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第4話

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家族はこんな妹だとは思わなかったと心底思い、足の下から崩れ落ちていきそうでした。

しかし妹はまだ自分が正しいと思っているらしく、おかしい目つきであり得ない主張をしてきます。

「何でそうなるの?私はおかしくない!ひどいのはオリバーよ!」
「じゃあどうしてオリバーが悪いのか説明してみろ!」

父親のジャックも今や完全にオリバーの味方になって妹に焼け付くような視線を向ける。

どう考えてもアメリアが悪いのに未だに夫が悪いと言う理由を教えてほしいものだと言わんばかりに声を荒げた。

「まずは私の不倫がオリバーにバレたの。それで私は夫のことを愛してないから別れたいと言ったらミアだけは譲らないって夫が言うの」
「それは普通でしょ?」
「そうだな」
「そうね」
「でも彼もミアと暮らしたいって言ったの。僕の子供だと思うから一緒に生活したいって…」

発端はまず妹のアメリアの不倫が夫のオリバーに知られる。そして離婚は直ぐに決まったが子供のミアはどちらが引き取るかで大層揉めてるらしい。

夫のオリバーはミアが自分の子供だと思っているし、不倫相手の弟のフレディも自分の子供だと強く思っている。話し合いは平行線になりどちらも子供がほしいと頑なに譲らない。

「夫がそれならちゃんと調べて白黒ハッキリつけようってことになったの」
「それで結果は両方とも自分の子供じゃなかったのね?」
「うん…」
「じゃあなんでオリバーが悪いことになるの?」
「夫が子供の父親を検査するなんて言い出したからでしょ!彼からは誰の子供かもわからないそんな淫乱な女とは結婚できないって言われて彼に捨てられたの…だから夫がそんなこと言い出さなかったら彼と幸せな結婚ができたのに!」

弟のフレディは間違いなくミアは自分の子供だと信じていたのに、結果はそうじゃなくて心をぐちゃぐちゃにされるほどの精神的ダメージを受ける。

ストレスが限界でいきなり全身を震わせ始めたと思ったら泡を吹いて白目を剥いて気を失ったそう。
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