石なりの意志 ―LinuxMintで作る小説執筆環境―

第２回キャラ文芸大賞に挑戦してみよう 6

ネタが形になりそうです。

唐突に降ってきたわけではなくて、日頃書いているネタメモのひとつでいけるかもしれないと思い立ったのです。

大本は私のバイト経験の中から。

某科学館で開催された企画展で「ロボット」の中の人をやった事があります。
当時はまだペッパーなども販売されていない頃、今のようにAIも普及していませんでした。

テクノロジー的な部分はぼかして、応答するロボットというのが売りでした。
二人一組みで、一人は扉の後ろでインカムを付けておき、ロボットにとりつけられたカメラの映像をモニターしつつ、話しかけられた言葉に対してマイクを通じて答えるというものでした。

ロボットはプロポ（ラジコン操作に使うコントローラー）で移動したり手を動かしたりする事もできました。
もう一人はロボットの横に立ってフォローするというもの。
（カメラはロボットの正面の映像しかひろえないので、背後にお子さんがいたりして事故にならないよう気を配る為です）

これを元にして、舞台はこども科学館のような施設。
短期イベントに駆りだされた大学生と、AI研究をしている大学院生。（登場人物はライト文芸大賞の時の学生寮の皆さんであれば、まったくのゼロから考えなくてもよいはず）

AIを用いた応答ロボットを出展するはずが、納期に間に合わず、数日をしのぐために駆りだされた皆のドタバタと、
こども科学館に来た人たちとのお話。

みたいな形にして、メインの流れとして、数日やりすごさなくてはならない、というものと、訪れた人との物語という事で、
第一話と最終話は、とっかかりの話と、結局間に合わったのかどうかで最終話。
間に三つほどいれるエピソードとしては、

こども科学館ならメインのお客は子供でしょうから、子供とロボット。

素直に皆と話のできないおじいさんとロボット。

生活につかれたお姉さんとロボット。

みたいな感じで、向けられた悩みに対して、思いがけず『中の人』になってしまった学生達が、なんとかして数日をしのごうとする四苦八苦と、中にいるのは人なのでは？　と、疑う子どもたちの攻防的な部分とか。

ざっくりな流れはそんな感じで、いくつかのエピソードとキャラクターを書き出していこうかと思います。

キャラクターについては、既存作の登場人物の中から何人かピックアップ（？）して。

実際にバイトする数人と、開発者とコネクションのある大学院生。
後は子どもたちとおじいさん、お姉さんの背景などを書き出していくつもりです。