。よし。どんどん次に行こう! 次は……照準器だな。
「スキル名 照準器
解説
遠距離魔法及び、遠距離攻撃スキルの補助スキル。MPは消費しない。意識するだけでサークルが表示され、魔法を放つとそこのサークルに飛んでいく。なお、サークルを目標にあわせるのは手動? である」
まあ名前的にだいたい能力は予想してたけど、やっぱりこんな感じの能力か。水の槍と一緒に使う事になりそうだな。俺はあまりFPSとか得意じゃないから狙撃とか結構大変そうだな……。まあ、これを機会に上手くなればいいか。練習あるのみだ!! さてと、次は……水中呼吸。これで最後か。まあ、効果は名前通りだと思うけど一応確認しておくか。
「スキル名 水中呼吸
解説
肺呼吸の生物でも、水中の中で鰓呼吸と何ら変わり無く呼吸をする事ができるようになる。魚以外の水中に生息する魔獣が習得していることが多い」
……っとこれは、ちょっと予想してた以上だな。鰓呼吸と同じ事ができるってことは水中に潜る時間制限がないって事だし無制限に潜っていられるって事だ。てっきり某ゲームみたいに潜れる時間が少し伸びるくらいだと思ってたのにな。これは、ラッキーだ。丁度今日、湖の探索をしようと思ってた所だしな。正直言うとこないだのワイルドフィッシュでレベル上げしてる時もちょっと面倒だったんだよな……。よし、それじゃ湖探索に行きますか! そう言って、俺は目の前の湖に潜って行った。
そう言えば、何で今日は湖に虎猫が来ていなかったんだろう。俺が湖周辺に住み着いてから一度も来なかった事なんてなかったのに。寝坊でもしてるのかな……。
この時まだ俺はこのアストルの森西側に起きている異変にまだ気づいていなかった。
ーー昨夜アストルの森西側入り口付近の一つのキャンプ内
「団長少しいいですか」
「何だオースル・ヴァイン副団長」
アストルの森調査団、団長ドール・ガラスティンーー国王直属の騎士の一人。30代前半、身長約2mの大男。誠実な性格で人当たりが良く、周りからの信頼も厚い。剣と強化魔法の素晴らしい才能と絶え間ぬ努力で庶民から騎士団へ入団。その後、数々の功績を上げ国王から男爵の地位を頂いた。また、そのことをきっかけに国王から厚い信頼を受けている。
アストルの森調査団、副団長が一人オースル・ヴァインーー二十代後半、身長約180cm。団長同様誠実な性格で、冷静な判断ができる優秀な人物。爵位は子爵でドール・ガラスティンより高いが、ドールがオースルが所属する騎士団の元団長だった事もあり、団長のことを深く尊敬している。
「それがーー。調査団の進行方向へ偵察へ向かわせた偵察隊のうち2名が未だ戻って来ていません。魔物に襲われ戦闘不能もしくは死亡した可能性が高いと思われます」
「そうか……。対処不可能な魔獣には手を出さないように言ったし、隠密行動にたけた物を偵察隊に任命したつもりだったのだがな。……ねんのため見張りの数を増やし周囲への警戒を強めておけ。いくら森の入り口付近といっても、今回の原因が現れないとも限られないしな。それにアストルの森の魔獣は夜になると活動が活発になる。それと未だ戻って来ない二人の資料を持って来てくれ」
「了解しました」
オースルがキャンプからでた後、ドールは原因となった魔獣に対する怒りと無事に生きている事お祈って拳を強く握った。
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