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#10 太宰幸太朗
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次の日、神崎先生のテストが終わり私は息も絶え絶えになっていた…
何あれ!絶対センター試験の過去問持ってきたじゃん!難しすぎる…
「おーい、碧~大丈夫?」
隣から芽依が話しかけてきた。
「大丈夫じゃない…6割取れてる自信ない…」
「だろうね~。今回の小テストは、ほんとにむずかしかったから私も手間取っちゃったよ~。」
「ってことは芽依居残り課題ってこと!?やったー!仲間だー!」
と私が喜んでいると悪魔が笑顔でこう言った。
「そんなわけないじゃん。手間取っちゃったけど6割はちゃんと取れてるはずだよ~」
その言葉を聞いた瞬間私は一気に頭が真っ白になった…
「裏切り者~!私の安堵を返せー!」
酷い言いがかりであると分かっているけど、そう言わずにはいられなかった。
そんなこんなで結局私は居残りで課題をやる羽目になりました…
放課後
居残りの課題が終わり、どうしようかと悩んでいると芽依がふとこんなことを言った。
「1回碧の師匠に相談してみたら?」
「師匠?………あぁ!太宰先生の事か!」
芽依に言われてハッとした。
こんなに近くに相談できる人がいたのになぜ気づかなかったんだろう…。
「そうだね。1回聞いてみるか~」
私の師匠は太宰幸太朗という探偵です。
性格は面倒くさがりやで、家事をほとんどしない子供みたいな大人の人です。
しかし!
事件となると空気が一変します。
推理も的確ですごく頼りになる先生です!
日常生活もそれくらい頼りになったら…
「太宰せんせーい!碧です!今よろしいですか?よろしいですよね?」
と元気よく挨拶をすると
『うるせーー!!!もうちょっと静かに挨拶できないのか碧!!』
と私よりもさらにうるさい怒鳴り声が返ってきました。
「はいはい。次はもっと大きな声でいきますね~。それで今少しいいですか?」
『これ以上大きな声を出さんでいいわ!鼓膜なくなるなだろ!すまんが今は忙しい。皇のやつから依頼が来ててな。悪いが他を当たってくれ。』
プーップーッ
その一言を最後に電話は切れました。
あの人はほんとに…
最後の挨拶くらいさせろやー!
っと待てよ?
皇さんの依頼?
皇……
「芽依!明日予定空いてる?」
「!?びっくりした~。予定?空いてるけどどうしたの?」
「明日ちょっと知り合いの刑事さんのとこ行くから着いてきて!!」
「刑事!?碧にそんな知り合いがいたんだ…。いいよ~、興味あるし着いていくよ」
そうと決まれば行動開始じゃー!
まずは皇さんに連絡してっと…
メールでいいや
『明日少し相談があるんですけど時間空いてますか?』
『碧ちゃんお久しぶりだね。昼ぐらいになるけどいいかな?』
『大丈夫です!よろしくお願いします!』
『了解、駅前の喫茶店で待ち合わせよう。』
いよっしゃ!
さすが性格も顔もイケメンの優秀刑事!!
やることからイケメンだぜ!
さて、明日に備えるとしよう。
「じゃあ芽依また明日ね~」
「碧も寝坊しちゃダメだよ~」
何あれ!絶対センター試験の過去問持ってきたじゃん!難しすぎる…
「おーい、碧~大丈夫?」
隣から芽依が話しかけてきた。
「大丈夫じゃない…6割取れてる自信ない…」
「だろうね~。今回の小テストは、ほんとにむずかしかったから私も手間取っちゃったよ~。」
「ってことは芽依居残り課題ってこと!?やったー!仲間だー!」
と私が喜んでいると悪魔が笑顔でこう言った。
「そんなわけないじゃん。手間取っちゃったけど6割はちゃんと取れてるはずだよ~」
その言葉を聞いた瞬間私は一気に頭が真っ白になった…
「裏切り者~!私の安堵を返せー!」
酷い言いがかりであると分かっているけど、そう言わずにはいられなかった。
そんなこんなで結局私は居残りで課題をやる羽目になりました…
放課後
居残りの課題が終わり、どうしようかと悩んでいると芽依がふとこんなことを言った。
「1回碧の師匠に相談してみたら?」
「師匠?………あぁ!太宰先生の事か!」
芽依に言われてハッとした。
こんなに近くに相談できる人がいたのになぜ気づかなかったんだろう…。
「そうだね。1回聞いてみるか~」
私の師匠は太宰幸太朗という探偵です。
性格は面倒くさがりやで、家事をほとんどしない子供みたいな大人の人です。
しかし!
事件となると空気が一変します。
推理も的確ですごく頼りになる先生です!
日常生活もそれくらい頼りになったら…
「太宰せんせーい!碧です!今よろしいですか?よろしいですよね?」
と元気よく挨拶をすると
『うるせーー!!!もうちょっと静かに挨拶できないのか碧!!』
と私よりもさらにうるさい怒鳴り声が返ってきました。
「はいはい。次はもっと大きな声でいきますね~。それで今少しいいですか?」
『これ以上大きな声を出さんでいいわ!鼓膜なくなるなだろ!すまんが今は忙しい。皇のやつから依頼が来ててな。悪いが他を当たってくれ。』
プーップーッ
その一言を最後に電話は切れました。
あの人はほんとに…
最後の挨拶くらいさせろやー!
っと待てよ?
皇さんの依頼?
皇……
「芽依!明日予定空いてる?」
「!?びっくりした~。予定?空いてるけどどうしたの?」
「明日ちょっと知り合いの刑事さんのとこ行くから着いてきて!!」
「刑事!?碧にそんな知り合いがいたんだ…。いいよ~、興味あるし着いていくよ」
そうと決まれば行動開始じゃー!
まずは皇さんに連絡してっと…
メールでいいや
『明日少し相談があるんですけど時間空いてますか?』
『碧ちゃんお久しぶりだね。昼ぐらいになるけどいいかな?』
『大丈夫です!よろしくお願いします!』
『了解、駅前の喫茶店で待ち合わせよう。』
いよっしゃ!
さすが性格も顔もイケメンの優秀刑事!!
やることからイケメンだぜ!
さて、明日に備えるとしよう。
「じゃあ芽依また明日ね~」
「碧も寝坊しちゃダメだよ~」
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