妹に幼馴染の王子を奪われて婚約破棄「お姉様の婚約者が欲しい!」追放されて魔王と結婚して国を壊してやり返した。

公爵令嬢アイラ・フォントライルはアルス・ラファイエット王太子殿下との婚約が正式に交わされた。

「お姉様の婚約者を私に譲って欲しい!」

妹のマリアが無理なお願いをして、父を困らせているところを偶然見かけたアイラはやり場のない憤りを感じてマリアを非難した。

だがマリアはアルス殿下のことを自分の運命の人だから、諦めきれないと子供のように叫んで手に負えない。

「アルス殿下と結婚できないなら窓から飛び降ります!」

ある日マリアは、騒ぎを起こして家族に多大な迷惑をかけることになる。

公爵家当主の父はマリアを溺愛しているので可哀想だと気持ちが傾いて、婚約者の変更を王家に申し出るのです。

その結果、アルス殿下の婚約者は妹のマリアに決まった。姉のアイラは地獄の底に突き落とされて悲しい運命を辿ると思われていたが……
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