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手を動かした話 その2

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本日は

(2)〆切を決める→〆切までに書き終える

に、ついてです。

まだまとまった分量を書けなかった頃、それこそ公募ガイドなどを買ってきて、各種新人賞の〆切をメモして、カレンダーに書き込んだりしたのです。

しかし、原稿用紙100枚分書くのにいったいどれほどの時間がかかるかもわからないし、テキストエディタを開いて、さあ! 書こう! と、思っても何も浮かばず。

『小説の書き方』的なサイトを読んだり本を読んだりしてもいまいちピンとこない。

で、次にやったのが、ブログに、新人賞の〆切やら、原稿募集をかけている出版社などの情報をまとめてみました。

世に新人賞は数多くありまして、『コンプリート』を目指すのは難しいのですが、自分の興味のあるところだけであれば、なんとか補足できる範囲にありました。

応募する、しないはともかく、興味のあるコンテストをざざっと書き出してみました。

で、一番近い日付までに、なんでもいいから一本書こうと決めたのです。

結果的に、推奨文字数(ベリーズカフェの恋愛ファンタジー小説大賞で、5万~15万文字が推奨文字でした)には少し足りなかったのですが、何とか〆切までに完結させて応募する事ができました。

応募の結果は、まあ、当然選外でしたし、閲覧数もそれほど伸びはしなかったのですが、しかし0ではありませんでした。

『書き上げて応募する事』

これが成せたことはとても大きかったと思います。

世の中には、才能にあふれていて、初めて書いた小説で大きな新人賞を獲得し、ベストセラーになる人もいます。
けれど、それはごく限られた人です。

書き上げる前は、長編を完成させさえすれば、評価されたり、もしかしたら本になったり、なんていう甘い夢を見ていましたが、現実はそうした妄想とは遠くかけ離れていました。

それでも、書き上げた達成感、最後に(終わり)と、つけた後の高揚というのは、実際書いてみないとわからないものだと思いましたし、5万には届きませんでしたが、発表し、誰かに読んでもらえた、というのは、次の話を書くモチベーションになりました。

上を見れば、本を出されていない人でも、人気があって、ランキングの上位にいたり、感想をたくさんもらったりしている方々の姿も見えます。

当初は、読み手だった自分が、はるか下の方であっても、同じページに載ることができる。

これは、Webでの応募の強みだと思います。

以降、私は各種コンテストに出して出して出しまくるのですが、それはまた次に。

今回のまとめは、

・〆切として、コンテストに応募する
・情報収集した内容をブログにまとめておく
・〆切を決めたら、何とかしてそれまでに仕上げて応募する

以上です。
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